血液の増加に関わる健康食品とメディカルダイエット

血流をよくして健康維持を図るためには、血液サラサラ状態にするともに血液を増やすことも大切になります。赤血球を増やすために必要な栄養素は明らかにされていて、鉄は赤血球のヘモグロビンの構成成分となっていて、摂取によって赤血球を増やすことができます。ビタミンB₆はたんぱく質を増やすために必要で、葉酸は新たな赤血球を作るために必要となっています。
摂取タイミングですが、鉄はビタミンCとたんぱく質によって吸収率が高まるので、ビタミンCやたんぱく質が多い食事と一緒に摂るようにします。ビタミンB₆は肉類・魚介類・卵類などのたんぱく源に多く、葉酸は野菜類に多く、他のビタミン、ミネラルと組み合わされることで効果を発揮するので、食事と一緒に摂るようにします。
鉄は、エネルギー代謝の酵素の構成成分となるミネラルで、赤血球の色素成分であるヘモグロビンの成分として酸素の運搬、細胞への酸素の取り込み、老廃物の炭酸ガスとの取り替えの機能があります。また、赤血球の生成とともに鉄欠乏性貧血の予防、免疫細胞の成長などの作用があります。体内では鉄は4~5gが含まれ、60%以上がヘモグロビンの中にヘム鉄の形で存在し、残りは肝臓、骨髄、脾臓などに蓄えられています。ヘム鉄は肉類に多く含まれ、野菜などに含まれる非ヘム鉄に比べると体内への吸収率は3倍以上となっています。鉄はビタミンCによって吸収が高められます。
ビタミンB₆は、水溶性ビタミンで、ピリドキシンとも呼ばれています。糖質、脂質、たんぱく質のエネルギー代謝の補酵素で、特にたんぱく質の分解・合成に深く関わっているため、不足すると貧血や肌荒れ、湿疹、神経系の異常などを引き起こします。腸内で腸内細菌によって合成されます。
葉酸は、水溶性ビタミン(ビタミンB₉)で、ビタミンB₁₂とともに新しい赤血球を正常に作り出すために必要であることから、造血のビタミンとも呼ばれます。たんぱく質や細胞新生に必要な核酸を合成するために欠かせず、細胞増殖が盛んな胎児が正常に発育するために特に重要となることから、妊婦には特に摂取がすすめられます。