Medical Diet17 情報発信と情報収集は表裏一体

日本メディカルダイエット支援機構では、2010年4月から毎週1回、健康・医学関係の情報を収集して「健康情報メール」として関係先に発信しています。収集先は厚生労働省などの行政、研究機関、大学、企業などで、発信先は医師、研究者、団体役員、福祉関係者、メディア関係者など約400人の専門家です。
情報発信を始めたのは、医学系学会の役員である研究者と情報交換しているときに、なんだか話が噛み合わず、元データの確認をしたら以前のバージョンだったことがありました。その更新されていない古いデータのまま講演を何回かしていたことを知り、私たちが収集している情報を無料で、いち早く届けるために情報提供を始めました。それを12年近く続けてきて、600回を超えました。発信した先が、これをさらに拡散させている例もあり、どこまで拡がっているかわからないという状態です。
初めは自分たちのために情報を集めていただけでしたが、送り先が増えるにつれて適した内容を送りたいとの考えから収集先も拡大してきました。そのために、初めは週に10本だった情報が、今では選択しても40本にはなっています。内容は多岐にわたっているので、中には必要のないものが混ざっていると感じている人もいるようですが、知らない話も刺激になればよいのでは、という感覚もあって、あえて選別せずに送っています。
最新情報を得たら、すぐに以前の情報を更新して、コンテンツも書き直しています。そのおかげで、いつまでも過去の原稿を活かすことができています。もう一つのメリットは、しばらく連絡を取っていない専門家に、急に連絡を入れても親しい感じで応じてもらえることです。この関係性があるので、わからないことは、いつでも聞くことができる体制が作られています。これを活かして、資格認定者に発信する情報の収集や、資格認定者から質問を受けたときに相談することができるので、すぐに疑問点を解決することができます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)