一般にサプリメントアドバイザーと呼ばれるサプリメントと健康食品のアドバイスを行う専門職がいます。各団体から名称が異なる資格認定が行われていますが、その多くは厚生労働省による通知の「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方について」(平成14年2月21日)に従った講習と認定を実施しています。
多くと書いたのは、サプリメントに関する資格認定を通知に基づかずに独自に実施している団体もあるということで、厚生労働省がアドバイザリースタッフとしてホームページに掲げているのは3団体だけです。その3団体(50音順)は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会(食品保健指導士)、一般社団法人日本食品安全協会(健康食品管理士)、一般社団法人日本臨床栄養協会(NR・サプリメントアドバイザー)です。
以前は4団体で、もう一つは独立行政法人国立健康・栄養研究所で、認定資格はNRでした。これはNutritional Representativeの略で栄養情報担当者と訳されていました。日本臨床栄養協会が初めに認定していたのはサプリメントアドバイザーで、この2つの資格が合同して現在のNR・サプリメントアドバイザーとなりました。
日本メディカルダイエット支援機構の小林正人理事長は、「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方について」の作成に関わり、国立健康・栄養研究所認定のNRの法律講師を担当していました。また、当時所属している病院栄養管理研究所の所長(国立病院出身の管理栄養士)が日本臨床栄養協会の立ち上げメンバーで副会長だったこともあって、サプリメントアドバイザー制度の立ち上げにも参加したという経緯があります。
また、小林理事長が日本健康・栄養食品協会の会長と同じ団体の役員であったことや、日本食品安全協会の創設者であって薬学博士との交流があったことから、現在の各団体の活動と内容は熟知しています。
アドバイザリースタッフは更新教育によるレベルアップと消費者への相談対応が重要な役割ですが、厚生労働省のホームページのアドバイザリースタッフのページには、相談受付としてアドバイザリースタッフ研究会が掲載されています。この研究会の代表世話人であり、プロに対するサプリメント講習の講師である千葉一敏さんは、日本メディカルダイエット支援機構と連携する重要な役割をされている方です。