健康リテラシー58 細胞を破壊から守る抗酸化成分2

ワインやココアなどに含まれるポリフェノールに抗酸化作用があることは広く知られています。ポリフェノールは植物に含まれる褐色の色素で、この抗酸化成分も日差しが強いところで育ったものには多く含まれています。

沖縄の海で獲れる魚は熱帯魚のように色鮮やかなことが知られていますが、これも紫外線に対抗するための色素を多く作り出し、内部に多く溜め込んでいる結果です。

同じ海域であっても、紫外線が届く浅瀬に棲息する魚は熱帯魚のように色鮮やかで、紫外線が届きにくい深いところに棲息する魚ほど色鮮やかさは薄まっています。これも紫外線の強さが魚の色素に影響している一つの証拠としてあげられます。

抗酸化成分が身体の中で酸化しやすい性質は、健康維持にとっては大きなプラスになります。

しかし、身体に入る前の段階で酸化が進んだのでは、抗酸化成分というよりも酸化した活性酸素を摂っているのと変わらないようなことになりかねません。

その例として取り上げられることが多いのは、緑茶の色素成分のカテキンです。カテキンは抗酸化作用が非常に強く、茶葉はお湯で淹れたときから急速に酸化が進みます。

抗酸化作用が強いほど酸化しやすいので、時間がたってから再び淹れたお茶のカテキンは酸化が大きく進んでいます。緑茶は手軽に抗酸化成分を摂れる飲料ではあるのですが、茶葉は酸化しやすいことを知って、頻繁に茶葉を交換すべきだということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕