ネット情報に比べたらテレビ局の番組は、より正しい情報を伝えていると考えられがちです。テレビ番組にも情報の確度(正しいことを伝えなければならないという覚悟)の高さにはピンからキリまでの差があります。これは「月と鼈(すっぽん)」と表現されるところです。
テレビ番組の中でもニュース番組は信頼性が高く、中でも公共放送のニュース番組はダントツという感覚が抱かれています。
アナウンサーが原稿を読んで伝えていることは、情報の裏取りがされているはずで、それを原稿の段階で責任者によって確認がされているはずなので、一応は信じて見聞きするのは健康リテラシーの立場でも受け入れられるところではあります。
ところが、番組の最後のほうで言い間違い、テロップの表示の誤りを謝るシーンを目にすることがあります。
口で伝えるときには「名称が違っていました。お詫びいたします」、テロップでも同じ表現がされるという、間違ったことを伝えて謝るだけということが多くなっています。
どこが違っていたのか言われないとわからないのは当然のことで、どのように違っていたのかが言われても元のニュースの内容がわからないと判断のしようがなくなります。
「ごめんなさいで済めば○○はいらない」ということが言われますが、どう違っていたのかが明らかにされなければ、謝っても謝っていないことと同じです。
まさか「謝ったら負け」と考えているわけではないのでしょうが、中には“わざと誤る”例さえあります。
これでは「誤りに気づかない方が悪い!と言われているようなもので、今回のお題の「誤りの謝り」が健康に関する情報であったら、改めて別にニュースとして出してほしいところですが、そのような場面には巡り合ったことがありません。
〔小林正人〕






