意味解明5 ちゃんちゃらおかしい

あまりにもばかばかしさに笑ってしまうことを表現するときに使われる「ちゃんちゃらおかしい」は、ただ可笑しいということを超えていて、呆れて笑うしかない、腹立たしいほど滑稽だというのが本来の意味合いです。

最近では「ちゃんちゃら」を、それぞれが勝手な解釈で使っていることもあり、「ちゃんちゃら悲しい」とか「ちゃんちゃら苦しい」といったように、“非常に”の代わりに使う人もいます。

それなら「めっちゃ」と変わらないように思えてしまいます。

「ちゃんちゃら」の由来を調べてみると、歌舞伎や人形浄瑠璃の滑稽なセリフや身振りを表す“ちゃり”説が第一に出てきます。ちゃりは漢字では茶利と書かれます。

歌舞伎や人形浄瑠璃はシリアスな内容がほとんどですが、その中にある一瞬だけ笑いを誘う道化のシーンは茶利場(ちゃりば)と呼ばれます。

もう一つは“お囃子”説です。お祭りで、おどけた調子で鳴らされる軽快なお囃子の音を「ちゃんちゃら」と表現したというものです。

「ちゃんちゃらおかしい」は、おかしいことを盛り上げて使われることから、お囃子のようなものとの考えが優勢のようです。
〔小林正人〕