食の不都合な真実39 ジャンボチキンカツの中身

小さな食材を大きく見せる(実際に大きくする)方法は複数あります。

フライの場合は衣をつけるだけに、衣に何を加えるかで大きく膨らませることが簡単にできます。揚げた衣の中は外からはわかりにくいといっても、エビとは違って、とんかつや牛かつは具材が大きいので、中身を変えるということはできにくいことです。

ちなみに、エビは小さなものを組み合わせたり、伸ばしたりすることで大きさを調整するのは比較的簡単です。

豚も牛も身体サイズが大きいことから、大きな切り身をフライにすれば大きくすることはできます。

大きなフライということで人気が高まっているのが惣菜としてのジャンボチキンカツで、使用部位は鶏むね肉です。ジャンボチキンカツは150〜270gで15〜22cm(B6サイズ)もあり、1枚肉を伸ばしてもジャンボと呼べるほど大きくするのは大変です。

そこでカットした端の部分を使って、これに結着剤(食品添加物)を入れて大きくする方法が取られています。

結着剤を使わずに鶏肉だけでジャンボチキンカツの素材にすることができるのは、博多華味鳥で有名なトリゼンフーズで、特殊冷却と非加熱Revoポーショナーによって1枚肉と同様の食感にすることが可能となっています。

その製造機械がオリジナルであって他にないこともさることながら、ブランド鳥の九州産華味鳥が自社の開放鶏舎で平飼いされていることから、品質を変えずにジャンボチキンカツを業務用としても提供しています。

安心とおいしさと求めるには、製造会社と製造法を確認することが大切になるという一例として取り上げています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕