食事摂取基準471 骨粗鬆症8

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の骨粗鬆症と特に関連の深いエネルギー・栄養素の「ビタミンD」を紹介します。

〔ビタミンD〕
ビタミンDは骨の石灰化を促進するため、ビタミンDの欠乏は石灰化障害を惹起して、類骨が増加する小児ではくる病、成人では骨軟化症を発症させます。

小腸においてはカルシウム吸収を促進して、その欠乏はカルシウム吸収の低下を来して、副甲状腺ホルモンの上昇を介して骨吸収を亢進させます。

ビタミンD栄養状態の指標としては、血中25-ヒドロキシビタミンD濃度があり、食事からの供給ならびに皮膚への紫外線照射によって産生された体内のビタミンD量を反映します。

日本骨代謝学会・日本内分泌学会の「ビタミンD不足・欠乏の判定指針」では、血中25-ヒドロキシビタミンD濃度が20ng/mL未満をビタミンD欠乏、20ng/mL以上30ng/mL未満をビタミンD不足と定義しています。

血中25-ヒドロキシビタミンD濃度20ng/mL以上では、カルシウム吸収率低下(小児・成人)、骨量の低下(小児・若年者)のリスク低下が見られることが知られています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕