健康食品が敵から味方になったのは2002年のことです。その前に、国による規制緩和があって、徐々に「敵ではないものの、まだ味方ではない」という時期がありました。
その時期になっても健康食品を敵視する業界はありました。それは私が仕事をさせてもらっていた臨床栄養の業界で、日本臨床栄養協会の中でも病院所属・出身の管理栄養士からは「健康食品は臨床栄養の敵」と、あからさまに言われていました。
そのことを初めに言っていたのは、私の臨床栄養の師匠で、当時は国立病院の栄養士・管理栄養士のトップで、日本栄養士会の理事長も務めていたので、そういう言葉が出るのも理解できるところではありました。
なにしろ、生活習慣病で通院している患者に、管理栄養士が栄養指導を行っても、血糖値を下げるお茶を飲んでいるから、血圧を下げる健康食品を飲んでいるからと、言うことを聞かない例が数多くあったからです。
その師匠が代表を務める病院栄養管理のHDS研究所では、私は主任研究員という肩書きで、厚生省(〜2000年)、厚生労働省(2001年〜)と、栄養関連の業界をつなぐ仕事をしていました。
そんなときに、厚生労働省の栄養部門からサプリメントのアドバイザーの制度化についての話がありました。これは国が認める資格ではなくて、関連業界のレベルアップのためのガイドラインを設けるという形でした。
その検討の委員会が設置されることになり、説明会には研究所のメンバーとして私も一緒に参加しました。
師匠たちは、健康食品の規制のための制度化という感覚があったのですが、説明会で聞いたのは、規制と推進の両面で対応することを目的としているとのことでした。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕






