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「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのリンの基本的事項の「定義と分類」と「機能」を紹介します。

〔定義と分類〕
リン(phosphorus)は原子番号15、元素記号Pの窒素族元素の1つです。

リンは、有機リンと無機リンに大別できます。

成人の生体内には最大約850gのリンが存在しており、その約85%が骨組織に、約14%が軟組織や細胞膜に、約1%が細胞外液に存在します。

〔機能〕
リンは、カルシウムとともにハイドロキシアパタイトとして骨格を形成するだけでなく、ATPの成分、その他の核酸や細胞膜リン脂質の成分、細胞内リン酸化を必要とするエネルギー代謝などに必須の成分です。

血清中のリン濃度の正常範囲は2.5〜4.5mg/dL(0.8〜1.45mmol/L)と、カルシウムに比べて広く、食事からのリン摂取量の増減が、そのまま血清リン濃度と尿中リン排泄量に影響します。

血清リン濃度と尿中リン排泄量は、主に副甲状腺ホルモン(PTH)、線維芽細胞増殖因子23(FGF23)、活性型ビタミンDによって調節されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのマグネシウムの生活習慣病の発症予防の「主な生活習慣病との関連」の続きを紹介します。

〔主な生活習慣病との関連〕
*糖尿病
マグネシウム摂取量と2型糖尿病との関連について検討した13の前向きコホート研究のメタ・アナリシスでは、マグネシウムの摂取量と2型糖尿病の罹患リスクは負の相関を示して、100mg/日のマグネシウム摂取量増加は、相対リスクを0.86に低下させました。

2016年に発表された同様の解析でも、100mg/日のマグネシウム摂取量増加によって、2型糖尿病の発症を8〜13%減少させると報告されています。

日本人を対象とした研究では、マグネシウム摂取と糖尿病発症の間には有意な関連は見られていません。これは摂取レベルが低いことが原因の1つと考えられ、日本人を対象とした更なる研究が必要と考えられます。

2022年に発表された中国の検討では、食事性マグネシウム摂取量が280mg/日未満の場合、マグネシウム摂取量の増加に伴い、メタボリックシンドロームのリスクは有意に減少すると報告されています。

しかし、糖尿病の予防に必要なマグネシウムの摂取量を明らかにするためには、更なる研究の蓄積が必要です。

*慢性腎臓病
慢性腎臓病では、低マグネシウム血症(1.8mg/dl未満)を呈する患者は、死亡率が高く、腎機能低下速度が速いという報告があります。

特に糖尿病腎症の患者では血清マグネシウム値が低下しやすく、そのような患者において腎機能低下速度が速くなっています。

一般に、腎機能低下とともに血清マグネシウム値は上昇しますが、その閾値は科学的根拠がなく不明です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

毎月30日:「EPAの日」(日本水産)、「サワーの日」(宝酒造)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)

新天地に足を踏み入れた瞬間に、別のところに出ていくことが決まっていて、それも早ければ1年先のこと、しかも自らの移動を決める権限が一切ないとしたら、どれだけ現在の場と人に力を注いでよいのか判断がつかないのが普通のことです。

私の場合は、父親が転勤商売と呼ばれることがある警察官で、物心がついたときには1〜3年での引っ越しが当たり前という状態でした。物心がついてからならまだしも、その前に引っ越し生活のスタートを切るという状況であったことは前回(自業苦・業苦楽8)書きました。

これが“自業苦”(じごく)の始まりであったなら、同時に“業苦楽”(ごくらく)の始まりでもあったと考えることができます。考えるだけでなく、現実化させることができるかもしれませんが、そのことに影響を与えているのは“意識”だと捉えています。

そのようなことは、親元を離れて母親の実家の寺院(新潟県出雲崎町)で暮らした3年間(3歳から小学校に入学する直前まで)は思いつきようもなかったはずですが、寺院は山の中腹にあって、見えるのは眼下の漁師町と日本海の波、そして遠景には佐渡島という環境で、一人になる時間はいくらでもありました。

町では3番目にテレビが入ったとはいえ、まだまだ情報から遮断されたような環境でした。

今でいえばデジタルデトックスで求められるような環境で、情報過多によるストレスを軽減させ、心身のリフレッシュとリセットを求める場と、ほぼ同じような状態、わざわざ不便さがよいと訪れるようなところでした。

何か起こったら考える、何もなくても考える、思った通りにならなくても時間だけは自由に使える、というような環境は、今にして思えば(当時も同じようなことを考えていたとしても記憶にない)、これが苦しい環境から、それを土台(スタート地点)にして、楽しい環境へと進んでいくという姿勢を作り上げたように感じています。
〔小林正人〕

急須にお湯を入れてから時間が経過しても、まだまだ緑色が濃いからカテキンが出ていると思って飲み続けている人がいます。

カテキンが知られるようになってきたときに、いくつかのメディアでカテキンの色は緑色だと伝えられました。抗酸化成分は色素で、色が濃いほど抗酸化力が強いということが広まっていたこともあり、カテキンは緑茶の色が濃いほど多く摂れると勘違いされました。

緑茶の濃い緑色は葉緑素(クロロフィル)によるものです。カテキンは無色で、そのために緑茶の色に影響を与えるようなことはありません。

カテキンは酸化すると赤茶色やオレンジ色に変化していきます。緑茶は酸化しなければよいからと、すぐにポットに入れて、密閉状態にしておいて、時間が経ってから飲むことをすすめているメディアもあります。

しかし、この方法でも30分を過ぎると緑茶は徐々に赤茶色になっていきます。色が変化した状態ではカテキンはタンニンに変化しています。タンニンは渋みが強くなるだけではなくて、タンパク質を凝固させる作用があって、健康面でいえばマイナスにもなります。

これは茶葉から淹れたお茶の話であって、乾燥させた材料がサプリメントなどに使われています。カテキンを多く摂る方法ではあるものの、高濃度になるほど苦くなって摂りにくくなります(飲めない、吐き出すほどの濃さのものも)。

では、高濃度茶カテキンを摂取できるサプリメントや飲料は、なぜ飲むことができるのかというと、環状オリゴ糖を用いて、その中に成分を閉じ込めることによって、味を気にせずに摂取する方法が開発されているからです。

苦さを感じずに摂取できるようになったものの、小腸から吸収されて血液中に入ったものは全身を回ると同時に、肝臓にも多くの量が届きます。これが肝臓に負担をかける結果にもなるので、「飲むほどに健康になる」と思い込んで、飲みすぎてしまっては逆効果になりかねないということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのマグネシウムの生活習慣病の発症予防の「主な生活習慣病との関連」を紹介します。

〔主な生活習慣病との関連〕
*高血圧
55歳以上の高齢者を対象としたオランダの研究では、100mg/日のマグネシウム摂取量増加は収縮期/拡張期血圧の1.2/1.1mmHgの有意の降圧を伴うことが示されています。

介入試験のメタ・アナリシスでは、平均410mg/日のマグネシウム補給で収縮期/拡張期血圧が-0.32/-0.36mmHgと、僅かだが有意に低下したと報告されています。

しかし、降圧効果を示さなかったレビューもあります。

105の介入試験をまとめたレビューでは、マグネシウムの介入試験には質に問題のあるものが少なくないとも述べられています。

2016年のメタ・アナリシス、2017年にメタ・アナリシスは、いずれもマグネシウムの補給によって血圧が低下することを示しています。

マグネシウムの補給量は、240〜960mg、365〜450mgでした。

2021年のレビューでは、食事からのマグネシウムの平均的な摂取量は推奨される値を下回っており、高血圧の予防と治療におけるマグネシウムの補給は正当化される可能性があるとしています。

しかしながら、サプリメント等の摂取によるマグネシウムの降圧作用については、科学的根拠が十分ではなく、耐容上限量との関係もあるため、サプリメント等の摂取は推奨されていません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのマグネシウムの過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定」を紹介します。

〔耐容上限量の策定〕
食品以外からのマグネシウムの過剰摂取によって起こる初期の好ましくない影響は、下痢です。

多くの人では何も起こらないようなマグネシウム摂取量であっても、軽度の一過性下痢が起こることがあります。

それゆえ、下痢の発症の有無がマグネシウムの耐容上限量を決めるための最も確かな指標になると考えられます。

下痢の発症を臨床アウトカムとすると、欧米諸国からの報告に基づき、成人におけるサプリメント等からのマグネシウム摂取による最低健康障害発現量を360mg/日とするのは適当と考えられます。ただし、日本人における報告はありません。

マグネシウムの過剰摂取によって生じる下痢が緩やかなものであり、可逆的であることを考えると、不確実性因子は例外的に1に近い値にしても良いと考えられます。

アメリカ・カナダの食事摂取基準でも同様の考え方を採用して、最低健康障害発現量を360mg/日(体重換算すると5mg/kg体重/日)とした上で、不確実性因子をほぼ1として、成人並びに小児(ただし、8歳以上)について、耐容上限量を350mg/日としています。

この考え方を採用して、サプリメント等、通常の食品以外からの摂取量の耐容上限量を、成人の場合は350mg/日、小児では5mg/kg体重/日としました。

なお、サプリメント以外の通常の食品からのマグネシウムの過剰摂取によって好ましくない健康影響が発生したとする報告は見当たらないため、通常の食品からの摂取量の耐容上限量は設定されていません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「福の日」紀文食品が、正月行事本来の意味を知って福を招いてもらうことを目的に、お正月前の12月、29で福(ふく)の語呂合わせから制定。

毎月29日:「ふくの日」(日本アクセス)、「クレープの日」(モンテール)、「Piknikの日」(森永乳業)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)

「三百六十五歩のマーチ」の歌詞の内容とテレビ時代劇『水戸黄門』のテーマ曲の「あゝ人生に涙あり」の歌詞と似通ったところがあるということを前回(金言の真理77)書いて、どこが似ているのかという話は次回に譲るという終わり方をしました。

「三百六十五日のマーチ」の1番
しあわせは歩いてこないだから歩いてゆくんだね
一日一歩 三日で散歩 三歩進んで二歩さがる
人生はワン・ツー・パンチ 汗かき べそかき歩こうよ
あなたのつけた足あとにゃ きれいな花が咲くでしょう
腕を振って足をあげて ワン・ツー ワン・ツー
休まないで歩け それワン・ツー ワン・ツー

「あゝ人生に涙あり」の1番
人生楽ありゃ苦もあるさ
涙のあとには虹も出る
歩いてゆくんだ しっかりと
自分の道を踏みしめて

「三百六十五日のマーチ」では“三歩進んで二歩さがる”となっていて、今回のお題は“下がる”と漢字になっていますが、漢字にしたのは雰囲気を合わせるためにしただけで、特別の意味はありません。

「三百六十五日のマーチ」の2番には「あなたはいつも新しい 希望の虹をだいている」との歌詞が、3番には「歩みを止めずに夢みよう 千里の道も一歩からはじまることを信じよう」との歌詞があり、確かに似通ったところがあります。

「あゝ人生に涙あり」の作詞家の山上路夫さんはビクターの専属、「三百六十五日のマーチ」の作詞家の星野哲郎さんは日本コロムビアからクラウンへと専属が移っていて、共通項はないのですが、人生の応援歌となると歌詞が似てくるのは必然的なことかもしれません。

「三百六十五日のマーチ」を歌唱した水前寺清子さんとの関わりと、なぜ金言と感じているのかということは次回(金言の真理79)に続きます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

発達障害は幼児期では、周囲にあまり興味を持たない、コミュニケーションを取るのが苦手、強いこだわりを持つといった特徴がみられます。

言葉を話し始めた時期は遅くなくても、自分の話したいことしか口にせず、会話がつながりにくいことがしばしばあります。また、電車やアニメのキャラクターなど、自分の好きなことや興味のあることには、毎日何時間でも熱中することがあります。

初めてのことや決まっていたことの変更は苦手で、なじむのにかなり時間がかかることがあります。

児童期では、集団になじむのが難しい、臨機応変に対応するのが苦手、「どのように」「なぜ」といった説明が苦手といった特徴がみられます。

この他に、刺激に対する感覚の偏り(感覚過敏、感覚鈍麻)や睡眠障害などの行動上の問題が特徴として現れることがあります。

思春期では、不自然なしゃべり方をする、他人の気持ちや感情を読み取るのが苦手、雑談が苦手、興味のあるものにはとことん没頭するといった特徴がみられます。

青年期になると、自分と他の人との違いに気づいたり、対人関係がうまくいかないことに悩んだりして、不安症状やうつ症状を合併する場合があります。

就職してから初めて仕事が臨機応変にこなせないことや職場での対人関係などに悩み、自ら障害ではないかと疑って病院を訪れる人もいます。

成長とともに症状が目立たなくなる人や、能力の凸凹をうまく活用して社会で活躍する人もいます。

自閉症スペクトラム障害では感覚過敏と感覚鈍麻が特徴的に現れますが、感覚過敏は体調や気分によって大きく左右されます。同じ感覚刺激であっても体調や緊張、不安などによって感覚過敏が出やすくなる傾向があります。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕