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一般社団法人とNPO法人(特定非営利活動法人)では、会員(社員)の条件(誰が会員になれるか)に違いがあります。会員は法律では社員と呼ばれますが、これは従業員ではなく、社員総会の議決権を持つ構成員を指しています。

一般社団法人は入会の条件を設けて、入会を制限することができます。特定の職業や資格などを定めて、会員制度によって運営することができます。

一般社団法人の会員は社員総会の議決権を持ち、法人の運営に携わる立場です。議決権は会員1人につき1個が原則になっていますが、定款で定めることによって会員ごとに異なる取り扱いをすることもできます。

それに対して、NPO法人は市民活動であり、NPO法人の運営は市民参加が前提となっています。入会の申し込みがあった場合には、正当な理由なしに断ることはできず、原則として入会を受け入れる必要があります。

会員になれば総会での議決権が与えられ、運営に携わることができます。NPO法人では会員の評決権は平等が原則で、これは誰もが対等に参加できるという市民参加の理念に基づいています。

議決は多数決が原則であることから、同じ目的を持った会員が数多く増えることによって、NPO法人役員の選出、活動内容が左右されるようなことも起こりえます。実際に、乗っ取りや分裂が起こった例もあります。

このようなことを避けるために、議決権のある正会員と、議決権がない賛助会員としての個人の入会を認めるなど、それぞれの活動内容に応じた会員の取り扱いが求められる場合もあります。
〔小林正人〕

日本メディカルダイエット支援機構は、2008年に内閣府から特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受けました。

NPO法人の所轄は、当時は内閣府が担当していて、2か所以上の都道府県に事務所(主たる事務所、従たる事務所)がある法人は内閣府の所轄、1か所の場合には事務所(主たる事務所)が存在する都道府県が担当となっていました。

内閣府には厚生労働省からの出向が多く、NPO法人を担当する審議官が厚生労働省で仕事をさせてもらっていたときの知人であったことから、仕組みや活動、今後の展開などについて指導を受けることができました。

2008年には特定健診・特定保健指導の制度が始まりました。日本メディカルダイエット支援機構が特定非営利活動法人(NPO法人)に認証された時期と重なったことから、メタボ対策としての食事指導、運動指導の仕事ばかりが舞い込みました。

メディカルダイエットは、医学・科学に基づいて正しい情報を得て、正しい行動を実践することを指しています。

特定健診・特定保健指導の制度によるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の改善への取り組みは、食事と運動による内臓脂肪の減少が大きな目的とされていました。何も食事を減らし、運動を増やすだけでなく、休養や入浴、嗜好(飲酒、喫煙など)の対策、ストレス対応なども重要な項目です。

その多くの項目の中から、何を選び、何を優先させるかが最も重要であり、「正しい情報を正しく伝える」活動が、メタボ対策の実践と並んで必要であるとの認識が厚生労働省の担当にはありました。

しかし、そちらは後回しにされた感がありました。

そこで「正しい情報を正しく伝える」活動として、食事と運動の組み合わせに加えて、食事と休養、運動と休養の組み合わせによって、効果的に内臓脂肪の蓄積量を変化させる方法を、多くの専門家とともに編み出しました。

それが食事と運動だけでなく、それぞれを組み合わせた「効果的な健康づくり=メディカルダイエット」の研究活動へと進んでいきました。
〔小林正人〕

栄養学教育の祖である佐伯矩(ただす)医学博士は、医学から栄養学を独立させたこと、その基本が100kcalであったことは前回紹介しました。

佐伯博士は、大正3年(1914年)に世界に先駆けて私立の栄養研究所を設立しました。この功績が認められて、大正9年(1920年)には国立栄養研究所が設立されて、佐伯博士は初代の所長に就任しています。これは後の国立健康・栄養研究所(現在は国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所)につながります。

昭和6年(1996年)に、国立栄養研究所は、最初の食品成分表『日本食品成分総覧』を刊行しました。これが現在の「日本食品標準成分表」につながる初めの取り組みと言えるものです。この中で国際的に使用できる方法として、100kcal単位の栄養成分表が採用されています。

また、この年に刊行された『食餌療法綱要』(青木袈裟美編・陸軍軍医団刊)、『対症食餌学』(佐々廉平編・診断と治療社刊)にも「100kcal食品」の付表が添付され、100kcal単位の食品成分表が評価されています。

戦後では、昭和23年(1948年)に、『日本食品表』(香川綾編)に「100kcal食品」が附記され、昭和27年(1952年)には、『日本内科全書』の「食餌療法」(森憲太編)に100kcal食品が紹介されました。

この流れをみると、日本の栄養学が100kcalを基本として進められてきたことがわかります。しかし、現在の栄養学の基本は80kcalが採用されていて、これが栄養学をわかりにくいものにさせている要因の一つにもなっています。
〔小林正人〕

「イタリア料理の日」日本イタリア料理協会が、イタリア語で料理を意味するクチーナ(CUCINA)を917と読む語呂合わせで制定。

毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)

L-カルニチンがサプリメントの素材にも使われ、代謝促進の効果が期待されたときに、効果に疑問が抱かれるような発表がありました。それはL-カルニチンをサプリメントとして使っても、脂肪のエネルギー代謝が高まらないという海外の研究報告があって、それが数多く報告されていたためです。

サプリメントや健康食品に否定的な医師などから、これを示して役に立たないというようなことを声高に言われたことがあります。その当時に発行されたサプリメント関連の書籍にも、そのようなことが書かれています。

しかし、海外の実験と日本人を対象にした実験では結果が異なることがわかり、評価は逆転しました。海外の研究は欧米人を対象として行われたものです。

体内のL-カルニチンの量のうち、欧米人は肉食からL-カルニチンを多く摂っていて、体内に多く蓄積されているため、サプリメントとしてL-カルニチンを摂っても効果が出にくくなっています。それに対して日本人は肉食が歴史的に少ないため、L-カルニチンを摂取すると効果が出やすくなります。

こういった事実が明らかになって、書籍などは内容が書き改められたものの、ネット情報は古い情報のままということがあって、今も誤解をしている人は少なくありません。

L-カルニチンが多く含まれるのは、羊肉、牛肉、豚肉の順です。羊肉ではマトンのほうがラムよりも多く、その量は牛肉と並んでいます。羊肉を食べると太らないということがメディアで広まったのは2000年前後のことです。

L-カルニチンが医薬品の成分から食品の成分としても許可されたのは2002年であることから、誰かがL-カルニチンを売るために仕掛けたのではないか、と言われたことがあります。

L-カルニチンは、脂肪酸をミトコンドリア内に取り込む働きをすることで、エネルギー代謝を促進させる成分です。

脂肪酸はミトコンドリアのTCA回路で、酸素を用いてエネルギー化されるので、通常の呼吸によっても酸素を用いることができるものの、酸素を多く取り込む運動(有酸素運動)をすることによって、よりエネルギー化を進めることができます。

これは事実ですが、ここでいう脂肪酸は長鎖脂肪酸のことで、中鎖脂肪酸と短鎖脂肪酸はL-カルニチンがなくてもミトコンドリアに取り込まれます。そのため、中鎖脂肪酸と短鎖脂肪酸は太らない脂肪酸という説明もされているのです。
〔小林正人〕

注意欠陥・多動性障害(ADHD:Attention-deficit hyperactivity disorder)は、「不注意」「多動性」「衝動性」の3つが特徴的で、身の回りの特定のものに意識を集中させる脳の働きである注意力に問題があり、衝動的で落ち着きのない行動によって生活上の困難に直面している状態を指します。

発達年齢に見合わない多動・衝動性、あるいは不注意、その両方の症状が7歳までに現れ、その対応別の症状の程度によって、多動・衝動性優勢型、不注意優勢型、混合型に分類されます。

学童期の子どもには3〜7%存在し、男性は女性より数倍多いと報告されています。男性の発現率は青年期には低くなるのに対して、女性の発現率は年齢を重ねても変化しないと報告されています。

小学生では、多動・衝動性の症状には、座っていても手足をもじもじする、席を離れる、おとなしく遊ぶことが難しい、じっとしていられずにいつも活動する、しゃべりすぎる、順番を待つのが難しい、他人の会話やゲームに割り込むなどということがみられます。

多動性は特に目立ちやすい特徴で、幼いころから絶えず動いていて、じっとしていることがない、学校では授業中に席に座っていることが難しく、教室をウロウロしたり、教室の外に出ていくこともあります。

不注意は最も目立ちにくいものの、注意欠陥・多動性障害の中心的なものとなっています。多動性と衝動性は成長とともに改善されることが多いのに対して、不注意は成長しても残りやすく、大人になってからは不注意が中心になります。必要なことに注意を払えないことや注意が持続できないだけでなく、不必要な注意を止められないという注意力のコントロールができないこともあります。

不注意の状態には、部屋が片付けられない、忘れ物や紛失が多いことのほかに、話を最後まで聞いていられない、学校の勉強でうっかりミスが多い、課題や遊びなどの活動に集中し続けることができない、話しかけられていても聞いていないように見える、ボーッとしている、やるべきことを最後までやり遂げない、課題や作業の段取りが下手、整理整頓が苦手、宿題のように集中力が必要なことを避ける、気が散りやすい、周囲から怠けているとみられるなどがあります。

多動性は、一般的には成長とともに軽くなっていく傾向がありますが、不注意や衝動性の症状は半数が青年期まで、半数は成人期まで続くと報告されています。また、思春期以降に、うつ症状や不安症状を合併する人もいます。

衝動性は年齢相応に感情や欲求をコントロールできずに、守るべき社会ルールを頭では理解していても、衝動に駆られて破ってしまいます。そのことを指摘されると、カッとなって手が出てしまうという悪循環を起こしがちです。

衝動をコントロールする力の発達が周囲の子どもよりも遅いという見方もあり、成長に連れて徐々に衝動性が目立たなくなるケースもみられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

サプリメントは、医薬品と同様の形状(錠剤、カプセル)になっていることもあって、摂取のタイミングとしては食後に摂る人が多くなっています。それは多くの医薬品の摂取すべきタイミングと同じであり、サプリメントには、いつ、どれだけの量を摂ればよいのかが表示されていないことも関係しています。

摂取タイミングはサプリメントの素材の特性によって異なっています。タイミングが合っていないと吸収されなくなる成分もあるので、サプリメントの成分と医薬品の相互作用は必ず起こるとは言えないところがあります。

この事実を知っておいてほしいことから、脂溶性と水溶性の性質について説明をすることにしました。

ビタミンを例にあげると、脂溶性ビタミンはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKがあり、脂肪に溶けることによって吸収されます。胃の中に脂肪があるときに吸収されるので、食後に摂るのが正解となります。

空腹時に摂ると、吸収されずに素通りするので、もったいないことになります。

それ以外の水溶性ビタミンは、水に溶ける性質があるので、いつ摂っても吸収されます。それは間違いないことではあっても、水溶性の成分であれば、ビタミン以外でも同じなのかというと、そうとは限りません。

私たちが研究をしている代謝促進成分のうち、コエンザイムQ10は脂溶性なので、食後に摂ることで吸収されます。もう一つの研究対象のL-カルニチンは水溶性ですが、一緒に摂る栄養素によって吸収率が異なります。

相性がよいのは、たんぱく質です。たんぱく質が豊富な肉、魚、卵、乳製品、大豆・大豆製品を食べたときに摂ると効果的に吸収させることができます。ところが、たんぱく質がない食事、少ない食事、空腹時の摂取では吸収が低下するので、水溶性の成分であっても摂取タイミングが重要になるものもあるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「アサイーの日」ブラジルに移住した日本移民がアサイーの栽培に尽力したことから、日本移民が到着した1929年9月16日にちなんで制定。

「牛とろの日」十勝スロウフード(北海道清水町)が、牛(9)とろ(16)の語呂合わせで制定。

毎月16日:「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)

法人の設立日(発足日)に、こだわりがある人は少なくはありません。

その多くは吉日(きちじつ)で、縁起がよい日取りを指しています。

よく選ばれるのは大安(たいあん)、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)、天赦日(てんしゃにち)です。

大安は、暦の六曜の中で最も縁起が良いとされる、一日を通じて万事において吉の日です。大いに安しという意味があり、時間帯を通じた吉凶がない安定した日です。

一粒万倍日は、一粒の籾が万倍にも実り、立派な稲穂になるという意味があり、何倍にも膨らむとされる仕事などを始めるのに適した日のことです。二十四節気の節目の間の2日で、6日に1回なので、1年で60日ほどあります。

天赦日は、百神が天に昇り、万物の罪を許すとされる日ですが、年に数日しかない最上の大吉日(開運日)とされています。1年で5日前後となっています。

このほかに設立者の誕生日や、後に法人やイベントの記念日とするために語呂がよい日(7月10日:納豆の日、10月2日:豆腐の日など)が選ばれることもあります。

そういった狙った日があっても、設立日は法人登記が完了した日であるので、登記ができるのは法務局が開かれている平日だけに限られます。

これは株式会社、一般社団法人、一般財団法人でも同様のことですが、NPO法人(特定非営利活動法人)だけは狙った日を選択できるとは限りません。NPO法人は所轄庁から認証を受けて、設立認証の通知書を法務局に届出書類とともに提出して、登記が行われます。

その登記日がNPO法人の設立日となります。

通知書が届いた日から2週間以内に法務局で法人登記をすることが定められているので、選択できる日は限られています。

また、NPO法人は法人登記の証明書(履歴事項全部証明書)を所轄庁に、手続きの完了書類とともに提出しなければなりません。法人登記証明書が発行される期間は法務局によって違いがあり、7〜20日と差がある場合があります。

NPO法人の検索サイト(内閣府)には、手続き完了の日が掲載されるので、一般には完了日が設立日と認識されています。

この日を吉日に合わせるのは難しいことがあるため、こだわりの日を選びにくくなっています。
〔小林正人〕

100kcalあたりのPFCエネルギーバランスで食品を評価する方法は、1896年(明治29年)に、アメリカ・エール大学のフィッシャー教授が『アメリカ生物学雑誌』に「食物標示の新しい方法」として発表しています。

PFCエネルギーバランスのPFCは、P(たんぱく質:protein)、F(脂質:fat)、C(糖質:carbohydrate)のエネルギー源を指しています。摂取すべき栄養素としては、たんぱく質、脂質、糖質のほかにビタミン、ミネラル、食物繊維があげられます。

このうちエネルギー源になるのは、たんぱく質、脂質、糖質だけで、これらは三大エネルギー源もしくは三大栄養素と呼ばれています。

PFCエネルギーバランスは100kcalの各食品に含まれる三大栄養素をエネルギー量として、「1枚=100kcal」の三角錐(三角形)を用いて、この面積からPFCエネルギーを表す方法です。三角錐が2枚なら200kcal、3枚なら300kcalというわかりやすい方法となります。

このPFCエネルギーを表す方法は、栄養学教育の祖である佐伯矩(ただす)医学博士によって日本に紹介されました。佐伯博士は、医学から栄養学を独立させたことが知られ、大根の消化酵素ジアスターゼを発見した功績も知られていることです。

大正2年(1913年)に、佐伯博士の勧めによって『大日本私立衛生会誌』ではPFCエネルギーを表す方法は「簡易栄養価器」として紹介されています。これを用いることによって、三角形の枚数で熱量とPFCエネルギーを把握することが可能となりました。

大正13年(1924年)には、日本最初の栄養士養成学校である「栄養学校」(後の佐伯栄養専門学校)が佐伯博士によって創立され、大正15年(1926年)には同校の教科書『栄養』にフィッシャーの「簡易栄養価表示器」が取り上げられました。

これによって、食品を「100kcal食品とPFCエネルギー」で示し、三大栄養素を「三色(赤青黄)」で表現する栄養指導法が初めて教育されました。

三色は赤色がたんぱく源、青色がビタミン・ミネラル、黄色がエネルギー源で、現在は青色のビタミン・ミネラルは植物に多いこともあって緑色で表現されるようになっています。
〔小林正人〕