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学びの世界に身を置いていると、その中での考え方、評価が重要であり、目指すことが狭まっていく可能性が高くなっていきます。

狭まっていっても評価が大きく変わらないと、それを継続しがちですが、いつまでも同じことが続く、安定して続けられるということが、今の時代では期待しにくくなっています。

これまでに想像していなかった事態が、いつ起こるかわからない大変革の時代、激動の時代には、一定の世界にだけ浸っていること、ワンパターンな行動は、リスクを高めるだけということにもなりかねません。

違う世界の人を招いて、講師を務めてもらうというのは、今では学びの世界では当たり前のようにみられるようにはなっています。

雰囲気を変えるため、たまには息抜きをするということではなくて、同じ学びの場にいる人や教えの場にいる人であって、教え方や伝え方が違う人、同じことであっても異なる立場にいる人(教師でなくても教育に関わる人など)を招聘することを指しています。

これは伴歩する側にとって重要なことで、寄り添い続け、寄り添う相手が求めることに応え続けていくためには、さまざまな状況に対して対応可能な技術と技能、考え方を身につけておくことが求められます。

伴歩は寄り添う人が決められていることがあって、そこに新たな講師なりを呼んで、講習をしてもらうということは少ないかもしれません。そのような場合には、異なる世界に学ぶ立場として参加してみる、これを伴歩に役立てる方法を考えながら参加するということで、伴歩の質を高めることができるようになってくるというメリットもあります。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

広報の手法として紙のリリースを使うという古臭いと言われる方法を、あえて今も使っているということを前回(日々修行284)紹介しましたが、実際に何をしていたのかということは、これまで明らかにしてこなかったところがあります。

それは出し惜しみと言われればそれまでなのですが、東京での全国広報の手法は、まだ地方では形を変えて使えていました。

しかし、食品の全国広報の手法であり、これを地方はメディアでは充分に使えなくなってきたこと、そして古希の年齢になって、このようなことを私が手掛けることはないだろうとの思いもあって、書いておくことにしました。

問い合わせがあるのは承知していますが、その返答は早いもの順ではなくて、役立つところにだけ伝えて終わりにしようと考えています。

私が食品の全国広報を全国メディアを用いて手掛けたのは、2002年の納豆広報でした。翌年には豆腐の全国広報、その翌年には豆乳の全国広報と続き、数年間は3つの広報が重なっていましたが、どれも同じ材料(大豆)で、同じような健康効果であってので、広報リリースの発行は、それほど大変なことではないと考えていました。

実際には、それは大間違いであって、同時にメディアに全国広報を仕掛けていくには、別の切り口が必要で、各メディア、それぞれの番組や記事に違いを出すのは、それなりの苦労がありました。

豆腐も豆乳も納豆と同じ手法の全国広報が望まれていたので、また要望が途中で変わることはなかったので、それだけメディアに“刺さる”手法であったとの評価を受けています。

年間を通じてのリリース発行は、1月スタート、4月スタートというのが普通のことですが、食品の広報は記念日を絡めていました。そこで記念日のイベントに向けて1年をかけて計画的に発行していくので、3つの広報が重なっても、忙しさが重ならないと考えていました。

全国納豆協同組合連合会の「納豆の日」は7月10日、日本豆腐協会の「豆腐の日」は10月2日、日本豆乳協会の「豆乳の日」は10月12日でした。2つは10日しか離れていないので、どうしても工夫が必要ですが、豆乳は季節的なところは関係がない飲料だったので、なんとか違いを出した広報ができました。

また、すでに納豆と豆腐で大豆の加工食品の健康効果は充分に伝えてきていたので、必死になって健康効果を伝える必要がないということも、広報としては助かる部分ではありました。

それでも毎月1回の広報リリースの発行は、今とは違って、ほぼアナログの手法が中心であったので、リリースのメディアへの到着は、初旬、中旬、下旬と分けて、メディアの担当者が新たな気持ちでリリースを見てもらえるように気配りをしていました。

これは気配りだけでなくて、アナログ広報は手間がかかるので、自分たちの忙しさを考えてのことでもありました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

誤解を招きやすい言い方をすることを「語弊を招く」と表現する人がいます。

「語弊」は、誤解を招く可能性を指す言葉です。表現をしたときに本来は意図されていない意味を聞き手に与えてしまうことで、誤解や不適切な解釈を生じさせることを意味しています。

ということは、「語弊を招く」というのは「誤解を招きやすい言い方を招く」という意味が重複していて、不適切な表現ということになります。

正しくは「誤解を招く」であり、語弊という用語を使うとしたら「語弊がある」ということになります。この二つが混同して使われているのが「語弊を招く」ということです。

「語弊を招く」などという言葉を使ったら、それこそ誤解を招くことになってしまいます。この言葉を、連載コラムの「言い間違い」の中で取り上げようと考えるきっかけになったのは、テレビ番組のルポのシーンで、レポーターが使っていたからです。

「そんな言葉を使っていると“語弊を招く”と言われかねないぞ」と感じて、私が見ていた民放地方局の全国キー局の知り合いに連絡をしてみました。

間違いを認めるとか、謝るということではなくて、「レポートをしているのはADばかりだから」とか「誰もチェックしていないから」という言い訳がましい言葉が返ってきました。

これまでプロではなくてもレポーターがマイクを握ってレポートしていたのに、今ではAD(アシスタント・ディレクター)が担当しているということでした。その理由を聞いても、「他の局も同じだから」という反応でした。よほどの予算不足か人不足ということなのでしょう。

ADがレポートをしていても、それをディレクターやプロデューサーがチェックして修正すればよいだろうに、それもされていないのでは、これからも「語弊を招く」シーンを見聞きすることが多いのだろうという感想です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

眼球が捉えた画像は、眼球からつながる左右の視神経を通って、後頭葉の視覚野に伝えられています。右眼球、左眼球ともに右視野と左視野を見ています。

右半分の視野は両眼の網膜の左半分に投影され、左半分の視野は両眼の網膜の右半分に投影されています。これと同様に、左半分の視野は両眼の網膜の右半分に投影され、右半分の視野は両眼の網膜の左半分に投影されています。この投影された画像は視神経を伝わって視覚野に伝えられています。

視神経は途中で視交叉で左右の位置が逆転して視覚野に伝えられています。視交叉の位置は眼球の奥の下垂体の上となっています。この視交叉によって右眼球の右半分から送られる情報が右半球の視覚野に伝わり、左眼球の左半分から送られる情報が右半球の視覚野に伝わります。これによって見た状態と同じ画像が視覚野で認識されています。

そして、この画像は前頭野に伝えられ、画像に従って、眼球を動かし、広範囲を見ることや、見えたものに合わせて手足を動かすといった動作が行われています。

この途中の段階で情報がうまく伝わらないと、視覚の異常が起こり、発達障害にみられる左右が逆転して見える鏡文字や、文字が二重に見えるといった視覚情報処理が行われるようになるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

肝臓病の原因としては、主にアルコール、ウイルス、過食の三つがあげられます。成人の検診受診者の20~25%は非ウイルス性肝障害を持っているといいます。

アルコール飲料の飲みすぎによるアルコール性肝障害、過食による過栄養性脂肪肝は、生活習慣との関わりが強く、増加傾向にあります。

肝臓病の初期に見られるのは、疲れやすい、体がだるい、といった症状で、これらの症状は、肝臓で栄養素の代謝がスムーズに行われなくなったために起こります。

飲酒をすると、一般には日本酒にして1合(ビールなら中ビン1本、ウイスキーならダブル1杯程度)のアルコールを代謝するのに健康な人では約3時間かかります。日本酒2合を飲んで6時間寝ると、翌朝にはアルコールが抜けている計算となります。翌朝に二日酔いなどアルコールが抜けきっていない場合は、肝機能が低下していることが考えられます。

黄疸のように目に見える症状が現れるのは、肝臓病が進行して、肝機能が低下している段階です。黄疸は肝臓病の特徴的な症状で、急性肝炎や肝硬変などになって肝細胞の多くが破壊されたときに、肝臓で処理しきれなくなったビリルビンが血液中に増え、目や皮膚の色が黄色くなります。

肝臓のアルコール処理能力が低下すると、酒がまずく感じるほか、酒に弱くなります。肝硬変が進むとアンモニアが血液中に増え、それが脳に達すると意識障害を起こすこともあります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

6月11日
「傘の日」日本洋傘振興協議会が、入梅の日を制定。
「梅酒の日」チョーヤ梅酒が、入梅の日を制定。
毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)

6月12日
「恋と革命のインドカリーの日」中村屋が、1927年6月12日の純印度式カリーの発売日にちなんで制定。
「晩餐館焼肉のたれの日」日本食研ホールディングス(愛媛県今治市)が、1989年6月12日の晩餐館焼肉のたれの発売日にちなんで制定。
「ロースイーツの日」Cafe Holo iMua(兵庫県尼崎市)が、ロー(6)スイーツ(12)の語呂合わせで制定。
「ヘルシーソイラテの日」日本豆乳協会が梅雨に入って熱中症などで体調を崩しやすい6月に水分を補給することと、トウ(10)ニュウ(2)の語呂合わせで制定。
毎月12日:「パンの日」(パン食普及協議会)、「育児の日」(神戸新聞社)

6月13日
「いいみょうがの日」高知県農業協同組合が、6月がみょうがの旬で、いい(1)みょうが(3)の語呂合わせで制定。
毎月13日:「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)

6月14日
「認知症予防の日」日本認知症予防学会が、アルツハイマー病を発見したアロイス・アルツハイマー博士の誕生日の1864年6月14日にちなんで制定。
「手羽先記念日」エスワイフード(愛知県名古屋市)が、世界の山ちゃんの創業記念日の1981年6月14日にちなんで制定。
毎月14日:「ひよこの日」(ひよ子本舗吉野堂)、「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)

6月15日
「生姜の日」永谷園が、奈良時代から神様に生姜の感謝を捧げるのが6月15日であったことから制定。
「オウムとインコの日」オウムやインコと愛情を持って接することをすすめるTSUBASA(埼玉県新座市)が、供養と鳥の幸せを願う日としてオウム(06)インコ(15)の語呂合わせで制定。
「ポスチャーウォーキングの日」POSTURE WALKING協会が、ポスチャースタイリストのKIMIKOがTHE POSTUREを設立した2006年6月15日にちなんで制定。
「父の日はうなぎの日」うなぎ屋たむろ(岐阜県各務原市)が、父の日にうなぎの蒲焼を贈る人が多いことから制定。
「さくらんぼの日」山形県寒河江市が、6月の第3日曜日に制定。
毎月15日:「お菓子の日」(全国菓子工業組合連合会)、「惣菜の日」(日本惣菜協会)

6月16日
「和菓子の日」日本和菓子協会が、848年6月16日に天皇が16個の菓子や餅を神前に供えて厄除けと健康招福を祈ったとされる故事にちなんで制定。
「麦とろの日」はくばく(山梨県中央市)が、麦(6)とろ(16)の語呂合わせで制定。
「手羽トロの日」マザーフーズ(大阪府大阪市)が、6が手羽元の形に似ていることとトロ(16)の語呂合わせで制定。
「堂島ロールの日」堂島ロールを販売するモンシェール(大阪府大阪市)が、6が一巻きロールの形をあらわし、いいロール(16)の語呂合わせで制定。
毎月16日:「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)

6月17日
「砂漠化および干ばつと闘う国際デー」国連が採択した国際デー。
毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「森のたまごの日」(イセ食品)

6月18日
「持続可能な食文化の日」国連が採択した国際デー。
毎月18日:「防犯の日」(セコム)、「おにぎりの日」(中能登町)

6月19日
「魚がし日本一・立喰い寿司の日」にっぱん(東京都千代田区)が、立喰い寿司の魚がし日本一の1号店が開店した1989年6月19日にちなんで制定。
毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)、「食育の日」(食育推進会議)、「イクラの日」(カッパ・クリエイト)

6月20日
「健康住宅の日」日本健康住宅協会が、カビをはじめとして健康被害が懸念される梅雨の時期から制定。
「ペパーミントデー」北海道北見市まちづくり研究会が、6月の北海道の爽やかさがペパーミント(ハッカ)をイメージさせることから、ハッカ(20日)の語呂合わせで制定。
毎月20日:「ワインの日」(日本ソムリエ協会)、「信州ワインブレッドの日」(信州ワインブレッド研究会)、「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)

「ミルクキャラメルの日」森永製菓が、1913年6月10日に初めてミルクキャラメルが発売されたことにちなんで制定。

「リボンシトロンの日」ポッカサッポロフード&ビバレッジがリボンシトロンの前身のシトロンの発売日の1909年6月10日にちなんで制定。

「ところてんの日」伊豆ところてん倶楽部が、ところ(6)てん(10)の語呂合わせで制定。

「ローストビーフの日」ローストビーフの通販たわら屋(静岡県菊川市)がロー(6)スト(10)の語呂合わせで制定。

「無糖茶飲料の日」伊藤園が無(6)糖(10)の語呂合わせで制定。

「BLACK無糖の日」UCC上島珈琲が無(6)糖(10)の語呂合わせで制定。

「うどんと和菓子をいっしょに食べる日」ちから(広島県広島市)が、うどんと和菓子を一緒に食べる食文化の普及を目的に、うどんと和菓子の店として同社が創業した1935年6月10日にちなんで制定。

「Doleスムージーの日」ドールが、スム(6)ージー(10)の語呂合わせで制定。

「てっぱん団らんの日」オタフクソースが、食育基本法が成立した2005年6月10日にちなんで制定。

「こどもの目の日」日本眼科啓発学会が、6歳までに視力0.1に成長するのが大事ということで制定。

「ロートの日」ロート製薬が、ロ(6)ート(10)の語呂合わせで制定。

毎月10日:「植物油の日」(日本植物油協会)、「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)

広報のターゲットは新旧のメディアで、新はネットメディア(インターネット、SNSなど)、テレビが代表的なものであり、旧は新聞、雑誌、ラジオが代表的です。

新たなメディアは拡散力が強くて、より多くの人に伝える効果は強くても、詳細を伝えにくいところがあります。旧メディアの中でも文字情報は一気に進める拡散力は弱くても、読み込んで印象に残す、購入につながりやすいという強みがあります。

その両方の特徴を持ったものがネットメディアという期待はされていたのですが、まだまだ期待どおりにはなっていないのが実情です。

単発の情報発信では、どこまでいっても限界があるので、メディアミックスが使われるのは25年前から変わっていません。特性の異なる複数のメディアを組みわせることによって、各メディア間の補完と相乗効果によって認知度を高めて、販売やサービス提供につながる方法ですが、何を組み合わせるか、どう組み合わせるかで結果が違ってきます。

私が直接的に仕掛けた食品の広報では、最終目標はテレビ番組であって、その後にネットメディアで拡散していくという手法でしたが、テレビ番組で取り上げてもらうためには順番があります。

これは食品と健康効果という限られた内容ではあるものの、どんなに小さくてもよいので新聞の記事として掲載されるのが第一関門です。雑誌の編集者や記者などは新聞記事をもとにして企画を立てています。雑誌の記事を見て、テレビ番組の企画が立てられています。

テレビ番組の企画が、すべて雑誌に頼っているわけではないものの、私が得意としていた食品と健康を絡めた企画は、全国キー局では外部のディレクターや制作代理店が多く持ち込んでいることを知っていたので、企画会議に持ち込めるような雑誌記事になるように仕掛けていました。

雑誌記事は、あくまで参考資料、企画の裏付けであって、その裏付けの“裏付け”となる資料は別に用意していました。その別の資料は初めから、つまり新聞記事にしてもらうときから一部に使っていて、キーワードづくりが「新聞→雑誌→テレビ」で一貫するようにするのが番組で放送されるための重要なポイントでした。

このような手間がかかる方法は、今ではほとんどといってよいくらい使われなくなっています。それは大手広告代理店だけでなく中堅の代理店でも同じことで、そのようなことになったのは、専門のネットメディアが広報活動をするようになったからです。

以前は紙のリリースを各メディアに郵送していたことを、ネット上にアップすると、各メディアに送ってくれるサービスが主流になっています。

私が手掛けていた全国の新聞、雑誌、ラジオ、テレビの各メディアにリリースを郵送すると、送り先だけでも300か所を超えていました。また、メディアによってリリースの内容や参考資料を変えるということもしていました。

このようなことをしなくても、それと同様の結果、それ以上の結果を出せていれば問題はないのですが、そのようなことにはなっていません。地方に生んでいて、古希になった私に広報の相談がある理由は、そこにあるようです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

自律神経の働きは交感神経と副交感神経がバランスをとって働いていて、通常では朝に起床してから徐々に交感神経が高まり、それに反して副交感神経が低くなっていきます。

そして、夕方になると交感神経の働きが低下していき、副交感神経の働きが盛んになるという波のようなバランスとなっています。

朝から昼には交感神経の働きが盛んになることで、心身ともに活動が活発になり、学習に意欲が高まっていくのが普通です。

それに対して、発達障害の人の場合には、なかなか交感神経に切り替わらない人がいたり、逆に寝ている間にも交感神経の働きが盛んになったままで、そのまま目覚めて交感神経が働きっぱなしということもあります。

前者の交感神経に切り替わらずに副交感神経の働きが盛んなままになっているのは自閉症スペクトラム障害の人に多く、その逆の交感神経が働きすぎの状態になっているのは注意欠陥・多動性障害の人に多くなっています。

大人になれば、社会生活を取り入れるようになり、社会の動きに合わせるようになっていくことから交感神経が働きっぱなし、逆に副交感神経が働きっぱなしということがなくなるのが普通です。

子どもの場合にはずっと交感神経の働きが盛んで休息する時間がないということがあったり、ずっと副交感神経の働きが盛んなために交感神経が働かずにボーッとした状態になっているということもあります。

交感神経に切り替えるためには、朝になって心身ともに目覚めるべき時間であることを知らせてあげる必要があります。その目覚めのサインになっているのは朝日に含まれるブルーライトの光です。

このブルーライトを浴びて切り替えをするためには、目覚めたらすぐにカーテンを開けて、全身に朝日を浴びるようにすることです。晴天ではなくて曇天、雨天であっても朝の光にはブルーライトが含まれているので、天気がよくないときには長めに朝の光を浴びるようにすることです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から、体重管理の基本的な考え方を紹介します。

身体活動量が不変であれば、エネルギー摂取量の管理は体格の管理とほぼ同等です。したがって、体格を測定して、その結果に基づいてエネルギー摂取量や供給量を変化させることが望ましいとされています。

年齢や性別、身体活動量で規定される特定集団にとって望ましい体格を、個人にとって望ましい体格として管理に用いています。

望ましい体格として、成人では身を問わない死亡率(総死亡率)が最低になる体格(BMI)を用います。BMIを用いることで、身長の違いも考慮した体重管理を行うことができます。体脂肪量や除脂肪量(主として筋肉)などの体組成は、BMIと独立して総死亡率に影響します。

また、内臓脂肪量とその推定因子である腹囲や腹囲・身長比の方がBMIよりも強い総死亡率の予測因子という報告があります。

しかし、研究成果の蓄積の豊富さや、最も基本的な体格指数という観点から、望ましい体格にはBMIを用います。なお、乳児・小児では、該当する性・年齢階級の日本人の身長・体重の分布曲線(成長曲線)を用いています。

高い身体活動は肥満の予防や改善の有用な方法の1つであり、不健康な体重増加を予防するには身体活動レベルと1.7以上とすることが推奨されています。

また、高い身体活動は、体重とは独立して総死亡率の低下に関連することも明らかにされています。

体重増加に伴う生活習慣病の発症予防と重症化予防の観点からは、身体活動レベル(カテゴリー)が「低い」ことは望ましい状態とはいえず、身体活動量の高い状態でエネルギー収支バランスを保ちつつ、望ましいBMIを目指す必要があります。

一方、高齢者については、低い身体活動レベルは摂取できるエネルギー量の減少を招き、各種栄養素の不足を来しやすくします。

身体活動量と骨格筋量の維持や増加によって、高いレベルのエネルギー消費量と摂取量のバランスを維持しつつ望ましいBMIを目指すことが望ましくなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕