日本メディカルダイエット支援機構はNPO法人発足以前から日本人の体質の研究を続けています。その内容の一端は、理事が著者として『本当は健康寿命が短い日本人の体質』(宝島社刊)で発表されています。これを読んだメディア関係者から、「メディカルダイエットが言う日本人の体質というのは肥満遺伝子のことだと思っていた」という声がありました。そして、体質は日本人の健康、中でも高齢者の健康寿命と深く関わっているのかと言われて、“やっと気づいてくれたか”と感じたものでした。
長年付き合ってきたのに、メディカルダイエットが健康寿命延伸を目的としたものということが理解されず、いまだに通常のダイエットと勘違いしているメディア関係者もかなりいます。メディアで働く彼ら、彼女らにしたら、研究の主旨はともかく発信している情報の内容が大切ということもあるので、メディアの特性や発信対象者に合わせた情報を発信することに力を入れすぎたところがあります。そろそろ核心を伝える時期かという思いがあって、今回のコメントを書かせてもらいました。
メディカルダイエット研究のスタートは大学や病院の臨床栄養と運動生理学の研究者との交流からで、理論どおりの運動を実施して入れば、理論どおりの結果が出るはずとの思いがありました。その当時の理論が後々になって間違いであることがわかったということも少なからずありましたが、それを除いても理論どおりでないことが、長く続けるほど起こってきました。それはなぜなのか、同じように見えても実は身体の中に違いがあるということで、例外となるような結果の人を調べていたら、実はハーフ、クォーターなどで日本人の体質と異なる要素が加わっていることもありました。
しかし、それを除いても、あまり関係がないくらいに異なる結果が現れることもありました。先ほどの“肥満遺伝子”というのは日本人に特徴的な3種類の遺伝子のことで、これらが正常に働いていれば太りにくくなるはずなのに、その異常が起こっているために太りやすくなっていることを指しています。日本人に特に多いのはβ3アドレナリン受容体遺伝子の異常で、国民の30%ほどが該当しています。
運動をすると興奮ホルモンのアドレナリンが分泌されて、脂肪細胞にあるβ3アドレナリン受容体が反応して、脂肪細胞に蓄積された中性脂肪が脂肪酸に分解されて、血液中に放出されます。これが通常の流れとなっていますが、遺伝子異常があると受容体が充分に反応しないために中性脂肪が分解されず、“運動をしても、なかなかやせない”ということになります。
また、糖質が多くなると肝臓で脂肪合成されて脂肪細胞の中に蓄積されていきますが、それを促進するのもβ3アドレナリン受容体遺伝子に異常がある人に起こるという特徴があります。主には腹部から太っていく特徴があります。
国民の30%もが異常となると、これは異常というよりも体質のようなものといえます。他に下半身の脂肪から増えていく脱共役たんぱく質1遺伝子タイプ、筋肉が少ないことから太っていくβ2アドレナリン受容体遺伝子タイプがあります。このような遺伝子異常によって一般的な食事指導、運動指導が通用しない人が現れることも当然のことです。
遺伝子異常に合わせた食事指導、運動指導が行われるわけですが、遺伝子タイプがわかって、例えば、その人には有酸素運動のウォーキング、食事では糖質を減らすのがよいということがわかったとしても、それだけで誰もが同じ効果が得られるわけではありません。β3アドレナリン受容体遺伝子に異常がある人には糖質制限が効果的であっても、それ以外の人には効果が表れにくいということになります。
運動と食事はどちらが先か、どれくらいに量の運動がよいかというタイミングと実践量によって効果の現れ方が違ってきます。その組み合わせによって最も効果が出やすいようにするのがメディカルダイエットの手法です。
これについては、このサイトの「メディカルダイエット」を参照してください。
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腹八分目という言葉は、健康のために食べすぎを戒める当たり前すぎることを示す言葉として普通に使われています。この言葉を初めて使ったのは貝原益軒で、江戸時代の健康指南書『養生訓』に出てきます。腹八分目の量は、食べすぎの人には、まあまあ満足がいく程度の量かもしれませんが、普通の量を食べている人が健康を強く意識するあまりに20%分を減らすとなると、空腹に耐えることを強いられることにもなります。
そういうこともあって、医学者の中には「継続するためには腹九分目がよい」と言って、自分の新たな説のように言っている人もいます。わざわざ新たな説のように、と書いたのは、「腹九分目」ということは、決して新しいことではなく、もともと『養生訓』の中に書かれていることです。その中には「腹八九分目」と書かれています。『養生訓』は、私たちが主張する「御加数」(おかず)という、おかずの数を増やすことの重要性について裏付けを探す中で全文を読んだことから、「腹八九分目」を確認しています。
つまり、貝原益軒は健康のために腹八分目と定めたのではなく、腹九分目までの幅をもって目標の量を示していたわけです。それが腹八分目が定説として語られるようになったのは、「腹八分目に医者いらず」という言葉が登場して、腹八分目の食事は病気にならないという効果を示す言葉が広まるにつれて、腹九分目は目立たなくなり、腹八分目オンリーになっていったようです。
ところで、「腹八九分目」という言葉をみて、日本メディカルダイエット支援機構で検討しているときに、「89%のことか」と言い出した人がいました。「八九分目」と読んだわけです。本来なら「腹八、九分目」と書かれなければならないのでしょうが、「、」が略されています。
漢数字で表すと、100%は十割で、10%が一割となります。10%は十分となります。一分は1%です。また、1%が十厘で、0.1%が一厘です。よく確実性があることを「九分九厘」と言いますが、これは99%のことを指しています。しかし、割の感覚で示すと九分九厘は9.9%となり、「一割にも満たないのに確実性はないでしょう」ということになってしまいます。
どうも九分九厘という言葉は、まだ割の概念がないときには分と厘で表していたようで、九分九厘は99%の意味だったわけです。それなら「腹八九分目」は98%となって、「わずか2%を減らすだけでよいのか」と冗談で言った人がいましたが、健康のために10%分を減らすことを目指すか、100%の量を食べたときには10%分のエネルギーを消費する運動をすることを目指すべきということは当然にわかっていての発言でした。
ダイエットは食べる量と運動の量のバランスだといわれています。普通なら飲食で摂るエネルギー量で身体に入ってくる摂取エネルギーの総量と、運動や身体活動によって使われる消費エネルギーの総量の差し引きだということになっています。ところが、運動と食事のタイミングによって同じ量の食事、同じ量の運動でも一方では太ることができるし、一方でやせることができるという事実があり、メディカルダイエットは、これを採用して研究しています。とは言っても、根本的には食べる量が多くなって、摂取エネルギー量が多くなるほど太りやすくなるのは事実で、多くの量を食べていて、食事と運動のタイミングでやせたいといわれても、実現は困難だということもあります。
この話をセミナーでしたときのこと、食べる量が同じで、運動の量も変わっていないのに、「麺類を食べると太る理由を教えてほしい」という質問がありました。これについて、栄養に詳しい方なら、「麺類は粉にしたものを固めたものなので消化されやすく、吸収されやすい」という理由を説明するかと思います。これは確かに正しいことで、米のように粒状のものは消化液が浸透するまでに時間がかかって消化に時間がかかります。同じ粒状であっても玄米は食物繊維が多い分だけ消化に時間がかかるので、さらに消化されにくくなり、吸収量が変わってきます。
また、血糖値が上昇しにくくなることも関係しています。主食の糖質(ご飯、麺類、パン類など)に含まれているブドウ糖は、消化が早いほど早く吸収されて、血糖値を上昇させます。血糖値が上昇すると膵臓からインスリンが多く分泌されますが、このインスリンというホルモンにはブドウ糖を細胞に取り込んでエネルギーにする働きとともに、余ったエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を肝臓で脂肪に合成して、蓄積される脂肪を多くするという働きもあります。
だから、粉を固めたものは麺類だけでなくパン類も太りやすいということです。これで質問への返答が終了となることが多いのですが、もう一つ太る理由として私たちがあげているのが1食当たりのエネルギー量の違いです。同じ一食分の食事量であっても、エネルギー量が異なっています。それを知ってもらうことで、摂取エネルギー量が違ってきます。
ご飯は1食分では約200kcalです。茶碗でいうと軽く一杯という感じです。これに対して麺類は1食分が約300kcalとなっています。市販の麺類(そば、うどん、パスタなど)は一玉が約300kcalの目処となっています。ご飯を食べるときには、それなりのおかずの量が必要になってきますが、麺類ではおかずや具の量が少ないのは、麺類の一玉のエネルギー量の多さが関係しています。
パンは、どの程度の量かというと、食パンの基本の単位は一斤です。一斤はヨーロッパのポンドから来ているもので、元々の1ポンドは約450gです。今では350g前後が目安となっています。大きさではなく重さということですが、一斤は4枚切り、6枚切りの切る前の大きさ(長さ)を指しています。
では、ご飯1杯分に相当する食パンの分量はというと、5枚切り1枚分となります。一斤のエネルギー量は約1000kcalなので、約200kcalとなるわけです。
5枚切りの食パンは関西ではポピュラーですが、関東では6枚切りが基本です。これを関西の人は「サンドイッチのパンを食べている」と揶揄して言ったりもしますが、ホテルのレストランなどで提供される4枚切りでは厚すぎる、6枚切りでは薄すぎるという感覚からすると5枚切りはちょうどよい厚みで、なんといってもエネルギー量が計算しやすいのがいいところです。
味の基本は“五味”とされ、甘味、酸味、辛味、鹹味(塩からい)、苦味の5種類の味覚を組み合わせて、おいしさを感じていると説明されています。日本人には旨味という出汁(だし)から来ている特有の味覚があって、これを加えて“六味”とする場合もあります。さらに渋味も加えて“七味”とする場合もあります。七味というと七味唐辛子のイメージがあって、別の表現がないか検討されていますが、さらに一味を加えて“八味”としようという動きがあります。8番目の味として加えられるのは脂肪をおいしく感じる味覚で、これは“脂味”と呼ばれます。
脂肪は重要なエネルギー源であるので、おいしく感じることで多くのエネルギー源を確保するために、おいしく感じるようになったと考えられています。脂肪のエネルギー量は1g当たり約9kcalで、糖質とたんぱく質の約4kcalの2倍以上となっています。
脂味だけでなく、苦味や渋味をおいしいと感じるようになるのは大人になってから、大人の味覚と言われ、少なくとも子供のときにはわからない味とされてきました。ところが、脂味だけは子供でもわかるようになってきています。マグロのトロをおいしく感じるのは脂肪のおいしさがわかる大人になってからのはずだったのに、今では子供までが「脂が乗っていておいしい」と平気で口にするようになっています。
その理由としてあげられているのは子供のときからの脂肪の摂りすぎです。肉に含まれる脂肪を多く摂っているうちに、脂味への感覚が早熟になっていくということです。脂肪の摂取量は今から70年ほど前の終戦直後と比べると6倍にもなっているといいます。それがわかっていて、子供のときには脂肪を多く摂らせないようにしている親も増えています。それなのに脂味をおいしく感じる年齢が下がってきています。
その理由として子供が好きなお菓子をあげる人が増えています。洋菓子には脂肪が多く使われています。もう一つ注目されているのはアイスクリームの一種のラクトアイスです。アイスクリームの一種という表現は実は正しくはなくて、正式にはアイスクリーム類というべきで、アイスクリーム類はアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスに分類されています。
アイスムリームは乳固形分が10%以上、乳脂肪分が3%以上のもので、牛乳よりも多くの乳成分となっています。アイスミルクは乳固形分が15%以上、乳脂肪分が8%以上のもので、牛乳と同じ程度の乳成分となっています。これではアイスクリームの味覚に近づけられないということで植物油脂が加えられているものもあります。ラクトアイスは乳固形分が3%以上で、乳脂肪分については規定がなく、植物油脂が多く使われます。ちなみに乳固形分が少ないものは氷菓となり、アイスキャンディーやシャーベットと同じ分類となっています。
植物油脂を加えているのに牛乳を使っているように見えるのは、乳化剤や安定剤などの食品添加物が使われているからです。植物油脂は価格が安いパーム油が使われることがあり、パームヤシから採れるパーム油は植物油脂であるのに、動物性食品に多い飽和脂肪酸が含まれていることから動脈硬化のリスクを心配する声も出ています。
アイスクリームを食べたほうがよいという話がされますが、アイスクリームの中には牛乳ではなく安い脱脂粉乳が原材料となっているものもあるので、アイスクリームであれば同じだということではないわけです。
カルシウムと鉄は女性では不足しがちなミネラルです。カルシウムといえば骨を強くして、さらに神経伝達のミネラルとなること、鉄は貧血防止のミネラルということが広く知られています。この二つがダイエットに役立つと話すと、「ダイエットでイライラするのを解消してくれるのはわかるけど」という反応はよく聞かれることですが、イライラ解消はダイエット効果というほどのことではありません。一つには代謝をよくしてくれる効果です。
カルシウムは1日に600mgは飲食から摂る必要がありますが、このうち吸収されるのは30%ほどです。残りは、ただ排出されるのではなく、腸管を刺激して収縮させ、いわゆる蠕動運動によって腸内のものを先へ先へと送り出す働きをします。もう一つはカルシウムを摂ることによってダイエットに役立つというよりも、不足すると太るということで直接的ではないダイエット効果となります。
そのメカニズムですが、生命維持のために1日に180mgのカルシウムが必要になります。だから、30%の吸収率であるので600mgが必要となったわけです。これよりもカルシウムの摂取量が不足すると、不足分を補うために骨の中に蓄積されたカルシウムを分解する働きがある副甲状腺ホルモンが分泌されます。そのために一時的に血液中のカルシウムが増えます。
カルシウム不足のために血液中のカルシウムが増えることは“カルシウムパラドックス”と呼ばれます。濃くなったカルシウムの一部は脂肪細胞の中にも入っていきます。脂肪細胞の中にカルシウムが多いことは正常ではないので排出しなければならないわけですが、そのために脂肪を多く作り出します。この余計に作られた脂肪を脂肪細胞に入れることによって不要なカルシウムを排出させます。
この脂肪を作り出すためにカルシウムが多くなった脂肪細胞からは脂肪酸合成ホルモンが分泌されます。これによって肝臓で多くの脂肪が作られるようになります。ややこしいメカニズムですが、カルシウム不足は太るということだけは知っておいてほしいことです。
次に鉄のダイエット効果ですが、鉄というと赤血球の赤い血色素の構成成分で、酸素を結びつける性質があります。鉄が不足すると酸素を運ぶ能力が低下します。特に女性は生理によって赤血球が失われると鉄も減っていくことになるので、酸素不足による貧血を起こすことになるわけです。
鉄には他にも役割がありますが、中でも重要なことがエネルギー産生の最後の仕上げに欠かせないことです。エネルギー産生は三大エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を細胞のミトコンドリアの中で燃焼させることで進んでいきますが、ミトコンドリアのTCA回路の電子伝達系で電子をやり取りするときにエネルギーが発生します。その最後の段階で鉄が必要になるので、鉄が不足すると充分にエネルギーが得られないことになります。三大エネルギー源を燃焼させることはダイエットに結びつくと同時に、作り出されたエネルギーによって全身の細胞の活動を高め、さらにダイエット効果を高めることができるのです。
カルシウムと鉄については、このサイトの「サプリメント事典」を参照してください。
ウォーキングコースを決めるときには、歩くのに適した道路(路面)、景色、交通量、道路の横断の回数、坂や階段の有無など、いくつかチェックすべき点があります。夏季には日除け、冬季には風など別に注意すべき点もあります。それと同時に重要になるのがトイレの数と配置です。ウォーキングは高齢の参加者が多く、年齢を重ねるほどトイレが近くなる傾向があります。女性は膀胱周辺の筋力の低下、男性は前立腺の肥大の状態になって膀胱にためられる量が変化してくるので、どうしても我慢できる時間が短くなっていきます。
夏場にはウォーキング中の水分補給が多くなり、冬場には寒さから身体が冷えてトイレに行きたくなります。ウォーキングなどの有酸素運動は、酸素を用いてエネルギーを多く作り出す運動ですが、細胞のミトコンドリアのTCA回路でエネルギー源の糖質や脂質を燃焼させてエネルギー産生するときに水が発生します。そのために、ウォーキングを続けるほど体内で多くの水が発生することになります。
ウォーキングの距離が短ければスタートとゴールにトイレがあれば充分ということもありますが、長く歩くほどトイレに寄らないわけにはいかなくなります。ウォーキングには、いろいろのスタイルがありますが、日本ウオーキング協会が普及しているマーチングリーグは集団で長距離を歩行するウォーキングスタイルで、その影響もあって長距離を歩くことが推奨されています。
ウォーキングコースを決定するときに、決定したコースを右回りと左回りの、どちらにするかで揉めたことがあります。陸上のトラック競技なら左回りと決められていますが、マラソンはトラックから出たら、どちら周りにしても問題はありません。人は右、クルマは左の原則に従うと、道路を歩くときに左回りにすると外側を歩くことになって距離が延びることになります。長距離を歩きたい人には優位になるということがあり、左回りを主張する人がいます。右回りと左周りでは横断する道路の数が異なることから、クルマの影響が少ないほうを選ぶこともあります。
揉めたのは、ウォーキングのイベントのスポンサーの本社の前を通るコースにしたいということで、トイレがコースの後半に少ないルートになることが原因でした。実際にはスポンサーの会社を通過して、そこで飲料のサービスを受けて、トイレも貸してもらうということで手を打ったのですが、そのために休日に一部の社員に出てきてもらうことにはなりました。
トイレがウォーキングコースに均等に設置されていればよいのですが、密集してあるところがある一方で、ほとんどないという場合もあります。もちろんスタートとゴールにはトイレがあるのが絶対条件ですが、歩き始めのところにはトイレはなくても、ゴールに近づくほどトイレの間隔は短く、数が多いほうが安心できるコースとなります。店舗やコンビニのトイレは、そこでの買い物を条件として使わせてもらうことができます。駅や公共施設も使わせてもらいやすいので、こういったことを考えてコースを決めることが必要になってきます。
情報更新のために検索サイトを利用することが頻繁にあります。検索ワードを絞り込んで、やっと探し当てたと思ったら、私たちのサイトだったり、私たちが提供しているコンテンツだったというのはよくあることです。自分たちで探していて、このようなことがあるだけに、私たちが情報発信をしている団体や会社の方々から、私たちの情報の裏を取ろうとして検索しているが、他の情報が見つからないという話を聞くことがあります。
これには、いくつかの理由があって、古い情報が見られなくなっていくことで上位に掲載されないことから見つけにくいということがあります。私たちは、そんなに古い情報を出しているのかという話になるかもしれませんが、私たちの古い情報というのは考え方であって、そこに出てくる情報源の発表データなどは常に更新しています。そのために平成22年4月から毎週、健康に関するデータを収集して関係者に発信しています。それが健康情報メールで、このサイトから発信希望を受け付けています。
もう一つの理由は検索ワードの問題で、一般的な言葉で検索すると商業的な情報が物量作戦で優っていることもあって、上位には出てこないということがあります。検索ワードの内容を少し変えるだけでなく、順番を変えるだけでも違うサイトが上位に出てくる場合もあります。以前は一般的な検索ワードでも上位に出ていたサイトが急に出てこなくなった時期があります。それは“まとめサイト”(キュレーションサイト)が一気に増えて、さまざまな検索ワードを使っても上位にまとめサイトが出てきたことを指しています。
まとめサイトはインターネットで情報を収集してまとめてあるので、情報収集には便利なものとして広まりましたが、著作権侵害の問題があって急に減っていきました。これは著作権を侵害した例が多かったということですが、一般的な検索ワードではなく、特殊な検索ワードを駆使して検索しているときにも、よくまとめサイトが出てきました。これは、どうしてかというと、私たちのコンテンツが使われていたということが多くありました。自分たちのコンンテンツを、自分で検索して探し当てたようなものです。
私たちは正しい情報を提供してきていて、それが正しく伝えられないと、間違い情報となることもあります。間違った情報だけなら案外と気づかれやすいものですが、正しい情報を出しておいて、それを違った方向に導いていくと、なかなか気づかれないものです。「こういった理由から、こうなる」ということは正しくても、「だから、これがよい」ということで本論とは違った情報が伝えられることがあります。
まとめサイトが急激に減ってきてから、私たちのコンテンツが間違い情報のために使われることは減りました。しかし、また私たちの情報が検索で引っかかるようになってきました。それは“ランキングサイト”です。ランキングは選択のためには便利であっても、誰が判定したランキングなのか、何を目的にしているのか、によって信頼度が大きく異なります。あまり信頼がおけるようなランキングでないと思えるところに、私たちのコンテンツが使われる例があります。
以前なら削除を求めることもありましたが、変なコンテンツを参照して間違った情報が広められるくらいなら、私たちのコンテンツを使ってもらったほうが、まだよいと考えるようにもなりました。中には、あまりに間違い情報の根拠として使われていたことから問い合わせをしたところ、いつの間にか消えていたということはありました。
本物の商品が人気になると、必ずと言っていいほど偽物が出てきます。その一つとして話題にのぼっているのはマヌカハニーです。マヌカというニュージーランドだけに自生する花から採れるハチミツで、強い抗菌力によって口の中の菌、胃の中の菌、そして腸内の菌に対して威力を発揮します。胃には中高年になるとピロリ菌という胃がんの原因とされる菌(ヘリコバクター・ピロリ)が増えていきますが、これに抗えるものとしては抗生物質があります。しかし、抗生物質によって除去できなかった菌は耐性を持って、次からは抗生物質が効かなくなるという恐ろしい難点があります。ところが、ピロリ菌を退治することができる唯一の食べ物があります。それがマヌカハニーなのです。
マヌカの白い花は12月から1月までの現地の夏に咲きます。この季節には他の花は咲かないので、他のものが混じることがないという特徴があります。咲く時期が決まっているということは収穫数量も限られてくるということで、人気が高まるほど品薄になるわけです。ところが、日本には輸入量を上回るマヌカハニーが販売されています。上回っているものの多くがネットなどの通販です。
マヌカハニーと特有の色と濃さが特徴なので、さすがに普通のハチミツをマヌカハニーと偽って販売されることは少ないものの、マヌカハニーが入ったハチミツというものがあります。そのことをしっかりと表示してくれていれば、マヌカハニーとマヌカハニー入りのハチミツを間違って購入するようなことはなくなります。しかし、偽物を本物らしく販売する方法があります。これは日本のワサビの加工品にも見られるものですが、「本ワサビ」と「本ワサビ使用」は違うものです。使用と書かれたものは本ワサビ以外のものが使われているということです。
実際には日本特有の品種のワサビ(山葵)である本ワサビに、西洋ワサビ(ホースラディッシュ)を加えています。中には西洋ワサビに本ワサビを少しだけ加えたものもあります。西洋ワサビは色が薄いので、色素が加えられることもあります。本ワサビはアブラナ科ワサビ属、西洋ワサビはアブラナ科トモシリソウ属と品種が違います。西洋ワサビはローストビーフの付け合わせに使われているもので、本ワサビより1.5倍も辛い特徴があります。本ワサビ100%のものを選びたいということです。
本題に戻りますが、マヌカハニーの抗菌力は特有のメチルグリオキサール(MGO)によるものです。マヌカハニーのグレードは抗菌成分の量で決まってきます。MGOが多いものほどグレードが高いというわけですが、マヌカハニーの有効成分が判明していなかった時代に、UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)という基準を設けて評価されていました。今もUMFで示された製品もありますが、具体的な抗菌力を示すMGOの評価が高まっているのは当然のことです。MGOはマヌカハニー1kgに100mgが含まれていることを指していますが、MGOはニュージーランドの1社が商標登録しています。
MGOはグルコース(ブドウ糖)が加熱されるときにも発生するといいます。抗菌成分が多ければよいということではなく、加熱していないことが重要です。ここが偽物が登場する余地となっていて、抗菌物質が多ければよいというなら加熱によって増やすことができるわけです。この加熱が実は問題で、加熱によって5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)が増えます。HMFには発がん性も認められていることから、加熱されていないものを選ぶのは当然のことです。
デパートなどの靴売り場には靴をはじめとした履物が売られています。靴下売り場には靴下やストッキングなどが売られています。それは当たり前のことという印象ですが、欧米のデパートや専門店に行くと靴売り場で靴下も売っています。歩きやすさを求めて靴を買うのだから、その目的を達するために足に合わせた靴と、靴の中に入れるインソール(中敷き)を合わせて、最後に靴下を合わせるのは当然といえます。
同じ目的の靴、例えばウォーキングシューズでも、メーカーやデザイン、足の形状、歩き方の癖などによって微妙に(場合によってはかなりの)違いがあるので、インソールと靴下で調整するのは、やるべき、というよりも、やらなければならないことです。シューズに合わせて、靴下も履き分けるようにします。
今まで履き慣れた、お気に入りの靴下を捨てなければならないこともあります。ウォーキングシューズを足にピッタリと合わせて選んだことで、靴下が合わなくなることがあるからです。シューフィッターという足と靴と健康協議会の認定資格がありますが、靴を選んで終わりではなく、靴下まで選んであげて、心地よく歩けるようにするのが本来の仕事だと思います。
ウォーキングのオーソリティー団体は日本ウオーキング協会(ウォーキングではなくウオーキングが固有名詞)は、創立時に「いつでも、どこでも、どんな格好でも」をキャッチフレーズとしていました。どんな格好というのはウェアだけでなく、シューズも指しています。今では、よいウォーキングシューズ、個人に合わせた選び方ができるウォーキングシューズが登場しているので、好きなものを選んでも歩きにくいというようなことはなくなってきていますが、それでも、いつもの歩き方とは違う歩幅を広げた勢いのよい歩き方をする、長く歩くというときには、靴の内側が足の形状にフィットするように、中で足が余分に動いたり、締めつけすぎたりもない適度な当たりにしないと、的確な歩き方ができにくくなります。
自分としては、ちゃんと足に合う形状のシューズを選んでいるつもりでも、最新鋭の3D計測で足の形状を確認すると、案外と合っていないシューズを履いてきたことに気づかされることがあります。日本メディカルダイエット支援機構の理事長の話ですが、3D計測で足首から下の形状を明らかにしてもらい、それで好みのデザインのものを選ぼうとしたら、「あなたに合うのは、この2種類だけ」と言われてしまったと話していました。しかも本人は左右の足と靴の内部の当たりが同じようだったので、両方とも同じサイズ(長さ)だと思っていたところ、左右が0.5cm違っていました。それで長い方に合わせて、足先が余分になったところに何か当てるかして調整するのかと思ったら、踵を合わせて靴を履き、紐の締め方によって当たらないようにすることができたということです。
本来なら右と左のインソールを変えて、靴下の厚みも変えたほうがよいのですが、靴下は左右が同じものが原則なので、インソールだけの調整になりました。このように、足に合わせ、歩き方に合わせた靴を選ぶのは、なかなか難しいところがあるので、安易に決めるのではなく、まず自分の足の特徴を知って、どんな歩き方をするのかにも合わせて、選び尽くすことが必要ということです。
内臓脂肪が蓄積していることは外見からわかります。腹囲のサイズが大きくなるということは、それだけ内臓脂肪が腸の周りに蓄積している証拠です。腹部が出るほど内臓脂肪の量が多いことがわかるわけです。しかし、脂肪を目にしているわけではないので、なかなか危機感が湧いてこないという人もいます。
太らない料理をするときに、肉についている脂肪を切り落として赤身の肉だけを使うことがあります。この切り落とした脂肪が1kgもあれば、それを見せるということもできるのでしょうが、見本で見せるのは難しいかもしれません。以前に、病院給食の食材として肉の脂肪を切り落としたものを見せてもらったことがあります。この脂肪の1kgの容積を調べたところ、1110㎤(立方センチメートル)となりました。赤身肉と脂肪の重量を比べると、平均的には肉が1に対して0.8、つまり80%の重量なので、容積にすると20%ほど脂肪のほうが多くなります。
これでもイメージしにくいので、ペットボトルで比べてみると、水の比重は1であるのに対して脂肪の比重は0.9なので、1000mlのペットボトルよりも10%ほど多い量ということになります。ダイエットに成功して体脂肪を10kgも落とした人がいると、ペットボトル11本分の容量となります。
落としたいのは体脂肪ですが、脂肪で計算すると間違いやすいのはエネルギー量です。脂肪のエネルギー量は1g当たり約9kcalあります。しかし、体脂肪は水分が20%含まれているので、1g当たりでは7.2kcal、1kg当たりでは7200kcalとなります。1日の摂取エネルギー量を男性の2400kcalとして計算すると、3日分の食事のエネルギー量と同じことになります。運動で2400kcalを消費するとなると、マラソンは1時間で1000kcalの計算なのでフルマラソンを1回やれば1日分の食事量と同じになります。1日で体脂肪を1kg減らそうとしたら1日にフルマラソン3回分の運動という恐ろしいことになります。
これだけの運動するのは実際には不可能なことなので、運動だけでなく、食事だけでなく、両方を取り入れることになります。それでも、なかなか効果が出にくいので、私たちは運動と食事のタイミングによって効果的に体脂肪を燃焼させる方法であるメディカルダイエットを採用しています。このタイミングによるダイエット法は、インターバルウォーキング指導者の講習テキストで詳しく紹介しています、また、日本メディカルダイエット支援機構が認定をする通信教育の中でも目玉のテクニックとして紹介しています。このサイトの「メディカルダイエット」の中でも一部紹介しています。また、ダイエットSNS最大級の「ダイエットクラブ」のラボにも掲載されています。
簡単に説明すると、空腹時に運動をすると血液中のブドウ糖が不足していることから筋肉の中のグリコーゲンを分解してブドウ糖として使われています。この後に食事をすると、肝臓で合成されるグリコーゲンが増えて、その分だけ血糖値を上昇させるブドウ糖が減ります。血糖値に反応して膵臓から分泌されるインスリンには肝臓での脂肪合成を進める作用があるので、血糖値が高くなるほど太りやすくなり、血糖値が高くなりにくいほど太りにくくなるということです。





