投稿者「JMDS」のアーカイブ

パソコンのWordソフトで文章作成していると、頻繁に使っている言葉が優先的に変換されるため、よく確認しないまま打ち込んでいると、プリントしてから、ネットにあげてから妙な変換になっていて、慌てて修正することがあります。
これは自分たちが間違ったのではなく、他の人の間違いを発見した例ですが、事件の記事に「お食事券」という言葉が出てきて、食事券を賄賂で渡したというような話なのかと思って記事を読んでいたら、「汚職事件」の変換ミスだということに気づきました。
最近の私たちの変換ミスでは「和気」という言葉が何度も出てきます。このサイトの最新情報でもアップしてから気づいたことがあり、今では変換ミスが起こらないように気をつけていますが、文字を打ち込んでいるときには「というわけで」としたかったのに「という和気で」と変換されます。というのは、今、和気という文字を企画などで数多く打っているからです。
和気というのはJR西日本の山陽本線の「和気駅」がある「和気町」のことで、この町には「和気鵜飼谷温泉」という有名な温泉施設があります。この温泉の近くを流れる岡山三大河川の吉井川の向こう側には「岡山和気ヤクルト工場」があります。西日本のヤクルトを製造しているところで、工場見学をするとバスで和気鵜飼谷温泉に連れてきてもらえるサービスがあります。
「和気神社」の祭神は和気清麻呂です。和気清麻呂は道教事件で有名な奈良時代末期から平安時代の初期に活躍した貴族です。その出身地ということで“和気といえば清麻呂”とされていますが、薬学関係者では和気清麻呂の息子の広世、福祉関係では和気清麻呂の姉の広虫があげられます。
ここまでの話でも健康関連のつながりがあるかと気づく方も多いかと思いますが、和気町には片上鉄道の廃線跡を活用した片鉄ロマン街道という34kmのウォーキング・サイクリング専用コースがあります。和気駅近くには「和気アルプス」と呼ばれる「和気富士」から続く登山コースがあり、キャンプ場の「和気美しい森」があります。
健康づくりにはもってこいの場所ということで、日本メディカルダイエット支援機構のメンバーが未病をテーマとした健康プログラムに参加しています。
ここまで「和気」と打ち込んでいると、また変換ミスが頻発しそうなので注意して文字打ちをしないといけなくなりますが、和気町と赤磐市にまたがる吉井川ふれあいパークの隣接地に「ふれあい健康アイランド」の建設が始まりました。その施設はインドアと半インドア(テント施設)があり、運動による介護予防の施設として、赤磐市と和気町との連携で事業を進めていきます。ふれあい健康アイランドのオーナーは、日本メディカルダイエット支援機構の理事であり、他の役員、会員も参加して、この事業に取り組んでいくことになります。

寝る前に飲酒をすると、よく眠れると言われますが、「飲んだら何度も目覚めてしまう」という人がいます。どんなものを飲んでいるのかを聞いてみたらビールとのこと。寝酒はナイトキャップと呼ばれますが、強いお酒、つまりアルコール度数が高いウイスキーやリキュールなどを飲んで、眠気を誘うというのが本来の飲み方で、アルコールが含まれているものなら何でもよいというわけではありません。アルコール度数が低めのビールは量が飲めるので、寝る前の水分の摂りすぎで寝ている間にトイレに行きたくなって、目覚めることになります。
では、通常のナイトキャップなら寝覚めることはないのか、というと、飲酒をするとアルコールが代謝を高めるエネルギー源となるので、体温が上昇するとともに水が多く作られます。これは細胞の中でエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)を作り出すときに二酸化炭素と水が発生するからで、エネルギー量が高いほど体内で作られる水が多くなります。
若いときには、それくらいの水分では熟睡度が影響されることはないものの、年齢を重ねてくると水分の増加が寝ている間の尿につながっていきます。年齢を重ねると飲酒して寝たときには、寝ている間に目覚めることがあるのは飲酒によって睡眠度が浅くなっていることもあります。
飲酒するとアルコールの麻痺性もあって、眠りにつきやすくなります。しかし、眠りの度合いは低く、いわゆる眠りの質が悪い、浅い眠りとなります。睡眠は初めの深い眠りがあると、90分周期で繰り返される睡眠も深くなる傾向があります。この睡眠の波は徐々に小さくなりながら、最後のほうには小さな波になって、何か刺激を受けると睡眠の途中で目覚めることになります。
一般には睡眠周期は90分で、4回の周期で6時間睡眠となり、そのあとは浅い眠りになって7時間程度の睡眠時間となります。ところが、年齢を重ねると深い眠りは2回となり、それ以降は浅い眠りの波になるので、眠りについてから3時間ほどでトイレに起きるようなことになります。このように眠りが浅いのに、さらに寝酒で眠りが浅くなったのでは目覚めやすくなるのは当然のことです。
テレビ通販のコマーシャルで目にするノコギリヤシは、男性の前立腺の肥大に好影響を与えるので、効果的に排尿されることから寝ている途中で目覚めることがなく、「スッキリ」というのは理解できますが、寝酒をすると水分が多く作られているので、コマーシャルに登場する高齢者ではスッキリの度合いが変わってくる可能性があります。

通常の速度による歩行と速歩を繰り返す“歩くサーキットトレーニング”について、健康づくりの基本として自治体に提案していることを話した雑誌記者から、生活習慣病によって効果的な歩き方があるのかを聞かれました。これまでにも生活習慣病の種類による運動法の違いについて語ってきたからです。ウォーキングは生活習慣病に対応する運動療法の基本となっているわけですが、それぞれの生活習慣病によって効果が得られる歩行法があるのは確かです。
ウォーキングを始めたときには平常時に比べると多くのエネルギーを、すぐに作らなければならないので、燃焼しやすいブドウ糖を先に燃焼させます。ブドウ糖が中心になって燃焼するのは10分ほどです。そのため、血糖値を下げるためには、10分間のウォーキングを何度か繰り返す方法がすすめられます。血糖値が高めの人は筋肉をつけるための強化運動も指導されることが多く、歩幅を広くした勢いのよい歩行は筋肉強化にも役立ちます。
血液中の中性脂肪が多い場合には10~15分を超える有酸素運動が必要で、30分以上のウォーキングがすすめられます。内臓脂肪がエネルギーとして使われやすいのは全力で運動をしたときの50~60%の負荷がかかった状態で、歩くスピードとしてはスタスタと腕を前後に大きく振りながら、歩幅も広くする歩き方が有効です。
LDLコレステロール値が高い人は、有酸素運動によってHDLコレステロールを増やすことでLDLコレステロールを減らすことができます。歩行数が8000歩を超えるとHDLコレステロール値が顕著に増えています。
肝機能の強化には有酸素運動が有効で、毎日20分以上、心拍数が「(200-年齢)×60~70%」の強度でのウォーキングがすすめられます。
身体的な負荷を増やすためには中強度のウォーキングである速歩を取り入れ、早く歩きにくい身体状況にある場合には2本のポールを用いて歩行するノルディックウォーキングを採用しています。
ウォーキングは歩くことで、片足が地面に触れています。これに対してジョギング、ランニングは両足が地面から同時に離れるもので、ジョギング、ランニングと比べるとウォーキングは速度も遅く、強度も弱くなっていますが、走ることに比べると身体的負荷が弱く、長く続けることができます。運動強化を高めて歩くことによって、ジョギングなどと同じ運動効果を得ることができます。
ウォーキングとジョギング(ランニング)を比べると、ジョギングのほうが心拍数の上昇が大きく、筋肉への負荷も強いことから消費エネルギー量も多いように思われがちです。しかし、実際には大股で全力歩きする中強度のウォーキングは速度が遅いにもかかわらず、同じ時間で比較すると消費エネルギー量が大幅に高くなっています。
また、ジョギングは長く続けることはできにくいものの、中強度のウキーキングは走るよりも長く続けられます。ノルディックウォーキングの場合には1時間も継続させることができます。
このような内容を、すべて紹介して健康づくりを科学的に進めてほしいとの思いから実施しているのが「インターバルウォーキング指導者」の資格認定です。

日本人の体質とヒトケミカルの関係について、メディア関係者から「しつこい」と言われるほど繰り返し書いてきました。もう、そろそろいいのじゃないか、と言うつもりなのか、「日本人はヒトケミカルが大きく減っているのだから、サプリメントで摂れ」と結論を述べればよいのではないか、とのメールが送られてきました。
サプリメントとして摂ったほうがいい、と言って、そのとおりやってくれて、体質の問題をクリアしてくれるなら、そんな簡単なことはありません。なぜ必要なのかを充分すぎるくらいに説明して理解してもらわないと決断してくれない、やったとしても続かないので、さらに述べさせてもらうことにしました。
日本人に限らず、若いときには三大ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10は体内で多く合成されて、それがエネルギー代謝に使われるので、糖質のブドウ糖も脂質の脂肪酸もエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)に効率的に変化して、活動のためのエネルギーが多く作られます。若いときには疲れにくく、元気に動くことができるわけですが、年齢を重ねて三大ヒトケミカルが多く合成されなくなるとエネルギー不足になりやすく、疲れる、元気がない、免疫が低下する、消化力が低下する、といったように老化の反応が起こるようになります。
日本人は歴史的に脂肪を多く摂ってこなかったために脂肪酸の代謝に必要なL‐カルニチンの合成量が少なく、これだけを見ても欧米人よりもエネルギー代謝が低く、エネルギー量に注目すれば同じ年齢でも年を取っているのと同じことになります。日本人は歴史的に長生きしてこなかったことから、年を取ってから多くのエネルギーを必要としなかったこともあり、60歳を過ぎると急に三大ヒトケミカルの合成量が減ってきます。
日本人が世界トップクラスの長寿になったのは環境、経済、栄養、運動、医療など、さまざまな要因、さまざまなラッキーが重なったからと考えられますが、長生きになったのにエネルギー代謝のために重要な三大ヒトケミカルが大きく低下して不足した状態になっているのでは、加齢の速度以上に身体の中は老化が進んでいることになります。
言葉の扱いとしては、どうかと思いますが、“生ける屍(しかばね)”と言う言葉があります。生きていることには違いがないものの、まるで死んだような状態になっていることを指しています。ここまではなっていなくても見た目は健康そうで、年齢相応、年齢よりも若く見えるのに身体の中は実年齢よりも老化しているという人は案外と多くなっています。こういったことが平均寿命と健康寿命の差を大きくする要因となっています。
日本人は平均寿命こそ世界のトップクラスにあるものの(昨年に男女平均で世界1位から世界2位になった)、平均寿命が延びた分だけ健康寿命との差が長くなっています。健康寿命は他の人の手を借りずに、自立して自由に暮らせる状態である年齢を指していて、その差が大きいということは、実年齢よりも運動機能が低下していて、血管の疾患(心臓疾患、脳血管疾患)によって自由に動けないということを示しています。
その原因の中で大きな割合を占めているのが三大ヒトケミカルの不足によるエネルギー代謝の低下、エネルギー不足による身体機能の低下と考えられています。
三大ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10については、このサイトの「サプリメント事典」を参照してください。

身体が冷えやすい体質の日本人は、身体を温めるということでは恵まれた環境にあります。それは温泉が各地にあるということです。温泉は火山の恩恵でもあるので、噴火の不安、地震の不安にも繋がるわけですが、今回は体質の話ということで、温泉のプラス面について触れます。温泉と家庭の風呂では同じ温度での入浴であっても身体が温まる、いわゆる芯から温まるという状態になることについては以前に紹介しました。
温泉に入るのはよいことであっても、家庭に温泉を引いてある環境でもなければ、好きなときに身体を温めるというわけにはいきません。温泉にはかなわなくても、家庭での入浴でも身体が冷えやすい人には充分な効果があります。しかし、いつでも好きなときに入浴するというわけにもいきません。
身体を温めるにはエネルギー源の糖質や脂質(脂肪)を燃焼させて体熱を多く作り出すようにすればよいわけで、そのためには運動が重要です。これについてが「運動選手でもなければ無理」という感想が大半でしょう。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準」によれば、日常生活による消費エネルギー量は運動による消費エネルギー量に比べると少ないものの、長く続けられることから全体の消費エネルギー量が多くなることが示されています。エネルギーの消費が多いということは、それだけ燃焼が進んで体熱が多く発生するということになります。
日常的な活動は重要であるといっても、1日の活動を見ると、あまり身体を動かしていない時間も多くあります。そのときにも基礎代謝としてエネルギーは使われているわけですが、この基礎代謝を高めることこそが全体のエネルギー量を多くするためのキーポイントとなります。
三大エネルギー源の糖質、脂質、たんぱく質を燃焼させてエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)を細胞内のミトコンドリアで効果的に作り出すためには、ビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂)を欠かさないようにすることも大切ですが、それと同時に三大ヒトケミカルの補給も重要となります。
三大ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10は、ミトコンドリア内でエネルギーを作り出すTCA回路(エンジンのようなもの)でATPを作り出すために必要なのもので、体内で合成されているものの20歳代をピークに減少し続けます。三大ヒトケミカルが充分にあれば普通に生活をしているだけでもATPが多く作られるようになり、運動や入浴の温熱効果も高めることができるようになります。
α‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10については、このサイトの「サプリメント事典」を参照してください。

日本人の体質の特徴といえば、なんといっても冷えやすいことです。日本人は血液の温度が低く、それが体温を低くさせる大きな要因となっています。日本人の血液温度は38℃以下で、欧米人の血液温度よりも1℃ほど低くなっています。そのために本来なら温かい血液が次々に送られてくることで温度が補充され、放熱による温度低下を上回るはずなのに、上回ることができなくなって血液が回りにくい手足などの末端から冷えを感じるようになります。
欧米人は肉食を中心にしてきたので脂肪を多く燃焼させる能力が高いのに対して、日本人は歴史的に脂肪を多く摂ってこなかったので、脂肪を燃焼させる能力が低くなっています。脂肪を燃焼させるために必要な三大ヒトケミカルの一つのL‐カルニチンは体内で合成され、年齢を重ねるにつれて合成量も蓄積量も減少してきますが、日本人はL‐カルニチンの必要量が少なかったことから年齢による減少が大きく、60歳をすぎると大きく低下してしまいます。冷えやすい人は高齢になると、もっと冷えるようになるということです。
脂肪の燃焼のために必要なコエンザイムQ10も年齢を重ねると大きく減少していきます。L‐カルニチンとコエンザイムQ10が充分にあれば脂肪を効果的に燃焼させて、体脂肪が余分に蓄積されないようになるだけでなく、燃焼した結果、産生されるエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)の量も増えて、これが全身の活動のためのエネルギーとなります。ATPが多いほど疲れにくく、老化しにくく、元気に動くことができるようになります。ATPは全身の細胞のエネルギーとなるので、全身をパトロールしている免疫細胞の白血球やリンパ球の働きも高めて、免疫を高めることにもなります。
ATPの約70%は生命維持のための基礎代謝に使われます。そして、基礎代謝の約70%は体熱に使われるので、ATPの半分ほどは体温を保持するために使われています。エネルギー源は脂肪だけでなく、糖質とたんぱく質があり、これを合わせて三大エネルギー源と呼ばれます。どのエネルギー源を使ってエネルギーを作り出してもよい感じもしますが、エネルギー量が違っています。脂肪は1g当たり約9kcalと、約4kcalの糖質、たんぱく質と比べてエネルギー効率がよいので、脂肪を燃焼させやすいのは活力が高まりやすい身体ということになります。
脂肪を燃焼させて体温を高めることが、まずは日本人の体質的な弱点をカバーするための基本となります。
L‐カルニチン、コエンザイムQ10については、このサイトの「サプリメント事典」を参照してください。

ドライフルーツはフルーツを乾燥させて、栄養を凝縮させたうえに、皮ごと食べられるので食物繊維も豊富で、さらに抗酸化成分が多く含まれていることから人気の食品となっています。人気の要因には甘くて食べやすいということもあります。
この甘いということが、食べすぎると健康効果を通り越して、マイナスにもなりかねないことが指摘されています。それは果糖とブドウ糖が多いことです。フルーツの甘さは砂糖のようなブドウ糖によるものではなく、果物に豊富に含まれている果糖によるものです。甘いものを食べるというと血糖値が気になりますが、血糖は血液中のブドウ糖のことで、果糖で血糖値は上昇しません。だから、果糖を多く摂っても健康上の問題はない、と考える人もいるようですが、果糖は食べすぎると血液中の中性脂肪値を大きく高めてしまいます。このことは動脈硬化のリスクを高めます。
もう一つのマイナス面は、ブドウ糖が多いことです。フルーツにはブドウ糖は少ないのですが、加工の段階で砂糖が使われているものがほとんどです。砂糖は果糖とブドウ糖が1対1の割合でできているので、砂糖の使用量が多いほどブドウ糖の量が増え、さらに果糖も増えることになります。
砂糖が使われるのは甘くして食べやすくするためではありません。砂糖を使わなくても充分に甘いものに、わざわざ砂糖を加えるのは軟らかくするためです。軟らかくなるのは砂糖に水分保持作用があるからですが、砂糖が水分を吸着することで全体の水分が減って菌の繁殖を抑える作用もあります。甘い菓子類や料理が腐りにくいのは、この作用のおかげです。
ドライフルーツで砂糖を使わないと水分が抜けすぎて硬くなることに加えて、菌の繁殖という衛生面も問題も出てきます。となると、ドライフルーツに砂糖を使っても血糖値が上昇しにくくする方法を考えれば良いことになりますが、それを可能にするのがシクロデキストリン(環状オリゴ糖)です。シクロデキストリンはブドウ糖が環状になったもので、オリゴ糖の性質があるのでブドウ糖として吸収されることはありません。
砂糖にα型のシクロデキストリン(ブドウ糖が6個)を10%ほど加えると血糖値の上昇が抑えられることが明らかにされています。その理由ですが、水溶性食物繊維であることから糖を胃から腸にゆっくりと運ぶことで血糖値の急上昇が抑えられることが一つにあげられます。もう一つは環状のオリゴ糖が他の糖を吸着して腸から吸収されないようにする働きです。
血糖値が上昇すると膵臓からインスリンが多く分泌されますが、インスリンには血糖値を抑える働きと同時に、肝臓での脂肪合成を促進する働きがあります。血糖値が急上昇するとインスリンの分泌量も増えるので、どうしても太りやすくなります。
甘くて、食べやすくて、さらに血糖値が上昇しにくく、太りにくいという有益な新たなドライフルーツを作ることができるようになります。
シクロデキストリンについては、このサイトの「サプリメント事典」を参照してください。

LDLコレステロールについてテレビ番組の参考にとサイト検索していたディレクターから、“簡易辞書”代わりに問い合わせがありました。パソコンを立ち上げるよりも簡単で早い、しかも安い(無料)ということで「牛丼ではないのだから」と思いつつも、ちょうどよい機会なのでLDLコレステロールとLDLの違いについて説明しました。LDLコレステロールは多くのサイトで説明されていますが、LDLとの混同があって、勘違いや混乱を起こす要因となっています。
LDLは低比重リポ蛋白(タンパク)のことで、血液中にコレステロールを効果的に送り出し、全身に運ぶためにコレステロールとタンパク質などが組み合わされた構造となっています。コレステロールは脂肪なので、水分の血液中に放出されると“水と油”の関係から血液中で固まってしまいます。これでは全身の血管にスムーズに流すことができなくなるので、親水性のタンパク質で包むようにして流れやすくしています。
本来ならLDLという呼び名でよいはずですが、コレステロールの割合が多くなっているということで、LDLコレステロールと一般には呼ばれています。しかし、LDLコレステロールというのはLDLの中に含まれているコレステロールのことで、LDLそのものではないので、どうも全体をLDLコレステロールと呼ぶのには抵抗感があります。
LDLコレステロールと並んでよく登場するのはHDLコレステロールです。LDLはコレステロールを多く運んでいるので、全身の血管に運ばれるコレステロールが多くなり、動脈硬化のリスクが高まります。そのために悪玉コレステロールとも呼ばれています。これに対して、コレステロールの量が少なく、血液中で余分となっているコレステロールを積んで運んで戻ってくるのがHDLで、動脈硬化のリスクを低くするということで善玉コレステロールとも呼ばれています。どこからLDLはコレステロールを運んでくるのかというと肝臓で、余分なコレステロールを運んで行く先も肝臓です。
コレステロールは全身の細胞膜の材料で、ホルモンや脂肪を分解する胆汁の原料となっているだけに、身体には必要なものです。だから、善も悪もないわけで、善悪で分けられるのはLDLとHDLです。しかし、善玉コレステロール、悪玉コレステロールという名前が広まっていることからコレステロールそのものに善悪がある、悪玉コレステロールという名前が強く印象に残っていることから、どうしてもコレステロールを悪玉と感じてしまう人がいるのは仕方がないことです。
こういった説明でわかったことは、LDLコレステロールとLDLは同じもの、HDLコレステロールとHDLが同じもので、中に含まれているコレステロールの量の違い、そのための役割の違いということです。
LDL(コレステロール)が動脈硬化のリスクを高める理由については、前回の情報を、ご覧ください。

フルーツ(果物)はビタミン、ミネラルの宝庫と考えられています。それは間違いないことですが、フルーツは“水菓子”と呼ばれるほど水分が多く、全体の食べる量と比べると、それほど多くの栄養素が摂れるわけではありません。そこで効果的にフルーツの栄養素を摂るためにすすめられるのがドライフルーツです。フルーツを乾燥させて水分の量を大きく減らしたことから、重量あたりの栄養素が多くなっています。凝縮された状態担っているので、同じだけの量を食べても摂ることができる栄養素の量が増えることになります。
フルーツは、すべてが食べられる“全体食”のように語られるものの、その多くは皮を取り除き、種を抜いて食べられることから、必ずしも全体を食べているわけではありません。種は次の世代に伝えるための重要な役割をしているので栄養豊富ではあるものの、硬くて消化されにくく、そのまま食べたのでは栄養の吸収を期待することはできません。ブドウの種はグレープシードと言いますが、その名がつけられた食品はグレープシードオイルといって種から抽出しています。
ドライフルーツは種を取り除いてから乾燥させるものと、そのまま乾燥させるものがありますが、どちらにしても皮は剥きません。皮ごと乾燥させることによって、まさに皮ごと食べることができます。
フルーツに色鮮やかなものが多いのは、強い紫外線を浴びているからです。強い紫外線を浴びると活性酸素が発生します。これはフルーツも他の植物も、人間も動物も同じことです。活性酸素の害に打ち克つために、植物は色素を抗酸化物質として蓄えています。動物は紫外線が強い環境でも日陰に隠れることができますが、植物はその場に居続けるしかなく、抗酸化物質の量が生き延びるための重要な役割をしています。
色鮮やかなフルーツほど紫外線を多く浴びていて、抗酸化物質を多く蓄積していて、自らを守る効果も高くなっています。その抗酸化物質を食べて、自らの抗酸化力を高めているのが私たちです。
「赤ワインのポリフェノールが動脈硬化を予防する」ということを研究発表して、“赤ワインブーム”“ポリフェノールブーム”を巻き起こすきっかけを作ったのは板倉弘重医学博士です。国立健康・栄養研究所の臨床栄養部長だったときの研究実績から始まりましたが、日本メディカルダイエット支援機構の理事長の主治医でした。“でした”というのは、理事長は東京から岡山に移住したからですが、“晴れの国”の岡山では紫外線の影響を受けやすく、抗酸化成分の重要性をヒシヒシと感じています。
活性酸素が動脈硬化の要因となるのは、悪玉コレステロールとも呼ばれるLDLコレステロールが活性酸素によって酸化して、変性(酸化)LDLコレステロールとなり、白血球の一種のマクロファージが変性LDLコレステロールを取り込んで血管壁の内壁に入り込んでいきます。これが続くと、血管壁が徐々に硬く、厚くなり、動脈硬化に向かって進んでいくことになります。
動脈硬化はLDLコレステロールが増えすぎることが原因であるとの認識で、コレステロールが多く含まれる肉類などを食べることが要因と考えられがちですが、血液中のコレステロールのうち食事に由来するのは約20%で、残りの約80%は肝臓で合成されています。食事の調整で動脈硬化対策をするのは難しいことで、動脈硬化のリスクを高めているのは活性酸素であるので、抗酸化成分を摂るべきです。
その抗酸化成分が凝縮されているドライフルーツは最も有効な食品の一つであり、血圧や血糖値、中性脂肪値などが基準値を超えていても、まだ合併症や、動脈硬化による脳血管疾患・心疾患(心臓病)が現れていない状態、つまり健康と病気の間の“未病”の人には有効であり、ドライフルーツの有効活用を考えたいものです。

早食いすると食べすぎる、早食いは太る、早食いは生活習慣病のよくない習慣、というようなことが言われます。病院の栄養士と付き合っていると(仕事上で)、患者には「早食いはよくない、時間をかけて食べましょう」と言っているのに、自分は早食いというのはよくあることです。“自分のことは棚に上げて”というわけですが、昼食の時間は給食の管理をして、食後には患者の栄養指導が入っているということで、食事に充分に時間が取れないというのはわかっています。
栄養士でも病院の管理的な立場の人になると、検食といって患者に提供した食事と同じものを食べてチェックをしなければならないので、できれば時間をかけて確認をしたいところでしょうが、“こんなにも早く食べる人がいるのか”と驚くような食べ方の連続で、こんな食べ方をしていて、よく太らないものだ、さすがに栄養のコントロールができている、と思わされます。
そのコントロールができていない、そもそも何がコントロールなのかわからないという人は、太るような食べ方をしたら、それこそ太る一方になってしまいます。
太る、太らないは食べ物の種類と量、つまり摂取エネルギー量だけで決まるように思われがちですが、食べ方が占める部分も大きく、その食べ方の中で早食いは特に大きな影響を与えています。食事は、ゆっくりと噛んで、と指導している一方で、食べているのか流し込んでいるのかわからないような食べ方では消化が充分に行われず、吸収も充分に行われず、そのためにエネルギー源を燃焼させてエネルギーとするために必要なビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂)の吸収量も減って、代謝が低下することになるので、どうしても太りやすくなります。
年齢を重ねていって、食べても太りにくくなっている人、もともと太りにくい体質の人は、同じ量を食べても太る結果になってほしいと願っている場合も多く見受けます。太るためには早食いも一つの方法ではあっても、栄養の吸収が悪いのでは仕方がありません。エネルギー源のうち、たんぱく質は筋肉を作るのに必要で、筋肉が増えれば体脂肪が増えたようでも筋肉が脂肪の燃焼を進めてくれるので、無駄に太るようなことを抑えることができます。筋肉をつけるためには材料のたんぱく質を摂るだけでなく、筋肉を作るためのエネルギーにもなるATP(アデノシン三リン酸)を全身の細胞のミトコンドリアで作り出すことが重要になります。
このATPを効果的に作り出すために必要なのが三大ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10です。三大ヒトケミカルのサプリメントを摂ると脂肪燃焼が進むのでやせるというのは間違いがないことですが、それと同時に筋肉も増えるので、少し多めに食べて筋肉も脂肪も増やそうと考えたら、α‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10は充分に補うようにしたいものです。
α‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10については、このサイトの「サプリメント事典」を参照してください。