投稿者「JMDS」のアーカイブ

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンのビタミンB₁の欠乏の回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」の続きを紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
*妊婦の付加量(推定平均必要量、推奨量)
妊婦の付加量を要因加算法で算定するデータはありません。

そのため、「ビタミンB₁の必要量はエネルギー請求量(必要量と同じと考える)に応じて増大する」という代謝特性から算定しました。

すなわち、妊婦によるエネルギー付加量(身体活動レベル「ふつう」の初期の+50kcal/日、中期の+250kcal/日、後期の+450kcal/日)に推定平均必要量算定の参照値0.30mg/1000kcalを乗じると、初期は0.015mg/日、中期は0.075mg/日、後期は0.135mg/日と算定されます。

これらの算定値は、あくまでも妊婦のエネルギー要求量の増大に基づいた数値であり、妊娠期は個々人によってエネルギー要求量が著しく異なります。

妊娠期は特に代謝が亢進される時期であることから、妊娠後期で算定された値を丸めた0.1mg/日を、妊娠期を通じたビタミンB₁の推定平均必要量の付加量としました。

推奨量の付加量は、妊娠後期の推定平均必要量の付加量の設定にあたって算定した数値に推奨量算定係数1.4を乗じると0.189mg/日(0.135mg/日×1.4=0.189)となり、丸め処理を行って、0.2mg/日としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「ごまの日」全国胡麻加工組合が、いい(11)ご(5)まの語呂合わせで制定。

「いい酵母の日」日健協サービス(埼玉県鴻巣市)が、いい(11)酵(5)母の語呂合わせで制定。

「縁結びの日」神話の国・縁結び観光協会(島根県松江市)が、いい(11)ご(5)縁の語呂合わせで制定。

「予防医学デー」北里大学北里研究所病院(東京都港区)が、予防医学で寄与することを目的として北里柴三郎が北里研究所を設立した1914年11月5日にちなんで制定。

「おいしいあなごの日」あなご専門店の松井泉(大阪府堺市)が、1年を通じて最も脂が乗っておいしい時季の11月と、おい(1)しい(1)あなご(5)の語呂合わせで制定。

毎月5日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

テレビ時代劇「水戸黄門」のスポンサー側(松下電器産業)のプロデューサーであった逸見稔さんは、1980年に宣伝事業部長を最後に松下電器産業から独立して、テレビ時代劇を中心に制作するプロダクションを立ち上げた、という話を、これまで書いてきました。

テレビ時代劇は、銭形平次にしろ桃太郎侍にしろ暴れん坊将軍にしろ、ワンパターンの形があって、それが見ている人を安心させる要素となっていますが、その究極の形が「偉大なるワンパターン」と呼ばれる「水戸黄門」でした。

ワンパターンの形があるテレビ時代劇の多くは小説の原作があり、それを台本にして時代劇が制作されていました。その原作の小説の中にワンパターンの見慣れたシーンがあるわけではなくて、それは台本を書く作家と時代劇のプロデューサーが考え出しています。

これに対して、「水戸黄門」の場合には江戸時代の講談で有名になった「水戸黄門漫遊記」を原案として、明治・大正・昭和初期に時代劇映画が盛んに作られました。

テレビ時代劇「水戸黄門」は、講談や時代劇映画を原作にするのではなくて、まったくのオリジナルで台本が作られました。

通常の時代劇では原作者と台本作家がいますが、テレビ時代劇「水戸黄門」の場合には原作者として葉村彰子(はむらしょうこ)が表に出されています。これは共同ペンネームで、その中心となっていたのが逸見稔さんです。

私が台本の勉強をさせてもらったときにも、書籍の『新作水戸黄門』の原稿を書くときにも、制作に使われた台本を受け取りに行ったのはオフィス・ヘンミでした。

他のコラムで、葉村彰子の偽物の女性に会ったことがあると書きましたが、即座に偽物とわかったのは、こんな事情があったからです。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

「顰める」と書いて、なんと読むかというと「しかめる」と「ひそめる」の両方の使われ方がされています。ともに「心配事や憂いがあったり、嫌な言動に不快を感じて表情に出すこと」を示すときに使われます。

表情の変化が顔の中で最も出やすいのは眉(まゆ)の動きで、そこで「眉をしかめる」、「眉をひそめる」という使い方がされています。

文化庁の「国語に関する世論調査」では、本来の使い方と誤用の割合を調べていますが、誤用のほうが多いという結果が多くなっています。これは誤用が少ないものは調査対象にすることが少ないということも関係しています。

その「国語に関する世論調査」で、ともに44.5%と同じ割合になったという初めてのことがありました。それは「眉をひそめる」と「眉をしかめる」の調査で、それだけ判別がつきにくい言葉ということです。

調査の質問では、心配や不安を感じて表情に出すこととして、どちらを使うかを聞いていますが、両方とも使う人は3.2%。どちらも使わない人が6.0%、わからないと答えた人が1.8%でした。

誤用は「眉をしかめる」で、これは「顔をしかめる」(不快などから表情をゆがめる)との混同と説明されています。

ということで、「ひそめる」のは眉で、「しかめる」のは顔という使い分けをすべきですが、先に触れたように、ともに漢字では「顰める」となるので、なかなか誤用を認識することも、正しい使い方を普及するのも難しいという、極めて珍しい言い間違い(実際には読み間違い)の例となっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンのビタミンB₁の欠乏の回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」の続きを紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
*高齢者(推定平均必要量、推奨量)
65歳以上の必要量の算定に当たり、特別の配慮が必要であるというデータはないことから、成人(18〜64歳)と同様に0.30mg/1000kcalを推定平均必要量算定の参照値として、対象年齢区分の推定エネルギー必要量を算定しました。

推奨量は、推定平均必要量に推奨量算定係数1.4を乗じた値としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンのビタミンB₁の欠乏の回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」を紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
*成人・小児(推定平均必要量、推奨量)
ビタミンB₁が正常な機能を発揮しているとき、赤血球トランスケトラーゼ活性係数は15%以上であると報告されています。

ビタミンB₁の欠乏-回復試験において、赤血球トランスケトラーゼ活性係数を15%以下に維持できるビタミンB₁の最小摂取量は0.30mg/1000kcalであったと報告されていることから、この値を1〜64歳の推定平均必要量を算定するための参照値として、対象年齢区分の推定エネルギー必要量を乗じて推定平均必要量を算定しました。

比較的少人数を対象とした介入試験の結果に基づいているため、不確実性の観点から個人間の変動係数を20%と見積り、推奨量は推定平均必要量に推奨量算定係数1.4を乗じた値としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「かき揚げの日」味のちぬや(香川県三豊市)が、かき揚げが麺に乗せて食べられることからカレンダーで11月11日の「めんの日」の上の11月4日を制定。

毎月4日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

私が東洋大学で学んでいるときに知り合った真宗在家門徒会は、公的な組織ではなくて、私的に学ぼうとする在校生と卒業生を中心とした集まりです。

私が加わった大学2年の時(今から50年も前)には13人でしたが、20人以上になったことはなくて、10人を下回ることもないといった少人数のサークルのようなものでした。

メンバーは文学部のインド哲学科(イン哲)で学んでいた方だけでした。「学んでいた」と書いたのは、イン哲に在籍していた人だけでなく、他の学部・学科に在籍してイン哲で学んでいたメンバーもいたからです。

私は、法学部法律学科に在籍していたのですが、大学受験のために聞いていたラジオ講座の講師がイン哲の教授で、挨拶に行っただけのつもりが、特別に聴講させてもらうことになりました。

それは浄土真宗の寺院(新潟県出雲崎町)に預けられていたこと、その寺院が真宗十派のうち真宗大谷派で東洋大学の創立者の井上円了先生の実家の慈光寺(新潟県越路町)と共通点があり、教授が話すことの大筋が理解できたことが縁となってのことでした。

浄土真宗は信者のことを門徒と呼びます。ただ呼び方が違っているだけではなくて、親鸞聖人を宗祖として仰ぎ、阿弥陀仏の救いと念仏の生活を勤める人々を指しています。

門徒は他の宗派の檀家と同じだと説明されることもあります。檀家は寺院を経済的に支援する家という側面が強いのに対して、門徒は親鸞聖人の教えを拠り所として生きる者という信仰の主体性が重視されています。

真宗在家門徒会のメンバーは、出家して寺を継ぐわけでもなく、かといって出家をしていない門徒である在家門徒とも違います。在家門徒は、浄土真宗(真宗十派)の各寺院に登録して、寺院や宗派の活動に協力する人を指しています。

寺院に登録して地域の活動をしているわけではなくて、真宗の真の部分(真理)を生涯にわたって追い求めていきたいという考えを持った、少し変わったメンバーであったのは否定しません。

真宗在家門徒会では、出家して出生名から変えるのではないとしても、違った呼び方をしようということで、あだな(ニックネーム)をつけていました。私の名前は正人(まさと)なので、お寺の出身っぽく「正念」と誰かがつけたのですが、それは母親の実家の寺院で祖父が私につけて呼んでいた名前と同じでした。

今でも真宗在家門徒会のメンバーとはSNS時代のおかげで交流が続いていますが、中には私の本名を知らずに(忘れているだけ)「正念さん」と呼び続けている人もいます。
〔小林正人〕

その人の大事な時間を奪うような行為というと、仕事をさせて報酬を支払わなかった、大きく減額させたということだけでなく、約束をすっぽかす、約束した時間に遅れていくということもあげられます。

他にも、中止することがわかってもすぐに連絡しない、遅れる連絡をしない、約束した時間より早く切り上げられる、といったこともあります。

さらに1対1での話の予定だったのに他の人が同席して充分な話ができなかった、事前に資料に目を通していくということだったので資料を送ったのに見ていなかったということもあり、このようなことは何度も経験しています。

携帯電話や通信アプリがなかった時代ならまだしも、今の時代に時間に関しての約束を違えて、他人の大事な時間を奪うことをしなくてもよいはずなのに、そんなことを繰り返す人、そのことをそんなには悪いとは思っていない人は少なからず存在しています。

もっと困った人は、同じ「待たせる」でも約束時間ではなくて、仕事を振っておいて、もしくは途中までやらせておいて途中から連絡が来なくなる、こちらから連絡をしても返事がなくなるといったことで、続けるのか止めるのかだけでも連絡をしてほしいのに、その連絡も来なくなるという人もいます。

その間の時間に仕事や作業はしていなかったとしても、待たされている間は泥棒をされている時間となります。他のことをして時間を効率的に使えばよかったのではないか、と言われることもあるのですが、他に用件がない時間と待たされている時間では、もしも仕事をしていたとしても気持ちも効率も違ってきます。

途絶える前の用件にかかった時間だけでなく、それに待たされている間の時間の重要性を伝えても、ほとんどの時間泥棒はピンときていないというのが実情です。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンのビタミンB₁の「指標設定の基本的な考え方」を紹介します。

〔指標設定の基本的な考え方〕
推定平均必要量の設定の基本的な考え方について統一を図るため、不足または欠乏の症状を回避するための摂取量として検討されました。

ビタミンB₁摂取量が1000kcal当たり0.2mg以下であると欠乏の症状が出現するおそれがあり、1000kcal当たり0.3mgであれば欠乏の症状は認められません。

しかし、臨床症状の発現にはさまざまな要素が関連するために、臨床症状に基づいて推定平均必要量を設定するのは困難です。

そこでビタミンB₁の栄養状態を反映する生体指標に基づいて、推定平均必要量を設定することとしました。

ビタミンB₁の栄養状態を反映する生体指標として、血中ビタミンB₁濃度、尿中チアミン排泄量、赤血球トランスケトラーゼ活性が用いられます。

これらのうち、ビタミンB₁の不足、欠乏に鋭敏に反応する赤血球トランスケトラーゼ活性が信頼性の高い生化学的指標とされています。

トランスケトラーゼはグルコース代謝経路の1つであるペントースリン酸経路の酵素であり、チアミン二リン酸(ThDP)を補酵素としてケトール基転移反応を触媒します。

ビタミンB₁が不足もしくは欠乏すると、細胞内チアミン二リン酸(ThDP)の濃度の低下に伴ってビタミンB₁を必要とするトランスケトラーゼなどの酵素の活性が低下して、ビタミンB₁が関与する代謝経路が十分に機能しなくなります。

チアミン二リン酸(ThDP)添加の前後で酵素活性を測定して、添加によって赤血球トランスケトラーゼ活性が上昇すれば、ビタミンB₁の不足と欠乏の状態を判定することができます。

この生体指標を赤血球トランスケトラーゼ活性係数(αETK)といいます。

赤血球トランスケトラーゼ活性係数とビタミンB₁摂取量との関係について調べた報告に基づいて、ビタミンB₁の不足の回避に必要な摂取量として推定平均必要量を設定しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕