投稿者「JMDS」のアーカイブ

特定保健用食品の健康効果は科学的な裏付けが得られたものなので、安心して使っている人も少なくありません。中でも身体に脂肪がつきにくいという植物油は、脂肪を使うと太るという常識を覆すような内容で、実際の試験データも示されています。さらに、テレビコマーシャルで太らないことが強調されると、使ってみたい気持ちになるのも当然かと思います。
しかし、使っている人には勘違いがあり、トクホの植物油を使うことで、かえって太ってしまったという例も少なくありません。なぜ、そういうことが起こるのかというと、太りにくい油ではなく、やせる油と思っている人がいるからです。
トクホの試験データは、これまで普通の植物油を料理に使ってきた人が、それと同じ量のトクホの植物油に代えて使った場合に得られる結果です。トクホの油を多く使うほど太らないということではないので、安心して、これまで以上の量を使ったら逆に太ることになるのも当然のことです。
こういった間違いやすいことについても、「サプリメントプロ検定」で情報提供していきます。

コエンザイムQ10は脂溶性の物質で、腸液で胆汁酸などによって乳化された後に吸収されるために食前の腸液が分泌されていない状態ではほとんど吸収されません。食事をした後に十二指腸から胆汁が分泌されて乳化できるので、食後に摂らなければならない成分となっています。
ところが、コエンザイムQ10と組み合わせて使われることが多いα‐リポ酸は、胃液で分解されやすいので、空腹時に摂るべきものとなっています。その両方が一緒に含まれたサプリメントは、いつ摂ればよいのかわからなくなります。
それを解決するのが胃液で分解されないようにγ‐シクロデキストリンで包接したα‐リポ酸です。包接するのは胃液で分解されないようにするためですが、これによって天然型のR体のα‐リポ酸だけを摂ることができるようになります。α‐リポ酸は分解されやすいので、非天然型のS体とR体を組み合わせたタイプ(ラセミ体)としてあります。体内で使われるのはR体だけなので、摂った分の半分しか使われないことになります。
一般のコエンザイムQ10は吸収性が低く、脂溶性物質の吸収性が高い食後に摂取しても吸収率は1%程度と極めて低くなっています。ところが、γ‐シクロデキストリンで包接されたコエンザイムQ10は吸収率が18倍にも向上するうえに、吸収率の低い食前であっても吸収率は大幅に向上します。
同じ成分であっても、これほどの差があるわけですが、その見抜き方と効果的な摂り方についての情報は、「サプリメントプロ検定」で皆さんに伝えたい重要な知識の一つです。

「羊の肉を食べると太らない」という話が一時期、メディアで多く取り上げられ、ダイエット法の一つとして羊の肉を食べる人が増えたことがありました。羊の肉はラムとマトンがあります。ラムは生後1年以内の仔羊の肉で、マトンは1年以降の羊の肉を指しています。
羊の肉には脂肪を燃焼させる作用があるL‐カルニチンが多く含まれています。その量は100g当たり、ラム肉で80~100㎎、マトン肉で200㎎にもなります。牛肉(ヒレ)が60㎎、豚肉が35㎎、鶏肉が5~9㎎であるのに比べると、かなりの量になっています。
L‐カルニチンは細胞のミトコンドリアの中でエネルギー代謝を起こすために必要なヒトケミカルの一つです。体内で合成されるものの20歳代をピークに減少する一方になることから、L‐カルニチンが多く含まれる羊の肉を食べることを補おうというわけです。
L‐カルニチンには、脂肪酸と結びついてミトコンドリアの膜を通過させ、燃焼を促進させる作用があります。
L‐カルニチンにダイエット効果があるといっても、羊の肉には脂肪も含まれています。100g当たりのエネルギー量は220~240kcalにもなり、食べすぎれば太る原因になるのは当然のことです。ダイエット効果を得るためにはL‐カルニチンは1日に1000㎎の摂取が必要とされているので、ラム肉なら1kg、マトン肉なら500gほどを食べなければならないことになります。羊の肉なら他の肉類よりも太りにくいということは認めるものの、体脂肪の減少のためにL‐カルニチンを摂るなら、羊の肉よりもサプリメントが有効になるわけです。

通常のカルシウムのサプリメントの吸収率は、食品と同じ程度で30%ほどとなっています。一般のサプリメントのカルシウムは、牛骨や貝殻が原材料になっています。
「サプリメント情報知識検定」の合格者に情報提供しているように、カルシウムを多く摂ればカルシウム・パラドックスも起こらず、ダイエットができるはずですが、通常のカルシウム摂取の研究試験では、理論どおりのダイエット効果は得られていませんでした。これはカルシウムの吸収率の問題で、吸収率が高ければ多くのカルシウムを取り込むことができるはずです。
国内には、世界一の吸収率の90%以上を誇るカルシウムのサプリメントがあります。
カルシウムの吸収率というと、これまではビタミンDとともに摂取しないと腸管からの吸収率も骨への吸収率も高まらない、マグネシウムとともに摂取しないと骨への定着率が高まらない、とされてきました。これは今でも栄養学の常識とされており、ビタミンDとマグネシウムが不足すると骨密度が高まらないと言われています。
しかし、これは吸収率が30%ほどのカルシウムを前提とした条件であり、吸収率が90%以上のカルシウムの場合には、数多くの臨床試験によって、ビタミンDとマグネシウムを同時に摂取しない場合にも、高齢者でも骨密度が高まるという唯一のデータが示されています。
吸収率が30%なら、3倍の量を摂れば同じような量が吸収されるように思うかもしれません。しかし、カルシウムは胃酸で分解されてイオン化されてから初めて吸収されます。通常のカルシウムのサプリメントの推奨量は1回の消化液でイオン化できる量となっています。だから、通常の推奨量よりも多くの量を摂ったから、その分が吸収されるわけではないのです。1回にイオン化される量よりも多くの量を摂っても、それは無駄なものとなってしまいます。
カルシウムが完全にイオン化されて吸収されるには約3時間かかります。最も頻繁に摂取するなら3時間ごとに摂るとよいわけです。しかし、約6~7時間ごとに朝食、昼食、夕食を食べるとなると、充分にイオン化ができるタイミングは1日に何度もあるわけではありません。
吸収される量が高まる空腹時、例えば起きてすぐ1回と、寝る前に1回摂るのを基本として、脂肪が多く含まれる食事をした昼食か夕食に合わせて、もう1回という方法が、カルシウムの吸収率を高めて有効に活用する摂取法となります。

日本人のカルシウムの摂取量は少なく、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」と、実際に摂取した量を示す「国民健康・栄養調査」の結果を見ると、必要量の20~30%も下回っていて、最も摂取率が低い栄養素となっています。
カルシウムは食品によって吸収率が異なっています。通常の食品やサプリメントの吸収率は30%ほどです。牛乳にはカルシウムの吸収率を高める成分が含まれているので少し高めの40%ほどとなっています。
1日のカルシウム摂取の目安量は年齢によって差があり、男女差もありますが、一般には600mgとされてきました。この600mgの裏付けですが、これは生命維持のために1日に必要なカルシウム量である180mgを確保するために、吸収率が30%として計算した結果です。つまり、「600mg×30%=180mg」となっています。
吸収率の低さと、摂取量の少なさから、今では650〜800mgの摂取が勧められています。
サプリメントという言葉には、もともと不足しているものを補うものという意味があります。何を補うのかというと食事で不足しているものです。日本人が食事で一番不足しているのがカルシウムなので、カルシウムこそサプリメントで摂るのにふさわしいものはないといえます。
カルシウムを吸収する小腸の壁にはカルシウムチャンネルという仕組みがあり、イオン化して腸壁を通過したカルシウムを結合させて、効果的に血液中に送り込んでいます。それを補助する成分をカルシウムに加えて、吸収率を極めて高くしたカルシウムのサプリメントもあります。
このような情報も「サプリメントプロ検定」を通じて提供していきます。

「サプリメントプロ検定」では、正しいサプリメントの選び方、使い方についての情報を提供していますが、自分に合った使い方をするには、さまざまなサプリメント成分の知識も必要になります。カルシウムは身近なサプリメントではあるものの、ダイエット効果については、あまり知られていません。カルシウム不足による脂肪酸の合成については前回、紹介しました。
もう一つのメカニズムは、カルシウムによる腸管の蠕動運動の促進です。摂取したカルシウムのうち吸収されるのは30%ほどで、残りは腸管を通って排泄されます。その腸管を通過している間に腸管の蠕動運動を盛んにして便通をよくしていきます。
三つ目は、胆汁酸の働きを抑える機能です。胆汁酸は肝臓の中に蓄積されているコレステロールを材料に作られ、十二指腸から分泌されて、脂肪を分解する働きがあります。胆汁酸が多く分泌されるほど脂肪が多く分解されてエネルギーとされていきますが、エネルギーとして使われなかった脂肪は肝臓で中性脂肪に合成されて脂肪細胞に蓄積されていきます。
胆汁酸が十二指腸で分泌されたときに、そこにカルシウムが多くあると胆汁酸はカルシウムと反応して石鹸化が起こります。変化した胆汁酸は、胆汁酸の働きをしなくなるので、その変化した分だけ脂肪が分解されなくなり、脂肪細胞に蓄積される脂肪が少なくなるというわけです。
肉類には脂肪とともにカルシウムも多く含まれています。肉食が多い欧米人はカルシウムも多く摂っているので、胆汁酸が分泌されてもカルシウムによって一部が変化して働きが抑えられるので、脂肪の害が少なくなります。日本人は脂肪の摂取が少なくても、カルシウムの摂取量が少なくなっているので、胆汁酸の働きが抑えられにくく、脂肪をエネルギー源として取り込みやすくなっているのです。
こういった情報は、「サプリメントプロ検定」の合格者の方々に定期的に発信している情報として提供していきます。

摂取するカルシウムが不足すると、血液中のカルシウム濃度が高くなり、さまざまな弊害が起こることを「カルシウム・パラドックス」といいます。普通に考えれば、食品から摂るカルシウムが不足すると、血液中のカルシウム濃度が低下するはずです。しかし、逆にカルシウム濃度が一時的に、そして一気に高くなってしまいます。
身体の中にはカルシウム濃度を調整する機能があり、摂取するカルシウムが減ると、カルシウム濃度を一定に保とうとして、骨に蓄えられているカルシウムを分解して血液中に放出します。逆に、食事によるカルシウムの摂取量が増えても余分となったものは骨の中に蓄積されるので、カルシウム濃度が高くなりすぎることはありません。
カルシウムの摂取が足りなくなるほど、血液中の濃度を保つために多くのカルシウムが骨から分解されます。その結果として、一時的にカルシウム濃度が高くなり、血管の細胞に多くのカルシウムが浸透して動脈硬化の原因にもなります。
カルシウム濃度の調整をしているのは副甲状腺ホルモンです。副甲状腺ホルモンには、脂肪細胞にカルシウムを多く取り込ませるようにさせる働きもあり、副甲状腺ホルモンが多く分泌されるほど脂肪細胞の中に取り込まれるカルシウムが多くなっていきます。
カルシウムが多くなると脂肪細胞の中では、脂肪酸合成酵素が多く作られるように働きかけます。これは、脂肪細胞の中にカルシウムが多いことは正常な状態ではないので、カルシウムを脂肪細胞の中から追い出すために、脂肪細胞の中に入る中性脂肪を増やすために起こっていること、と説明されています。
脂肪酸合成酵素が多く作られた結果、肝臓の中で糖質、脂質、たんぱく質を材料として脂肪酸が作り出されます。この脂肪酸3つとグリセライド1つが結合したものが中性脂肪(トリグリセライド)となりますが、脂肪酸が多く合成されることで、中性脂肪の合成量も増えていきます。これによって、通常の食事で糖質、脂質、たんぱく質を摂ったときよりも、多くの中性脂肪が作られるようになります。その作られた中性脂肪は脂肪細胞の中に蓄えられていくことになります。
こういったサプリメントの働きについても、「サプリメントプロ検定」で紹介していきます。知識検定については、このサイトの「講習のご案内」を、ご覧ください。

機能性表示食品は、特定保健用食品(トクホ)とは違い、許可性ではなく、人間を対象とした試験の結果の論文を添えて、届け出することで認められます。特定保健用食品よりハードルが低く、機能性として健康効果を表示できるので届け出数は増えています。そして、機能性表示を頼りに商品選びをしている人も増えています。
機能性表示食品の詳細は、消費者庁のホームページに届出書類の内容が掲載されているので、どのような効果があるのかを調べることは可能です。しかし、専門用語の羅列で、記載されている内容と望んでいる効果とが合致しているのかを見抜くのは容易ではありません。日本メディカルダイエット支援機構が得意とする代謝の面だけに注目しても、いろいろと問題点は見えてきます。
体脂肪を減らす効果がある機能性表示食品の内容を見ると、BMI(体格指数)が25以上の肥満の人に体脂肪減少の効果が得られたものがあります。ダイエットを望む女性はふくよかではない人が比較的多く、そういった人に効果があるかどうかはわかりません。標準のBMIの人を対象としたものでも2週間での試験結果で効果があったものがあり、これを長く続けて摂ることで、どれくらいの効果があるのか、長く摂るほど効果があるのかはわかりません。
内臓脂肪を減らす効果が示されているものの内容を見たら、体脂肪が増えた結果が出ているものもありました。内臓脂肪が減って体脂肪が増えたということは、皮下脂肪が増えたということになります。
代謝以外でも気になることばかりで、こういった情報を見抜く方法、実際にどう使えばよいかの情報を「サプリメントプロ検定」では伝えていきます。詳しくは「講習のご案内」を、ご覧ください。また、問い合わせフォームで質問・問い合わせをしてもらえれば、詳細情報を送らせてもらいます。

特定保健用食品(トクホ)は、人間を対象とした試験によって健康面の有効性を確かめられた健康食品を消費者庁に申請して、その内容が確認されたものに許可が与えられています。一般の健康食品にみられるような動物試験だけの結果や、人体に有効な影響を与えるほどの効果がないものとは違っています。もちろん、健康食品の中には優れた効果があるものが存在していることは承知していますが、消費者庁の基準をクリアした特定保健用食品に比べると信頼性が低くみられるのは仕方がないことです。
といっても、特定保健用食品も選び方を誤ると、試験結果で得られた効果を得ることができなくなります。特定保健用食品は、どんな効果があるのかが表示されているので、自分が望むことと違う効果があるものを選ぶようなことはないはずです。例えば、内臓脂肪を減らそうと思っている人が血糖値を下げるものを選んで使うといったことはないということです。
日本メディカルダイエット支援機構は、代謝の研究を重ねてきたことから脂肪の分解、吸収、循環、燃焼に関係する健康食品やサプリメントの情報を蓄積しています。その情報から特定保健用食品を見ると、商品を使っている人とに不適合が起こっていることがわかります。
脂肪に関係する成分としては、脂肪の分解を抑えて吸収量を減らすもの、脂肪の吸収を減らすもの、脂肪の通常での燃焼を進めるもの、運動時の脂肪燃焼を進めるものがあります。機能的には脂肪細胞に蓄積された中性脂肪を脂肪酸に分解するものもありますが、これは特定保健用食品ではなく、もう一つの制度の機能性表示食品のほうにあります。
脂肪の分解と吸収を抑制するものは食後に摂らなければ効果がありません。いつでも脂肪の燃焼を高めるものは摂るタイミングは関係ないものの、運動時に脂肪の燃焼を進めるものは運動前でなければならないわけです。そういった摂るタイミングについては、機能性表示食品や他の健康食品だけでなく、特定保健用食品も商品に表示することができません。
これは法律で規制されているからですが、それについての情報・知識を得て、効果的に使ってほしいという思いから、「サプリメントプロ検定」を実施しています。この知識検定は、座学講習だけではなく通信講習としても実施しています。詳しい内容については、問い合わせフォームにて、質問をいただければと思います。

三大ヒトケミカルは医薬品から食品にも使うことが許可されました。健康食品の素材の中には医薬品から食品として使われるようになったものもあり、日本では健康食品素材であっても海外では医薬品の成分となっているものもあります。しかし、三大ヒトケミカル医薬品として機能が、そのままサプリメント素材として許可された他にはない特徴的な成分となっています。
健康食品の素材はフィトケミカル(phytochemical)と呼ばれます。これは植物中に存在する天然の成分を指しています。一般には「通常の身体機能の維持には必要とされないが、健康によい影響を与えることが期待される化合物」を意味する用語として使われています。不足しても欠乏症が起こることがないことから“身体機能の維持には必要とされない”と考えられています。
“健康によい影響を与えることが期待される”ということは、期待した結果が得られないこともあるということ意味していますが、機能性を科学的な手法で確認した結果が審査を受けることで認められる特定保健用食品、確認した結果を届け出することで認められる機能性表示食品があります。それに対して、いわゆる健康食品は審査も届け出もされていないことから“期待される”食品とされています。
三大ヒトケミカルは医薬品としても使われていることから機能性が明らかになっています。コエンザイムQ10は機能性表示食品としても届け出されていますが、その機能は抗疲労です。コエンザイムQ10には抗疲労のほかに抗酸化、ダイエット、心臓病の予防、糖尿病などの生活習慣病の予防、免疫向上、美肌、関節痛の改善、骨粗鬆症の予防などの効果もあげられています。
これらの機能が認められることから、多くの健康食品の素材として使われています。しかし、さまざま機能の基本となっているのはエネルギー代謝です。三大ヒトケミカルに共通している抗酸化ですが、ミトコンドリア内でエネルギー代謝が効率的に行われることで不完全燃焼がなくなり、活性酸素が発生しにくくなることが関係しています。エネルギー物質のATPが多く作られることによって、細胞自体の働きが高まり、細胞が結びついた器官や臓器などの働きが高まり、さまざまな健康効果を生み出しているわけです。
三大ヒトケミカルの摂取は、他のサプリメント、健康食品の効果を高めるだけでなく、医薬品の効果を高めることが知られています。健康食品ではなくサプリメントとして補うことでの有用性は、食事や医薬品の効果を補うことも評価されています。
このような根本的な話も「サプリメントプロ検定」で伝えていきます。詳しい内容は「講習のご案内」を、ご覧ください。