投稿者「JMDS」のアーカイブ

メディアへのネタ提供について触れていたところ、当機構と付き合いのある放送局から、タバコとダイエットに関する情報提供の話がありました。3回に渡って紹介していきます。
タバコをやめられない人が、「タバコを辞めると太るから」「タバコを吸うと胃がスッキリとするから」といって、喫煙の理由としていることを耳にしたことがある人は多いかと思います。それは本当のことなのかというと、タバコを吸っていたときに比べて、禁煙をした後には太るのは、よくあることです。
その理由ですが、タバコを吸うと、ニコチンやタールなどの有害成分によって胃が激しく蠕動運動を始めます。これは有害成分を胃から腸へと早く送り、排泄させるための反応と説明されています。食後にタバコを吸うと、激しい蠕動運動のために、まだ消化されていない食べ物が小腸に送られます。その結果として、吸収も低下してしまいます。そのために、食べた量に比べて、太れないことになります。
食後にタバコを吸うと胃がスッキリとした感じになるのは、消化がよくなったからではなく、タバコを辞めて太ったとしたら、普通の消化・吸収に戻ったということです。そして、それまで食べすぎていたということがいえます。

スポーツ紙のネタ提供の続きです。こんなような話をしました。
お酒を飲んだ次の日は、下痢をしたり、便が軟らかくなることがあります。これは飲酒によってアルコールが腸壁に作用して、小腸から大腸の水分の吸収が低下するからです。そのために腸内の水分量が多くなります。
一般に便に含まれる水分の量は約0.1~0.2ℓです。大腸の1日の水分吸収力は5~6ℓなので、あまりに多くの水分を飲みすぎると便の中に含まれる水分量が多くなって下痢となります。それと同じことが飲酒のあとには起こっているわけです。普段は便が硬めの人は水分が多く含まれることで通常の状態になったり、通常の硬さの便では軟便になったりしますが、飲酒量が増えるほど水分量が増えて、下痢になりやすくなります。
腸内の水分量が増えるということは、体内に吸収される水分量が減ることになります。全身の細胞は一定の水分量であることで代謝が高まり、全身の機能も高まっていきます。その大切な水分が減るということは機能低下につながるので、飲酒後には喉が渇いて水分を多く飲むようになるのです。

飲酒をすると太る理由について、あるスポーツ紙からネタの提供を求められました。それに対して、以下のような返答をしました。
脂肪が多く含まれた食品を多く食べれば、それだけ内臓脂肪として蓄積されるが増えるというのが原則的なことです。しかし、脂肪の摂取量に比べて、内臓脂肪が蓄積されやすい人がいます。その理由の一つは遺伝子の違いです。肝臓では、エネルギーとして使われなかったエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)は脂肪(中性脂肪)に合成されています。遺伝子のタイプによっては、脂肪の合成が進みやすい人がいます。一般にはβ3アドレナリン受容体遺伝子の持ち主だとされています。
こういった遺伝子タイプでなくても、飲酒の機会が多い人、飲酒量が多い人は肝臓での脂肪の合成量が多くなります。それは、アルコールに肝臓での脂肪の合成を促進させる作用があるからです。アルコールは1g当たり約7kcalのエネルギー量があります。脂肪のエネルギー量は約9kcal、糖質とたんぱく質は約4kcalなので、脂肪よりも少しだけ低めのエネルギー量があります。飲酒をすると消化が進みやすく、食欲も増進するので、どうしても食べすぎる傾向があり、それも飲酒によって太る原因となっています。

このサイトを見た方から、当方に質問が寄せられていますが、その中から皆さんにも知って役立つようなものについては、ご本人への返答とは別に掲載していこうと思います。これまで何度かあった質問ですが、「酵素の飲料には本当に酵素が含まれているのか」ということには関心が高いようです。
酵素は、野菜や果物などを乳酸菌や酵母菌などで発酵させて作られるもので、発酵液のままの製品のほか、それを材料にして錠剤や顆粒などにしたサプリメント製品もあります。酵素は動物や植物の細胞の中にある成分です。人間の体の中にある酵素は、肝臓の中でアミノ酸を材料にして作られているタンパク質です。
肝臓で作られた酵素は維持酵素と呼ばれ、この維持酵素は消化酵素と代謝酵素となります。消化酵素は食べたものを消化するために細胞から分泌される酵素です。代謝酵素は細胞の中にあって細胞を働かせるために機能しています。1日に作られる維持酵素の量はほぼ決まっているので、消化のために消化酵素が多く使われると、その分だけ代謝酵素が減ることになります。
そこで酵素飲料などの出番となるわけですが、この中に含まれる酵素は体内では消化酵素の役割をします。酵素を摂ると、その分だけ分泌される消化酵素が少なくて済み、代謝酵素に回る分が多くなります。つまり、酵素を摂ると、あたかも代謝酵素を摂ったような結果となり、全身の細胞の働きを高めていくことができるわけです。
酵素はタンパク質であるので、高温で熱すると破壊されます。酵素飲料の多くは清涼飲料水の扱いとなっていますが、清涼飲料水は出荷前に加熱しなければならないので、酵素が生き残っている可能性は低くなっています。酵素が生きていると、ビンに入ったものを常温で置いておくと発酵して、フタを開けたときに吹き出すことがあります。この事実をもって、「我が社の酵素は生きている」と表示している会社もあります。ところが、180℃以下なら加熱しても死なない芽胞菌があり、これが残って発酵しているだけということもあります。
製造法を確認しないと、本当の酵素飲料なのか、酵素によって発酵した結果の糖分の液体なのかはわからないということです。

「なんと100億個」と乳酸菌の多さを強調するかのようなテレビコマーシャルを見て、どれくらいの効果があるのだろうと計算してみました。人間の腸の中には腸内1000兆個もの腸内細菌が棲みついていると言われています。以前には100兆個と言われた時代があり、300兆個、500兆個と増えてきました。これは腸内細菌が増えたわけではなく、研究が進んで、実際のところがわかってきたということです。
1000兆個が棲みついている腸内に100億個の乳酸菌を入れたとすると、これは10万分の1の数となります。これでは“焼け石に水”のようなもので、かなり少ない感じがします。乳酸菌のサプリメントの中には1回分に1兆個以上も含まれているものがありますう。それはフェカリス菌です。フェカリス菌については、このサイトの「サプリメント事典」を参照してください。

ニュージーランドに自生するマヌカの花から採れるマヌカハニーは、抗菌力が強く、ピロリ菌に対する作用の研究が相次いでいます。テレビや雑誌などで取り上げられる機会が増えています。抗菌力が商品に数値で表されているのも他のハチミツとは大きく異なることです。マヌカハニーについての解説は、このサイトの「サプリメント事典」を、ご覧ください。

メディアを通じて発信される健康法やサプリメントの効果は、日本人だけに通用するものというよりは世界に通用するものが多いようです。日本人は東洋人であり、欧米と同じような生活をしてきていることから、世界の健康法もサプリメントも日本人には通用するように思われがちです。欧米人は徐々に寿命を延ばしてきたのに対して、日本人は一気に延ばしてきました。最新の調査結果(2015年)では日本人の平均寿命は男性が80.79歳で世界4位、女性が87.05歳で世界2位となっています。前年までは男性が3位、女性が1位だったので1つずつ順位が下がりました。また、男女平均でも世界1位から世界2位に下がりました。それでも世界のトップ級の長寿国であるのは違いがありませんが、そんな日本人も今から70年ほど前の昭和22年(1947年)の男性の平均寿命は50歳でした。男性を例に出したのは以前には男性のほうが長生きだったからです。その当時のアメリカ人は60歳を超え、北欧では65歳を超えていました。いわゆる先進国の中では下位だった日本人の平均寿命が一気に世界のトップ上り詰めたわけですが、それだけ大きく体が変化したため、血管が弱い、免疫が弱い、体温が低い、血圧や血糖値が上がりやすいといったマイナス面が出てきました。そのため、他の国では好結果が得られた健康法やサプリメントが通用しにくくなっています。このサイトの「サプリメント事典」は、こういった日本人の体質に対応したものとなっています。

テレビの情報番組で、専門家が登場して、飲酒で太る原因としてアルコール飲料に含まれる糖質をあげていました。だから、低糖質をうたっている日本酒やビールがよいという流れでしたが、肝心のアルコール飲料のエネルギー量には触れられませんでした。アルコールは1g当たり約7kcalのエネルギー量があります。これは100%アルコールの量で、25度アルコールなら4分の1の量となります。もう一つ、飲酒によって太る原因があり、アルコールは肝臓で脂肪を合成する酵素の働きを高め、中性脂肪を多く作り出し、脂肪細胞の中に蓄積される脂肪の量も増やしていきます。アルコールそのものが問題なので、糖質が少なければよいということではないのです。

活性酸素と運動について、雑誌のコメント取材を受けました。
呼吸で体内に取り込まれた酸素のうち2~3%は活性酸素となります。
運動をして吸い込む酸素が多くなるほど活性酸素の発生量が多くなるので、“運動は本当は健康によいのか”というテーマでした。
一見すると正しいように思えるかもしれませんが、活性酸素を消去する作用があるSODなどの酵素が働くためには酸素が必要であるため、運動をしても大きく活性酸素が増えるわけではありません。
運動によって吸い込む酸素の量が最大酸素摂取量の75%までは、それほど活性酸素の発生量はあまり増えないのですが、それを超えると急に増えるようになります。75%というとジョギングレベルの運動となり、それ以下の負荷の運動では、それほど活性酸素は増えない考えることができます。

α‐リポ酸は、細胞のミトコンドリア内で糖質をエネルギー源として、エネルギー物質のATPを作り出すのに必要なヒトケミカル成分です。α‐リポ酸には、天然型のR体と人工合成型のS体があり、ヒトケミカルとなるα‐リポ酸はR体です。R体のα‐リポ酸は胃液で分解されやすいため、通常のサプリメントはR体とS体を組み合わせています。体内に吸収されて効果を発揮するのはR体だけなので、半分は使われないものが含まれていることになります。R体が胃液で分解されないようにして体内に取り込むため、シクロデキストリンで包接するという方法があり、これを活用したサプリメント製品があります。
この情報についてはメディア関係者に広まりつつあり、一般にも知られるようになってきています。詳しい情報は、このサイトの「サプリメント事典」をご覧ください。