投稿者「JMDS」のアーカイブ

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、糖尿病と特に関連の深い栄養素の「たんぱく質」を取り上げています。

たんぱく質、特に動物性たんぱく質の摂取量の増加が糖尿病の発症リスクになるとする研究結果が報告されています。

スウェーデンで行われた前向きコホート研究では、たんぱく質エネルギー比率が20%エネルギーと12%エネルギーの者で糖尿病発症リスクを比較すると、高たんぱく質群(20%エネルギー)ではハザード比が1.27であったと報告しています。

また、2型糖尿病患者を対象とした検討では、たんぱく質摂取量と血糖コントロール不良の関連が報告されています。

国外での報告は、動物性たんぱく質の摂取量が多いことが糖尿病発症リスクとなりますが、この関係は植物性たんぱく質では認められないこと、さらに食事から摂取するたんぱく質を動物性から植物性に置き換えることで、2型糖尿病の発症リスクが軽減される可能性も報告されています。

また、中国で行われた追跡研究は、動物性たんぱく質摂取と糖尿病の関連には、インスリン抵抗性の増大が関与することを示唆しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、糖尿病と特に関連の深い栄養素の「炭水化物」を取り上げています。その2回目です。

炭水化物の中でも果糖は、血糖コントロールの管理に有益な可能性があるものの、その過剰な摂取は、血中トリグリセリドの上昇や体重増加を起こす懸念があります。

純粋な果糖の糖尿病状態への影響を検討したメタ・アナリシスでは、1日100g以内であれば、果糖摂取によって血糖値と血中トリグリセリドは改善して、体重増加は来さないと報告されています。

果物の摂取に関しては、糖尿病の発症リスクの低下と関連するとの報告があります。

一方、果汁飲料の摂取は糖尿病患者のHbA1c値を改善しないという報告や、果汁飲料や加糖飲料の摂取は糖尿病の発症リスクを高めたとの報告もあります。

糖尿病では果物の摂取を勧めてよいと考えられますが、その量は病態による個別化が必要です。

また、果汁飲料や、果汁を含むものであっても加糖飲料の過剰な摂取には注意が必要であり、果物と果汁飲料の血糖コントロールに与える影響の差異は食物繊維の含有による影響の差によるものと推察されています。

Glycemic index(GI)は、炭水化物を含む食品を食べた際の食後の血糖値の上昇しやすさを示す指標です。日本人では、低GIの食品の摂取量が多いほど、糖尿病発症リスクが減少したとの報告もあります。

また、2型糖尿病の血糖コントロールに対して、低GI食と高GI食とを比較したメタ・アナリシスや、低GIと異なるパターンの食事とを比較したメタ・アナリシスがあり、結果、低GI食ではHbA1cが低下すると報告されています。

日本糖尿病学会の「糖尿病診療ガイドライン2024」においても、2型糖尿病の血糖コントロールのために低GI食は有用であるとされています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、糖尿病と特に関連の深い栄養素の「炭水化物」を取り上げています。
炭水化物摂取量と糖尿病の発症や重症化との関係を検討した報告は少なく、両者の関係は明らかではありません。

イギリスのコホート研究では、炭水化物摂取量と糖尿病発症率との関係が検討されていますが、総炭水化物摂取量と糖尿病発症率には関係がなく、果糖の過剰摂取が糖尿病の発症リスクを増加させたとしています。

また、メタ・アナリシスでも、総炭水化物摂取量と糖尿病発症リスクに有意な関係を認めなかったと報告されています。

そのため、糖尿病発症に対する炭水化物の至適摂取量に関しては、その目標量を一様に設定することは困難です。

日本人を対象にした低炭水化物食の効果を検討した研究は、海外に比べて更に少なくなっています。

日本人の2型糖尿病を対象に、6か月間130g/日の低炭水化物食の効果を観察した研究では、低炭水化物食群で体重減少とHbA1c値の有意な低下が認められましたが、同時に総エネルギー摂取量も減少していました。

また、エネルギー摂取制限食群と低炭水化物食群(130g/日未満)を設定して、6か月後に各パラメーターを比較すると、総エネルギー摂取量が均しく減少して、体重変化も両群で同等であったものの、低炭水化物食群でHbA1c値と血中トリグリセライドの有意な改善が認められたとする報告もあります。

一方、非アルコール性死亡性肝疾患を伴う2型糖尿病を対象とした研究では、低炭水化物食群(70〜130g/日未満)は、エネルギー摂取制限食群と比較して3か月後の内臓脂肪面積の有意な減少は認められましたが、HbA1c値や総エネルギー摂取量、QOLに有意な差はなかったと報告されています。

このように、炭水化物制限による血糖指標と体重変化に対する効果には一定の見解が得られていないものの、2型糖尿病患者においては、約130g/日の炭水化物制限によって有害事象はなく、6か月後のHbA1c値の改善が認められたとの報告もあることから、日本糖尿病学会の「糖尿病診療ガイドライン2024」では、2型糖尿病の血糖コントロールのために、6〜12か月以内の短期間であれば炭水化物制限は有用とされています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「猫の日」猫の日制定委員会が、猫の鳴き声のニャンニャンニャンから制定。

「ふふふの日」ロート製薬が、セルフメディケーションを伝えるフリーマガジン「太陽笑顔fufufu」の普及のため、ふ(2)ふふ(22)の語呂合わせで制定。

「猫背改善の日」猫背改善専門スタジオきゃっとばっく(東京都新宿区)が、2が猫背の人を横から見た形に似ていて最も2が並ぶことから制定。

「ひざイキイキの日」生化学工業(東京都千代田区)が、膝の病気と治療法の情報発信のために膝はknee(ニー)であることからニー(2)ニー(2)ニー(2)の語呂合わせで制定。

「おでんの日」越乃おでん会(新潟県新潟市)が、熱々のおでんに息を吹きかけることから、ふー(2)ふー(2)ふー(2)の語呂合わせで制定。

「カツカレーの日」カツカレー発祥の店の銀座スイス(東京都中央区銀座)が、創業日(1947年2月22日)から制定。

毎月22日:「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「夫婦の日」(毎日新聞、味の素など)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)

瞑想をするには、正しい姿勢を保ち、目を閉じて、心を落ち着かせることが求められます。

武道の世界では短時間であるので、瞑想とは違うものの、稽古の前後に正座をして心を落ち着かせることが行われています。

これは精神統一や反省を目的としていますが、剣道や空手道、柔道などの道がつく武道では、特に重視されています。

「黙想」(もくそう)の号令のもとに、1分ほどの精神統一の時間がとられていました。正座をして行うだけに、坐禅のように長時間続けることはできません。ましてや稽古や試合の前となると、時間が長くなるほど正座の弊害が出ることにもなりかねません。

以前は黙想と呼ばれていましたが、黙想は黙って想いを巡らせる反省の意味合いがあり、宗教的な要素もあったことから、今では「静座」が使われるようになっています。

静かに座って、心を落ちつかせるという意味で、両手を腹の前で組んで目を閉じるか、薄めを開けて呼吸を整えます。

心のスイッチの切り替えの儀式でもあって、稽古の前は集中力を高め、稽古後は冷静になって反省するために実施されます。

静座に統一されているわけではなくて、いまだに黙想としているところもあり、どうやら武道の種類でも流派でもなくて、師匠の好みが反映されているようです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「アシックス」は、1949年に鬼塚喜八郎が神戸に設立した鬼塚商会から始まり、同年に鬼塚株式会社と改称して、学童用のズック靴の製造販売を始めました。

最初のヒット商品はバスケットボールのシューズで、蛸(たこ)の吸盤の形をヒントにして、グリップ性の高いシューズが誕生しました。足の機能を高めることがテーマとされていて、初めのブランド名は“オニツカタイガー”でした。

社史によると、初めは虎印にしようとしたところ、既に登録されていたことからオニツカタイガーになったといいます。

社名はオニツカを経て、1977年にはアシックスと改称されました。

現在では、スポーツパフォーマンスブランドはアシックス、スポーツファッションブランドはオニツカタイガーと使い分けられています。

アシックスは、今でこそ多彩なスポーツウエアを手掛けていますが、スポーツシューズの印象が強く、陸上競技の世界ではトップブランドの座を占めて続けています。

私のウォーキングシューズはアシックスです。歩くことに特化した構造と、デザイン性だけでなく、日本ウオーキング協会の事業に参加していたときに、足元を見られる(悪い意味ではなくて)ことが多く、アシックスであることがわかると見た人の態度が違うことを感じていました。

社名がアシックスになったときのニュースリリースには、古代ローマの詩人のユベナリスの言葉「Anin Sana in Copore Sana」(健全なる体に健全なる精神あれかし)の頭文字をとった「asics」であると説明されていました。

なぜ、その言葉に着目したのかは明らかではなくて、“足”のイメージがあって、それにちなんだ言葉を探したのではないか、と言われています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「歴史に幕を打つ」という言葉が使われることがあって、ネット検索でも目にする機会があって、AI回答でも「幕を打つ」が例として出されるようになってきました。

その例として書かれているのは、「軍隊の陣営や遊山(山での遊び)で幕を張る」とか「幕を閉じる」といったことです。

幕を張るのは始まりで、幕を閉じるは終わりを意味しているので、両方の意味があるというのは理解しにくいと感じる人が多いようです。

始まりは「幕を切って落とす」が適切な表現で、歴史的な出来事であれば「歴史の幕を切って落とす」が、しっくりときます。

「歴史に幕を打つ」は、終了の意味で使われることが多いのですが、それなら「歴史に」続くのは「幕を下ろす」「幕を引く」「幕を閉じる」となるはずです。

幕を打つは「柝を打つ」と混同したのではないかとの説もあります。柝(たく)は歌舞伎で使われる拍子木(ひょうしぎ)を打ち鳴らす行為のことで、幕の開閉や進行の合図として鳴らされています。

幕(まく)と柝(たく)は、確かに混同して言い間違いしやすい音で、幕の開閉(始まりと終わり)で使われるということで、広まっていったとの説明もAI回答で見られるようになっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本のデトックスの第一人者とされる医師が銀座に腸内洗浄を特徴としたクリニックを開院したときのこと、広報としての書籍を出すことになり、事務長を引き受けた大手広告代理店出身のプランナーとともに、アメリカの腸内洗浄とデトックスのリサーチをしました。

腸内洗浄は海外ではコロンハイドロセラピーと呼ばれていて、専用機器を使って直腸から温水を注ぎ込んで、大腸内の老廃物を洗い流すデトックスの手法です。

つまり、通常のデトックスだけでは排除しきれない大腸内の有害物を、強制的に排出させようというもので、1時間ほどをかけて注入と排泄を繰り返します。

今では国内でも多くのクリニックに導入されていて、ほとんどはアメリカと同じ方法ですが、最後だけが違っています。それはアメリカでは仕上げとして、有益菌(主には腸内細菌の善玉菌)を注入していることです。

なぜ日本で実施されていないのかというと、医療に関連する法律によって国内では許可されていないからです。

日本では、腸内洗浄の効果を持続させるために、善玉菌が含まれた食品の摂取、腸内に棲息する善玉菌の栄養源(エサ)になる成分(オリゴ糖、食物繊維など)を摂取がすすめられます。

直接的に大腸に善玉菌を入れることができるアメリカの手法に比べると、食品で摂取することは効率がよくはなくて、その効果も低いとされています。

大腸内をきれいにした後に、善玉菌を入れる、もしくは増やすようにさせるのは、そのままだと悪玉菌が大きく増えてしまうからです。

その理由については次回(負の歴史54)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の脂質異常症と特に関連の深いエネルギー・栄養素の「高コレステロール血症、高LDL-コレステロール血症」を紹介します。

〔高コレステロール血症、高LDL-コレステロール血症〕
高コレステロール血症、高LDL-コレステロール血症に関連する栄養素は数多く知られていますが、発症予防および重症化予防の観点から重視すべきものは、脂質の摂取量、特に飽和脂肪酸やコレステロールの過剰摂取です。

また、水溶性食物繊維摂取量との関連が知られています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の脂質異常症と食事の関連の「概念と定義」を紹介します。

〔概念と定義〕
脂質異常症について、高low-density lipoprotein(LDL)コレステロール血症、低high-density lipoprotein(HDL)コレステロール血症、高トリグリセライド血症の3つのタイプに分けて、栄養素摂取量との関連を記述します。

ここでは脂質に食事性コレステロールも含めています。

脂質異常症は、動脈硬化性疾患、特に心筋梗塞および脳梗塞の危険因子となる疾患です。

動脈硬化性疾患の概念、診断基準、病態および動脈硬化性疾患全体の重症化予防については、日本動脈硬化学会による「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022年版」の参照がすすめられます。

なお、「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2022年版」では、冠動脈疾患およびアテローム血栓性脳梗塞の発症予防の観点から、脂質異常症のスクリーニング基準値を設定しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕