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忙しい人の時間は重要度が違い、忙しいことはよいことであるというような風潮がみられます。メディアの取材でも、取引先の評価にしても、忙しいことを賞賛するような内容が多くなっています。このことは書籍やテレビなどのインタビューをする中でも感じてきたことです。

あるグループ企業の経営者が効果的に1時間を使うために、1週間に1回、経営に関わる社員全体を会議室(というよりもセミナー室の広さ)に集めて、各人が3分でプレゼンをして、それに対して1分で結論を出すということをしていました。

それは一時期、テレビ番組でも「稼ぐ企業の経営者は違う」というムードで伝えられていて、記憶に残っている人も多いかと思います。

そのことによって結果が出ているときには、招集された社員から疑問や不満は出ていなかったのですが、経営に暗雲が立ちこめてくると社内の雰囲気が変わってきました。

その場に集まってくるだけでも全員が時間をかけています。グループが大きくなり、遠距離から来る社員が増えるほど時間がかかるようになります。朝一番の会議ということで、前日に本社の近くに宿泊する社員も増えました。

しかも、月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)の朝一番であったので、休みの日に仕事のために移動の時間を使うことにもなります。プレゼンを休日に家に持ち帰ってすることになった社員もいました(というよりも、ほとんどだった、と聞いています)。

3分のプレゼンにまとめるのは普段以上に時間がかかります。経営者の前にいるのは1時間であったとしても、その時間に間に合うように行けばよいわけではなくて、早めに出社して準備をする必要もあります。

その会議の日のことを“超早朝出勤”と呼んでいる人もいて、その人から聞いたことを、ここで書いています。

他人の時間を奪っていることに気づかない、気づいていても気にしないということでは、給料が高くても奪われた時間と比べたとき、どのように感じるのか、それだけは考えてほしいということを伝えるために使っています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

おいしいトマトを品種改良によって作り出した一方で、栄養低下が起こるようになったのは、桃太郎トマトに端を発しています。

2年間の開発期間をかけてタキイ種苗から初代品種の桃太郎トマトが発売されたのは1985年のことです。

それ以前のトマトといえば、半分が赤くて、半分が青いというものが店頭に普通に並んでいました。その青い半分はヘタの側となります。

トマトは成長途中では全体が青くて、お尻(花落ち)から徐々に色づいていきます。そして、熟すに従ってヘタに近い部分が赤くなっていけば完熟とされる状態になります。

青いと表現されても実際には緑色ですが、緑色が残っているのは未熟でクロロフィル(葉緑素)が一部分解されずに残っている状態です。これでは栄養素が不足しているのは普通に想像がつくところです。

半分が青いものが店頭に並んでいたのは、一つには傷みやすい品種で、これを早く店頭に届けるまでに時間がかかるという流通の問題がありました。半分が青いものが店頭に並ぶことで、そこから日数が減ることで徐々に赤くなっていくということで、店に運ばれてきたばかりのときには熟してはいなかったことが、そのような状態を記憶している理由となっています。

では、桃太郎トマトは傷みにくい品種であったのかというと、初期品種は以前と大きくは変わっていませんでした。半分が赤くて半分が青い状態と同じであっても、全体がピンク色で甘いというのが桃太郎トマトの特徴で、熟していなくても熟しているように見えることからヒットしました。

その桃太郎トマトのブランドは「甘熟」で、甘熟も完熟も「かんじゅく」と読まれることから、勘違いをさせるような命名が賛否両論で話題になったのは、今では忘れ去れているところです。

トマトの栄養低下については次回(食の不都合な真実10)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から炭水化物の「生活習慣病の重症化予防」を紹介します。

〔生活習慣病の重症化予防〕
生活習慣病の発症予防と同様に、栄養学的な側面からみた炭水化物の最も重要な役割は、重症化予防においてもエネルギー源としての働きと血糖上昇作用です。

エネルギー源としての炭水化物摂取(制限)の効果は肥満症患者と過体重者を対象とした多数の介入試験で検証されています。

結果のばらつきは大きいものの、炭水化物制限食が有する減量効果は、同じエネルギー量を有する脂質とたんぱく質制限食と有意に異なるものではないとしたメタ・アナリシスが多くなっています。

これは、炭水化物摂取量の制限によって総エネルギー摂取量を制限すれば減量効果を期待できますが、炭水化物摂取量の制限によって減少させたエネルギー摂取量を他の栄養素(脂質またはたんぱく質)で補い、総エネルギー摂取量が変わらない場合には減量効果は期待できないことを示しています。

糖尿病患者または高血糖者を対象として、炭水化物摂取量を制限したときの血糖値(またはHbA1c値)の変化を観察した介入試験は多数存在します。

これらの研究をまとめたメタ・アナリシスでは、短期間(6〜12か月)であれば、炭水化物制限食を摂取した群では対照群(通常食、高炭水化物食、低脂肪食など)に比べて有意なHbA1cの低下が観察されましたが、12〜24か月以降ではHbA1cの低下幅は小さくなり、観察されても僅か、あるいは観察されなかったと報告されています。

これは、現実的に実行可能かつ他の栄養素による健康への不利益が生じない範囲で、糖尿病の管理に求められる十分に長い期間にわたって行うべき食事療法として、炭水化物摂取量の制限は現時点では勧められないことを示しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から炭水化物の「生活習慣病の発症予防」を紹介します。

〔生活習慣病の発症予防〕(目標量の策定方法)
*成人・高齢者・小児(目標量)
炭水化物の多い食事は、その質への配慮を欠くと、精製度の高い穀類や甘味料・甘味飲料、酒類に過度に頼る食事になりかねません。これは好ましいことではありません。

同時に、このような食事の数多くのビタミン類やミネラル類の摂取不足を招きかねないと考えられます。これは、精製度の高い穀類や甘味料・甘味飲料、酒類は各多くのビタミン、ミネラルの含有量が他の食品に比べて相対的に少ないからです。

たんぱく質の目標量の下の値(13%エネルギーまたは15%エネルギー)と脂質の目標量の下の値(20%エネルギー)に対応する炭水化物の目標量は66%エネルギーまたは67%エネルギーとなりますが、それよりもやや少ない65%を目標量(上限)とすることとしました。

したがって、たんぱく質、脂質、炭水化物のそれぞれの目標量の下の値の合計は100%エネルギーにはなりません。この点に注意して用いる必要があります。

一方、目標量(下限)は、たんぱく質の目標量の上の値(20%エネルギー)と脂質の目標量の上の値(30%エネルギー)に対応させました。ただし、この場合には、食物繊維の摂取量が少なくならないように、炭水化物の質に注意すべきです。

ところで、アメリカ人中年男女(45〜64歳)12,428人を25年間追跡して、炭水化物摂取量と総死亡率との関連を検討した報告によると、炭水化物摂取量が50〜55%エネルギーであった集団で、最も低い総死亡率と最も長い平均期待余命が観察されました。

同時に、総死亡率の上昇と平均期待余命の短縮は炭水化物摂取量が55〜65%エネルギーであった集団ではわずかでした。これは、目標量の範囲を50〜65%エネルギーとすることを間接的に支持する知見であると考えられます。

*妊婦・授乳婦(目標量)
生活習慣病の発症予防の観点から見て、妊婦と授乳婦が同年齢の非妊婦・非授乳中の女性と異なる量の炭水化物を摂取すべきとするエビデンスは見いだせていません。

したがって、目標量は妊娠可能年齢の非妊娠と非授乳中の女性と同じとしました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「いわしの日」大阪おさかな健康食品協議会が、い(1)わ(0)し(4)の語呂合わせで制定。

「徒歩の日」徒歩を楽しむ会(宮崎県宮崎市)が、徒(10)歩(4)の語呂合わせで制定。

「糖質ゼロの日」月桂冠が、糖質ゼロの日本酒の普及のために糖(10)質(4)の語呂合わせで制定。

「ロールキャベツの日」ヤマガタ食品(静岡県沼津市)が、1893年10月4日の日刊時事新報にロールキャベツの原型のキャベーヂ巻きが紹介されたことにちなんで制定。

「ジューCの日」カバヤ食品(岡山県岡山市)が、清涼菓子ジューCの普及でジュー(10)C(4)の語呂合わせで制定。

毎月4日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

「足るを知る」の発想を受け入れやすいかどうかは、それぞれの人の環境や経験によって変わってくるところがあります。

その例として、ここであげたいのは浄土真宗の宗祖(開祖)の親鸞聖人の教えの中に出てくる業苦楽(ごくらく)と自業苦(じごく)です。多くの人が聞いたことがある極楽と地獄を別の文字で表したものです。

このような言葉で示すのは、浄土真宗には他の仏教宗派とは違って、地獄が存在していないからです。浄土真宗の門徒(他宗派の信者)は、亡くなったら即座に誰もが極楽にいくことができるという教えがあります。地獄があるとしたら、それは生きている現世に存在していることになります。

そして、それは自らが行ってきた自業によって起こるもので、それは自業自得です。他の宗派であったら、自業自得は悪い行いをしてきた結果であるので、悪い結果になるということになるのかもしれませんが、そもそも自業自得は良い行いによって良いことが起こることも、悪い行いによって悪いことが起こることも意味しています。

最も悪い出来事は亡くなってから“地獄に堕ちる”ことです。そうならないように必死になって祈る、悪いことをしてきた分を取り戻して、さらに善行を積んでいくということが説かれる宗教・宗派がほとんどかと思います。

これに対して、浄土真宗には地獄が存在していないので亡くなって地獄に行くことはありません。浄土真宗の門徒が行く先は全員が極楽です。

浄土真宗には亡くなってからの地獄はないわけですが、現世に存在しているのは何かというと、これが自業によって苦しむことであり、これを「自業苦」と書いて「じごく」と読み、地獄と同様の苦しみの状態を指しています。

今の状態を知って、これを満足して受け入れることが「足るを知る」であり、苦しいことがあっても、その先に楽しみがあるという業苦楽と合致することであると考えています。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

法人は設立するのは簡単でも、解散・清算となると面倒なことばかりです。その中でも比較的簡単とされる一般社団法人の手続きについて書いていきます。

解散して、設立以前の状態にするには、以下の12つの手続きが必要になります。

・社員総会の特別決議
・法務局への解散登記
・清算人の選任と清算人の登記
・官報への解散公告
・債務者保護手続き(2か月以上の保護期間)
・残余財産の処分
・税務署などへの解散の届出
・解散確定申告
・社員総会の決議(決算報告書の決議)
・法務局への決算結了の登記
・税務署などへの決算結了の届出
・清算確定申告

これらの手続きも、会議と資料作り、お役所に手続きに出向くことなどが必要で、法務局で登記したら、それを証明する書類を持って次の手続きに臨むことになります。

最初の社員総会を開催するためには、その前に役員会が必要で、事前に役員全員に了解を得ていても、そこで揉めてしまって先に進まないという辛い(暗い負の経験)もしたことがあります。

解散をする一般社団法人の代表や役員が手続きをしても(外部委託しなくても)8万円ほどの費用はかかります。

こんなにも面倒になっているのは、解散をせずに、定款の目的と事業内容を遂行させようという考えなのか、単なる嫌がらせなのか、途中で判断がつかなくなることがあるほど、とにかく大変な作業です。

少なくとも私はボランティアで、1人でやっていいと親切心で言えるようなことではないという思いは今も変わっていません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害があると力加減がわからず、何事にも全力で立ち向かおうとする特性があります。教師や講師は学習に全力で取り組むということを口にしますが、発達障害児にとって全力で取り組むというのは手加減しないことで、文字を書くときでも全力で取り組もうとします。

そのために力が入りすぎて、鉛筆の芯が折れてしまうために、ひらがなでも一文字が一気に書ききれないということも起こります。そのために指が疲れるだけでなく、痛みを感じていても力が抜けない状態もあり、例えば突き指をしていても、その指を使い続けるというようなことにもなります。

1回の講習時間で、鉛筆の芯を何本も折ってしまうので、ペンケースに多くの本数が入っていないと学習にならないという子どももいますが、中には力が入りすぎて、鉛筆そのものを折ってしまう子どももいます。大人でも鉛筆を折るには相当の力が必要ですが、それを意識しないでなってしまうのが、力加減がわからない子どもの実態です。

鉛筆は芯が折れることを気にしなければ、力を入れすぎようと文字を書くという結果は変わりはしません。そこで鉛筆よりも芯が細くて、力を入れすぎると折れやすいシャープペンシルを使わせることもあります。

それも0.3mmの太さのものを使って、芯を折ったら書くのに時間がかかって遅れてしまうということを教えようとします。そもそも学習障害の子どもは理解したことを文字として表現するまでに時間がかかるので、芯を折っていたら時間制限で回答できないことになってしまいます。

鉛筆の芯だけでなく鉛筆を折るくらいに力が入ってしまう子どもには、箸の持ち方も力が入りすぎて上手に食べられない、指先の感覚で細かな作業ができないということが多くなっています。

どの方法なら鉛筆の持ち方、使い方を教えられるということよりも、その子どもが楽しく続けられる指先を繊細に使うことができる遊びや日常生活の工夫などから身につけさせることも必要になってきます。このテクニックを教えるのが学業技能向上を目的とした講師の役割です。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から「食物繊維」を紹介します。

〔食物繊維〕
炭水化物は多様な化合物を含み、健康影響を考える際には総体としての摂取量ではなく、その質が問われるようになってきました。

WHOのガイドラインでは、炭水化物摂取量そのものではなく、炭水化物摂取源となる食品の種類と摂取量、食物繊維摂取量について推奨される事項が示されています。

食物繊維は、数多くの生活習慣病の発症率または死亡率との関連が検討されており、メタ・アナリシスによって数多くの疾患との間に有意な負の関連が報告されている稀な栄養素です。

代表的なものとして、総死亡率、心筋梗塞の発症と死亡、脳卒中の発症、循環器疾患の発症と死亡、2型糖尿病の発症、乳がんの発症、胃がんの発症、大腸がんの発症などがあります。

また、メタボリックシンドロームの発症率との関連を検討したメタ・アナリシスも存在します。

これらの報告は、総合的には食物繊維摂取量が多いほど、これらの発症率や死亡率が低くなる傾向を認めています。

食物繊維摂取量が多いと体重や収縮期血圧、総コレステロール値が低いことも報告されています。食物繊維摂取量が多いと排便頻度が高いことや、食物繊維の投与が慢性便秘の改善に効果的であることが報告されています。

どの程度の量で慢性便秘の予防や改善が認められるかについては研究結果が一致していませんが、これは食物繊維のうちでも、摂取するものの水溶性・不溶性の別の発酵性の違いによって排便への影響が異なるためと考えられています。

以上のように、食物繊維は摂取不足が生活習慣病の発症に関連するという報告が多いことから、目標量を設定することとしました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から指標設定の基本的な考え方の「糖類」の後半を紹介します。

〔糖類〕
日本食品標準成分表における糖類の欠損値を補完して、total sugar以外にadded sugarやfree sugarの成分値も追加した上で日本人における糖類摂取量を調べた研究は存在しています。

例えば、成人における糖類の摂取量の平均値は、男性で総エネルギー摂取量の10.7%/6.1%(total/ added sugar)、女性で13.6%/7.4%、男児(8〜14歳)で12.3%/5.8%、女児(同)で12.8%/6.0%と報告されています。

しかし、報告数は少なく、日本人における糖類の摂取実態が十分に明らかにされているとは言い難いことです。

このように、現在の日本ではadded sugarとfree sugarの摂取量を容易に推定することができず、added sugarとfree sugarの摂取量に関する指標を定めることは困難です。

また、報告されている日本人のadded sugarあるいはfree sugarの摂取量の平均とは低く、過半数の日本人では糖類摂取量が他国で推奨されている値よりも低い可能性があります。

よって、指標を定める意義や指標の設定方法は慎重に検討する必要があり、今回は糖類に対する目標量の設定は見送ることとされました。

なお、total sugarに対する目標量を定めることも考えられますが、研究数が少ないことと基準の国際的整合性の観点から、この方法も選択されていません。

一方で、一部に糖類摂取量の非常に多い日本人も存在すること、free sugar摂取量が増えることでビタミン・ミネラル類の摂取量が減少する減少(nutrition dilution)が日本人でも観察されることが報告されています。糖類の摂取実態と、その変化には注意を払う必要があります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕