投稿者「JMDS」のアーカイブ

自然の営みによって作り出されたエネルギー源は無限ではなく、今のまま使い続ければ必ず枯渇します。

今後、新たなエネルギー資源が発見されず、また資源を掘り出す技術が開発されなかった場合には、石油と天然ガスで約50年、石炭で約140年と考えられ、原子力発電の燃料のウランであっても130年ほどで使い切ることになると考えられています。

原子力は温室効果ガスによる地球温暖化を抑えることができるクリーンかつ効率的なエネルギー源とされています。

原子力発電は、温室効果ガスの排出を最小化させて大規模に電力を生み出すことができるものとして、経済的にも優れたエネルギー源であるとされてきました。

二酸化炭素に限れば、環境を汚染しないエネルギーであっても、原子力発電所の事故で明らかになったように環境を汚染すること、原子力発電による放射性廃棄物の処理に膨大な費用がかかることが広く知られました。

現在の発電は熱エネルギーを電気エネルギーに変換する方式が使われていますが、火力発電は熱エネルギーのうち40%ほどが電気となっています。これに対して原子力発電の熱効率は33〜34%とされています。また、原子力発電では発生した熱の多くが温排水として海に流されています。

原子力発電はウランを発電用に作るのにも、使用後にも多くの工程が必要で、それぞれの段階でエネルギーが使われて二酸化炭素が発生します。
〔小林正人〕

地球環境を維持するための重要な酸素は、植物による光合成によって生み出されています。植物も動物も酸素を用いて内部で多くのエネルギーを作り出し、成長するように変化してきました。

石炭も石油もエネルギーとして使用することによって二酸化炭素(CO₂)が発生します。二酸化炭素は大気中では約0.04%とわずかな量でしかないものの、温暖化への影響が大きく、地球上の温室効果ガスの76%を占めています。また、全体の二酸化炭素の65%が石炭や石油を燃焼させた結果だと考えられています。

温室効果がないと地球の平均気温は−19℃になるとされていて、二酸化炭素のおかげで平均気温は約14℃に保たれています。

温室効果ガスの濃度が上昇し続けると今世紀末(2100年度末)には世界の平均気温も上昇し続けることが予測され、最も少なく抑えられた場合で0.3〜1.7℃の上昇、最悪の場合には4.8℃の上昇と予測されています。

これによって海水温の上昇と氷河の融解などによって、今世紀末までに世界の平均海面水位は0.26〜0.82m上昇すると予測されています。

この地球規模の変化が、限られた資源の陸地を減らし、安全に住むことができる場所や農地を減らす上に、気が遠くなるような時間をかけて変化させてきた自然の循環力を低下させることになることにも思いを馳せるべきです。
〔小林正人〕

地球の有限な資源は、地球が誕生した約46億年前から固定されたものではなく、環境の変化によって蓄積されてきたものです。

重要なエネルギー源となってきた石炭は、数千年前から数億年前の植物が腐敗する前に湖底や海底に埋もれ、長年の地圧や地熱の影響によって石炭化したものです。

最も多いのは石炭期と呼ばれる2億4千万年前から3億年前に湿地帯の森林を構成していたシダ類と考えられていて、その時代の植物化石といえます。

石炭は産業革命(18世紀半ばから19世紀)から20世紀初頭まで最重要のエネルギー源として使われてきました。石炭を掘り、これをエネルギーとして活用できた国や企業が大きな力を握ることができた時代です。

石油は、植物性プランクトンや藻などの死骸が高温・高圧下で油母(ケロジェン)という有機化合物に変わり、液体の炭化水素に変化したものと考えられています。

その時期は恐竜が栄えていた今から約2億年前の中世期・ジュラ紀から約6千万年前の白亜紀にかけてとされています。

石油が石炭に代わってエネルギー源の主流となったのは第一次世界大戦(1914年〜1918年)前後のことで、エネルギー量が石炭の約2倍と効率性で勝っていることから使用量が大きく増えました。

天然ガスは、液体の炭化水素がガス化したもので、これを液体化させた状態の液化天然ガス(LNG)としてタンカーで輸送されます。LNGに製造する際に硫黄などの不純物が取り除かれます。

天然ガスは燃焼する際の二酸化炭素の発生量が少なく、酸性雨や大気汚染の原因とされるNOx(窒素酸化物)の発生量も少なく、SOx(硫黄酸化物)が発生しないことから、クリーンなエネルギーとされています。

これには、液化天然ガスに変換する際のエネルギー、タンカーで遠くから輸送してくるときに使われるエネルギーは計算に含まれていません。
〔小林正人〕

どちらの反応をするかの二者択一ではなく、両方の感情の折り合いをつけて、自然の破壊が進みすぎないようにしながらも便利さと快適さを追求するという選択がなされてきたことは過去の歴史からも明らかなことです。

経済を営む環境が無限なのか有限を考察する用語として、カウボーイ型経済と宇宙飛行士型経済が使われます。

これはアメリカの経済学者のケネス・ボールディングが1966年に用いた言葉で、カウボーイ型経済は、広大な土地にいるカウボーイのように、「あたかも資源や環境の制約がないかのように、好きなだけ自然資源をはかし、消費の最大化を目指す経済」を指します。

これに対して宇宙飛行士型経済は、前出のように地球を宇宙船と考えたもので、宇宙船にいるように「限られた生態系やシステムの内にいることを理解した上で営む経済」と指しています。

経済を支える生態系や使用できる資源、排出できる廃棄物などには限界があると考えて行動する宇宙飛行士型経済は、ブルーエコノミーの思考と合致した、これからの経済活動を考えていく重要なスタートポイントとなることです。
〔小林正人〕

“宇宙船地球号”という言葉があります。地球を閉じられた空間の宇宙船にたとえたもので、地球上の資源の有限性や資源の適切な使用について語るときに使われることが多くなっています。

限りがある自然環境と人間の調和を唱える概念とされていますが、さまざまな世界で使われるようになり、今では経済学にも、この概念が導入されています。

限られた空間の宇宙船の中では、人種や国籍が異なっても同じ乗組員として争うことなく、同じ目的に向かってミッションを進めていくことから、“宇宙船地球号”は国家間の争いを避けるための安全保障を案がえる場面でも使われています。

宇宙から見た地球の色は「青」で表現されています。「地球=青」のイメージは、「地球は青かった」という有名な宇宙船から見た宇宙飛行士が発した言葉によって強く印象づけされました。

この言葉は1961年に初の宇宙飛行を終えて帰還した旧ソ連の宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンが大気圏外から初めて見た感動の言葉として伝えられています。実際には「空は非常に暗くて、地球は青みがかっている」でしたが、日本語に直訳されたのが「地球は青かった」でした。

限られた空間である地球の姿を映像として目にしたときの反応は、大きく二つに分かれます。一つは限られた地球を大切に扱い、素晴らしい環境を後世まで残しておきたいという感情を抱いた反応です。

もう一つは、限られた地球の資源を効果的に使って便利な世界を作りたいという感情です。便利な世界というのは、同じ“宇宙船地球号”の乗組員である世界中の人々にとってのことであってほしいところですが、所属する国や地域にとって、場合によっては自分にとって便利な世界を求める意味で使われることが多いようです。
〔小林正人〕

「いいにんじんの日」韓国人蔘公社ジャパン(東京都新宿区)が、い(1)い(1)に(2)んじんの語呂合わせで制定。

毎月12日:「パンの日」(パン食普及協議会)、「育児の日」(神戸新聞社)

“千差万別”という言葉は、数多くの状態があるということで、私が岡山に移住してきた9年ほど前から、気になっていた活動の発達障害児支援でも使われています。

発達障害児支援については、この連載コラムの中で次々に出てくることになるかと思いますが、千差万別は様々な人がいるという意味で使っているわけではありません。

同じ状態であると判断しても、その中で大きな変化もあり、他の状態が加わってくることもあって、例えばカルテに前回の診察時に書かれたことと同じことが今回も起こっているとは限りません。

閃輝暗点(せんきあんてん)の状態は千差万別で、その状態も固定されたものではなくて千変万化なので、どのような状態だと説明するのは難しいことです。

そのために通い慣れている大病院であっても、担当してきた医師でないと間違いを起こしかねないところがある、ということを前回(日々邁進11)書きました。

これが私でなくて、他の人であったら、誤診をされることになったかもしれません。

また、医師の理解を進めることをしてこなかったら、いつまで経っても嘘を言っているような扱いをされたかもしれないと感じています。

理解をしているはずの医師も、前回とまったく違う状態を説明されると困難してしまい、「本当ですか?」と本来なら医師として口にしてはいけないことが出ることもあります。

それは1回や2回のことではなくて、もう数えるのをやめようとしてからも10回は超えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「将軍の馬」の金言たるところを説明するために、「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」という似ているようでも全く違っている諺(ことわざ)を引き合いに出して話を進めてきました。

そして、前回(金言の真理84)の最後に、「将軍の愛馬の葬式には多くの参列者が来るが、将軍の葬式には人が集まらない」という皮肉な状況を示す言葉だと紹介しました。

これは時の権力者の周りには呼んでもいないのに多くの人が押し寄せてくるのに、権力の座から滑り落ちた途端に集まる人が激減するということと共通することで、そのようなシーンを数多く見てきました。

政治の世界では、滑り落ちた権力者のもとに人が集まらなくなるだけでなく、集まってきていた中の1人もしくは複数が“音頭を取って”、すでに集まっていた人たちを引き連れて次の権力者の座を狙うというのは当たり前になっています。

「将軍の馬」の葬式に多くの人が集まるのは、実は次の権力者のもとに集まるための儀式のようなものだったということもあります。権力の座から滑り落ちるのを防ぐための対策の会議の場だったはずなのに、引き摺り下ろすための“腹の探り合い”の場であったということも、その場にいて体験したことがあります。

“今太閤”(現代版・豊臣秀吉)とまで呼ばれた国のトップの私邸に出入りして“錦鯉の世話係”という役割をもらっていたときに知り合った方々が、引き摺り下ろしを扇動して、派閥まで引き継ごう(強奪?)としていたことに後で気づいたという話です。

その“今太閤”は、すでにトップではなかったものの“キングメーカー”の立場でしたが、その役割からも引き摺り下ろして、国にトップに就くことになりました。

このような嫌な世界の出来事は、できれば見たくない、聞きたくもないとは思っていたものの、今でも後追い情報が伝わってきて、そのたびに「将軍の馬」という言葉を思い出してしまいます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

学習障害の識字障害は、読字障害と呼ばれることもあります。

識字障害は文字を音に変えることに困難さがあり、文字を見て、音を思い出すまでに時間がかかることがあります。そのために音読が流暢にできないもので、文章を読むときに時間がかかり、疲れやすくなります。

読むことを嫌い、知識の不足から学力の低下を招くことがあります。長文を読もうとすると、目で追っていくことが難しいことがあります。

識字障害の具体的な特性としては、以下のことがあげられます。

*ひらがなの音読が遅く、読み間違える

*文字を逐次読み(一つひとつ拾って読む)する

*単語または文節の途中で区切ってしまう

*単語の文字を逆さに読む(いか→かい)

*形の似た文字を間違って読む(“め”と“ぬ”)

*拗音(きゅ、しゅ)、促音(きって)が読みづらい

*読んでいる文字や文章の意味を理解することが難しい

*早く読むと内容が理解できない

*音読より黙読が苦手

*文章を読むのがたどたどしく、文章の内容(あらすじ)をつかんだり、まとめたりすることが難しい

*読んでいるところを確認するように指で押さえながら読む

*文末などは適当に自分で変えて読んでしまう

*見慣れた漢字は読めても抽象的な単語の漢字を読めない

*読み方が複数ある漢字を誤りやすい

*意味的な錯誤がある(教師をせんせい)

*長い文章を読むと疲れる
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

輸入される食品に残留する農薬は大きく2つに分けられています。

その1つは栽培の段階で使われる農薬ですが、これは残留しにくいものです。残留しやすいのは、プレハーベストと呼ばれる収穫直前に使われる除草剤などです。

これに対して残留の危険性が言われ続けてきたのがポストハーベストで、収穫後に使われる農薬を指しています。ポストは後、ハーベストは収穫を指します。

日本ではポストハーベスト農薬は認められていませんが、海外から輸入される農作物にはポストハーベスト農薬が使われます。これは輸送中にカビの発生や腐敗を防止するための防カビ剤です。防カビ剤というと食品中に残ることがあるため、食品添加物に分類されています。

食品添加物といっても材料は農薬で、しかもカビは根を張るため、そこまで届くように浸透性が高い農薬が使われます。収穫後のバナナは防カビ剤の農薬のプールに浸けてから出荷されます。

農薬が残留するといっても、皮にだけ残るものであり、皮を剥いて食べるから問題はないと言われることもあるのですが、軸と先の穴から通過しているので、この部分は食べてはいけない部分なのです。

このことがあまり知られていないのは、バナナには防カビ剤の表示が免除されているのが原因です。バナナに使われている防カビ剤はフルジオキソニルといって、肝臓や腎臓への影響が指摘されています。

防カビ剤として農薬が使われる輸入食品は、他には小麦や大豆があげられます。ともに外皮は薄いので、使用した農薬、使用量によっては浸透しています。

小麦の場合には、加工部位によって特等粉、1等粉、2等粉、3等粉に分けられていて、等級が高いものほど内側の糖質が多く、たんぱく質が少なくなっています。

最も内側の特等粉はカステラや高級パンなど、1等粉はパスタなど、2等粉は一般のパンなど、そして外側の3等粉は安いパンなどに使われるもので、入札があって価格が低いものが使われる学校給食用のパンから残留農薬が検出されるというのが実情です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕