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「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の高血圧と特に関連の深い栄養素の「ナトリウム(食塩)」の続きを紹介します。

〔ナトリウム(食塩)〕
18〜48か月間の減塩指導群と対照群を10〜15年追跡したTOHP研究では、25〜30%の減塩によって長期の循環器疾患リスクが30%低下したことが報告されています。

また、TOHPを含む4つの減塩介入試験のメタ・アナリシスでは、減塩が循環器疾患リスクを抑制することが示されています。

また、小児期からの健康的な食生活の確立も重要です。小児・青年期を対象とした介入試験、観察研究のメタ・アナリシスでは、ナトリウム摂取量と血圧との正の関連が報告されています。

また、介入試験のメタ・アナリシスでは、減塩は小児の血圧を低下させることが示されています。

日本では伝統的に食塩摂取量が多く、日本人の3歳児、4〜5歳児、学童期における食塩摂取量の多さも報告されています。

以上の点から、小児の減塩教育は、将来の高血圧や循環器疾患を予防するために重要です。

ナトリウム摂取量の多い集団では加齢に伴う血圧上昇の程度が大きくなっています。

コホート研究のメタ・アナリシスのサブ解析では、65歳以上の高齢者においても尿中ナトリウム排泄量の増加は循環器疾患リスクを増加させることが示されました。

高齢者は一般に食塩感受性が高く、減塩は有効です。

しかし、高齢者において過度の減塩や極端な味付けの変化は食事摂取量の低下から低栄養をおこす場合があるため、減塩指導の際には全身状態の管理に注意します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

保護者に対する発達のための栄養の支援は、実際に料理をするための技術や注意点は必要ではあるものの、それと並んで、心身の発達と栄養の関係を正確に伝えることが第一義となります。

これは総論のようなもので、千差万別とされる発達障害の特性に合わせて、細かなアレンジができるような情報と、これでも通じないことを想定して、個別に相談をして対処する情報支援も重要になります。

保護者に伝える人とは発達支援の専門家のことですが、発達障害の特性と栄養について詳しい方は少数でしかないというのが現状です。

その専門家に発達栄養を伝える専門家が必要ですが、これはもっと少なく、ほぼ存在しない地域もあります。

となると、発達栄養の専門家を地域で養成するか、発達障害支援の専門家や栄養支援の専門家に伝える活動が必要になります。

発達障害も栄養も完全に解明されているわけではなくて、医学や健康に関わることは変化が激しく、常に情報更新をしていく必要があります。

こういった支援する人を支援する活動の連続に対しては、最も上流にいる方に発達栄養の最新情報を伝えるために、また別の支援する人が必要になります。

それを、どこまで私たちが担うことができるのか、そこは走りながら考え続け、実践し続けていくしかありません。
〔発達の伴歩:小林正人〕

「千切り大根の日」こだま食品(広島県福山市)が、千切り大根の生産が2月に最盛期で、千の字が二と1、切りを七に見立てて制定。

毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「森のたまごの日」(イセ食品)

大手出版社のゴーストライターをしているときには、書きたいものを書くことができない立場だったので、企画会議に参加して書きたいことを提案するように言われたときには、大喜びでステープラ(ホチキス)で閉じるのが大変なくらいの企画書を書きました。

これを見た企画の取りまとめの役員から、「小冊子の原稿か」と言われたものです。

その企画の内容は、有名な会社の社名の由来を説明しながら、各社が目指していること、将来像などを明らかにしていって、最後の項目にパナソニックとPHP研究所について書くというものでした。

当時はネット検索をすれば誰でも簡単に知ることができるという時代ではなかったので、多くの会社をピックアップするだけでも思った以上の時間がかかったものです。

企画が通って、下調べとして各社の広報に取材をする中で、当初の期待とは違った反応をする会社が出てきました。私たちが調べた社名の由来と、その会社が打ち出していること、今後の社名を活用した展開が合わなくなっている例が、いくつも現れてきたからです。

「今後の各社との付き合いを考えると」という理由で出版は諦めて、ネット時代になってからネタとして提供するだけになりました。

それが、どれくらい影響したのかはわからないものの、本来の命名の由来と、会社が広く伝えていることの差が出てきて、なんだか後付けしたことが由来となって多くのところで見られるようになりました。

これ以降に書いていくのは、当時のネタではなくて、今の時代の由来の話となるのですが、ただ知っていたということではなくて、なんらかの形で実際に関わってきた会社のことです。

そのため数は多くはないものの、飲み会では「へ〜ッ!」と言ってくれる方が多い“物知りネタ”ではあります。

そのネタは次回(日々邁進49)から紹介します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「ボロは着てても心の錦」の歌い出しで有名な「いっぽんどっこの唄」の「いっぽんどっこ」とは? という感じで、クイズ番組のネタにもなっています。

漢字では「一本独鈷」と書きます。

独鈷は、密教で用いる法具の一種で、鉄製か銅製の両端が尖った短い棒状のものです。

その独鈷を模した一本の連続模様が一本独鈷で、博多織の縞模様として多く使われています。一本独鈷のほかに、二本の連続模様の二本独鈷、三本の連続模様の三本独鈷などがあります。

織物の呼び名だとしたら、「ボロは着てても」とは合致していない漢字で、一本、二本、三本と種類があるものの一つだとしたら、歌のタイトルとしては似つかわしいものではありません。

「一本独鈷」には独立した組織を指す言葉であって、たった一人で困難に立ち向かう男の気概や独立独歩の精神を意味していて、また極道の世界で使われることがあります。

漢字にすると特殊な世界を指しているとみられることにもなるので、あえて「いっぽんどっこ」としたと伝えられています。

今や、一本独鈷の元の意味を知らなくても、何を言わんとしているかわかってくるほど、大ヒットして、心に刻まれる金言の一つになっています。

しかし、元の意味も踏まえて、「いっぽんどっこの唄」の歌詞を見てみると、歌詞のポイントである「どんな花より きれいだぜ」の意味合いが浮かんできます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

食事と運動、入浴は代謝を高めるために必要なことですが、発達障害がある人は、自律神経の調整が乱れやすく、そのために代謝が高まりにくくなっています。

また、自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくて、それが代謝を低下させることにもなっています。

運動をすると交感神経の働きが盛んになり、代謝が高まります。このときには筋肉に蓄積されたエネルギー源のグリコーゲンが分解されてブドウ糖として血液中に放出されます。

ブドウ糖が多くなる血糖値が高い状態になると、膵臓からホルモンのインスリンが分泌されます。

インスリンには全身の細胞にブドウ糖を取り込ませる働きと同時に、肝臓で脂肪酸の合成、中性脂肪の合成を進める働きがあります。

インスリンの分泌は副交感神経の働きで増え、交感神経の働きで減っていきます。運動によって交感神経の働きが盛んになった状態ではインスリンの分泌が減って、その結果として脂肪の蓄積が減るだけでなく、エネルギーとして代謝に使われるものが増えていきます。

入浴は温度によって自律神経の切り替えが変化します。38℃ほどのぬるめの温度では副交感神経の働きが盛んになり、42℃以上の熱めの温度では交感神経の働きが盛んになります。副交感神経ではインスリンの分泌量が増えて脂肪合成と蓄積が進むようになり、交感神経では逆のことが起こります。

運動をすると交感神経の働きが盛んになることで筋肉の温度が上昇します。それによって脂肪分解酵素のリパーゼの働きが高まり、中性脂肪が分解されてエネルギー化しやすくなります。

運動後に入浴すると、筋肉が温まりすぎて、リパーゼの働きが抑えられるようになります。運動の直後には入浴をしないで、交感神経の働きが抑えられてきて、筋肉の温度が下がり始めてから入浴するようにします。

こういった自律神経の調整が、エネルギー代謝に影響を与えるということです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

業務用の食器洗浄機は、洗浄法がしっかりと規定されています。洗浄機にはベルトコンベア式と回転式があって、どちらにしても食器に洗浄剤が的確に当たって洗浄ができて、洗浄剤が残らないように洗い流すように定められています。

特に厳しく規定されているのは業務用洗浄剤で、強アルカリ性であることから、これが食器に残ると健康面に影響が出るからです。そのために洗い、すすぎは念入りに行われます。

洗いにしても、すすぎにしても食器の洗浄はウォーターナイフ効果が発揮されます。これは食器に対して一定角度(斜め)から勢いよく水流を当てることで、ナイフのように汚れを剥ぎ取り、洗浄剤を落とし切っていきます。そのため、水流と角度が重要になります。

食器洗浄機は英語では、ディッシュウォッシャー(Dish Washer)と呼ばれます。もともとは皿を洗うためのもので、皿ならウォーターナイフ効果を発揮しやすいものの、日本の食器は茶碗から小鉢、茶碗蒸し用のように深さがある食器も多くあります。

皿は汚れた部分を上向きにすることで、下に落ちる水流の勢いで洗うことができます。ところが、日本の深い食器は上向きにすると水が溜まって、ウォーターナイフ効果が発揮できなくなります。そのため、深い食器は下向きにセットして、下からの水流で洗います。

重力の関係で下からの水流は弱くなります。そこで食器に合わせて水流を調整しなければならないのに、通常の水流のまま使われている例も少なくありません。

ウォーターナイフ効果を得るためには、水流が直接当たらなければならないのに、食器と食器の間隔が狭かったり、食器を重ねるようなことをすると充分に洗えないだけでなく、洗浄剤が食器に残ってしまうようなことにもなるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の高血圧と特に関連の深い栄養素の「ナトリウム(食塩)」の続きを紹介します。

〔ナトリウム(食塩)〕
食塩摂取量と循環器疾患のリスクとの関連についても、多くのエビデンスがあります。

我が国の国民栄養調査参加者の24年間のコホート研究において、世帯単位の摂取エネルギー1000kcal当たり食塩摂取量2gの増加は、脳血管死亡11%、冠動脈疾患死亡25%、脳卒中死亡12%及び総死亡7%の増加と関連していました。

食塩摂取量を24時間蓄尿で評価したコホート研究からは特に強いエビデンスが得られます。

複数回の24時間蓄尿により食塩摂取量を評価したコホート研究のメタ・アナリシスでは、食塩摂取量と循環器疾患はほぼ直線的関係であることが示されました。

また、食塩摂取量の少ない第1四分位群における循環器疾患の増加は認められていません。

一方、食塩摂取量と循環器疾患のリスクや総死亡リスクとのJ字型の関連(低い食塩摂取量におけるリスク上昇)を報告したものがありますが、スポット尿による食塩摂取量の推定値を用いるなど研究方法に問題があって、信頼度は低くなっています。

不健康な食事は、世界全体の循環器疾患を含む非感染性疾患による死亡者数の22%(約1100万人)の原因と推計されています。

推計死亡者数に寄与する要因に関する検討では、ナトリウム(食塩)の過剰摂取が最大でした。

また、日本を含む東アジア地域では、不健康な食事による死亡者数は30%と推計されており、食塩過剰摂取の寄与が大きくなっています。

減塩により循環器疾患のリスクが低下するかを証明するには長期間の大規模な介入試験が必要であって容易ではないものの、いくつかの報告があります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の高血圧と特に関連の深い栄養素の「ナトリウム(食塩)」の続きを紹介します。

〔ナトリウム(食塩)〕
中等度の減塩の降圧効果を調べた介入試験のメタ・アナリシスでは、高血圧者において4.4gの減塩によって、血圧は4.2/2.1mmHg低下したと報告されました。

また、世界の103の無作為割付比較試験のメタ・アナリシスにおいて、2.3gの減塩が3.8mmHgの収縮期血圧低下の効果があることが示されました。

これらより、食塩摂取量を1g/日減らすと、収縮期血圧で約1mmHg強の降圧が期待できます。

さらに、133の介入試験のメタ・アナリシスにおいて、減塩によって達成される血圧低下の大きさは、ほぼ直線的関係であることが示されました。

これらの介入試験の結果が、これまでの各国の高血圧治療ガイドラインの減塩目標レベルが6g/日を下回っている根拠となっており、「高血圧治療ガイドライン2019」および「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023」でも、高血圧者や慢性腎臓病患者の減塩目標を食塩6g/日未満としています。

しかし、DASH-Sodiumにおいて食塩3.8/日で安全に降圧が達成されたことから、2005年以降のアメリカ心臓協会のガイドラインでは、ナトリウム摂取量の目標量を一般成人では2300mg(食塩相当量5.8g)/日未満、高リスク者では1500mg(食塩相当量3.8g)/日未満としています。

2003年以降、WHOの一般成人向けのガイドラインでは、一般成人において食塩5g/日未満の目標値が設定されており、世界全体の目標となっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の高血圧と特に関連の深い栄養素の「ナトリウム(食塩)」を紹介します。

〔ナトリウム(食塩)〕
ナトリウム(食塩)の過剰摂取が血圧上昇と関連があることは、多くの研究によって明らかにされてきました。

大阪・栃木・富山を含む世界の52地域より得られたデータを集めた疫学研究であるINTERSALTでは、各地域の食塩摂取量の中央値と加齢による血圧上昇度の中央値が正の相関を示しました。

また、個人での食塩摂取量と血圧値の正の相関があることも示して、ナトリウム摂取量を100mmol(食塩相当量5.8g)減らすことにより、血圧は平均3.5/1.5mmHg低下すると推定しました。

減塩の降圧効果を検討した大規模臨床試験で、有意な血圧低下(またはそれに匹敵する効果)は、いずれも6g/日前半または、それ未満の減塩で認められました。

最近報告されたCARDIAでは、クロスオーバー法によってナトリウム摂取量と血圧変化について検討されました。

高食塩食と低食塩食に割り付けられた対象者の収縮期血圧の差は8mmHgでした。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕