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前回は、松下幸之助さんの「任せて任さず」の前半の「任せて」の意味を書きました。今回は後半の「任さず」を加えた全体の意味を書いていきます。

金言・名言は教訓のように長々した文ではなく、端的な言葉の中で真理があるというのが理想的だとすると、その代表例のような言葉が「任せて任さず」です。

仕事を任せたら、結果が出るまで任せっぱなしにするのではなく、適時適切に報告を聞き、その内容を把握して、任せた側(責任者)は目的どおりに進んでいるか、多少は紆余曲折があっても進められているのかを把握することが重要なことです。

その重要なことが案外とできていないことがある、そして把握しても的確なタイミングで助言ができていないことがある、と松下さんは語っていました。

報告内容を確認して、必要と判断した場合には的確な指導や助言を行います。それが責任者の務めであり、そのような全体像を見て、指導すべきときに指導が行われることがわかっていればこそ、大胆に仕事を任せられても受けることができるし、安心して実施できるということです。

「任せて任さず」は“経営の神様”の金言として広く知られるようになったときに、「基本としては任せるが、いざというときには任せない」という意味だと伝えられることがありました。松下さんの言葉を文字にして、広く伝えてきた立場としても、困った感覚になったものです。

「いざというときには任せない」という考えは、任せたことを途中でストップをかける、前言を翻すということにつながります。その「任せない」ということによる責任を誰が取ることになるのかですが、中には任せない、仕事を奪うのに、それまでの責任だけは任せられた人に取らせるという人が少なからずいます。

松下さんの「任せて任さず」は、責任のすべては任せた本人が引き受けることであり、そこまでの覚悟があるから、しっかりと見極めて大胆に仕事を任せると同時に、指導と助言を行っていたのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「ヨーグルトの日」明治が、ヨーグルトのブルガリア菌を発表したイリア・メチニコフ博士の誕生日の1845年5月15日にちなんで制定。

「水分補給の日」サーモスが、水分補給に最適な温度が5〜15度であることにちなんで制定。

「マイコファジストの日」日本きのこマイスター協会が、きのこを好んで食べるマイコファジスト(食菌主義者)の普及活動のためにMay(5月)イコ(15)の語呂合わせで制定。

「テリヤキバーガーの日」モスフードサービスが、テリヤキバーガーの発売日の1973年5月15日にちなんで制定。

毎月15日:「お菓子の日」(全国菓子工業組合連合会)、「惣菜の日」(日本惣菜協会)

松下幸之助さんには、経営姿勢に関する金言・名言が数多く残され、今に伝えられています。

その一つが「任せて任さず」で、この言葉はPHP研究所でゴーストライターを務めていた15年間で、松下さんの講話録や著書の中で使わせてもらっただけでなく、他の場面でも何回か使ったことがあります。

それほど使い勝手がよい、というよりも、なるほどと納得がいく経営の極意としても伝えられるべき意味と意義がありました。

松下さんは、従業員に仕事を与えるときには、その長所や特性を見て、経験や実績がなくても、潜在能力を信頼して仕事を任せてきました。このことがあったことから、多くの人材を育てることができたということです。

その任せる範囲も、ただ自分ならできることや、自分が信頼する社員ならできることの一部をやらせるということではなく、任せると決めたからには、大胆に仕事を与えて、責任も権限も与えてきました。

それも仕事を任せきり、任せっ放しというのではなく、任せるからには成功をするように道筋を立てて、その目的を理解させ、目的を達するために何をすればよいか考えることができるように条件と環境を整えています。

このことを「任せると言っておいて、誘導をしているだけではないか」と後になって批判的に書いた文を見たことがありますが、そのようなことはありません。

任せる限りは、任せるほうも安心、任せられるほうも安心という環境と、その環境に適した人と予算を配置することが重要で、お互いの信頼があってこそ実現できることです。

なぜ、そのようなことはないと書いたのかというと、松下さんは病弱であったことから、理想とすることを達成するために、個人経営の時代から他の人に仕事を任せてきたからです。

成功も失敗もあり、手出しをしたほうがよいと思ったこともあったそうですが、「結果として大胆に任せてきたことで今がある」ということを直接、うかがわせてもらいました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害の原因としては遺伝が考えられていることから、遺伝特性があれば子どもに発現するのは仕方がないと考える向きもあります。

しかし、遺伝特性があれば必ず発現するものではなくて、成長の基本中の基本となる栄養バランスの乱れ、必要とする栄養素の不足が大きく影響をしています。

発達障害児、学習障害児の改善支援をしている施設では、栄養摂取の必要性を強く認識しているところも増えています。その対応として発達栄養の導入を考えているところも少なくはないのですが、実際には職員が講習を受けて、相談があったときに返答するための知識として得ているという段階のところが、まだ多いようです。

というのは、発達栄養を知って、具体的な食事を通じて家庭内で支援をする保護者の方々が、発達障害児の対応のためにすることが多く、また発達支援のためにかかる費用のために働いて稼がなければならないということも多いからです。

そのために、発達栄養学を学ぶ機会を提供しても、なかなか集まらない、実施したくてもできないということにもなっています。

遺伝特性があっても、栄養摂取が充分であれば発現しないこともあり、発現したとしても状態が悪くなりにくく、改善のための支援が有効になりやすい、ということがあります。

もしも、発達段階の栄養が充分でなかったり、偏りがあったために発現した場合には、今からでも発達栄養の基本を知り、栄養面でも改善への取り組みも始めてほしいのです。

そうすることによって施設での改善の支援も成果が出やすくなります。個々の施設で発達栄養の講習を実施することは難しくても、複数の施設が連携して地域で実施する、自治体の協力を得て実施するということは可能です。講師の費用がかかっても、多くの受講者がいれば実施しやすくなります。

そのためには、発達障害の理解を地域で広めることも大切であり、発達障害の理解のための発達障害サポーターの目的の一つとして、発達栄養の普及も含めているのです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

聖人と呼ばれるような尊い人は悟っている、少なくとも悟りに向かって進んでいるという認識をされがちです。確かに、そのように考えても大筋では間違いではないのでしょうが、浄土真宗の開祖の親鸞聖人は他とは違う“悟り”をしています。

それは「悟れないことを悟った」ことで、これには大きな覚悟が必要なことでした。

浄土真宗に行き着く前は、浄土宗の教えから悟ることを追い求めて修行をしていました。浄土宗と浄土真宗の違いについて、比較して説明されることが多いのですが、二つの宗派の違いではなくて、浄土真宗(真宗十派)だけが異なっています。

どこが違っているのかを端的に説明するなら、浄土真宗は“他力本願”で、他の宗派は表現の違いこそあれ“自力本願”です。

他力本願というと、なんだか人任せ、責任感がないような印象を与えかねない(そのように認識している人が実は多い)のですが、自力では克服することが極めて難しいことに(苦行をものともせずに)立ち向かうのは人間が本来すべきことなのかという考えがあります。

悟れないことを悟った親鸞聖人は、阿弥陀様を信じて、その救いによって迷いから悟りに転換させたいと願う他力本願を、覚悟をもって打ち出しました。

迷いとは、自己中心的な見方によって、真実を知らずに自らの苦しみを作り出している在り方を指しています。これに対する悟りとは、自己中心性を離れ、ありのままの姿を、ありのままに見ることのできる真実の安らぎの在り方と理解されています。

悟りを追い求めることで苦しみ、その苦を知ることで、新たな世界(楽)に気づき、そこに辿り着くこと、そこに向かって覚悟をもって臨むことを親鸞聖人は他にない言葉(用語)で示しています。

それは「業苦楽」(ごくらく)で、この意味と真理については、別の機会に紹介させてもらいます。
〔小林正人〕

「けん玉の日」グローバルけん玉ネットワークが、現代のけん玉の原型の日月ボールが実用新案登録された1919年5月14日にちなんで制定。

「マーマレードの日」ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会実行委員会が、オレンジデー(4月14日)の1か月後を制定。

「ゴールドデー」ゼスプリインターナショナルジャパンが、ゴールデンルーキーの新人に五月病に負けないようにゴールドキウイフルーツを贈る日として制定。

毎月14日:「ひよこの日」(ひよ子本舗吉野堂)、「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)

PHP研究所は松下幸之助さんが設立した研究機関ですが、一般には研究所というよりも出版社のイメージがあるかと思います。原則的には京都本部は研究、東京本部は出版という区分けになっています。

前回は「松下政経塾 塾長講話」のテープ起こしの依頼を受けて、松下さんの言葉を直に聞きながら原稿作成に取り掛かったということを書きました。

当時は他にも複数の仕事をしていたので、1か月の時間の猶予をもらったのですが、2週間ほどで終えることができました。余った時間で、自分の勉強にもなるかと思って、1冊の分量(400字詰め原稿用紙で300枚)になるように整理して書いてみました。

締め切りの5日前にテープ起こしの原稿を持って編集部に行ったときのこと、私に依頼した編集部長は京都出張中で、代わりに副部長が対応してくれました。そのときに困惑するような発言がありました。

「依頼したのは書籍に使う原稿であって、テープ起こし原稿ではない」「これを元に、あと何日で原稿が仕上げられるか」という厳しい言葉でした。

普通なら、そんなことは聞いていないと怒って席を立つか、テープ起こしだけのギャラの話をするところですが、勝手にやったことではあっても、たまたま書籍を意識した原稿を勉強のために書いていました。

それを渡して、その場で見てもらい、あと5日で原稿を完成させると言ったのですが、「それは必要ない」と言われました。その言葉を受けて、これでPHP研究所との付き合いは終わったかと思ったら、「これを編集に回す」と言われました。

『松下政経塾 塾長講話録』は1冊だけの発行の予定と聞いていたところが、発行初日に増刷が決まり、その翌週にはシリーズで連続刊行することが決まりました。その原稿作成も私に回ってきました。

これがゴーストライター歴の始まりで、松下さんが話したことを書籍にするだけだったので、それほど苦労するようなことはありませんでした。

しかし、シリーズの最後の打ち合わせのあとに、編集部長から4人の編集部員を紹介されました。

これから通常の書籍だけでなく、新書のシリーズが2つ始まるので、それにも参加できないかということで、それぞれの内容の説明を受けました。1つは書籍の内容を比較的ライトな感じにするもの、1つは女性向けのシリーズでした。

他の2人は従来の形式の書籍の担当で、こんな出版企画があるというリストを見せられて、それもできないかという相談というか、ほぼ依頼でした。

1か月に1冊程度の執筆で、他の仕事をしながらでよいということで、限界がきたら断らせてもらうという話をして(まだ30歳前の生意気盛りであったので)、引き受けさせてもらいました。

それが、1981年から1995年まで15年間も続いて、150冊のゴーストライターを務めることになるとは思ってもみないことでした。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本肥満学会は、新たな症候群の対策として体重を増やすことを主とした発表を行いました。

それは「閉経前までの成人女性における低体重や低栄養による健康課題」で、これまでの体脂肪を減らすメタボリックシンドローム対策とは逆という印象があります。

その発表の中から、新たな症候群の概念の「疾患概念確立の必要性と注意点」を紹介します。

〔疾患概念確立の必要性と注意点〕
このワーキンググループの目的は、閉経前までの成人女性における低体重や低栄養に関連する健康障害を体系的に整理して、新たな概念(症候群)として提示することです。

この症候群の概念に構築にあたっては、メタボリックシンドロームの考え方が参考にされています。

具体的には、メタボリックシンドロームでは、高血圧・高血糖。脂質代謝異常といった個々の疾患は氷山の一角であり、その背景にある内臓肥満が根本的な病態であることが、さまざまなエビデンスを元に概念化されました。

このような概念の構築によって、介入するポイントが明確になっただけではなく、誰もが広く病態を理解しやすくなり、個人レベルでの認識が深まることで、適切な行動変容を促すきっかけとなりました。

同様に、今回の疾患概念の提唱においても、貧血、月経周期異常、倦怠感といった表面的な指標のみではなく、低体重・低栄養という根本的な病態に着目することで、より包括的な健康リスクの評価と介入の枠組みが構築されます。

これによって、健診や診療の場で活用されるだけでなく、広く一般に認識されることが期待されます。

一方で、低体重に関連する疾患や症状は、必ずしも低体重の人にのみ認められるものではなく、栄養摂取の不足によって生じる場合もあります。

そのため、疾患概念に低体重を必須とした場合には、「痩せていなければ問題はない」という誤解を与える可能性もあり、疾患概念の設定には慎重な検討が必要と考えられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「四苦八苦」という言葉があります。“四苦+八苦”で十二苦なのか、“四苦×八苦”で三十二苦なのかということを考える向きもあるようですが、全部で八苦というのが正解です。

四苦は、お釈迦様が出家して解放を探し求めた苦しみで、それは「生・老・病・死」の苦しみです。

生:生まれたことによる苦しみ
老:老いることによる苦しみ
病:病による苦痛を感じる苦しみ
死:死ぬことへの恐怖や苦しみ

これは誰もが避けることができない四苦で、この他に日常的に経験することが多い四つの苦しみ(四苦)があります。

愛別離苦:愛する人と別離する苦しみ
怨憎会苦:嫌な相手と会うことが避けられない苦しみ
求不得苦:望むものが得られない苦しみ
五蘊盛苦:肉体と精神が思うようにならない苦しみ

両方ともに四苦では区別がつかないことから、先の四つだけを指す場合は四苦、全部を指す場合は四苦八苦となったというのが公式の解釈です。

お釈迦様は、苦しみの根本原因は「人間が抱えている煩悩」だと考えました。

欲しいものやお金を追い求めたところで、人間は決して満足することはなくて、愛する者に執着したとしても、最後には別れを迎えなければなりません。

この煩悩や執着がもとで、結果的に苦が生じている真実を知って、それらの苦悩や欲望から離れて平安に至ることが悟りとなります。

それを端的に表したのが、「世の中のすべては移り変わるもので、何ひとつ確かなものはない。富や名声、健康や愛する人の命も永遠に続かない」との言葉で、苦をコントロールする生き方が示されています。
〔小林正人〕

「二度あることは三度ある」というのは、良いことがあったら、それが続くことを表すために使われることがある一方で、悪いことが続いて起こることにも使われます。

私が代表を務める日本メディカルダイエット支援機構が実施する資格認定講習は、初級、中級、上級の3段階方式が特徴で、初級資格認定者は中級講習を受講して、試験に合格すると中級認定者となります。さらに上級講習を受講して試験に合格することで上級認定者となることができます。

これは「二度あることは三度ある」ということですが、中級資格認定者は初級講習を開催することができて、上級資格認定者は中級講習を開催することができるという段階システムになっています。

これは何も新たな方式ではなくて、昔から日本に根付いている家元制度を見習ったものです。上級資格認定者になると、単なる講師ではなくて、家元制度の役員のような立場で資格認定講習を進めることができます。

何度か挑戦して中級、上級と上がっていくのは「三度目の正直」といえることですが、この教育システムを表す言葉として2つの諺(ことわざ)を組み合わせた「二度あることは三度目の正直」を言っています。そして、資格認定講習でも説明のために用いています。

3段階方式の資格認定講習は、通常は初級を広めるための方法として実施されることが多くて、初級講習のテキストが中級講習でも使われます。同じ内容の詳細情報を学び、初級講習を実施できるようにするのが通常の方法です。そして、上級講習は運営に必要なことを学ぶというものです。

それに対して、私たちの3段階方式は、初級、中級、上級で内容が異なっています。メディカルダイエットアドバイザーの場合には、初級講習と中級講習でメディカルダイエットのノウハウを身につけることができます。そして、メディカルという立場で、知識を発揮できるように上級講習の内容が決定されています。
〔小林正人〕