「秦野名水の日」秦野名水ロータリークラブ(神奈川県秦野市)が、設立日の1987年10月17日にちなんで制定。
毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「森のたまごの日」(イセ食品)
「秦野名水の日」秦野名水ロータリークラブ(神奈川県秦野市)が、設立日の1987年10月17日にちなんで制定。
毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「森のたまごの日」(イセ食品)
「兵隊の靴」という言葉を金言の一つとして示してくれた米山正夫先生についての情報は、今の時代は簡単に検索できるので、関わりがあることだけを書いておくことにします。
作曲家として1000曲以上を世に送り出して、その一部は作詞も手がけています。
米山先生は1912年に東京府豊多摩郡千駄ヶ谷町穏田で生まれました。今の住所でいえば東京都渋谷区神宮前ですが、いわゆる原宿の中心部です。
穏田(おんでん)というと葛飾北斎の冨富嶽三十六景の一図の「隠田の水車」に描かれた場所で、青山の台地からの水が穏田川(現在の渋谷川で今は暗渠)に流れる込む手前にありました。
私が米山先生に出会ったのは1981年のことで、その時は私は26歳でした。
そして、1985年に私が30歳のときに逝去されたので、短い間の付き合いだったのですが、頻繁に会っていました。
というのは、私は1982年から縁があって原宿に住むことになり、私が住んでいたところと米山先生の生家が極めて近かったことから、地域の昔話から音楽業界についても相当に教えてもらいました。
これが後に私が音楽業界と関わることになったきっかけではないものの、業界に足を突っ込むようになってからは、役立つ話ばかりを得ることができました。
米山先生は父親のすすめで音楽の世界に入ったのですが、その父親の米山正さんは東京蓄音機を設立したレコード業界の先駆けともいえる方です。
米山先生が亡くなり、その葬儀のときに、最も印象に残ったのは美空ひばりが弔辞を読んだことでした。それは「リンゴ追分」の作曲家だった関係でした。また、水前寺清子が参列していたのは「三百六十五歩のマーチ」の作曲家だったからです。
「兵隊の靴」ではないのですが、このときの「三百六十五歩のマーチ」の“休まないで歩け”が後のウォーキングに結びついたのは、20年後のことでした。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕
「よーく考えよう、お金は大事だよ」というのは保険会社のテレビCMで有名になったフレーズで、子どもウケしやすいこともあって、この曲がテレビから流れると子どもが釘付けになり、家族の記憶に刷り込まれやすい効果が狙われています。
このテレビCMが流れるたびに感じるのは、本当に大事なのは「お金」ではなくて「時間」だということです。何度か聞いているうちに、「よーく考えよう、時間は大事だよ」と聞こえてくることがあります。
お金は後になって取り戻すことはできても、過ぎ去った時間は取り戻すことができないものです。自分にとっての大切な時間、チャンスをつかむための時間は、まさに今しかなくて、これもテレビCMで有名になったフレーズの「今でしょ」に通じるところがあります。
これは有名な塾講師が「じゃあ、いつやるか? 今でしょ!」とキラーフレーズとして使い始めた言葉で、2009年には「新語・流行語大賞」にも選ばれています。
時間は大事で、できるだけ無駄に使うことがないように、というのは、人生の残り時間があまり残されていない人だけでなく、大活躍が求められる働く世代にも、目的に向かって学んでいる子どもたちにとっても同じことです。
そう感じて、そのように行動しようと思っても、それを邪魔する人がいます。そのような人を表す言葉として使われているのが、「時間泥棒」です。
時間泥棒は、他人の時間を盗もうとして近づいてくることは少なくて(絶対にないとは言いにくいこともあるのですが)、本人は盗んでいる意識がないだけでなく、むしろ役に立つことを教えようと思って時間を取らせたり、最も時間を盗まれたくないタイミングに限って近づいてくることがあるので困ってしまうことがあります。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕
野菜の質を高め、収穫量を増やし、おいしく食べられるようにするための品種改良は、さまざまな野菜で進められてきました。その特徴的なものの一つとしてあげられるのは、ほうれん草です。
ほうれん草は品種改良のたびに栄養素(ビタミン、ミネラル)が低下するということが起こっていました。しかし、調理しやすく、食べやすいことが優先されたことから、栄養素の低下については話題にのぼることが少なくなっていました。
以前のほうれん草の調理法といえば、アク抜きが必要でした。塩を入れたお湯で2〜3分、茹でるとシュウ酸が溶け出て安心して食べられるようになります。お湯で茹でるのではなくて、水にさらすことだけではシュウ酸が残るため、お湯で茹でるアク抜きが必要だとされてきました。
ところが、水にさらすだけでも、お湯で茹でたのと同じくらいにアク抜きができるほうれん草が登場しました。この場合でも2〜3分は水にさらさないといけなかったのですが、今では水にさらす必要もなくて、洗う(軽く水を流す)だけでサラダとして食べられるアク抜き不要という種類も出てきています。
これは品種の違いによるもので、以前のほうれん草というと葉に切れ込みがある東洋種がほとんどでした。これに対して西洋種は丸みのある葉となっています。現在は東洋種と西洋種の掛け合わせが多くなっています。
西洋種は葉が厚くてシュウ酸が多く含まれるのですが、東洋種は葉が薄くてシュウ酸が少なくなっています。従来の東洋種に西洋種を掛け合わせたら、シュウ酸が多くなってしまうわけですが、それでもシュウ酸が少なくなるように品種改良されたのが現在のほうれん草です。
ちなみに、アク抜きをするのは“えぐみ”をなくすことと、シュウ酸がカルシウムと結びつくことによってカルシウムの吸収が低下することを防ぐのが大きな理由です。
では、品種改良によって、ほうれん草の栄養素は、どのように変化したのかという話は次回(食の不都合な真実12)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンDの基本的事項の「定義と分類」を紹介します。
〔定義と分類〕
ビタミンDは食品から摂取されると同時に、紫外線曝露によって皮膚でも産生され、その両方が体内でビタミンDとして利用されます。
食品中に存在してビタミンDの活性を有する化合物は、キノコ類に含まれるビタミンD2(エルゴカルシフェロール)と魚肉と魚類肝臓に含まれるビタミンD3(コレカルシフェロール)に分類されます。
ヒトを含む哺乳動物の皮膚には、プロビタミンD3(7−デヒドロコレステロール、プロカルシフェロール)がコレステロール生合成過程の中間体として存在して、紫外線の曝露によってプレビタミンD3(プレカルシフェロール)となり、体温による熱異性化を経て、ビタミンD3(コレカルシフェロール)となります。
ビタミンD2とビタミンD3は側鎖構造のみが異なる同族体で、体内で同様に代謝されます。効力については、ビタミンD3のほうが、ビタミンD2より効力が大きいという報告が見られますが、現時点では両者の換算は困難であるため、ビタミンDの食事摂取基準は両者を区別せず、両者の合計量として算定しました。
また、質量以外にIUという単位も用いられ、1μg=40IUとなります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンAの耐容上限量の策定方法の「基本的事項」の続きを紹介します。
〔基本的事項〕
*小児(耐容上限量)
小児は、18〜29歳の耐容上限量を外挿して設定しました。参照体重の関係で女児の方が男児よりも大きな値となるため、男児の値を女児にも適用することにしました。
1〜2歳では6〜11か月児の600μgRAE/日よりも小さな値(500μgRAE/日)となりますが、600μgRAE/日としました。
*乳児(耐容上限量)
新生児にビタミンAを経口で与えた介入研究(15000μgRAEの単回投与)の結果をまとめたメタ・アナリシスでは、介入群はプラセボ群に比べ、48〜72時間以内の泉門膨隆のリスクが増加したと方谷されています。
また、長期(数か月)の過剰摂取(5550〜18000μgRAE)による健康障害として、頭蓋内圧亢進の症例報告もあります。これらを参考に、健康障害非発現量を6000μgRAE/日としました。不確実性因子を10として乳児の耐容上限量は600μgRAE/日としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕
「国消国産の日」全国農業協同組合中央会(JA全中)が、国連食糧農業機関が制定した世界食料デーに合わせて制定。
「グリーンリボンDAY」日本臓器移植ネットワークが、臓器移植法が制定された1997年10月16日に由来してシンボルカラーに合わせて制定。
毎月16日:「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)
作曲家の米山正夫先生の「兵隊の靴」という言葉は、この4文字だけでは素晴らしい教訓とは思えないかもしれないのですが、無理に合わせるようなことをすると、それが窮屈といったレベルではなくて、耐えられない状態になる、早めに抜け出すことを指し示す金言と感じています。
兵隊の靴は、今の時代であれば「履きやすい=戦いやすい」ということで、効率の考え方が昔とは違っています。米山先生が言っている兵隊の靴の時代は、第二次世界大戦のことで、戦うことを考えての効率といっても早く、安く量産することを指しています。
あまりにサイズ違いの靴では、戦いどころか歩くのにも苦労をすることになるので、複数のサイズを揃えるとしても、今のように長さは1cm刻み、幅も5段階というわけにはいきません。
サイズが大・中・小くらいにしか分かれていない既製品そのもので、以前に実際に戦争に行ったことがある方(私の武道医学の師匠)に、どんな履き心地だったのかを聞いたことがあります。
サイズが合うのは、ほんの一握りだけで、小さすぎる、大きすぎるという人がほとんどだったとのこと。
そんな状態では、どんなに能力がある人(兵隊に限らず)であっても、作戦どおり、戦略どおりに動くのは難しくて、結果を出せと言われても出せなかったということも納得がいくところです。
話は靴から飛躍しますが、オーダーメイドではない、自分には合わないものに合わせるということは、初めのうちはなんとか対応できても、それがずっと続くと我慢も限界に達します。
現在の自衛隊であったら除隊して他の職業に就けばよいところですが、昔の強制的に入隊させられた軍隊では、我慢できないことを、ずっと我慢し続けることになります。
“ならぬ堪忍するが堪忍”という諺(ことわざ)は、ただ堪忍(我慢、耐え忍ぶ)すればよいという意味ではなくて、「誰でも我慢できることが我慢のうちには入らず、とても我慢できないことを辛抱することが大切」という意味で使われています。
その“とてもがまんできないことを辛抱させられている”のが今の社会ではないか、若者が突然にキレるようなことになるのは“兵隊の靴”の状態ではないかと考えるようになりました。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕
エビデンス(科学的根拠)は、以前であれば医学的なところで求められるものでしたが、今では食品についても効能効果の裏付けとしてエビデンスが求められるようになっています。
そのエビデンスも、食品の場合は科学実験の結果だけではなくて、統計的に納得ができること、一般の方々のイメージに合ったものであることが求められます。これはサプリメントの効果とは大きく違っているところです。
納豆の全国PRについては前回(負の歴史11)、健康効果が伝わって、売り上げを伸ばすことができたと書きましたが、納豆を多く食べている地域の健康度が高く、平均寿命も長ければ、これほど広報しやすいことはありません。
ところが、納豆といえば真っ先に思い浮かべられる茨城県は、当時(2000年データ)の平均寿命の全国ランキングは34位でした。もちろん平均寿命は食べ物だけで決まってくるものではないのは当然のことですが、このランキングをエビデンスとして使うわけにはいきません。
茨城県を取り上げようと考えたのは、本場の納豆といえば水戸納豆ということであり、以前は納豆の生産量も消費量も全国1位でした。今では消費量(家計統計の消費金額)は他の地域に移っているものの、北関東・南東北の消費量が多いことは変わっていません。
こういったこともあって、納豆の消費量と健康度を地域別に取り上げることはせずに、食品としての健康効果について着目してもらう広報に徹して、これは納豆に続いた豆腐と豆乳の全国PRでも同じようにしていました。
それもあって、健康効果の効能が全国PRのポイントになったのですが、表現を間違ってしまうと法律違反となって、個々の商品だけでなく、食品そのものの売り上げにも大きな影響を与えることになります。
その効能効果の伝え方の匙(さじ)加減が重要となるわけですが、なぜ匙加減が可能だったのかというと、サプリメント・健康食品を通じて効能効果の限界を知っていたからです。それは販売側の目線ではなくて、取り締まりをする側の立場で仕事をしていた期間があり、サプリメント・健康食品の表示の法律講師をやっていたからできたことです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕
発達障害児はすべての子どものうち10%が該当するといわれています。発達障害児のうち半分は学習障害で、残りの多くが自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害とされています。
では、学習障害がある子どもは5%なのかというと、実際には10%以上は存在しています。学習障害の特性とされる識字障害、書字障害、算数障害は脳の発達の違いによって起こることが知られていますが、それだけが学習障害の要因ではありません。
集中するばかりに全体像が見えにくいという自閉症スペクトラム障害でも、集中しにくい注意欠陥・多動性障害でも、学習がうまくいかないことがあります。
どの発達障害であっても、決められた標準的な時間で理解することが苦手で、理解したことを書き記すにも時間がかかるという特徴がみられます。発達障害と診断されていなくても、グレーゾーンと呼ばれる発達障害と診断されていない状態でも学習に影響が出ることもあります。
それ以外にも、学習に障害や困難さを抱えている子どもは多く、すべての子どもの10%とされる学びに困難さを抱えている子どもの支援は、学校だけでも支援施設などでも完全に支援することは難しいところがあります。
そのような状況の中でも、発達障害と学習障害がある子どもを育ててきた保護者は、多くの情報を得て、子どもの進むべき道を導いてきた経験があります。もちろん個人によって差はあるものの、学習障害の改善に取り組んできた親も祖父母も貴重な経験者です。
その貴重な経験を、次に続く子どもたちのために活かしてほしいという思いから、支援する立場となることが期待されています。
それは教師のOBや広範囲の教える仕事をしてきた人だけでなく、学習障害児を育てた当事者としての親にも祖父母にも、その活動に参加することを願っています。その活動の場とするために学習障害に特化した講習への取り組みを進めているところです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕