投稿者「JMDS」のアーカイブ

「豆乳の日」日本豆乳協会が、豆(10)乳(12)の語呂合わせで制定。

「スポーツアミノ酸の日」味の素が、スポーツの日の前日になることが多い10月第2日曜日を制定。

毎月12日:「パンの日」(パン食普及協議会)、「育児の日」(神戸新聞社)

テレビ番組に頻繁に登場する専門家で最も多いのは医師です。それくらい健康に影響を与える出来事が多いということですが、その専門家が正しいことを言ってくれているならよいものの、他の意図があって発言をすることが目立っています。

その前振りのようなことは前回(金言の真理31)書いていますが、出演するほうと出演させるほうの、どちらが悪いのかという議論に結論が出しにくいところがあります。

出演する健康に関わる専門家は、出演料をもらっているなら、出演させるテレビ局側の依頼をある程度は聞いてくれます。ところが、製作費不足から出演料を取らない専門家が優先的に使われるようになってからは、言いたいことを発言する傾向が増えてきました。

中には間違ったことを平気で発言している医師もいます(間違っていることを知っているのか? それとも知らないのか?)。いくら自由度(?)があるといっても、「ここまではないだろう」ということを許してしまっているテレビ局側にも問題があります。

あまりに気になる発言を知って、たまたま知り合いが制作担当だったので「大丈夫か!?」と聞いたら、「私が何を言っているかわからない」ということで説明をしたら「言っていることはわかったけれど裏付けは取っていなかった」ということも最近、経験しました。

最後に「何か問題が起こるようなことがあったら、サポートしてもらえますか」とも言われたのですが、これは断りました。

テレビ番組に“タイアップ”として無料でコメントしてくれる、放送局まで出向いてくれるといった医師の多くは、集患(患者の集客)のための出演であるので、だんだんと宣伝っぽい「腐ったタイアップ」になりがちです。

せめてメディア業界で“金言”として使われてきた「腐ってもタイアップ」で止めておいてほしいのですが、そうではないのが実際のところです。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

この話を「負の歴史」のタイトルの連載コラムで書いてよいものかとの疑問もありましたが、負の歴史となりかねないことを良い方向に変換させてきたということで、コラムの一つとしました。

公益100%のNPO法人というのは私が代表(理事長)を務める特定非営利活動法人のことです。特定非営利活動法人はNPO法人とも呼ばれますが、これは「Non Profit Organization」を略したものです。

直訳をすると、利益を得ない団体ということになるのですが、通常では利益を得る活動は認められています。何も収益がなければ活動ができないからで、会員からの会費(個人の正会員、企業などの賛助会員)では足りないのがほとんどです。

NPO法人の制度は、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに、市民活動をしやすくするための施策として1998年に「特定非営利活動促進法」が設けられました。

何回かの法改正が行われて、今では収益事業を行っても、これを公益事業に使えば公益100%の法人として認められるようになっています。収益が多くなっても、これを役員などが分配することがなければ公益の活動として認められます。

特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構は2008年に内閣府から認証されました。今では認証は都道府県と市町村からもされるようになっていますが、全国的な活動をすることで内閣府から認証された特定非営利活動法人には制約(お役所の口出し)もありました。

今では法人名が公序良俗に反するようなものでなければ撥ねられるようなことはないのですが、当時は違っていて、認証の前に内閣府から「医学者が役員にいないのにメディカルと名乗ってよいのか」という問い合わせがありました。

詳しい経緯は、ここでは省きますが(どこかのタイミングで書くつもり)、公益事業として認められるのは教育と情報提供だけとなりました。その代わりにメディカルダイエットを冠した資格認定を行うことが認められました。

今にしてみれば“口約束”のようなものですが、設立から18期になる今でも、設立時の約束は守られている状態は続いています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

満点といえば100点というのが常識的ですが、何も100点に限ることもありません。200点満点でもよいし、50点満点でもよいはずです。100点でなかったとしても、100点に近いほうがモチベーションは高まります。

1問が3点、5点と初めから配分される点数が決まっていれば、○×で何点であるのかは簡単にわかります。

自分が解答した数よりも、採点数が少なかったら、これは計算間違いが考えられます。それ以外では低い点数になることはないということです。これとは逆に、解答した数よりも採点数が多かったら、これは“下駄を履かせる”という行為の結果と考えることができます。

下駄を履かせるというのは、もともとは商業行為で数量や価格などを高く見せて偽ることを指していて、別の言葉では“上げ底”があげられます。

下駄を履かせたり、上げ底をしなくても、点数を高くつける方法があります。それは文章で回答する問題の点数配分を多くしていく方法で、例えば○×式、穴埋め式などの点数配分は50点にして、残りの50点は文章の回答で採点者が点数を決められるようにします。

ここに忖度(そんたく)が生じるという指摘もされるところですが、入学の試験でなければ、このような採点法によってモチベーションを高め、学習意欲を高めていくという試験方法があってもよいわけです。

試験は優劣をつけることだけが目的ではなく、試験を通じて現状を把握して、改善点を図っていく目的もあります。学習障害がある子どもの場合には、高い点数が得られたという体験によって意欲を高めていくことも大切です。

学習障害児の教育では、理解の度合いに応じて1〜2学年下のものを教えて、それで試験をするということも実施されます。しかし、これは子どもを傷つけることでもあり、別の方法を考える必要があるという提案として伝えさせてもらっています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンAの「指標設定の基本的な考え方」を紹介します。

〔指標設定の基本的な考え方〕
ビタミンAは肝臓に大量に貯蔵され、成人においては貯蔵量が20μg/g以上に維持されている限り、免疫機能の低下や夜盲症のような比較的軽微なビタミンA欠乏症状にも陥ることはありません。

そこで、これを維持するビタミンAの最低必要摂取量を推定必要量としました。

過剰症については、成人においてはレチノールの過剰摂取による肝臓障害を対象に耐容上限量を設定しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンAの「消化、吸収、代謝」を紹介します。

〔消化、吸収、代謝〕
ビタミンAは、動物性食品から主にレチニル脂肪酸エステルとして、植物性食品からプロビタミンAであるカロテノイドとして摂取されます。

レチニル脂肪酸エステルは小腸吸収上皮細胞において、刷子縁膜に局在するレチニルエステル加水分解酵素によってレチノールとなって細胞内に取り込まれます。レチノールの吸収率は70〜90%です。

β−カロテンの大部分は、小腸吸収上皮細胞において中央開裂によって2分子のビタミンA(レチナール)を生成します。

他のプロビタミンAカロテノイドは、中央開裂によって1分子のビタミンAを生成します。

β−カロテンの吸収率は、精製β−カロテンを油に溶かしたβ−カロテンのサプリメントを摂取した場合と比べると1/7程度です。しかし、通常の食事での適用を踏まえ、アメリカ・カナダの食事摂取基準に倣って1/6としました。

β−カロテンからレチノールへの変換効率は、従来通り50%、すなわち1/2と見積もると、食品由来のβ−カロテンのビタミンAとしての生体利用率は、1/12(=1/6×1/2)となります。

したがって、食品由来のβ−カロテン12μgはレチノール1μgに相当する量(レチノール活性当量:RAE)であるとして、換算することとしました。

そこで、すべての食品中のビタミンA含量はレチノール活性当量として求められます。

「レチノール活性当量(μgRAE)=レチノール(μg)+β−カロテン(μg)×1/12+α−カロテン(μg)×1/24+β−クリプトキサンチン(μg)×1/24+その他のプロビタミンAカロテノイド(μg)×1/24」

なお、サプリメントとして摂取する油溶化β−カロテンは、ビタミンAとしての生体利用率が1/2程度なので、従来どおり2μgのβ−カロテンで1μgのレチノールに相当し、食品由来のβ−カロテンとは扱いが異なります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「LDLコレステロールの日」日本動脈硬化学会と日本循環器協会が、LDLの小文字表記のldlを数字に見立てるとl(1)d(01)l(1)となることから制定。

「とってもいい朝食の日」雪印メグミルクが、と(10)ってもいい(11)朝食の語呂合わせで制定。

「ハンドケアの日」カエタステクノロジー(東京都千代田区)が、手(10)にいい(11)の語呂合わせで制定。

「爪休みの日」シミックCMO(東京都港区)が、足の指はトウ(toe)から10と11で足爪にいいと読み、足爪を休めてケアをする日として制定。

毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)

タイアップはテレビ番組などの商品そのものが紹介されても、1つだけではなくて他社のものと一緒に複数を画面に出すというのが原則でした。

それでは、タイアップ効果が弱いというので、3つのうち真ん中を強調したいときには徐々にアップにしていく、端のものを強調するときは“なめていく”(カメラを横に動かす)ことで最後に映すようにする、といった工夫がされていました。

テレビ番組のディレクターから、よく依頼があったのは3つ目が見つからないので紹介してほしいということで、何度か紹介をしたのですが、探して放送に間に合わせるまで数時間しかないということもありました。

それでも商品名は出さないようにする(画面を注視すればわかる)、売っているところや価格は出さないという原則は守られていました。

しかし、今では、商品名も会社名も出すだけでなくて、価格も買う方法まで紹介するということで、タイアップが丸出し状態です。

それも一つの番組で、いくつも紹介されて、「これは情報ではなくて通販ではないか」と言いたくなるようなものも目立っています。

このようなことが目立ち始めたのは、テレビ業界の広告費がインターネット業界に追い抜かれたのは2019年からのことですが、2021年には4媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)の広告費の合計をインターネット広告が追い抜いて、テレビ番組の広告化が一気に進みました。

以前のような正統派のタイアップ(メディアが情報収集する負担を販売に関わる会社が情報提供をして紹介してもらう)は、なかなか見られなくなってきました。

タレントなどが楽曲や舞台、書籍(写真集も)、他のテレビ番組のPRのために無料で番組に出るというのは当たり前のことで、出演するタレントの数が多すぎる状態で、タレントによる“お知らせ”だらけになっています。

これが社会に害を与えることがないものであったら、何も「腐ってもタイアップ」だ、「腐ったタイアップ」だ、と目くじらを立てるようなことではないのですが、健康に関わることだと、見逃すことはできなくなります。

このことについては次回(金言の真理32)に書かせてもらいます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

私の師匠は、分野によって何人もいるのですが、そのうちの1人の久郷晴彦先生(薬学博士)が時間について含蓄のある言葉を講演などで来場者や主催者に投げかけていました。

簡単にまとめると、以下のような感じになります。

「1時間の講演に参加するために時間を使ってくれただけではなくて、会場に来るまでの時間、その時間を作るために他の時間を犠牲にして、今ここにいるのだから、そのことに感謝して話をさせてもらいます」

そんな話をしている最中に会場に遅れて入ってきた人がいて、恐縮そうな表情だったのですが、久郷先生の言葉に何か感じていた人も多くて、一部ではあるものの拍手が起こりました。

拍手をされた人は何が起こったのか、また拍手が自分へのものだったのかもわからず、不審そうな表情をされていました。

その表情を、しっかりと見ることができたのは、私が久郷先生と一緒に舞台の上にいて、同じ方向(客席)を向いていたからです。そのため、そのときの久郷先生の表情は(斜め後ろの席に座っていたので)リアルでは見ていなかったのですが、後で講演風景のビデオを見せてもらったら、納得された表情をされていました。

講演する側も1時間の話であっても、その前後の時間が必要です。会場の行き来や打ち合わせにも時間がかかっています。

専門家の講演でよくあるのは画面(スクリーンやモニター)に話す内容を次々に映し出して、これを説明するようなことですが、これなら同じようなことを話すので、あまり準備の時間は必要ないかもしれません。

しかし、久郷先生は画面を使うようなことはなく、会場の方々を見ながら話をしています。会場内の皆さんの反応、会場の雰囲気に合わせて話を変えていくことにもなるので、どんなことがあっても対応できるように入念な準備をしているのも知っています。

この準備した資料だけでも1冊の本になるのではないかと感じたこともあります。

そのようなことを知っているのは、久郷先生が私の義父だからです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

トマトは品種改良が相次いで、従来のトマト(100g以上の大玉トマト)だけでなく、さまざまな種類が誕生しています。大玉トマト、ミディトマト(50g前後の中玉トマト)、ミニトマト(10〜30g)に大きく分けられていますが、ミディトマトは大玉トマトとミニトマトを掛け合わせて作られたものです。

最近のトマトは、どれも甘くて、中にはフルーツトマトと呼ばれるフルーツ並みの甘さを誇っているものもあります。フルーツトマトという品種は実はなくて、標準的なミディトマトやミニトマトの糖度が7〜8度であるのに対して、8度以上がフルーツトマトと分類されています。中には糖度10度のものも登場しています。

甘さを最優先させた品種改良が続いた成果ということですが、甘さが増した一方で減っているものがあります。それは酸味です。トマトの魅力は酸味と糖度のバランスであったはずが、酸味が減っていったために、従来のトマトでは料理人(シェフ)がトマトソースを作れなくなったということも起こっています。

酸味が足りないというのはビタミンが少ないということですが、さらに苦味のもとのミネラルも少なくなっています。

トマトの甘味は、トマト臭いと言われた“青臭さ”が弱まることで、相対的に強く感じるようになってきました。

トマトは成長の過程で苦味成分が発生して、これが残ると「消毒薬のような臭い」と言われる独特の臭いが残っていました。苦味成分はアルカロイドやトマチンで、これらは熟成するとともに減少していくのですが、成熟がうまく進まないと香気成分(3−ヘキセナールなど)が発生します。

品種改良によって、これらの苦味成分が減ったので、トマト嫌いは少なくなったものの、その一方でミネラルが少なくなっているのは事実です。特に減りやすいのはマグネシウム(苦味成分の代表)で、トマトから摂取できるミネラルの代表とされていたのに、それが減ってしまっているということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕