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〔ウコン〕
ショウガ科の多年草で、アジア、アフリカ、中南米の熱帯から亜熱帯の高温多湿地域で自生しています。漢方薬の材料の「鬱金」として、根茎部が肝機能の向上のほか気血の流れを調整する生薬として古くから使われてきました。

ウコンはカレーの黄色い色の香辛料のターメリックであると説明されますが、ウコンは3種類があります。ターメリックは秋ウコンです。春ウコンの正式名称は姜黄(キョウオウ)で、ウコンが正式名称となっているのは秋ウコンだけです。このほかに紫ウコンと呼ばれるガジュツがあります。

ウコンの有効成分のクルクミンは黄色の色素成分で、春ウコンのクルクミンの含有量は0.3%で黄色であるのに対して、秋ウコンは3.6%と12倍の含有量があり、オレンジ色となっています。紫ウコンにはクルクミンはわずかしか含まれていないため、色は薄い紫色となっています。

クルクミンには強い抗酸化作用とともに、アルコールが肝臓で分解されてできるアセトアルデヒドの分解を早める解毒作用を高める働きが認められています。ウコンの精油成分には胃を保護し、肝臓から分泌される消化液である胆汁酸の量を増やす働きがあります。紫ウコンには精油成分が多く含まれ、春ウコンは含有量が少なく、秋ウコンにはわずかしか含まれていません。

〔カカオマスポリフェノール〕
チョコレートの原料のカカオ豆の苦み成分で、カカオマスはカカオ豆の種皮を取り除いてローストしてすり潰したものです。

強い抗酸化作用があり、血流の促進、脂肪代謝の促進のほか、ピロリ菌や虫歯のミュータンス菌の増殖の抑制、アレルギー症状の緩和、免疫向上、ストレス抑制などの効果も認められています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

〔アントシアニン〕
紫色の抗酸化作用がある色素で、ブルーベリー、ビルベリー、アサイーベリー、ブドウなどに豊富に含まれています。アントシアニンは目の毛細血管、水晶体、網膜に届きやすく、眼精疲労などの軽減作用が認められています。

また、強い抗酸化作用によって目の老化抑制、目の血流の促進のほか、網膜の色素体である脳への信号物質であるロドプシンの再合成を促進して、視力を高める効果があります。その結果、酸化ストレスが原因となる緑内障の抑制、加齢性黄班変性症の抑制などの研究が進められています。

〔イチョウ葉エキス〕
イチョウの緑色の葉から抽出されるエキスです。抗酸化成分のフラボノイドに血行促進効果が認められたことから注目を集め、ドイツを中心に生理機能の研究が行われ、1965年にはドイツでイチョウ葉エキスが医薬品として登録されました。現在では50か国以上で医薬品として使用されています。

イチョウ葉エキスには30種類以上のフラボノイドが含まれ、フラボノイドには、血管を拡張して血行をよくするとともに、悪玉コレステロールとも呼ばれるLDLコレステロール(低比重リポたんぱく)の酸化を防いで動脈硬化を予防する作用や、末梢血管を拡げて神経細胞への血流を促進することによって脳の働きを高める作用もあり、海外ではアルツハイマー型認知症への有効性の研究が進められています。

イチョウ葉エキスのフラボノイドには2つのフラボノイドが重なった二重フラボンが含まれ、血液循環効果は他のフラボノイドに比べて約3倍も高いことが認められています。イチョウ葉のフラボノイドの中には他にはない特有成分が含まれ、イチョウの漢字の銀杏(ぎんきょう)にちなんでギンコライドと名づけられました。

相互作用(危険な飲み合わせ)として、血液凝固抑制薬のアスピリンとの併用で、血小板の剥離が進み、血管から出血することが認められています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

〔アスタキサンチン〕
エビやカニなどの甲殻類や鮭、イクラ、鯛などの魚介類や藻の赤色の素となる色素物質です。これらの魚介類はオキアミなどの動物プランクトンをエサにしていますが、動物プランクトンは淡水性単細胞緑藻のヘマトコッカスを食べています。

動物はアスタキサンチンを体内で作り出すことができず、植物性のヘマトコッカスの色素を受け継いでいます。鮭は白身魚で、サーモンピンクはアスタキサンチンを溜め込んだ結果となっています。

鮭は産卵のために遡上するときに大量の酸素を取り込みながら激しく身体を使うために活性酸素が多量に発生し、全身に大きな負担がかかっていますが、これに耐えて子孫へとDNAを残すために強い抗酸化成分のアスタキサンチンを蓄えています。

メスの鮭は産卵すると身が白くなるのは卵(イクラ)にアスタキサンチンを移して、活性酸素と戦う生命力を伝えているためです。

アスタキサンチンの抗酸化力はビタミンEの約550倍、β‐カロテンの約40倍とされています。脂肪に溶ける性質があり、血液中のLDL(低比重リポたんぱく)の酸化を抑え、動脈硬化を予防し、血管壁を守る作用があります。

活性酸素の中で最も毒性が強いうえに、紫外線を浴びると皮膚の細胞で発生する一重項酸素に対して消去効果があることから、シワやシミの予防、肌荒れの抑制に作用します。

抗酸化成分は、その種類によって細胞膜で作用する部位が異なることが研究によって明らかにされています。ビタミンEは細胞膜の内側に作用し、β‐カロテンは細胞膜の中心部で作用しますが、それに対してアスタキサンチンは細胞膜を通過して細胞膜の中心部から表面まで抗酸化作用を発揮します。

アスタキサンチンは抗酸化作用が強いだけでなく、幅広く細胞膜を活性酸素の害から保護するため、全身の細胞を効果的に守っています。ヘマトコッカスは、クロロフィルが多く含まれることから緑色をしていますが、窒素を欠乏させるとアスタキサンチン(ヘマトクローム)が多く含まれる胞子ができます。

サプリメントなどのアスタキサンチンの多くは現在ではヘマトコッカスから抽出されているものです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

活性酸素には欠けたマイナス電子を取りやすいものから順番に奪って補うという性質があります。身体の細胞よりもマイナス電子が奪われやすいものが近くにあれば、そこから先にマイナス電子を奪っていくために、体内の細胞は活性酸素からマイナス電子を奪われないようになり、破壊から守られることになります。

活性酸素にマイナス電子を奪われやすいのが抗酸化成分と呼ばれるもので、その代表的なものが植物などに含まれている色素成分です。

紫外線は活性酸素を多量に発生させますが、紫外線を浴びることで光合成を行って成長する植物が、紫外線を浴びて活性酸素が多く発生して細胞が破壊されていたのでは成長することも、生き延びることもできなくなります。

そのため紫外線による活性酸素の発生に対応するように、抗酸化成分を色素の形で作り出して、内部に溜め込んでいます。

植物の色素は紫外線が強いほど多くなり、色が濃くなる傾向があります。太陽光が強い赤道に近い地域ほど植物の色は濃くなっています。色鮮やかな野菜を見ると、その原産地は赤道近くの地域が多く、トマトやトウガラシ、ナスはペルー、レモンはインド、メロンはエジプトが原産地となっています。

ワインやココアなどに含まれるポリフェノールに抗酸化作用があることは広く知られていますが、ポリフェノールは植物に含まれる褐色の色素で、この抗酸化成分も日差しが強いところで育ったものには多く含まれています。

沖縄の海で獲れる魚は熱帯魚のように色鮮やかなことが知られていますが、これも紫外線に対抗するための色素を多く作り出し、内部に多く溜め込んでいる結果です。同じ海域であっても、紫外線が届く浅瀬に棲息する魚は熱帯魚のように色鮮やかで、紫外線が届きにくい深いところに棲息する魚ほど色は薄くなっています。これも紫外線の強さが魚の色素に影響している一つの証拠としてあげられます。

抗酸化成分が身体の中で酸化しやすい性質は、健康維持にとっては大きなプラスになります。しかし、身体に入る前の段階で酸化が進んだのでは、抗酸化成分というよりも酸化した活性酸素を摂っているのと同じようなことになりかねません。

その例として取り上げられることが多いのは、緑茶の色素成分のカテキンです。カテキンは抗酸化作用が非常に強く、茶葉はお湯で淹れたときから急速に酸化が始まります。抗酸化作用が強いほど酸化しやすいので、時間がたってから再び淹れたお茶のカテキンは酸化が進んでいます。

緑茶は手軽に抗酸化成分を摂れるものですが、茶葉は酸化しやすいことを知って、頻繁に茶葉を交換すべきです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

SODの働きを高めたり、SOD様酵素が含まれたものを摂ることのほかにも活性酸素を消し去る方法があります。

その方法の一つは、欠けたマイナス電子を与える作用があるビタミンを摂ることです。ビタミンが活性酸素に欠けているマイナス電子を与えて元の状態に戻すことで、活性酸素は害のない正常な酸素に戻っていきます。

活性酸素によってマイナス電子が奪われた細胞に対しても、マイナス電子を与えることで電子のバランスを整えて、それ以上は細胞の破壊が起こらないようにすることができます。

その電子を与える役目をしているものはビタミンA(β‐カロテン)、ビタミンC、ビタミンEで、これらは抗酸化ビタミンのACE(エース)と呼ばれています。

β‐カロテンは植物に含まれていて、身体の中でビタミンAが不足したときにビタミンAに変化します。ビタミンAは、活性酸素によってマイナス電子を奪われた細胞に、欠けたマイナス電子を直接的に与えます。

ビタミンEも同様に電子を与えますが、マイナス電子を与えてバランスが崩れると活性型ビタミンEに変化します。この活性型ビタミンEは、活性酸素よりも細胞からマイナス電子を奪いやすく、細胞を破壊しやすくなっています。これではビタミンEが豊富に含まれる食品を多く摂ることはマイナスにも作用しかねません。このマイナス面をサポートするのがビタミンCの働きとなっています。

ビタミンCには、単独でもマイナス電子を与えて活性酸素を消し去る働きがありますが、ビタミンCがあると活性型ビタミンEは欠けたマイナス電子をビタミンCより与えられて正常なビタミンEに戻ることができます。

このことによって害がなくなるだけでなく、ビタミンCによって正常な状態になったビタミンEは再び活性酸素を消し去ることができるようになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

抗酸化酵素のSOD、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼは、タンパク質のほかに亜鉛、マグネシウム、銅、マンガン、セレン、鉄といったミネラルから構成されています。

これらのミネラルは、酵素を働かせる補酵素としての役割をしています。
その働きが低下している場合には、これらのミネラルが含まれている食品を補給することで、ある程度は高めることはできます。

しかし、現在のように活性酸素が多量に発生する環境では、食事から充分に補給するのは難しくなっています。

しかも食べ物に含まれるミネラルの量は品種改良や促成栽培、栽培環境の悪化などによって低下しています。

動物も植物も内部に入ってきた有害物質を分解するためにミネラルが使われています。

そのために、農薬や食品添加物、薬剤などが多くなるほど、ミネラルが減っていきます。ミネラルが充分に確保しにくい状況であるだけに、食品だけでは補給できにくくなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

活性酸素が身体の中で発生することを防ぐことができないなら、発生した余分な活性酸素を消去する方法を考えることが重要になります。

活性酸素を消去する酵素は、身体に備わっています。それは、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼの3種類の酵素です。

SODは体内で活性酸素が発生すると、すぐに欠けているマイナス電子を与えて過酸化水素に変える働きをします。SODには、マンガンを補酵素にしてミトコンドリア内で造られるマンガンSODと、亜鉛や銅を補酵素にして細胞内で作られる亜鉛SODと銅SODとがあります。

SODによって変えられた過酸化水素はグルタチオンペルオキシターゼとカタラーゼによって水に変えられ、活性酸素は消去されます。グルタチオンペルオキシターゼはセレンを、カタラーゼは鉄を補酵素としています。これらの補酵素であるミネラルは通常の食生活では不足しがちなものとなっています。

これらの抗酸化酵素が充分に働いていれば活性酸素によって身体が傷つけられることはないわけですが、その酵素の働きは加齢につれて低下していきます。若いときには、活性酸素を発生させる紫外線を浴びても、肌荒れや肌のシミなどを心配することはなかったものの、年齢を重ねるにつれて紫外線を浴びることで肌荒れ、シミができやすくなります。

女性の場合には、25歳は「お肌の曲がり角」といわれています。この年齢を境にしてSODの働きが急に低下することによって活性酸素が多く発生するようになり、皮膚の細胞が破壊されてくるからです。

破壊されるのは皮膚の細胞だけではなく、外からは見ることができない体内の細胞も同じように活性酸素によって破壊されています。それだけに、年齢が進むほど、活性酸素への対策を取ることが必要となります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。肝臓そのものには知覚神経がなく、炎症などが生じても、それほど進行していない段階では自覚症状が現れにくい特徴があります。知覚神経は肝臓を包んでいる膜にあり、肝臓が炎症で腫れてきたときには圧迫感などを感じるようになります。肝臓の圧迫を感じているなら、相当に腫れていると考えることができます。

肝臓は重要な臓器であり、肝細胞には大きな余裕がありま。肝臓の一部が悪化しても他の部分が代わりに働くため、機能を保つことができます。そのため、初期段階では自覚症状が出にくくなっています。肝臓は体重の約50分の1の重量がある大きな臓器で、さまざまな働きをしている重要な臓器であることから、人体の化学工場とも呼ばれています。

肝臓の機能は、代謝機能、解毒作用、胆汁の生成に大きく分けられます。

肝臓は、小腸で吸収された栄養成分を身体が必要とする形に作り変え、血液中に送り出す働きをしています。アミノ酸を原材料にしたタンパク質の合成、脂肪の合成と貯蔵なども肝臓の大切な働きの一つです。全身の働きに関係する酵素やホルモンもタンパク質であり、アミノ酸から合成されています。

有害物質は肝臓で無害な形に変えられ、尿などを通じて排泄されます。先に触れたように、アンモニアは肝臓で無害な尿素に変えられてから排泄されます。

また、アルコールは肝臓にあるアルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドに分解され、アセトアルデヒドはアルデヒド脱水素酵素によって分解され、最終的には水と二酸化炭素に分解されます。

胆汁は肝臓でコレステロールを材料にして作られ、胆嚢で濃縮された後に十二指腸に分泌されます。胆汁の主成分である胆汁酸には脂質の消化を補助する作用があり、胆汁には不要なものを排除する働きもあります。

胆汁の中には古くなった赤血球が分解されたときに生じる老廃物のビリルビンも含まれていて、肝臓はビリルビンを水溶性にして胆汁に入れて排出しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

肝臓は体重の50分の1ほどもある大きな臓器で、その働きとしては解毒が知られていますが、このほかにもアミノ酸からのたんぱく質の合成、ホルモンや免疫物質の材料の合成、ブドウ糖や中性脂肪の貯蔵、古くなった赤血球などの分解、ビタミンの活性化、体熱の発生など11種類もの多彩な働きをしています。

体内に入った有害物質は肝臓まで運ばれ、肝臓の細胞の酵素によって解毒・分解されていきますが、そのときには肝臓の細胞での代謝が盛んになり、活性酸素が多量に発生します。そのため、肝臓には活性酸素を消去する強い働きが備わっています。

活性酸素を消去する抗酸化酵素は肝臓でアミノ酸を材料にして作られているため、肝臓には抗酸化酵素が多く存在しています。全身で発生した活性酸素は血流に乗って肝臓まで運ばれてきますが、そのために肝臓で消去される活性酸素の量は発生した量の半分ほどにもなっています。

肝機能が低下すると活性酸素の消去能力が低下して、活性酸素によって血管が傷つけられるようになります。肝臓は血管が密集している臓器だけに、血管が傷んでいくことで、さらに肝機能が低下していきます。

そのために、さらに活性酸素の発生量が増えて……というように悪循環に陥っていきます。また、肝機能の低下によってビタミンの活性が低下して、抗酸化作用が弱まることでも肝臓を傷める要因になります。

肝機能は年齢を重ねるにつれて低下していきます。それは働きが低下するだけでなく、肝臓そのもののサイズも小さくなってくるからです。日本人は欧米人に比べて体格が小さい分だけ肝臓のサイズも小さくなっていますが、歴史的に食事によるコレステロールの摂取量が少なかったために、コレステロールが材料となっている肝臓の細胞膜が弱くなりやすく、高齢者では欧米人よりもサイズが小さくなりやすくなっています。

女性は男性よりも体格が小さいうえに、肝臓のサイズが小さくなっていくスピードも速いため、どうしても女性のほうが肝機能は低下しやすくなっています。

肝臓を強化するためには、肝臓に負担をかける有害物質を減らすことも大切です。それと同時に肝臓を守り、肝臓の働きを強める抗酸化成分を多めに摂ることを心がけるようにします。また、肝臓で抗酸化酵素を多く作り出すために、その材料となるアミノ酸も多く摂ることが大切になります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

膝痛の原因の大半は老化によるものですが、そのほとんどは変形性膝関節症によって痛みが引き起こされています。大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)が触れ合っている膝関節は、表面が軟骨になっていて、非常に滑りがよく、クッション役をしています。大腿骨の軟骨は約7mm、脛骨の軟骨は約5mmとなっていて、軟骨の滑りは氷の5~8倍もなめらかだと言われています。つまり、膝の関節は氷の上に氷を滑らせるよりもなめらかな状態になっているわけです。

この軟骨が刺激を受けることによってすり減ると関節の骨と骨とが直接当たるようになります。軟骨には神経細胞がなく、すり減っただけでは痛みを感じることはありません。しかし、軟骨が大きくすり減ると、骨の神経が刺激されて痛みを感じるようになります。これが膝の痛みの第1位となっている変形性膝関節症です。

骨が強い刺激を受け続けると、軟骨が減ることによって骨の表面がささくれ立った状態になります。ささくれが大きくなるとトゲ状になって、触れ合っている反対側の骨の神経を刺激するようになり、膝を折り曲げて座ることや、階段の昇り降りも困難になってきます。

軟骨には破壊する細胞と作り出す細胞が存在していますが、破壊する細胞は活性酸素が多く発生することによって働きが進んでいきます。軟骨を守り、再生を進めていくためには、活性酸素の消去も大切になってきます。

活性酸素が軟骨の減少に拍車をかけています。軟骨の細胞は活性酸素が増えると壊れやすくなり、活性酸素が増えるほど軟骨が減っていきます。軟骨はグルコサミン、コンドロイチンでできているので、これを医薬品や健康食品によって補うことで再生させていくことができます。しかし、破壊が大きく進むと補充が間に合わなくなり、なかなか痛みが改善されなくなります。

膝の痛みを予防するためにも、痛みを改善するためにも、活性酸素の消去は欠かせません。

骨は骨芽細胞によって増え、破骨細胞によって壊されているわけですが、活性酸素は全身の細胞に影響を与えることから、骨芽細胞の活性化にも影響を与えます。骨の代謝が盛んな若いときには活性酸素の影響は小さくても、年齢を重ねて骨芽細胞の働きが低下してくると骨芽細胞の増骨作用にも影響が出て、骨が増えにくくなります。

活性酸素は軟骨の破壊を進めることが確認されていますが、破骨細胞の働きが活性酸素によって進むことまでは、まだ確認されていません。しかし、活性酸素は血流を低下させ、骨を支える筋肉量の低下によって骨への栄養成分の補給の低下も起こりやすく、結果として破骨細胞の働きを高めたのと同じような結果になりかねません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕