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「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から食物繊維の「測定法の変化を踏まえた目標量の捉え方」の後半を紹介します。

〔測定法の変化を踏まえた目標量の捉え方〕
日本人の食事摂取基準2025年版では食物繊維に関して目標量を定めていますが、この根拠としたメタ・アナリシスに含まれる個々の研究は1985〜2017年に論文として公表されています。

AOAC.2011.25法は2011年に発表されたのち、5年ほどは各国で評価が行われており、例えば米国における食品成分表に相当するデータ集(FoodData Central)に、この測定法が取り入れられたのは2019年です。

すなわち、前出のメタ・アナリシスに含まれる研究での栄養計算は、ほとんどの場合、日本食品標準成分表(七訂)相当の食物繊維測定法が用いられると考えられます。

また、目標量算定の際に考慮した国民健康・栄養調査における食物繊維摂取量も、日本食品標準成分表(七訂)を用いて算出されています。

つまり、ここで示した食物繊維の目標量は、日本食品標準成分表(七訂)相当の測定法を用いて算定された値となっています。

仮に、AOAC.2011.25法を用いた調査研究に基づいて目標量を算定すると、示した値よりも相当に高い値となることが予想されます。

これは目指すべき食物繊維摂取量をして示した25g/日と日本人の摂取実態の両方が、AOAC.2011.25法を用いると高く計算されるからです。

日本食品標準成分表(八訂)を用いて栄養計算を行い、食事提供や摂取量評価を行う際には、ここで示した目標量と同等、あるいは少し控える値を提供(摂取)できていたとしても生活習慣病予防の観点からは不十分である可能性があります。

ただし、日本食品標準成分表(八訂)を用いた栄養計算を行い、その適切性の評価を行う場合、成人においては目指すべき食物繊維摂取量である25g/日を目安とするのも一つの方法です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「大人のダイエットの日」大人のダイエット研究所(東京都渋谷区)が、おと(10)な(7)の語呂合わせで制定。

「キットカットのオトナの日」ネスレ日本が、大人の前向きの一歩を讃える日として、おと(10)な(7)の語呂合わせで制定。

「おなかを大切にする日」ビオフェルミン製薬が、重要な(10)おなか(07)の語呂合わせで制定。

「いい岩魚(イワナ)の日」神室トラウトファーム(山形県金山町)が、イ(1)ワ(0)ナ(7)の語呂合わせで制定。

毎月7日:「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「Doleバナ活動の日」(ドール)

講演や講習などで、今回のお題の「腐ってもタイアップ」を使うと、聞いている人のほとんどは、何らかの反応をしてくれます。場を和ませようとしている、面白いことを言う人だ、という普通の反応だけでなくて、講演などのテーマに沿った“深い意味”がある言葉ではないかと深読みをする人もいます。

このような反応が返ってくるのは、もともとの諺(ことわざ)をもじったもので、しかも途中までは諺と一緒なので、理解しやすいことも関係しています。その諺は「腐っても鯛」で、それにアップをつけただけです。

腐っても鯛は、「立派で価値の高いものは、たとえ状態が悪くなったとしても、なおその価値が保たれる」という意味です。価値が高いことを認めた“褒め言葉”で、物よりも人の価値に対して使われることが多いようです。

「腐ってもタイアップ」を金言の一つとしてあげたのは、今の時代にはタイアップは重要であり、タイアップの質や時間などに差があってもタイアップはタイアップで、タイアップをしてもらっただけでも有り難いという考えがあります。

そもそもタイアップ(tie up)とは何かというと、「結びつける」という意味で、連携する方法、提携する方法によって、お互いが利益を共有できる関係を築く場合に使われています。

音楽業界では、新しい楽曲を広めるためにメディアに無料で提供することは、以前から行われてきました。レコードを持ってテレビ局やラジオ局、有線放送を回るというところから始まったので(CDが登場する前)、宣伝の費用を使うのではなくて、“足を使って稼ぐ”のがタイアップと考えられることが多かったようです。

しかし、タイアップは一方的にお願いをする行為ではなくて、放送局などにとっても大きなメリットがある大事なことです。それが「腐ってもタイアップ」と揶揄(やゆ)されるようなことになっています。

この先の話は次回(金言の真理28)に続きます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

時間を大事にする人は、打ち合わせの開始時間も終了時間も明確に示して、その中で最大限の効果を得ようと考えます。

前回の話で取り上げたグループ企業の経営者は、他人の時間を使わせることをしても、時間をかけて準備した人の時間を無駄にさせるようなことはしていなかったと認識しています。

自分の都合で勝手に切り上げるようなことはありません。これは勝手に切り上げても構わないと周囲が認識している遊びであれば仕方がないことで、その例の一つの経営者の麻雀については次回に紹介します。

忙しい経営者との面談では長くても1時間が常識とされていて、2時間の打ち合わせというのは1対1(もしくは1対1にプラス1)という完全対面では、かなりの重要度がある内容です。

何回かの打ち合わせを経て、その後に2時間をかけて、じっくりと話をして、最後の結論を出そうという重要な会議でのこと。相手の特性を考慮して2時間の配分をして、それに対応できるように、それなりの準備をしていたのに、1時間で切り上げられたら充分な成果があげられなくなります。

その打ち合わせだけのことではなくて、それまで積み上げてきたことも無にしてしまうようなことで、「時間塾」のテーマに合わせて言うなら、他の人の時間を大切にしない、その時間を使って準備をした人のことを大切にしない行為ということになります。

1時間で切り上げることを事前に伝えることもなく(話の始まりでもメールなどの通信でも方法はいくらでもあるのですが)、私が経験した人の言い分は数日前に別の仕事を入れたということでしたが、それを機会に急に話が進まなくなりました。

これでは、積み上げてきた時間だけでなく、そこから先の準備をするための時間も無駄にさせることです。そのことを切り上げた本人はわかっていなくて、「自分の期間が無駄になった」というようなことを周囲に話していたことを後になって聞きました。

そのときに思い浮かべたのは、「足を踏んだ人に、踏まれた人の痛みはわからない」という言葉でした。

そして、今も思うのは、「足を踏んだ人はすぐに忘れても、踏まれた人は忘れない」という言葉です。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

脚光というのは、下から脚を照らす照明のことです。脚は足と表現されることもありますが、脚は足首から太ももの付け根(関節)までを指しています。これに対して足は、足首から下の部分のことで、つま先から足首を指すこともあります。

舞台の前面の床から歌手や俳優などを照らす光線(照明)は、業界ではフットライトと呼ばれています。足首から下の靴で隠れる部分にだけ照明を当てることは、あまりないのですが、フット(foot)は足、レッグ(leg)は脚を指しているので、フットライトという名称には違和感があります。

脚光の意味がわかると、「脚光を浴びる」という言葉が正しいことがわかってくるのですが、なぜか「脚光を集める」という言葉が使われることがあります。

脚光を浴びるというのは、注目を集めることを意味していて、周囲の人の視線を集める、注目を集めることを指しています。この“集める”という意味が「脚光を集める」と誤って使われるようになったというのが大方の考えです。

脚を除いた「光を集める」は光を一か所に集中させることで、凸レンズや凹面鏡を使うことで光の方向を変えて、一点に集中させることができます。この光を集めた結果として当てられる光はスポットライトです。

足元から脚に光を当てられる(フットライト)よりも、光を集めて姿を浮かび上がらせる(スポットライト)ほうが、光を当てられる人としては気分がよいことです。そんな感覚が、「脚光を集める」という誤用を、受け入れてしまうところがある、というのは考えすぎでしょうか。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から食物繊維の「測定法の変化を踏まえた目標量の捉え方」の続きを紹介します。

〔測定法の変化を踏まえた目標量の捉え方〕
測定法の変化による成分値の変化率は食品によって異なり、一律に係数などを使用して換算することは困難です。

これは、AOAC.2011.25法によって新たに測定された低分子量水溶性食物繊維や難消化性でん粉の総食物繊維量に占める割合が、食品によって異なるためです。

食品自体の変化ではなく、測定法の変化により、日本食品標準成分表(七訂)を用いた場合と日本食品標準成分表(八訂)を用いた場合で、栄養計算の結果得られる食物繊維の提供/摂取量の推計値がかなり異なる(多くの場合、八訂を用いたほうが高くなる)ことに留意する必要があります。

日本食品標準成分表(七訂)と同じ方法で食物繊維成分値を測定している日本食品標準成分表(六訂)を使った場合の食物繊維摂取量推定値と、AOAC.2011.25法を取り入れている日本食品標準成分表(七訂)追補2018年を使った場合の推定値を比較した報告でも、後者で値が大きくなることが示されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から食物繊維の「測定法の変化を踏まえた目標量の捉え方」を紹介します。

〔測定法の変化を踏まえた目標量の捉え方〕
食物繊維は、その定義が定まっていません。

測定法の進歩によって測定可能な物質が増加するに従って、食物繊維の枠に含まれる物質は増えています。

日本食品標準成分表(七訂)では、食物繊維はプロスキー変法で測定されており、この方法で測定されるのは高分子量水溶性食物繊維と不溶性食物繊維でした。

日本食品標準成分表(八訂)では多くの食品の食物繊維成分値の測定にAOAC.2011.25法が採用されました。

この方法では従来の(プロスキー変法による)食物繊維に加え、低分子量水溶性食物繊維と難消化性でん粉も測定されるため、AOAC.2011.25法の用いられた多くの食品において食物繊維の成分値がかなり高くなっています。

例えば、食品番号1088「こめ[水稲めし]精白米 うるち米」の食物繊維の成分値は、日本食品標準成分表(七訂)では0.3g(可食部100g当たり)、日本食品標準成分表(八訂)では1.5g(同)です。

食品番号1085「こめ[水稲めし]玄米」の食物繊維の成分値は、日本食品標準成分表の改定前後で測定法が変わっていないため、七訂でも八訂でも1.4g(同)です。

食品番号1026「こむぎ[パン類]食パン」(八訂では「こむぎ[パン類]角形食パン 食パン」)の食物繊維成分値は七訂では2.3g(同)、八訂では4.2g(同)です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「登録販売者の日」日本チェーンドラッグストア協会が、登(10)録(6)の語呂合わせで制定。

「メディカルスパトロンの日」入浴施設メディカル(医療)スパ(温泉)トロン(放射性元素)を運営するヘルシーピープル(東京都北区)が、ト(10)ロ(6)ンの語呂合わせで制定。

「どろソースの日」オリバーソース(兵庫県神戸市)が、ど(10)ろ(6)の語呂合わせで制定。

「でん六の日」でん六(山形県山形市)が、でん=テン(10)六(6)の語呂合わせで制定。

「明治北海道十勝カマンベールの日」明治が、と(10)ろ(6)りの語呂合わせで制定。

「ドムドムハンバーガーの日」ドムドムフードサービスが、ド(10)ム(6)の語呂合わせで制定。

「月見酒の日」月桂冠が、中秋の名月の日を設定。

毎月6日:「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開催実行委員会)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)、「手巻きロールの日」(モンテール)

何でもかんでも減らせばよい、使わないものは捨てればよいという断捨離と、ミニマリズムとは違っているのですが、ミニマリズムの実践をすすめるメディアの伝え方は、今も断捨離の時から変わっていないようです。

断捨離は、ヨガの断行(不要なものを断つ)、捨行(不要なものを捨てる)、離行(物への執着から逃れる)から来ている言葉です。古く伝えられてきた言葉のように感じるかもしれません。また、インドの思想だと書いている書籍もあるものの、初めて登場したのはヨガの書籍(1976年発行)の中の一文です。

また、一般向けの書籍としては2009年にタイトルとして初登場していて、商標登録もされています。そんなに古い話ではなかったのです。

お笑いタレントのヒロシは、「ヒロシです」の名言(迷言?)に続いて、実際にありそうな失敗談を語っていますが、その一つに「生活感のない部屋にあこがれて、余計なモノを捨てました。生活ができなくなったとです」という熊本弁で語ったものがあります。

買わなければいい、捨てればいいということではなくて、最低限のものの中で暮らすという「足るを知る」ことを行う人でないと、ミニマリズムを実践するミニマリストとは言えなくなります。

私は一般社団法人全日本ミニマリスト協会の理事を務めている中で、「足るを知る」について語ることもしてきました。

日本人は何度かの難局を乗り越えてきた中で、足ることの意味を充分に知っていると思っていたのですが、案外と「足るを知らない人」や「足るを知ろうとしない人」が多いことを思い知らされてきました。

それだけ「足るを知る」は難しく、それを知ることだけでも修行になるのではないか、と感じて、これからも金言として使い続けていきます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

前々回(負の歴史5)と前回(負の歴史6)で書いた法人の解散までの手続きは、あくまで一般社団法人の例で、しかも小規模で役員と会員が知り合いだけ、好意的に見てくれる人だけという中で、粛々と進めることができた場合の話です。

一般社団法人の役員は理事と監事です。理事は法人の運営を行う役割で、監事は運営状態が正しいのかをチェックする役割と大きく分けられています。

この役割も法人の規模と目的によって違いがあって、大きな組織であれば監事はチェック役に徹することもできるのですが、小規模の組織の場合には理事の数が少ないこともあって、監事が運営に関わったり、監事が理事の役割をすることもあります。

監事を設けるのは複数の理事がいて、理事会が設置されている一般社団法人の場合であって、理事会が設置されていない場合には監事は必要ありません。

一般社団法人は1人だけでも設立することが可能で、これは有限会社の制度がなくなるときに、その代わりの組織として設けられたということがあるからです。

このような違いがあるため、解散をするときにも、役員の数や役割によって、スムーズに解散することができる場合もあれば、そうはいかない場合もあります。

設立に参加した理事や監事は、いろいろな思いがあって加わったこともあって、その目的を達せられなくなることにも、いろいろな思いもあれば思惑や恨みに近い感情が抱かれることもあります。

ただ役員に名前を貸しただけの人は別としても、その法人の役職として知られた人、役職を活用して仕事をしてきた人などにとって、解散は大きなダメージを受けることにもなります。

こういった感情があるので、解散をするときには、経済的な事情や運営の煩雑さといったことだけではなくて、設立に加わってくれた方、役員として名を連ねた方には配慮をしなければ、後々まで禍根を残すことにもなります。

だから、法人の解散には、さまざまなハードルが設けられているのです。

その解散の手続きを誰が行うのかも、また揉め事を起こすことにもなります。

これについては次回(負の歴史8)で書かせてもらいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕