投稿者「JMDS」のアーカイブ

食事の摂取エネルギー量と運動・生活活動の消費エネルギー量は、バランスが取れていれば太りもしないし、やせもしないというのがダイエットの基本的な認識かもしれないのですが、そんな単純なものではないというのがメディカルダイエットの考え方です。

エネルギー代謝はエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)の摂取量が同じであっても、それを消費する運動や身体活動が同じであっても、どちらを先にするのかによって結果が大きく変わってきます。

食事の前の空腹状態のときに運動をすると、血液中のブドウ糖が少なくなっているために、運動をするとブドウ糖不足になります。ブドウ糖は糖質が分解されたもので、即座にエネルギー化されやすいので、これを補うために筋肉に蓄積されているグリコーゲンが分解されて、ブドウ糖として血液中に放出されます。

グリコーゲンは多くのブドウ糖が結合したもので、筋肉はエネルギー源の貯蔵庫の役割もしています。血液中のブドウ糖が増えると肝臓でグリコーゲンに合成されて蓄えられ、血液中のブドウ糖が減ると分解されて放出されて、血糖値(血液中のブドウ糖の値)が下がりすぎないようにされます。

血糖値が上昇すると膵臓からインスリンが分泌されますが、インスリンには肝臓で脂肪を合成する働きがあるために、空腹時に運動をするとインスリンが不足しているために脂肪の合成が減ります。エネルギー代謝に与える影響が特に大きいのは夕食前の運動で、夕方以降は自律神経の副交感神経の働きが盛んで、副交感神経にはインスリンの分泌を盛んにするからです。

では、食事をした後に、運動をした場合は、どのようなことになるのかについては、次の機会に説明します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「囲炉裏の日」囲炉裏の愛好家が、い(1)い(1)炉(6)の語呂合わせで制定。

毎月16日:「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)

記憶したことが覚えていられないというのは、今日の食事内容は覚えていても、一昨日の食事内容は覚えていないという状態のことですが、その原因は時間の経過だけではありません。毎日、習慣的に同じものを食べているようなことがなければ当たり前に起こることです。

もう一つの原因は、記憶による干渉です。これは似たような記憶が複数あることで、それらが干渉しあって忘れてしまうことです。

記憶に大きな役割を果たしているのは海馬です。海馬は大脳側頭葉の内側にあって、短期記憶を長期記憶としていく重要な器官です。短期記憶は、同じようなことがあると、それらを明確に区別することができなくなるという特徴があります。ところが、海馬は短期記憶を整理して大脳皮質に長期保存させる記憶の仕分け役をしていて、記憶の干渉が起こることはありません。

短期記憶というのは、いわゆる一夜漬けのことで、複数の情報を一時的に保存する記憶の仕組みです。まさに一夜漬けで、試験が終わった翌日には完全に忘れている状態を指します。短期記憶は、前回(忘れる脳力1)で紹介した覚えたことを机の天板に並べて置いているような状態で、そのままだと忘れてしまうことになります。

海馬を通じて天板の記憶を机の引き出しに仕舞うことができると長期記憶となります。天板の上に置くことができる記憶は限られていても、引き出しにしまっていくと長期保存となって、大量の情報を長期保存することができます。

長期記憶は短期記憶を繰り返すことによって実現されるということで、同じことを何度も覚えるようにすること、何度も記憶から引き出すことによって、しっかりとした記憶になって長期保存できるようになるのです。そして、いつでも引き出して、活用することができるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

肥満遺伝子というのは遺伝情報を子孫に伝える遺伝子の中で、肥満に関連する遺伝子のことであって、40種類以上が発見されています。肥満遺伝子の多くはエネルギー代謝に関わるものですが、その中で日本人に多いものとして3種類の肥満遺伝子の研究が進められています。日本人は世界の中でも3種類の肥満遺伝子が多く、ほとんどが3種類に当てはまるという特殊な体質となっています。

遺伝子のタイプは、変えることができません。一生涯、付きまとうものではあるものの、太りやすい遺伝子であれば必ず太るというわけではありません。例えば、中性脂肪を蓄積しやすい遺伝子の人が、脂肪が少ない食事をしているか、脂肪を代謝させやすい生活をしていれば、太りにくいのは当然のことです。

自分の遺伝子タイプを知り、遺伝子別の太る理由、やせる理由を踏まえた生活習慣をすることによって体脂肪の蓄積をコントロールすることができるわけです。日本人は、低栄養の時代が長く続いたため、エネルギー源となる栄養成分の吸収性を高める作用とともに、吸収したエネルギー源を多く蓄積させて、さらに消費を抑える仕組みが備えられています。

体脂肪の蓄積が多くなると、食欲を抑え、エネルギー消費を進める働きがあるホルモンのレプチンが多く分泌されるようになります。レプチンが正常に分泌されて、適切に働いていれば脂肪細胞に中性脂肪が蓄積されすぎることは起こらないわけですが、レプチンが分泌されても、それに反応するレプチン受容体が働きにくく、食欲が抑えられなくなることがあります。

その抑制をしているのは肥満遺伝子もしくは倹約遺伝子と呼ばれるβ3アドレナリン受容体遺伝子です。β3アドレナリン受容体遺伝子は、運動などによって脳から興奮ホルモンであるアドレナリンが分泌されても、中性脂肪を分解しにくくさせる作用があるため、内臓脂肪が蓄積されやすく、運動してもやせにくくなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「適サシ肉の日」すきやき店ちんや(東京都台東区)が適度な霜降りの入った適サシ肉を使うと宣言した日の2017年1月15日にちなんで制定。

「フードドライブの日」カーブスジャパン(東京都港区)が、い(1)い(1)ご(5)はんの語呂合わせで制定。

毎月15日:「お菓子の日」(全国菓子工業組合連合会)、「惣菜の日」(日本惣菜協会)

健康デザインのために実施する身体年齢測定では、握力の測定を実施しています。握力は利き腕や仕事などで盛んに動かしているほうが強くなる傾向があることから、左右の握力が測定されます。

握力は加齢を推定する数値として活用されています。握力は物を握りしめる力のことで、前腕屈筋群と手筋の力を指しています。全身の筋肉量との研究から、大腿四頭筋力、背筋力と握力との相関性が報告されています。

また、握力は持久力、生活活動に必要な体力測定の項目とも相関性が認められています。握力の低下は全身の筋力の低下、筋肉量の低下を示す指標となっていて、加齢による減少の割合も明らかにされています。

握力は20歳を100%とすると60歳では85%ほどに、70歳では75%ほどに低下していきます。加齢につれて低下するものの、他の体力要素に比べると最も低下しにくい指標となっています。

握力と認知機能の関連性も研究が進められていて、握力が5kg低下するごとに認知症発症リスクが男性では1.16倍、女性では1.14倍に高まります。アルツハイマー病のリスクは男性が1.11倍、女性が1.13倍、血管性認知症のリスクは男性が1.23倍、女性が1.20倍との報告もあります。

握力によって身体年齢が把握されたら、握力を強くするように頑張る人が多くいますが、握力は全身の筋力を示す指標ともなっているので、全身を動かすこと、筋肉を刺激することが重要であることを伝えます。そして、具体的な筋力強化法を、年齢に応じて指導することも実施しています。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本メディカルダイエット支援機構は、内閣府より特定非営利活動法人として認証されたときに受けた利点を活かして、「メディカルダイエット」を冠した資格認定を実施してきました。この経緯については前回(支援する人を支援する5)説明しました。

メディカルダイエットの特徴は、食事と運動の組み合わせによるエネルギー代謝の促進で、他にはない手法によって無理なく無駄のない健康づくりを講習で伝えてきました。専門分野の研究者による成果を一般向けにしたものの、元が膨大な研究成果であることから、縮めたつもりでも全体を把握するためには3講習(初級、中級、上級)で350ページ(A4サイズ)にもなっています。

これは「伝えたいことを教える」というスタンス(こだわり)があったからですが、講習を実施していく中で、もっとわかりやすい内容、伝えやすい内容であれば、もっと広めたいという声が資格認定者からあがってきました。

この声を受け入れて、「知りたいことを教える」というスタンスで、講習方式も講習内容も希望・要望に合わせて大変革することになりました。メディカルダイエットを冠した講習は2種類ですが、メディカルダイエットの研究に基づいた講習は他に3講習あります。

希望・要望の合わせるためには画一的な講習テキストでは不可能なことから、既存の講習テキストをベースに、それぞれに合わせて削除、修正、追加するという作業の連続です。

健康に関わる講習や情報は、ただ知っただけでは意味がなく、それを理解して実践して、希望に即した結果が得られることが重要です。継続するのは個人の実践だけでなく、講習自体も継続できる形でなければ存在の価値が低くなります。

従来の講習方式や内容などを希望に合わせてアレンジして提供することについては一つだけ条件をつけさせてもらいました。それは「メディカルダイエットの意味するところを理解して、考えを一致させて活動ができる人」です。
〔特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「褒め言葉カードの日」日本褒め言葉カード協会が褒め言葉の一つのい(1)い(1)よ(4)の語呂合わせで制定。

毎月14日:「ひよこの日」(ひよ子本舗吉野堂)、「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)

サムシング・グレート(something great)は、これまで書籍のタイトルにもなり、宗教でもよく使われています。それは西洋の宗教だけでなく、日本発祥の宗教でも使われていることです。この言葉は宗教、宗派を超えて使われていて、それだけ心に残り、また心に響く言霊(言葉に内在する霊力)があります。

音声言語(声に出した言葉)には、現実の事象に何がしかの影響を与えると信じられていて、同じ場に集う人が同じ言葉を唱えるのも言霊の存在があるからで、よい言葉を発するとよいことが起こることは多くの人が感じているはずです。

サムシング・グレートは人智(人間の知恵)を超えた偉大な存在を指していて、天、神、仏などを示す言葉としても使われています。アルベルト・アインシュタインは「宇宙の真理」を意味すると語っています。

単に自分を基準にして、自分より優れた人、見習うべき人のことをサムシング・グレートと表現している人もいましたが、天や神の領域ではないとしても、まだまだ出会いと気づきを得る必要があると感じているところです。

奇跡の連続で成り立っているのは人間も同じで、自分には及ばない存在(人間のこと)であっても大きく違っているわけではありません。人間は姿形が違っても、遺伝子レベルでは99.5%以上が共通していると言われます。

99.9%が一致するとの研究もあって、これに従うと32億個の塩基対のうち異なるのは0.1%でしかありません。塩基対はヒトゲノムのDNA文字列のことで、この文字列のうちのタンパク質の設計図の部分が遺伝子です。
人間と猿の遺伝子は99%が一致していて、1%の差です。人間は0.1%の差ということで、見た目の違い以上に大きな差があるのかもしれません。

そのことを考えると何ものかの影響によって起こった奇跡は、誰にも起こっていることであり、それに気づくか気づかないかの違いかもしれません。しかし、その奇跡が連続するとなると、これは本当に奇跡的なことになります。

その結論が出るのは長い経験をしてきて、振り返ってみてわかることで、目の前で今起きたことを単純に奇跡と言うべきではないと認識しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「伊達のあんぽ柿の日」ふくしま未来農業協同組合が、あんぽ柿の最盛期が冬で、普及に携わったのが13人であったこと、発祥地の福島県伊達市梁川町五十沢(いさざわ)の13(いさ)にちなんで12月13日、1月13日、2月13日を制定。

毎月13日:「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)