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健康に広く関わる記念日でなければ、12月2日には数多くあるのですが、私どもがすすめたいのは2つの記念日です。記念日を制定したのは一つの企業であっても、これに同業者が相乗りすることもあり、食品の販売店では制定機関を示さないまま販売促進に活用している例が多くなっています。

「ビフィズス菌の日」江崎グリコがビフィズス菌の発見が発表された1899年12月1日にちなんで制定。

「デーツの日」オタフクソースがナツメヤシのドライフルーツのデーツの認知のために12月(December)と数字の2の組み合わせでデー(D)ツ(2)と読むことから制定。

健康診断や検診によって正常値を超えた場合には、生活習慣病などのリスクが高いとして生活改善や医療機関での受診などが求められます。検査数値は健康リスクの大きな目安ではあるものの、正常値を超えたら誰もが同じように危険があるということではありません。体質によって同じ状態であっても、リスクが高い人もいれば、大きな影響を与えないという人もいます。

高血圧を例にすると、血圧は心臓から送り出された血液が動脈に与える圧力のことで、この圧力が高くなりすぎた状態が高血圧です。血圧は活動の状態(運動や激しく動いたときなど)や自律神経のバランス(交感神経と副交感神経の作用)などによって一時的に正常値を超えるのは当たり前にあることです。

本来なら高血圧にならない状態のときにも血圧が高い状態になり、それが続くと治療の対象となる高血圧症となります。高血圧症は、ずっと動脈に圧力がかかり続けることで、動脈の新陳代謝を低下させたり、動脈の老化が進んでいく状態です。

血圧は血管の弾力性の差によって、同じ圧力がかかっていても血圧計による測定値に違いが起こります。血圧が上昇する原因は10種類以上あり、その中には体質が関係する項目もあります。どのような体質であるかによって、同じリスクであっても血圧の上昇が大きく違ってきます。

食塩感受性が高い人は血圧が高まりやすく、その体質にある人は日本人の場合は30%ほどと考えられています。それ以外の人は塩分を多く摂っても血圧に影響を与えないのですが、以前は塩分には無関係であった人でも年齢を重ねていくと感受性が高い状態になることもあります。

体質は変化しないものという考えがあるかもしれませんが、加齢や生活環境によって変化することもあるので、これまでは大丈夫だったという診断結果も、今も同じように大丈夫なのかというのはわからないということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

月初めは区切りの日であることから数多くの記念日があり、健康に広く関わる記念日も複数のものがあり、業界内でイベントが行われています。

「いのちの日」厚生労働省が自殺予防活動の一環として、いのちの電話の普及のために制定。

「カイロの日」日本カイロ工業会が使い捨てカイロの需要が高くなる12月の最初の日を制定。

「ワッフルの日」新保哲也アトリエ(兵庫県神戸市)がワッフル(ワン=1、フル=2)の語呂合わせで制定。

「市田柿の日」市田柿発祥の里活用推進協議会(長野県高森町)と市田柿ブランド推進協議会(長野県飯田市)が市田柿は12月が出荷月で市田(いちだ=1)の語呂合わせで制定。

「カレー南蛮の日」朝松庵(東京都目黒区)がカレー南蛮を広めた2代目店主の角田酉之介の誕生日にちなんで制定。

「明治プロビオヨーグルトR−1の日」明治が明治プロビオヨーグルトR−1が発売された2009年12月1日にちなんで制定。

毎月1日:「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜めしの日」(前田家)、「Myハミガキの日」(ライオン)

より多くの人に知ってもらい、多くの賛同者を得たい、多くの人に利用してほしいという考えは公益活動でも収益活動でも同じところがあります。多くの人に知ってもらうための活動である“広報”は英語では「Public Relations」と記されます。

「Public Relations」は世界に通じる用語ですが、これを略したPRとなると違った意味合いで捉えられる場面が多くなっています。PRというと広告と考えている人も多く、PR活動の話をすると広告費の話ばかりをされることがあります。

公益活動に取り組んでいる団体に対して広報の重要性を話すと、多くのところから「広告費を出す余裕がない」という返答が返ってきます。広告費をもらって宣伝をしようというわけではなくて、その一部を手数料として受け取る広告代理店ではないので、広報と広告の違いから話をするのがほとんどという経験も数多くしてきました。

「Public Relations」は、団体と、その団体を取り巻く人との望ましい関係を作り出す行動が原点となっています。この場合の団体は企業、官公庁などのほかに、もちろん公益活動をする法人も含まれています。活動を知ってもらい、関心のある人に注目してもらうことが役割で、そのための費用(広報費)がかかることもあります。

私が手掛けてきた納豆、豆腐、豆乳の業界団体のPR(Public Relations)は、それぞれの食品の有効性や活用法を知ってもらい、健康になってもらうためのツールの一つとして購入を促すということで、販売による収益を直接に求める活動ではありません。PRには時間、お金もかかることなので、動いただけの費用(リリース発行や交通費、最低限の人件費)は発生します。

“広告”は英語では「advertisement」と記され、その略語はADです。広告費をかけて知らせる行動であるので、広告費の多寡が知名度や売れ行き、収益に関わることになります。

なぜ広報と広告が混同されるのかというと、広報と言っておいて広告の手法を使っている会社があり、PR代理店と名乗って、やっていることは広告代理店という例も少なくないからです。広報の仕事というので東京にいたときに岡山に出向きましたが、企画提案をする側も、それを受け入れる自治体も広告の感覚(広告そのもの)として会話をしていたときに、広報と広告の違いについて説明して雰囲気を壊したことを覚えています。

できるだけ費用をかけずに、公益活動の成果を高める方法については徐々に明らかにしていきますが、その基本となっているのは「三方好し」の発想です。一般に言われている三方よしは良しや善しが使われることが多いのですが、「好し」を使う意味がわかれば公益活動への個人の支援として、何をすればよいのかが見えてきます。
〔特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

病院における医師と管理栄養士の関係は、医師の約束食事箋(病院食の食品の種類と栄養成分などの決め事)に従って、管理栄養士が献立を作成して食品の発注をします。調理をするのは調理師の役割です。

入院患者に提供される病院食(病院給食)は、管理栄養士がトップのように見えても、診断に基づいた約束食事箋による指示がなければ動くことができないので、医師がトップに立っています。

入院患者に対して栄養指導をするのは管理栄養士の仕事です。では、開業医(診療所)では医師しかいないので栄養指導は医師がするのかというと、医師ができることは一般的な治療食を示すくらいで、具体的な食事内容や食べ方の指導をすることはありません。

絶対にないということではないのですが、医師が栄養指導をしても保険点数の対象にはなりません。栄養指導をして保険点数がつくのは、医療機関の管理栄養士だけという医療制度になっているからです。

栄養指導をしなくても栄養知識はあるはずという認識は一般にはあるものの、医師の養成校(大学医学部)の82大学のうち栄養学講座があるのは25校ほどです。講座があっても選択制で、必修ではありません。しかも栄養不足と疾患の関係について学べるだけで、積極的な栄養摂取によって健康になる方法について学んでいるわけではありません。

医師になってから学ぶことになるのですが、管理栄養士がいて約束食事箋を出す病院でないと、栄養学は学びにくくなっています。それを改善する役割をしているのは、医師が栄養学を学ぶことができる日本臨床栄養学会です。認定臨床栄養医制度が設けられていて、一定の単位を取得して合格する必要があります。

認定臨床栄養医となるには講習会の受講、学会総会の出席、学術論文の発表で指定単位の取得が義務づけられています。5年ごとに更新する必要があり、3つに加えてインターネット学習も行われます。

医師の栄養知識は、大学で学んでいることは大事ではあっても、その後の学びが重要であるので、認定臨床栄養医であるのかを確認することも安心材料の一つです。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

12月1日
「いのちの日」厚生労働省が自殺予防活動の一環として、いのちの電話の普及のために制定。
「カイロの日」日本カイロ工業会が使い捨てカイロの需要が高くなる12月の最初の日を制定。
「ワッフルの日」新保哲也アトリエ(兵庫県神戸市)がワッフル(ワン=1、フル=2)の語呂合わせで制定。
「市田柿の日」市田柿発祥の里活用推進協議会(長野県高森町)と市田柿ブランド推進協議会(長野県飯田市)が市田柿は12月が出荷月で市田(いちだ=1)の語呂合わせで制定。
「カレー南蛮の日」朝松庵(東京都目黒区)がカレー南蛮を広めた2代目店主の角田酉之介の誕生日にちなんで制定。
「明治プロビオヨーグルトR−1の日」明治が明治プロビオヨーグルトR−1が発売された2009年12月1日にちなんで制定。
毎月1日:「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜めしの日」(前田家)、「Myハミガキの日」(ライオン)

12月2日
「ビフィズス菌の日」江崎グリコがビフィズス菌の発見が発表された1899年12月1日にちなんで制定。
「デーツの日」オタフクソースがナツメヤシのドライフルーツのデーツの認知のために12月(December)と数字の2の組み合わせでデー(D)ツ(2)と読むことから制定。

12月3日 「国際障害者デー」
「みかんの日」全国果実生産出荷安定協議会と農林水産省が、昔は蜜柑(みっかん)と呼ばれていたことから、いい(11)みっかん(3日)んの語呂合わせで制定。
「ひっつみの日」岩手県生めん協同組合が123のひいふうみが、ひっつみに語感が似ていることから制定。
「『暮らしに除菌を』の日」プラネット(大阪府和泉市)が1に手洗い、2にうがい、3に除菌で衛生的な生活を心がけてもらうことを目的に「いちにのさんで除菌」の標語から制定。
「妻の日」凸版印刷が1年間の労をねぎらい妻に感謝する日として1年最後の12月のサン(3)クス(Thanks)の語呂合わせで制定。
「プレママの日」日本トイザらスが、いい(1)にん(2)ぷさん(3)の語呂合わせで制定。
毎月3日:「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)、「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

12月4日
「血清療法の日」北里柴三郎とエミール・ベーリングが破傷風とジフテリアの血清療法を発表した1890年12月4日にちなんで制定。
毎月4日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

12月5日
「アルバムの日」ナカバヤシが12月に1年の思い出をアルバムにまとめる機会にしてほしいと、いつか(5日)時間ができたらと後回しにされることなくアルバムづくりをする日として制定。
毎月5日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

12月6日
「音の日」日本オーディオ協会がトーマス・エジソンが蓄音機フォノグラフを1877年の12月6日に発明したことから制定。
毎月6日:「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開催実行委員会)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)、「手巻きロールの日」(モンテール)

12月7日
「世界KAMISHIBAIの日」紙芝居文化の会が国際交流を目指して創立日の2001年12月7日にちなんで制定。
毎月7日:「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「Doleバナ活動の日」(ドール)

12月8日
「アルバムセラピーの日」過去の写真や思い出のアルバムを使って自分自身を発見することで本当の自分の幸せを見つけるアルバムセラピーの普及をする日本アルバムセラピー協会が設立記念日の2015年12月8日に合わせて制定。
「有機農業の日」と農を変えたい全国運動関西地域ネットワークが有機農業の推進に関する法律が成立した2006年12月8日にちなんで制定。
「ジュニアシェフの日」ベストアメニティ(福岡県久留米市)が食育の一環として子どもの料理教室などを推進するために12と8でジュニアシェフと読む語呂合わせで制定。
毎月8日:「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「ホールケーキの日」(一柳)、「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「にわとりの日」(トリゼンフーズ)、「スッキリ美腸の日」(日本美腸協会)

12月9日
毎月9日:「クレープの日」(モンテール)

12月10日
「アロエヨーグルトの日」森永乳業がアロエヨーグルトを1994年12月10日に販売されたことから制定。
毎月10日:「植物油の日」(日本植物油協会)、「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)

記念日を各業界が広報活動に使い始めたとき、これに目をつけた広告代理店が記念日の売り込みを始めました。記念日の広報活動は食品業界で盛んに行われ、初めは馴染みのある食品をピックアップして、語呂合わせで記念日を考え出していきました。

これは新規の語呂合わせの記念日ではないのですが、1月5日「いちごの日」、2月9日「肉の日」、2月29日「にんにくの日」、3月8日「サバの日」、3月10日「砂糖の日」、3月13日「サンドイッチの日」、4月23日「シジミの日」、4月29日「羊肉の日」、5月6日「コロッケの日」、5月7日「ココナッツの日」、5月27日「小松菜の日」、5月29日「こんにゃくの日」、6月4日「蒸しパンの日」、7月3日「七味の日」、7月4日「梨の日」、7月10日「納豆の日」、8月1日「パインの日」、8月3日「はちみつの日」、8月6日「ハムの日」、8月7日「バナナの日」、8月9日「ハンバーグの日」、8月17日「パイナップルの日」、8月29日「焼肉の日」、9月1日「キウイの日」、9月2日「牛乳の日」、9月6日「黒豆の日」、10月2日「豆腐の日」、10月4日「いわしの日」、10月12日「豆乳の日」、11月27日「いい鮒の日」、11月29日「いい肉の日」といったものがあります。

最良な日は、食品に関わる日で他に重なる日がないこと、他の記念日もないか有名な記念日がない日で、これを見つけて売り込むという手法です。

食品に関わる業界の出来事があった日、関連する人の誕生日にすることもあれば、一つの企業の設立の日を食品そのものの記念日にするという方法もあります。通常は、それぞれの業界の代表的な企業がやることですが、先にやったもの勝ちというところもあって、記念日を使って有名になった企業もあります。

有名な記念日に相乗りする方法もあって、そうめんの日(7月7日)に特徴的な製法を打ち出すために「手延べそうめん」とするような手法です。
〔記念日コンサルタント 小林正人〕

「住民を大切にする」とか「誰も取り残さない」という自治体の標語は、そのまま職員の心にも刻まれているものと考えるのは普通の感覚で、そのような自治体であることを信じて(願って)お手伝いをしてきました。

大切にするのは住民票がある人だけなのか、と気になることがあり、一応確認をしておこうと思って、「誰も取り残さない」というのは自治体と一緒に仕事をする人も含まれるのか、ということを聞いたことがあります。

そのときに耳にしたのが、タイトルにある「長く付き合ってきた人を大切にする自治体」という言葉で、担当者からは「住民票がない人でも同じ考え」、「できるだけ長く付き合ってほしい」という返答がありました。

公の交付金を得ての3年間の事業活動に、プロポーザルに参加するだけでなく、交付金を獲得するための資料づくり、その交付金を出す側の霞が関のお役人にも人脈を通じて個人的にプッシュするということもして交付金が得られました。

そして、1年目の報告書を提出(自治体を通じてお役所に)した後に、今後の進め方の検討会をするということで呼び出されました。待ち合わせの場所に行くと、自治体のクルマではなく、個人の所有車が待っていて、ハンドルを握っているのは所有者でした。そして、向かった先は役所ではなくて、個人の自宅でした。

検討会というのに、酒席の用意がしてあって、違和感だらけでしたが、「事業に参画した人の接待の場か」と考えて、お付き合いをしました。席を蹴って離れようにも、移動手段がなければ、どうにもならない地方のことで、最寄り駅まで送ってもらうしかないという事情もありました。

お酒が回ってきたところで、自治体の職員から、3年間の事業を見直して、翌年のためのプロポーザルを実施するということに加えて、提示されたプロポーザルの参加条件は私が参加できない内容でした。

私が過去の経験と東京人脈も駆使して提案した内容はそのままで、受注する人が代わるという結果で、そんな自治体だったのかと問うたときに返ってきたのも「長く付き合ってきた人を大切にする自治体」という言葉でした。

それで私は手を引くことになったのですが、内閣府の知人に報告だけはしておきました。翌年は敷いたレールどおりに事業は進んだものの、3年目はコロナの影響で実施できず、結局は計画倒れの状態になってしまったということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

記念日を用いた広報戦略は、地方にも浸透してきました。岡山県を例にすると、以下の記念日があげられます。

2月12日 黄ニラ記念日(JA全農おかやま)
3月9日 さくさくぱんだの日(カバヤ食品)
3月12日 だがしの日(DAGASHIで世界を笑顔にする会)
3月18日 点字ブロックの日(岡山県視覚障害者協会)
3月29日 みんつくの日(みんなでつくる財団おかやま)
6月26日 露天風呂の日(湯原観光協会)
7月28日 なにやろう?自由研究の日(ベネッセコーポレーション)
8月9日・10日 白桃の日(おかやま白桃パフェ Days)
10月4日 ジューCの日(カバヤ食品)
10月8日 名玄のセルフうどんの日(名玄)
10月8日 トレハロースの日(林原)
10月10日 岡山県産桃太郎トマトの日(JA全農おかやま)

このほかに、10月第3土曜日「おかやま米の新米記念日」(JA全農おかやま)、毎月25日「プリンの日」(オハヨー乳業)があります。

有名な記念日との連動する方法もあり、次のようなことが考えられます。

そうめんの日 → 手延べそうめんの日
みんなで考えるSDGsの日 → おかやまSDGsの日
ぶどうの日、マスカットの日 → シャインマスカットの日
桃の日、白桃の日、やまなし桃の日 → 清水白桃の日
パフェの日 → フルーツパフェの日
プルーンの日、いいプルーンの日、デーツの日 → ドライフルーツの日
歯の日、いい歯の日 → カムカムの日
〔記念日コンサルタント 小林正人〕

健康食品は広告や表示を規制するための法律が数多くあります。それはがんじがらめにするためというよりも、健康食品そのものを対象とした法律が存在していないために、関連する法律を活用して規制を行っているからです。そのことが理解しにくく、表示が違反なのか適法なのかは専門家でないと判断がつかない状態になっています。

私が健康食品の法規制に関わったのは、保健機能食品等のアドバイザリースタッフの国の通知で、そのときには健康食品を推進する位置づけでした。規制する法律を的確に理解して、法律に従った販売をすることを推進するためでしたが、健康食品を購入して使用する人の利益を目指したものです。

アドバイザリースタッフは販売会社と購入者を結ぶ立場ということだったのですが、各団体が発行する資格を取得するのは販売会社の社員が増えてきたことから、法律知識を学びたいと申し出てくるのは販売会社が多いという状況でした。

健康食品に関わる法律の講習は販売会社が中心でしたが、購入して使用する人に法律の内容が伝わっていないことで不利益が生じていることから、使用する人に正しい選び方をするための知識を提供することも増えてきました。

健康食品に関わる法律は、医薬品にしか許されていない表示・表現をして健康食品を販売することを禁じています。そのために、どのような効果があるのかわからないということが起こっています。

アドバイザリースタッフによって口コミで伝えられたとしても、次にわからないのは、いつ摂るのか、どれだけ摂るのかということです。そのために効果が得にくいという“被害”が起こっています。

そういったことがあるので、健康食品を使う人のために、正しい選び方、正しい使い方を伝えるようにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕