投稿者「JMDS」のアーカイブ

「即席カレーの日」オリエンタル(愛知県稲沢市)が即席カレーの発売日の1945年11月27日にちなんで制定。

「組立家具の日」クロシオ(和歌山県海南市)がカラーボックスを開発した深谷政男の誕生日にちなんで制定。

毎月27日:「ツナの日」

発達栄養学は、性別、年齢、活動量だけでなく、個々の身体の成長や発達に応じた能力を発揮させる栄養学であるということを前回(日々修行88)紹介しました。

栄養学を学ぶことができる大学でも、発達栄養学を冠した学部・学科も増えてきました。発達栄養学という名称に相応しい講義が実施されている大学がある一方で、以前と大きく変わらない内容のままという大学も少なからずあります。

個々の成長や発達に必要な栄養素を摂取するのは当然のこととしても、その栄養素の意味合いとしてエネルギー代謝の向上を掲げているのが発達栄養学の、これまでとは違った考え方となっています。

エネルギー代謝が特に注目されるようになったのは、メタボリックシンドローム対策として栄養の過剰摂取を抑えると同時に、運動によるエネルギー消費を高めるが重視されるようになってきたタイミングです。その始まりは2008年のことです。

メタボリックシンドロームは「内臓脂肪症候群」と訳されて、内臓脂肪の過剰な蓄積が血管の健康に関わる血圧、血糖値、中性脂肪値などに影響を与えることが強調されました。

メタボリック(metabolic)は代謝を意味します。シンドロームは症候群と訳され、原因不明ながら共通の病態を示すことを指しています。シンドローム(syndrome)の原義は同時進行で、メタボリックシンドロームでは何が同時進行で起こっているのかというと、それは代謝機能の低下です。

メタボリックシンドロームが「代謝機能低下症候群」だとすると、エネルギー代謝を高めることこそが余分な内臓脂肪を減らし、血管の健康を守ることにつながります。エネルギー代謝はエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を効率よくエネルギー化させることで、そのエネルギー代謝が行われるのは全身の細胞の中にあるミトコンドリアです。

ミトコンドリアにエネルギー源が効率よく取り込まれ、多くのエネルギーを発生させるためには、ビタミンCを除くすべての水溶性ビタミンが必要になります。一般にエネルギー代謝に必要とされるビタミンB群やミネラル(マグネシウム、亜鉛など)を補うだけでは不十分ということです。

2008年のメタボリックシンドローム対策が始まる前に、代謝促進成分が医薬品から食品成分として厚生労働省から許可されるということがあり、これがエネルギー代謝科学への関心を高めることになりました。

その代謝促進成分は、これまでにも紹介してきましたが、2001年に許可されたコエンザイムQ10、2002年に許可されたL‐カルニチン、2004年に許可されたα‐リポ酸です。

このうち内臓脂肪の蓄積に最も関わりが強いのはL‐カルニチンです。L‐カルニチン研究の第一人者は王堂哲・工学博士で、王堂博士は日本メディカルダイエット支援機構の副理事長でもあります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

1人が存在しているためには2人の親(父親と母親)が必要です。その両親が生まれてくるためには、さらに両方の親が必要で、このまま遡っていくと2人、4人、8人、16人、32人、62人、124人、248人、498人、992人……と倍々に増えていくことになります。

10世代前に遡るだけでも1000人近い祖先がいて、初めて今の自分が存在していることになります。

同じ地域で暮らしていた人が出会い、子孫を残していくということは、一定の範囲で遺伝によって体質が伝えられていくので、近くで暮らす人の体質はほとんど同じと考えることができます。

子どもを産む年齢は、今では30歳を超えています。最新の初産年齢は30.9歳となっています。以前は20歳が出産年齢と考えられていて、1世代が20年とすると今の日本国民の人口を超えるのは34代前という計算になります。

計算上の34世代前は688年前の1336年で、室町時代となります。室町時代の日本の人口は1500万人ほどであったと推定されています。
1億人を超えた人がいないと計算が成り立たないのに、1500万人ほどだったとすると8倍ほどの差があるので、どこかで血筋が重なっていることになります。

こういった話から、「日本人は皆が親戚」と言われることがあり、だから仲良くしなければならないと話す根拠ともされています。

室町時代よりも前の平安時代では約600万人と推定されていますが、この間には海外(中国大陸、朝鮮半島など)からの人口流入もありました。体質は同じ地域で暮らしている人によって伝えられているということで、日本人の体質が定まったのは室町時代と考えられているのです。

室町時代には、中国では明時代で、1368年から始まっています。明の時代には北方系の民族が勢力を拡大していきました。それ以前に日本に渡ってきた人たちとは体質的に大きく異なっています。

日本人と中国人は顔も体型に似ているのに体質が大きく異なっていると言われる始まりは、この時代だったと考えられているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

特定非営利活動法人(NPO法人)セカンドステージ連盟は、2つの特定非営利活動法人、2つの一般社団法人の代表者が集って設立しました。そのうちの3法人は、発達障害児の支援に取り組んでいます。

発達障害児の支援が中心の活動をしているのは1法人だけですが、新たな活躍の場(セカンドステージ)を作ることを目指しているだけに、発達障害児の支援は受け入れやすいことでした。

また、1法人は主な活動は発達障害児の支援とは差があるように見えますが、代表者の経歴が子どもの支援に関わることであり、中でも発達障害児はトラブル発生時にパニックを起こしやすいだけに、発達障害児の支援は共通認識が得やすい内容でした。

発達障害児への支援は、福祉の観点で、さまざまなことが実施されています。児童発達支援事業所(未就学対象)、放課後等デイサービス(6〜18歳対象)、障害児相談支援事業所、日中一時支援が主なところです。

発達障害児への支援は、さらに充実していくことが期待されていることに反して、発達障害児の保護者への支援は、あまり行われていません。保護者の集まりは各地にあるものの、悩み相談、ストレスの解消といったことが主になっているところがほとんどです。

そういったこともあって、発達障害児の保護者、中でも母親は子どものための情報を得ようとして、さまざまな機会を見つけて出かけているということを多く見受けます。「そこに時間をかけるくらいなら、少しでも子どもと一緒にいて、触れ合う時間を増やすべきではないか」と指摘されることも多くなっています。

発達障害児の保護者にとっては、家庭が第1の居場所、発達障害児支援施設などが第2の居場所で、情報の収集や相談をする場は第3の居場所といえます。第3の居場所は一般には従来のしがらみに縛られることなく安心して、自由に過ごせる場を指していますが、この場は発達障害児にとっては“ないに等しい”場となりかねません。

期待するような結果が得られないと、第3の居場所を次々と求め、転々としていく姿を見かけることが多く、そのことを指して「発達障害児の保護者の特徴」と言われることがあります。

安心ができる第3の居場所が、自分の周りにないとしたら、探し続けるのではなく、自分たちで作ろうとする動きがあってよいはずです。その動きも徐々に見られるようになっています。

その場の創出も私たちが目指していることの一つです。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

薄毛の対策は数多くありますが、努力によって対処できることもあれば、自分の努力だけではどうにもならないこともあります。努力が結果に結びつく方法としては、シャンプーやマッサージ、食事、飲酒の制限、禁煙などがあり、AGA治療などの治療法は努力の延長線にあります。喫煙は、あとで紹介する男性の薄毛の原因であるDHTを増やすことも知られています。

一方で、努力が通じにくいこととしては遺伝があります。遺伝は遺伝子によって親の形質が子孫に伝えられることで、遺伝子は一生涯、変わることはありません。遺伝的に薄毛の一族に生まれたら、自分も薄毛になる確率が高いことになります。

そうだからといって必ず薄毛になると決まっているわけではなくて、遺伝子の弱点をカバーするように頑張ることで、弱点を減らすことができます。逆に、遺伝子による影響があると、なかなか努力が通じにくいことも事実で、そういった方は薄毛治療で効果が出やすいAGA治療も結果が出にくくなります。

そのような遺伝子の問題があっても、それと無関係に効果が得られるのは、自分の健康な毛髪を移植する自毛触毛です。たとえ頭頂部などが極端な薄毛であっても、他の部分が薄毛でなければ、この部分に関わる遺伝子は自毛触毛によって引き継がれていくので、望むような結果が得られるということになります。

薄毛と遺伝子の関係については、日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」で示されています。男性型脱毛症の発症には、遺伝と男性ホルモンが関与しているとの記載があって、男性型脱毛症のAGAにも遺伝が関係していることが明らかにされています。

遺伝子がつながる誰が薄毛であれば、自分も薄毛になるのかということは特に気になることです。一般的なイメージとしては、父親、祖父が薄毛だと、その子も薄毛になるように思われるかもしれませんが、実際に遺伝しやすいのは母方の祖父、曽祖父のほうです。

父親が薄毛でないのに自分が薄毛になる場合があり、祖父や曽祖父の遺伝であることを隔世遺伝といいます。一つの世代を飛ばして遺伝の特性が現れることです。

祖父だけでなくて、曽祖父も薄毛であった場合には、遺伝が色濃く現れる確率が特に高くなって、AGAも発生しやすくなります。ということは、この遺伝タイプで薄毛の兆候が現れたら、できるだけ早くAGA治療の相談をしたほうがよいことになります。

また、AGA治療の効果が表れにくい遺伝子を持っている可能性も高くなるので、早いうちに自毛植毛の検討も始めたほうがよいということにもなります。

どれくらいの確率で薄毛が遺伝するのかも気になるところです。

AGAは薄毛に関係する男性ホルモンはDHT(ジヒドロテストステロン)ですが、テストステロンと5αリダクターゼという還元酵素が結合することによってとDHTとなります。DHTによって脱毛因子のTGT–βが増加して、毛母細胞の毛乳頭細胞にシグナルが出されます。

そのシグナルは毛髪サイクルの退行期を進めるもので、これによって太い毛髪に成長していく前に抜けてしまうので、薄毛になっていくという仕組みになっています。

DHTが増えれば、必ず脱毛するというわけではなくて、脱毛の要因となる男性ホルモンレセプター(受容体)の感受性によって異なります。男性ホルモンレセプターは男性ホルモンをキャッチする働きをしていて、男性らしい体つきや体毛の濃さに関わります。

ところが、DHTと結びつく性質があることから、体毛は濃いのに毛髪だけは薄くなるという現象を起こしてしまうのです。

感受性が高ければ反応しやすくなるわけですが、それは遺伝子のX染色体によって伝えられます。染色体にはX染色体とY染色体があって、男性はXY、女性はXXの組み合わせとなっています。

男性の場合は、父親からY遺伝子、母親からX遺伝子を受け継いでいます。つまり、母方から継いだX遺伝子の中に薄毛の傾向があった場合に薄毛の体質を受け継ぐということになるわけです。

隔世遺伝で男性ホルモンレセプターの感受性を受け継ぐ可能性は50%に及ぶとされています。それだけでは済まずに、母方の祖父が薄毛の場合には75%、母方の祖父と曽祖父が薄毛であった場合には90%の発現率とされています。

これだけの確率であれば、母方の男性の毛髪の状態を確認すれば、どれだけ薄毛リスクが高いのか、どんな薄毛対策をしなければならないかも見えてきます。

母親の兄弟、その祖母の兄弟を調べればわかることになりそうですが、以前のように兄弟姉妹が多ければ、遺伝も調べやすかったはずです。ところが今は兄弟姉妹が少なく、一人っ子同士の結婚が多くなっている時代だけに、自分だけが薄毛になって、これは遺伝のせいなのか、別に原因があるのか判断がつきにくい状況になっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

毛髪の状態は栄養に大きく影響されます。毛髪に影響を与えるものとして以前は黒い色の海藻がよいなどと、ほとんど迷信のようなことも言われてきましたが、今では科学的な研究が進んで、効果がある栄養素が明らかにされてきています。中でも重要になるのが良質なたんぱく質と特定のミネラルです。

薄くなっている部分は栄養の状態のほかにも血流やホルモンの影響などを受けて、濃さが違っていることが多くなっています。濃さというのは毛髪の本数と毛髪の太さのことです。本数は抜け毛の数やヘアサイクルによる成長速度によって変わってきます。ヘアサイクルが乱れると、抜けたあとの補充が間に合わなくなり、だんだん本数が減っていきます。

ヘアサイクルのリズムが正常であっても、栄養素が不足していると太くなりきる前に成長が止まることになり、毛髪が細くなって、これが薄毛の原因にもなっていきます。

良質なたんぱく質というのは、必須アミノ酸のバランスがよい食品を指しています。アミノ酸はたんぱく質を構成する成分で、体内では合成されないために食事から必ず摂らなければならない9種類は必須アミノ酸と呼ばれます。これ以外の11種類は非必須アミノ酸と呼ばれます。

必須アミノ酸が一つでも必要量に達していないと、たんぱく質としての栄養評価が下がります。該当するものとしては肉類、魚類、豆類、卵類、乳製品があげられます。

これらの食品は毎日食べるようにします。できれば2食以上食べるようにしたいのですが、若い男性では30%ほどが朝食を抜いているという調査結果もあります。女性でもダイエットのために食事の量を減らしているために、良質なたんぱく質が不足していることもあります。必須アミノ酸が含まれている食事ならよいわけではなくて、必要な量が摂れていることが大切になるのです。

ミネラルの中で特に重要となるのは亜鉛とマグネシウムです。まず、亜鉛について説明すると、亜鉛は毛髪の主成分であるケラチンの成長を促す重要なミネラルです。割合としては毛髪の80〜90%がたんぱく質で、そのうちの90%をケラチンが占めています。

亜鉛は栄養素の代謝や生命活動などに関わる化学反応に携わるミネラルです。200種類以上の酵素の構成成分であり、体内では皮膚、毛髪、肝臓、腎臓、睾丸、舌の味蕾などの新陳代謝が盛んな細胞に多く含まれています。

不足すると新陳代謝の低下から脱毛、爪の異常、皮膚炎、味覚異常などが現れやすくなります。男性の場合には精液欠乏症や勃起不全、女性の場合には胎児の成長不良が起こりやすくなるという報告もあります。

食品では、カキ、牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵(特に卵黄)、ナッツ類に多く含まれています。その多くは良質なたんぱく質とも一致しています。

亜鉛には5αリダクターゼの働きを抑制する効果もあります。5αリダクターゼは体内にある還元酵素の一種で、男性ホルモンのテストステロンと結合して男性型脱毛症(AGA)を発生させるDHT(ジヒドロテストステロン)を生成することが知られています。これを予防するにはDHTを生成させないことが重要で、それに亜鉛が役立つということです。

もう一つのミネラルのマグネシウムは多量元素のミネラルで、体内では60~65%は骨に含まれ、残りは肝臓、筋肉、血液などのタンパク質と結合して存在しています。

300種類以上の酵素に作用する補酵素であり、筋肉の収縮、神経の興奮抑制、血管拡張による血圧降下などの作用があります。食品では、ひじきやわかめ、アーモンド、ピーナッツ、大豆などに多く含まれます。

体内には3000種類以上の酵素がありますが、どの酵素も補酵素がなければ働くことができません。マグシウムは300種類の酵素の補酵素となっていて、全身の細胞の成長にも影響しています。頭皮も毛髪も影響を受けているので、マグネシウムが多く含まれる食品も摂るようにします。

その食品の中には、ひじきやわかめも含まれています。毛髪によいとされてきた海藻があるわけで、海藻の黒い色や濃い毛髪を想像させる形などではなくて、マグネシウムの効果で毛髪が元気な状態になっていたことが別の形で効果として伝えられたのかもしれません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

毛髪が薄いというと、本数が減っているように思われがちですが、実際には本数の減少ではなくて、毛髪が細くなっているのが大きな原因となっている人が少なくありません。細くなっていると少し抜け毛が増えても薄くなったように感じます。これが気になり、ストレスになって抜け毛が進むという悪循環になる場合も多いのです。

男性と女性の薄毛の状態を比較すると、女性は本数が減っていて、男性は本数よりも毛髪が細くなっているという傾向があることを確認したのは資生堂で、初めに男性の薄毛の調査を行って、「男性の薄毛は本数減ではなく、髪が細くなることに起因している」と発表しています。

それに続いて、女性の薄毛の調査を行い、「女性の薄毛は髪が細くなるのではなく、本数の減少が大きな要因となっている」と、男性とは異なる原因であることを突き止めて発表しています。

毛髪の太さ(直径)は、平均で0.08mmとされ、これは男女ともに変わりはありません。一般的なイメージでは男性のほうが太いようなイメージがあるのですが、太さに差はなかったのです。

といっても、これは平均的な数字で、太い人では0.15mmと2倍近くも違っていることになります。直径が2倍近く違えば、全体の量の違いは、もっと大きくなっていくので、太さの問題は見た目に、かなりの影響を与えることになります。

女性は年齢が進んでも細くなりにくいのに対して、男性のほうが年齢が進むほど細くなっていく傾向があって、これが年齢が進むと薄毛になっていくことに大きな影響を与えているようです。

日本人の毛髪の太さを欧米人と比べてみると、欧米人は0.05mmであるので、日本人は平均的には1.5倍も太くなっています。そのために細くなっていったときに、太いままの人と比べて薄くなったように見えるということです。

毛髪が細くなると、量だけの問題ではなくて、ハリやコシも弱くなっていきます。いわゆるボリューム感がなくなっていくので、本数や太さの影響だけでなく、より薄く見えるようになっていきます。ボリューム感がないとペタンとした状態になって、地肌が見えやすくなるので、ますます薄毛に見えるようになります。

いわゆる髪質が柔らかいという状態で、髪型やヘアセットで薄さが目立たないようにしても、長続きしないという特徴があります。

これに対して毛髪が太い人の場合には、1本ずつがしっかりとしていて弾力性があり、ハリとコシがあって、髪型にしてもヘアセットにしてもボリュームが出やすくなっています。一般には毛髪が太い人は直毛になりやすいのですが、中には断面が丸形ではなくて、楕円形になっている人もいます。丸形は弾力性があるのに対して、楕円形では横からの圧力によって曲がりやすく、ヘアセットが長続きしないために、より薄毛に見えることになります。

男性は本数よりも細さが薄毛の原因ということは、脱毛が多いわけではない人の場合には、薄毛になりにくい、薄毛になる時期を先延ばしすることができるということになります。薄毛であれば、必ずしも薄毛が進行する、いわゆるハゲになるわけではないということです。

男性の薄毛の原因が毛髪の細さだということがわかったところで、では、どのようにすれば薄くならないようにできるのか、ということが気になってきます。

毛髪はヘアサイクルを繰り返していて、正常なサイクルが保たれていれば、抜けた後から同じ太さの毛髪が生えてくるのが通常の形です。

ヘアサイクルが正常なリズムで繰り返されていても、前よりも太い毛髪が生えてくるわけではなくて、現在の状態が保たれるのが原則です。ただし、年齢を重ねていくと細くなっていくことはあるので、ヘアサイクルを保ちながら本数を減らさないようにするのが薄毛対策としては重要になります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

薄毛対策をうたったサプリメントは数多くの種類が販売されています。その中でも注目されているのは毛髪を構成するたんぱく質のケラチンで、ケラチンを配合するものと、体内でケラチンに合成されるアミノ酸を摂ることをすすめています。

ケラチンを摂っても、胃液でアミノ酸に分解されて、体内に吸収されてから肝臓で体内で必要なたんぱく質に合成されていきます。もとはケラチンだったアミノ酸がケラチンになるとは限りません。これはアミノ酸を摂っても同じことなので、その効果には疑問も抱かれています。

毛髪の成分を摂ることと同時に、体内でアミノ酸からケラチンを合成するのに欠かせないミネラルを摂ることがすすめられるようになっています。そのミネラルは、亜鉛やマグネシウムです。

亜鉛もマグネシウムも体内の酵素を働かせるために欠かせない補酵素の役割をしているのですが、亜鉛は約200種類の酵素の補酵素、マグネシウムは約300種類の酵素の補酵素となっています。

亜鉛もマグネシウムも全身の細胞の酵素を正常に働かせるために必要なもので、何も毛髪のためだけではないのですが、不足するようも足りているほうが、摂らないよりも摂ったほうがよいのは当たり前のことです。

亜鉛もマグネシウムもサプリメントの多くに使われています。これさえ摂っておけば大丈夫と考えたいところでしょうが、毛髪の成分であり、頭皮の成分でもあるたんぱく質を作り出すアミノ酸も摂ることが大切です。

身体のたんぱく質を構成するアミノ酸は20種類ありますが、そのうち体内では合成されないために食品から摂らなければならないアミノ酸は9種類あります。これは必須アミノ酸と呼ばれています。必須アミノ酸は“良質なたんぱく質”と呼ばれている肉、魚、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品に豊富に含まれています。

食事で不足する場合にはサプリメントの出番となるわけですが、必須アミノ酸もミネラルもビタミンも豊富に、バランスよく含まれているサプリメントは通常は価格が高いものが多くなっています。ところが、内容的には優れているのに比較的安いものがあります。それはビール酵母です。

ビール酵母は消化不良の改善や整腸効果に使われることが多いものの、ある有名な会社のビール酵母の内容を見ると、9種類のビタミン、9種類のミネラル、18種類のアミノ酸が含まれていて、必須アミノ酸は9種類全部が含まれていると書かれています。

ミネラルのうち補酵素となって酵素の働きを高めてくれるのは、亜鉛とマグネシウムのほかにも、鉄、銅、マンガン、セレンがあげられます。これらはすべてビール酵母に含まれています。

ビール酵母は、その名のとおりビールを発酵させるために使われている酵母で、ビールを醸造したあとに残ったものです。

そのまま活用しなければ捨ててしまうかもしれないものを有効に活用したもので、推奨量の1日30粒でも1か月で1500円もしません。これほど安く販売できるのは、ビールの製造法に秘密があります。

ビールは熱処理をしたビールと熱処理をしない生ビールとあります。飲食店でサーバーから注ぐ業務用の生ビールはビール酵母が生きた状態で残っていて、発酵が続いているので、頑丈なアルミ製の樽に入れて破裂しないようにされています。

ビンや缶に入った生ビールも破裂しないのですが、それには理由があります。ビンと缶の生ビールは最終段階でビール酵母が取り除かれています。それなのに加熱していないということで生ビールとして販売されています。

このような生ビールを多く製造するほど、取り除かれたビール酵母も多く作られます。ビール製造会社の系列でビール酵母を販売するだけでなく、原材料として他の会社にも販売されています。生ビールが売れるほど、ビール酵母も多く作られるので、安く提供できるというわけです。

サプリメントは、食品と同じ扱いなので、いつ摂ってもよいと一般には言われています。しかし、成分によっては食後に摂らなければ吸収されない成分がある一方で、空腹時に摂らなければならない成分もあります。それを表示しておいてもらわないと、効果がない摂り方をしてしまうことになります。

ところが、いつ摂るのか、どれくらい摂るのかについて表示をしていいのは医薬品だけで、サプリメント・健康食品を含む食品には表示することが法律(医療機器等の品質、有効性及び完全性の確保等に関する法律)で規制されています。

摂取タイミングがわからないのでは無駄づかいにもなりかねませんが、ビール酵母に含まれている成分は食事と同じタイミングで摂って効果があるので、わかりやすいサプリメントだということができます。そして、元気な毛髪のために、摂り続けたいサプリメントだということもわかります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

育毛剤と発毛剤は違うものなのに、混同されがちで、効果が得られない使い方がされているだけでなくて、せっかくの効果を活かせないということにもなっています。

育毛剤は医薬部外品の扱いで、頭皮の血行をよくしたり、頭皮に必要な栄養を与えることで、健康的な毛髪を育てる目的で使われます。

そこから育毛という名称がつけられていますが、発毛サイクルを整えることで抜け毛を予防する効果が期待されていて、要は現状の維持を目指しています。

それに対して発毛剤は第1類医薬品で、薄毛の治療用という目的が明らかにされています。育毛剤は使用する対象者に特に定めはないのですが、発毛剤はAGA(男性型脱毛症)の人のためのもので、薄毛の状態を治療するためのものです。薄毛になった人の毛髪を生やし、増やすことを目指して開発されています。

AGAでは毛髪を作り出す毛包と呼ばれる毛母細胞の働きが低下していることから、毛包を活性化させることが必要で、低下の原因となっている男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)の作用に対抗できるように成分も内容量も決められています。男性ホルモンと5αリダクターゼ酵素が結びつくことでDHTが生成されます。

このように目的が違っていることから、使用されている成分も違っています。育毛剤では発毛促進成分、頭皮環境改善成分、抜け毛防止成分が使われます。発毛促進成分はセンブリエキス、ニンジンエキス、パントテニルエチルエーテル、ペンタデカン酸グリセリド、アデノシンなどです。

頭皮環境改善成分は炎症や雑菌の繁殖を抑えるもので、クジンエキス、セファランチン、ジフェンヒドラミン塩酸塩、グリチルリチン酸ジカリウム、サイトプリン、イソプロピルメチルフェノールがあげられます。抜け毛防止成分はt-フラバノン、エチニルエストラジオールなどです。

発毛剤に使われるのは発毛促進成分で、代表的なものはミノキシジル(発毛作用、血流促進)です。そのほかにもデュタステリド、フィナステリド、プロペシアがあり、どれもDHT抑制、抜け毛防止作用が認められています。

育毛剤で効果が得られるのなら、いつまで使ってもよいことにはなるのですが、薄毛に悩んでいる人の場合には、3〜6か月を目処にする例が多くなっています。発毛サイクルのうちの休止期から成長期に移行する期間は3か月以上であるので、長く見積もって6か月とされています。

この期間を過ぎても効果が認められない場合には、次の段階の発毛剤の出番となります。発毛剤は医薬品であるといっても、残念ながら誰にも同じような効果があるというものではありません。

一般的には使用を始めてから2か月ほどで効果が現れ始めて、つまり発毛が見られるようになり、4〜8か月で新たな毛髪が確認できるようになります。そして、1年から1年半で安定的に生えてくるとされています。

育毛剤にも発毛剤にも効果があるのだったら、同時に2つを使えば薄毛改善の効果が2倍になるのではないか、と考える人もいます。そういったことを期待する気持ちはわからないではないのですが、育毛剤も発毛剤も、それ一つだけで効果が得られるように成分や使用量が決められています。

一定量を超えて使っても、使った割の効果が上がらないということがあるわけで、育毛剤と発毛剤を同時に使っても、二重の効果が得られるわけではないのです。

それどころか、一つの製品で効果が得られるように成分の種類とバランスが決められているので、組み合わせて使ったことでバランスが崩れて、かえってマイナスになることにもなります。

マイナスというのは、他の成分のために有効性が妨げられたり、十分に吸収ができなくなることを指していますが、さらに進んで頭皮のかゆみやかぶれ、赤み、フケなどの頭皮トラブルが起こることにもなります。

医薬品である発毛剤には少なからず副作用もあり、育毛剤と一緒に使うことで頭痛や動悸、めまいなどが起こることもあります。その副作用のリスクが2倍になるかもしれないということを考えると、同時に使うことは決してすすめられることではありません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

薄毛に影響を与えることとして、頭皮の血流の低下、男性ホルモン、栄養不足など、いろいろな原因があげられていますが、よくない条件に、もう一つの悪条件が重なると、それをきっかけにして薄毛が進んでいくことになります。そのきっかけとして、これからの季節に注意しなければならないのは紫外線の影響です。

紫外線の影響を最も強く受けるのは夏場で、その影響によって抜け毛が増えるのは夏の終わりと秋口です。気づくきっかけとなるのは洗髪後の排水口の毛髪の本数や、起床時の枕カバーの毛髪の本数です。

そのために夏場の紫外線がよくないと認識する人が多くて、夏場の外出には帽子をかぶる、強い日差しを避けるという対策をする人も多くなっています。ところが、実際に頭皮にダメージを与えているのは夏場だけではありません。

紫外線の影響を受けているときには、なかなか気づかないのですが、あとあとになってから「そういえば、あのとき」と思い出すことが多いのは春の日差しです。

春の日差しの対策をしておかないと、薄毛が目立ちやすい頭頂部や前頭部だけでなく、自毛植毛をするときに重要となる側頭部、後頭部などの元気な毛髪も影響を受けることになります。

紫外線の強さは同じ日本の中であっても地域によって異なっています。しかし、いつ紫外線が強くなるかという傾向は全国的に共通していて、7月、8月が最も強くなっています。近年の天候の変化もあって、5月にも6月にも以前に比べて紫外線が強くなっています。そして、4月の紫外線は、まだまだ暑い9月の紫外線と変わらないほどの量になっています。

もう一つ紫外線の量で注意しなければならないのは、紫外線の種類の違いです。地上まで届く紫外線にはUV−AとUV−Bがあります。紫外線が多い日差しを浴びることで肌が焼けるのはUV−Bによるもので、こちらは変化が目で見てわかるので、その影響も想像しやすいところがあります。

それに対してUV−Aは、浸透性の紫外線で、波長が長いことから表面ではなくて、肌の奥にまで届きます。紫外線を浴びることによって大きなシワができるのはUV−Aの影響です。

頭皮は毛髪の重要な土台で、表面は洗髪などでもケアしやすいものの、深部のケアというのは、なかなか難しくなっています。そのケアしにくい深部にダメージを与えるのがUV−Aであるので、その量が多くなる時期は気になるところです。

季節による紫外線の量は、UV−AとUV−Bを合わせたもので、頭皮に悪影響を与えるUV−Aの量が多くなる季節は、一般に言われている紫外線が強くなる4〜8月とほぼ一致しています。

しかし、実際のUV−Aの量を詳しく見ていくと、5月の量は7月の量と同じくらいとなっています。5月には真夏と同じだけの紫外線防止を行っておかないと、頭皮のダメージが薄毛に結びつきかねないということです。

紫外線を防止するためには帽子をかぶるか日傘を使うという選択が普通ですが、UV−Aは繊維を通り抜けます。夏場の帽子は通気性をよくするための繊維の目が粗いものが選ばれがちですが、目が粗いほど紫外線が通過しやすくなります。

紫外線を防止することができるタイプの帽子も日傘も、遮光率が表示されています。遮光率が最も高いのは「遮光1級」で、99.99%がカットできます。遮光1級の中でも100%のカットを誇っているものもあって、これは完全遮光1級と表示されています。

遮光2級は遮光率が99.80〜99.99%未満、遮光2級は遮光率が99.40〜99.80%未満で、実際には大きな差はありません。

頭皮の健康を保つことを考えるなら、遮光率にこだわることなく、遮光の効果があるものなら大丈夫だといえます。近くに出るだけで、短時間だから、日光が出ていないからと安心するのではなく、できる限り遮光はするべきです。

というのは、紫外線の量は薄曇りでは80〜90%、曇りでは60%、雨でも30%ほどはあるので、紫外線が強い季節には安心することはできないのです。

紫外線が、どのように毛髪に影響を与えているのかというと、皮脂の酸化です。紫外線を浴びると活性酸素が発生します。活性酸素は酸素のプラスとマイナスの電子のバランスが崩れたもので、欠けている電子を奪うことで正常な酸素に戻っていきます。

電子を奪われることが酸化で、酸化すると粘度が高まります。頭皮の皮脂が酸化すると、毛穴から皮脂が取れにくくなり、頭皮の血流も低下しやすくなります。

紫外線で酸化するのは皮脂だけではなくて、細胞も酸化します。細胞は電子を奪われると破壊されてしまいます。破壊が続くと細胞の新陳代謝が進みにくくなり、傷みやすくなってしまいます。

頭皮が傷んで、皮脂も酸化したのでは、毛髪のダメージが大きくなるので、春から秋まで紫外線対策は欠かせないことになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕