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厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の糖尿病と特に関連の深いエネルギー摂取から「目標体重の設定」を取り上げています。

前回に続いて、目標体重の設定を紹介します。

BMIと体脂肪率を分けて、総死亡率との関係を検討したカナダの研究では、BMIも体脂肪率も死亡率に対してU字型の関係を示しますが、両者を調整して再検討すると、U字型の関係を残したのは体脂肪率であり、BMIよりも体組成評価の重要性を示しています。

また、BMIが非肥満の範囲内にあっても、メタボリックシンドロームを持つ場合、健康な非肥満者に比べて明らかに死亡率が高く、その反面、メタボリックシンドロームのない肥満者では死亡率の増加はないことから、BMIのみでは健康状態を正確に把握できないとする報告もあります。

このようにBMIを用いた目標体重の設定には疑問が残るものの、日常生活において、より簡便な指標がないのが現状です。

したがって、標準体重BMI22kg/㎡を起点として総エネルギー摂取量を設定することを一定の目安としつつ、死亡率を根拠とする目標BMIには20〜25kg/㎡と許容すべき範囲があることを理解する必要があります。

さらに糖尿病重症化の観点から、BMIが30kg/㎡を超える肥満糖尿病患者や、高齢糖尿病患者が珍しくなくなった我が国の現状では、目標体重の設定には、この基準をより柔軟に運用して個別化を図る必要があります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病では、目標体重を設定して、これを守ることが重要となります。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、糖尿病と特に関連の深いエネルギー摂取に関連させて、「目標体重の設定」を示しています。

2型糖尿病においては、内臓脂肪型肥満に伴って生じるインスリン抵抗性の予防と改善を目的に、総エネルギー摂取量の適正化を中止とする生活習慣への介入が重要とされています。

総エネルギー摂取量は、目標体重に基づいて計算されます。

これまでは健診で異常所見の合計が最も少なくなるBMIが22kg/㎡であるとした研究に基づいて、BMI22kg/㎡に身体活動量をかけて総エネルギー摂取量を求める計算式が糖尿病診療においても用いられてきました。

しかし、BMIと死亡率との関係を検討した研究では、最も死亡率の低いBMIは、アジア人では20〜25kg/㎡であることから、日本人の食事摂取基準でも目標とするBMIを20〜24.9kg/㎡としています。

2型糖尿病でも、日本人は総死亡率が最も低いBMIは20〜25kg/㎡であったとされ、75歳以上の高齢者ではBMI25kg/㎡以上でも、死亡率の増加は認められていません。

このように、総死亡率との関係で目標とすべきBMIを考えた場合、20〜25kg/㎡と幅があり、特に高齢者では、その関係が異なることは国外の研究でも確認されています。

さらに、体格と総死亡率との関係はBMIでは正しく評価できないことも指摘されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病の治療でインスリン注射を使用するときには、太っていないことが条件としてつけられることがあります。

太っているということは、余分な体脂肪が蓄積されているということですが、インスリンは細胞へのブドウ糖の取り込みを促進する唯一のホルモンであると同時に、肝臓での中性脂肪の合成を進めて、その中性脂肪を脂肪細胞の中に蓄積させる作用もあります。

インスリンの分泌が不足しているのに体脂肪が多い人が、インスリン注射を使用すると、体脂肪が増えることになって、それが血管の老化を進めることにもなります。中性脂肪値が高い高中性脂肪血症では、動脈硬化のリスクが高まります。

糖尿病は、血管の老化(年齢以上の過度な老化)によって、血管の機能が低下する疾病でもあります。インスリン療法によって血糖値が低めに抑えられても、その一方で動脈硬化のリスクが高まったのでは、療法の効果が出にくくなります。

また、インスリン注射によって血糖値の上昇が抑えられることから、食べ過ぎてしまう人も少なくありません。それが太ることにつながるので、血糖値が低くなったことに安心をして食べ過ぎてしまう人なのか、他の人よりも太りやすい体質であるのかもインスリン使用の条件に加えられているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

毎月21日:「木挽BLUEの日」(雲海酒造)、「漬物の日」(全日本漬物協同組合連合会)

「少数精鋭で進めていく」と言われたときに、受け止め方が人によって違いがあります。

「少数」は少ない数という意味だというのは多くが理解するところです。「精鋭」は優れて鋭い力を持っていること、選り抜かれた人という意味があります。

これを組み合わせると、「精鋭を少数にする」ということになって、これは普通のことです。精鋭であっても、我が強いと数が多くなるほど調整しにくくなることから、面倒なことが起こらないように人数を絞るという考え方にもなります。

少ない数で充分に力が発揮できるなら、それに越したことはないものの、それぞれのメンバーに足りないところがあると人数を増やしたくなるのも、また普通のことです。

少数精鋭の2つ目は「少ないから精鋭になる」という考え方で、足りない部分は補い合い、それぞれの力を高めていくことを期待するという形につながっていきます。

3つ目は「人を増やさずに精鋭に育てる」という考え方で、少なければ精鋭になるという相手任せではなくて、育てる側の能力と覚悟が重要になっていきます。

特別な競技や、そこで必要とされる指導者では3つ目の意味が求められるところですが、これは必要なもの(能力)を組み合わせて理想とするものを構築していくシェアの発想につながります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「サンリオ」といえば、キャラクター商品とキャラクターを活かしたブランド展開で有名で、その名はスペイン語の「San(聖なる)」と「Rio(河)」を組み合わせた造語で「聖なる河」を意味しています。

これは創業者(辻信太郎)が「人類が最初に住み始めたと言われる河の辺りに、聖らかな文化を築きたい」との願いから命名された、というのが公式の由来です。

サンリオの前身は、山梨県の絹製品を販売する外郭団体の山梨シルクセンターで、県の職員であった辻信太郎が株式会社化して引き継いたのが始まりでした。

本業はうまくいかず、小物雑貨の販売に転じましたが、商品にかわいいイラストをつけることで売れ行きが伸びたことでキャラクター商品の開発に転換。

山梨シルクセンターは1973年にサンリオに社名を変更しました。

この経緯については、2000年に発行された『これがサンリオの秘密です』(辻信太郎著)に書かれているのですが、1979年にPHP研究所が発行した『サンリオの奇跡 世界制覇を夢見る男達』(上前淳一郎著)では、違うことが書かれています。

この書籍は辻信太郎社長や関係者への取材をもとにしたもので、複数の人が「山梨はサンリと読み、その王になることを願って命名した」と証言しています。

このことはPHP研究所の書籍編集部から資料として渡された同書の中に書かれていました。私がPHP研究所で書籍のゴーストライターを始めたのは1981年のことで、勉強のために読んだときに強く印象の残ったことです。

その後も週刊誌や月刊誌などにサンリオの由来について書かれた記事を見つけるたびに目を通していたのですが、『これがサンリオの秘密です』(扶桑社刊)が発行されるまでは「山梨王=サンリオウ」以外の命名譚を見ることはありませんでした。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

ボロは、あまりよい言葉ではないだけに、「ボロは着てても心の錦」と対比されることで、“心の錦”が引き立てられます。

ボロは一般にはボロボロの衣服のことを言いますが、「ボロが出る」という言葉があるように、隠していた欠点や見せたくない不都合な部分、能力不足、本性などが現れてしまうことを指しています。

その語源は、着物の破れた部分の襤褸(ぼろ)が見えてしまうことで、ボロボロの衣服というよりも、普段は見えないところというのが本来の意味です。

どんなに綺麗な着物(例えば錦)であっても、破れた部分があっては台無しになりかねません。

ちなみに、錦(にしき)は金糸・銀糸や数々の色糸を用いた織物のことで、豪華な着物を指しています。

襤褸は隠すものではなくて、そもそも隠すようなことがあってはいけないので、ボロが出るようなことがないように、しっかりと作る、ボロがないか確認する、それでも使っているうちに傷んでくることがあるかもしれないので、常にチェックし続けて、絶対にボロが出ないようにするのが重要ということです。

ボロが出るというのは、完全なものであっても、言葉や行動、態度などから欠点などが明らかになることも意味しているだけに、念には念を入れて対応することが重要とも考えられているのです。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

発達障害がある人は1日24時間の生活リズムが正確に刻まれず、本来なら昼と夜で大きな波となっている自律神経の交感神経と副交感神経の調整が乱れやすくなっています。

そのために活動する時間帯に副交感神経の働きが盛んになって活動的になることができなかったり、それとは逆に夕方以降に交感神経の働きが盛んになって興奮状態になる、身体が休まらないということも起こりやすくなっています。

身体には1日のリズムを整える役割をする“体内時計”が備わっていて、時間に合わせて調整する作用があります。体内時計は科学の世界では概日リズムと呼ばれていますが、体内に備わった1日のリズムは24時間ではなく、過去には25時間で1時間もズレていると言われてきました。

しかし、今では国民などによっても異なることがわかってきて、日本人の場合には24時間10分とされています。

通常なら同じ時間に起床して、規則正しく1日の生活を始めることによって10分のズレは調整されています。体内時計はどこにあるのかというと、視交叉上核という脳の中央の視床下部の直上にある神経細胞の集まりです。

視床下部は内臓の働きや内分泌、自律神経の調整を行っていて、視交叉上核は自律神経調整の作用を直接的に受けて、体内時計のメインとなっています。

視交叉上核を補うものとして、大脳皮質や記憶に関係する海馬、内臓にも補助の時間調整を行う器官があります。その一つが一般に“腹時計”と呼ばれているものです。

その名から胃で空腹を感じることによって時間調整がされているように思われがちですが、実際には血液中のブドウ糖の濃度、つまり血糖値によって脳の中枢の働きが影響されていると考えられています。

血糖値が低下すると空腹を感じさせるのが摂食中枢、血糖値が高まると食欲が抑えられるのは満腹中枢の働きとなっています。血糖値の変化による腹時計は、いつ食事をしたかが重要で、昼の12時になれば腹時計が働くようになるわけではなくて、朝食からの時間が重要です。

10分のズレは、同じ時間に起床して朝食を食べることで調整されるので、体調を整えるにも学習能力を高めるためにも朝食は大切です。発達障害、学習障害の改善を支援するためには、まずは朝食を同じ時間に食べる習慣をつけることが重要ということです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

時間を使って他人に対して実施したことが、同じ時間だけ同じ内容で返ってくるというのは、従来のボランティア貯金では大原則とされていました。

時間は、お金と違って、増えることもなければ逆に減ることもないという発想があって、少なくとも減らしたり、破産することがなくて、現状の状態が維持されれば大成功という感覚がありました。

お金は何もしなければ増えてはいかないもので、いわゆるタンス預金は増えないものの代名詞としても使われています。

長らく使わずに置いておいたうちにインフレによって紙幣の価値が低下すると、これは減ってしまうことになります。その逆のことは現在の経済事情では考えにくいことです。少なくともタンス預金は増えないか、下がるかであって、増えないものと認識されています。

タンス預金が、社会的に必要なところに使われることも考えにくいことですが、特例的なことが一時期ありました。それは銀行の休眠口座の休眠預金を、社会的課題の解決に活用してもらおうということで、公共的な活動をしている団体に提供するという活動が行われていました。

10年間、取引がないまま放置された休眠口座の預金は金融機関のものとなっていたことから、その活用は可能なことではあったのですが、現在は国庫に入る仕組みとなっています。

社会的課題の解決の資金は国から出してもらう仕組みになったわけで、それが可能であれば指摘することもありません。

それと似たことを時間の提供として国や自治体などに期待することは難しいので、民間で取り組むことが考えられてきました。

その「時間のギフト」については、次回(時間塾53)に続きます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連について説明しています。その中の高血圧と特に関連の深い栄養素の「炭水化物」を紹介します。

〔炭水化物〕
食事の炭水化物の一部をたんぱく質や不飽和脂肪酸で置き換えると血圧が下がるというOmniHeart研究の結果は、見方を変えると炭水化物が血圧を上げる可能性を示します。

思春期女子においてグリセミック・インデックス、グリセミック負荷、炭水化物摂取量、糖類摂取量、果糖の摂取量は血圧と正の関連を示したという報告があります。

また、INTERMAPでは、甘味飲料に多い果糖の摂取量と血圧の正の関連を報告しています。

さらに、コホート研究のメタ・アナリシスは、砂糖および人工甘味料の摂取量と高血圧発症リスクの関連を示しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕