投稿者「JMDS」のアーカイブ

サプリメント素材の機能性についての研究は、さまざまな医師や薬学・栄養学・理学などの研究者が行い、メディアなどを通じて最新情報の発表を行ってきましたが、その代表的な学者といえば、私の義父の久郷晴彦先生(薬学博士)でした。

久郷先生は、大手乳業メーカーの研究所の出身で、現役時代から栄養食品・健康食品の講演や執筆を始め、退職後は講演・テレビ出演・執筆などで活躍をしてきました。著書・監修は165冊に及びます。この書籍の権利は私が受け継いでいます。

日本メディカルダイエット支援機構は、サプリメントの有効性研究と同時に規制の法律にも詳しいことから、安心できる情報ソースとしても知られていました。

サプリメントの相互作用については、世界的なデータベースである「Natural Medicine Database」(ナチュラルメディシン・データベース)はアメリカ保健研究所(NIH:National Institutes of Health)の委託事業によって開発され、英語圏の保険会社、医療機関、健康保健機関などによって活用されています。

世界版のデータベースには1600種類以上のサプリメント素材の説明と成分の有効性評価、医薬品との相互作用などが掲載され、日本対応版は1200種類以上が掲載されています。

日本対応版は日本健康食品・サプリメント情報センターが発信していますが、同センターの田中平三理事長は国立健康・栄養研究所の元理事長であった関係から、日本メディカルダイエット支援機構はサプリメントの最新情報を得ています。

私は公益財団法人日本健康スポーツ連盟の理事として健康運動指導士にサプリメント講習を担当してきました。これは健康運動指導士の更新教育(10時間)であるとともに、同連盟の資格認定講習として実施されました。この経験を経て、現在は複数の大学や研究機関、健康関連団体にサプリメント情報を提供しています。

もう一人の重要な研究者が日本臨床栄養学会の元理事長の板倉弘重先生(医学博士)です。板倉先生は国立健康・栄養研究所の臨床栄養部長の在任中に赤ワインのポリフェノールの抗酸化研究の成果を発表した第一人者で、現在も日本ポリフェノール学会の理事長を務めています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

起きている時間帯は自律神経の交感神経が盛んに働き、夕方から寝ている時間は副交感神経が盛んに働くというのが通常のリズムです。

ところが、発達障害では自律神経の切り替えがスムーズにいかずに、起きている時間にも副交感神経の働きが盛んで、交感神経が働きにくい状態になることが少なくありません。

そのような状態で勉強をする、体育で身体を動かすというのは集中もできず、身体の動きもよくないために、まるで夜中に勉強をして、運動をしているのと同じようなことになってしまいます。それでは好成績を望んでも、期待した結果が出にくいことになります。

オリンピックやパラリンピックの競技の決勝の時間が夕方以降か、夜中にもなっていたのはアメリカのゴールデンタイムに合わせたからのことですが、そんな交感神経が働きにくい時間に頑張って好成績をあげた選手は、心身ともに大きな負荷がかかっていました。

これと比べるのが正しいのか議論があるところですが、副交感神経の働きが盛んになっている状態で勉強に励ませるのは、いかに酷なことなのかを気づいてもらう一つの例として紹介させてもらっています。

夕方から夜中に交感神経が働いてしまっている発達障害がある子どもの場合には、本来なら寝ている時間帯に活動的になっていることから、起床後は副交感神経の働きによって眠くなってしまうような状態になっています。これでは学校に行く意欲も湧きにくくなり、これが不登校の一つの原因にもなっています。

こういった状態を改善するには、就寝を早くして睡眠時間を確保して、早めに起床することがすすめられていますが、それだけのことでは残念ながら自律神経の働きを調整させることができないのが現実です。

こういった苦しい状態で学んでいるのが自律神経の調整が乱れた子どもの実態であることを知ってほしいのです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

日本の食料自給率は非常に低くて、38%との数字が発表されています。そんなにも国産の食品は少なくて、海外からの輸入が多いのかというと、食料品店(スーパーマーケットや八百屋など)で、そのように実感することはありません。

この38%という数字はカロリーベースであって、生産額ベースでは61%というのが最新データ(2023年調査)です。

カロリーベースは国民1人当たりの1日に摂取するカロリー(熱量)のうち国産品が占める割合を指しています。生産額ベースは国内で生産された食料の金額が国民に供給される食料の金額の中で、どれくらいかを指しています。

すべてが国内で作られていれば“自給率100%”となるわけで、日本の代表的な食料品の米の自給率は99%です。これが令和の米不足(2025年)での輸入増によって、どこまで下がったのかというデータが発表されるのは翌年のことです。

野菜はどうかというと、市場に出回っているもののほとんどが国産というのが一般の認識で、野菜はカロリーベースでみると79%とされています。

これは間違ってはいないものの、見方を変えると日本で栽培されている野菜が、本当に日本のものだとは言えなくなってきます。

日本国内で野菜栽培に使われている種子は、国産というイメージがあるかもしれませんが、その割合は徐々に変化していって、今では野菜の種子の90%は輸入されていて、国内産は10%ほどでしかありません。

どうして、そのようなことになったのかがわかると、日本の野菜の実態が見えてきます。これについては次回(食の不都合な真実5)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「イタリア料理の日」日本イタリア料理協会が、イタリア語で料理を意味するクチーナを917と書き換えて制定。

「月見酒の日」月桂冠が、中秋の名月の日を制定。

「すっぽんの日」静岡県舞阪町観光協会が、月とすっぽんのことわざから十五夜の日を制定。

毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「森のたまごの日」(イセ食品)

「困った時の神頼みじゃないけれど」と言われたのは、PHP研究所のゴーストライターを月に1冊のペースで続けながら、同時に参加させてもらった臨床栄養のH.D.S.研究所の主任研究員を務めていたときのことで、その世界では超有名人の一人であった山本辰芳所長が発した言葉でした。

日本臨床栄養協会の機関誌の編集に加えて、全国病院調理師会の機関誌の編集の依頼がありました。ともに季刊発行(年4回)で、発行時期がズレるようにしてくれるといっても年に8回の仕事を新たに入れるのは、それなりに大変でした。

「神頼みじゃない」ということなので、他にいないので仕方なくという意味合いもあったのでしょうが、2〜3年ならできるかも、という感じで引き受けました。

H.D.S.研究所はJR御茶ノ水駅(東京都千代田区)から徒歩圏の神田明神の近くにあって、PHP研究所も当時は御茶ノ水駅の近くだったので、比較的便利なところにはありました。当時の私は原宿の住人で、地下鉄千代田線で明治神宮前駅から新御茶ノ水駅は17分の乗車時間だったので、これも楽なところでした。

「神頼みじゃない」ではなくて、「困った時の神頼み」と言われて“神様扱い”してきたのはPHP研究所の編集部員でした。

これまでは書籍のゴーストライターだけだったのですが、同社は複数の雑誌も発行しています。超有名な「月刊PHP」には関わらなかったものの、他に月刊誌としてビジネス誌から提言誌、歴史雑誌まであって、こちらの原稿の書き手が足りないということで、それぞれで執筆と編集の作業をしてほしいと拝み倒されてしまいました。

そんなことを頼まれたのも、私が2つの団体の機関誌の編集をしていることを話して、また発行物を見せていたことが影響していたので、断りにくいということもありました。

必死になって拝むのは神仏と同じようなものかもしれないということで、「困った時の神頼み」という言葉が妙に納得できてしまいました。

単に原稿を書いたり、編集を手伝ったりをして勉強になるということだけでなくて、“経営の神様”の出版社の仕事を通じて、経営の一端が学べればとの思いもあって、15年間も続けることになりました。

このPHP研究所の雑誌の仕事は、私の実績にはカウントしていません。というのは、よい記事が書けると、それが書籍になり、雑誌の仕事なのか書籍の仕事なのかわからないような状態だったからです。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

取り引きの基幹となるのは、いつの時代にも金銭でしたが、その常識をひっくり返そうと新たな基幹として「時間を使うこと」を構想したのは1993年のことで、1995年のスタートで準備を進めていました。

その中心であったのは、日本社会事業大学の学長(1991〜1995年)を務めた社会福祉学者の三浦文夫先生です。日本社会福祉学会や地域社会学会の会長も務められ、国の新ゴールドプラン(新・高齢者保健福祉推進10か年戦略)の座長も務めました。

三浦先生は提唱した「社会福祉経営論」「ニード論」は、現在の社会福祉の根幹ともされ、社会福祉士国家試験の設問にも取り上げられています。

三浦先生は、私の叔父であり、同時期に東京・原宿で活動しました(当時の日本社会事業大学は原宿にあり、三浦先生も私も原宿の住人)。

東京都世田谷区の新たな福祉サービスの検討委員会(委員長は三浦先生)には、私も栄養・健康づくりの専門家の一員として参加していました。

福祉サービスの充実のための施策の一つが「ボランティア貯金」(時間銀行)でした。

今後の社会構造の変化に対応する仕組みとするためには、過去の方式や海外の方式を超える新たな発想によるサービスの構築を考え、1995年から始まる本格的なインターネット時代に対応する運営・管理を検討しました。

三浦先生のニード論では福祉サービスは貨幣的ニード(金銭給付)と非貨幣的ニード(現物給付)に分けられ、非貨幣的ニードは必要とする在宅福祉サービスを提供することを目的としています。しかし、現物給付は金銭給付とは違い、数量的基準で図ることが困難で、ニード(必要性)の充足を明確化することも難しいとされていました。

非貨幣的ニードの充足には、何よりもサービスを提供する人の存在が大切であり、これらの課題を解決するために検討を重ねたのが、ボランティア貯金を発展させたシステムが時間銀行でした。

ところが、1995年1月17日の早朝に阪神・淡路大震災が発生して、環境は急変しました。社会の関心が災害支援に向き、行政や福祉業界、産業界だけでなく、時間を基幹とした福祉サービスへの展開は二の次、三の次となる状況となりました。

1995年はWindows95の登場によって情報発信が一変することになって各業界が通信環境への対応に忙しく、社会不安(一連のオウム事件など)も重なって、大変革に進みにくい状況がありました。

三浦先生は1995年に学長を退任することになり(定年退職は1997年)、私は健康科学情報センターを設立して、それぞれ新たな歩みをすることになりました。

機会があれば、すぐにでも時間基金の活動を再開させようと願っていたものの、小林は厚生労働省や内閣府などの仕事、厚生労働省に関わる公益団体の設立や運営、各団体の広報(食品や健康関連)、資格認定講習、エネルギー代謝科学研究などが重なり、再開からは遠ざかっていました。

そして、2000年から公的介護保険制度が始まり、これまでの発想での時間を基幹とした福祉サービスは困難であると感じるようになっていました。

これを30年が経った今、再開させるために動き始めています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

家元制度は日本独特の伝統をつないでいくシステムで、常に上を目指して学んでいく修行のような活動があって成り立つものです。

茶道や華道では、トップが直接教えるのは上位の資格者に対してであって、その多くは講師となります。この講師が下(質ではなく上下関係)の資格認定講習の講師となって教えます。

この第一段階の資格認定者が、その下の第二段階の資格認定講習の講師となります。これが流派などによって段階に違いはあるのですが、共通しているのは上から下へとピラミッド組織のように教えていることです。

そして、下の資格認定者は上の資格認定講習を受講して、合格することで上の資格認定者となります。技量と能力、努力によって最上位の講師を目指すことも可能です。最上級は家元の宗家の一族によって占められているところもあるものの、それ以外の人の最上位の資格を得ることができるというのが家元制度の良いところです。

では、家元(宗家)は何をするのかというと、伝統を絶やさないように質を高めていくのが仕事で、それがあるから長く続いていくのです。

ピラミッド組織の維持と運営は事務局の仕事であり、事務局が家元と呼ばれることもあります。宗家は長男が継ぎ、事務局は兄弟が継ぐということで、何百年も伝統と組織を守ってきた家元・流派が受け継がれてきたのが日本の特徴といえます。

これを見習って、さまざまな講習が3段階、4段階の資格認定を実施していますが、これは講習と講師の養成が組み合わされていることから、活動資金を継続的に得ながら、活動を継続させるという優れた仕組みでもあります。

この仕組みは、教えっぱなしではなく、常に最新情報を提供し続けなければならないということで、始めたら終えることができないということでは、家元制度のエッセンスが受け継がれていると考えることができます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中からn–3系脂肪酸の「欠乏の回避」を紹介します。

〔欠乏の回避〕
小腸切除や脳障害などのために経口摂取ができず、n–3系脂肪酸摂取量が非常に少ない患者において、鱗状皮膚炎、出血性皮膚炎、結節性皮膚炎、成長障害が確認され、n–3系脂肪酸を与えたところ、これらの症状が消失または軽快したことが報告されています。

具体的には、0.2〜0.3%エネルギーのn–3系脂肪酸投与により皮膚症状は改善して、1.3%エネルギーのn–3系脂肪酸投与によって体重の増加が認められています。

しかしながら、n–3系脂肪酸の必要量を算定するために有用な研究は十分には存在しません。

その一方で、日常生活を自由に営んでいる健康な日本人にはn–3系脂肪酸の欠乏が原因と考えられる症状の報告はありません。

そこで、現在の日本人のn–3系脂肪酸摂取量の中央値を用いて目安量を算定しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中からn–3系脂肪酸の「基本的事項」を紹介します。

〔基本的事項〕
n–3系脂肪酸は、生体内で合成できず(他の脂肪酸からも合成できない)、欠乏すれば皮膚炎などが発症します。したがって、必須脂肪酸となっています。

また、n–3系脂肪酸の生理作用は、n–6系脂肪酸の生理作用と競合して生じるものもあります。

さらに、n–3系脂肪酸はα–リノレン酸(18:3n–3)、EPA(20:5n–3)、DPA(22:3n–3)、DHA(22:6n–3)に大別され、それぞれの健康効果についても研究が進められています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「アサイーの日」ブラジルに移住した日本移民がアサイーの栽培に尽力したことから、日本移民が到着した1929年9月16日にちなんで制定。

「牛とろの日」十勝スロウフード(北海道清水町)が、牛(9)とろ(16)の語呂合わせで制定。

毎月16日:「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)