投稿者「JMDS」のアーカイブ

私が東京から岡山に移住したのは2017年4月です。

東京では、叔父が日本社会事業大学の学長を務めた社会福祉学者であった関係もあって、発達障害者支援法が施行された2005年の前から、発達障害についての最新情報を得ていました。

また、こども家庭庁の発足時(2003年)には、厚生労働省の関係部署から知人の異動・出向があったことから、発達障害者支援法の成立に向けての動きも把握していました。

さらに、臨床栄養の立場でも発達障害と栄養の関連性の研究を始めていたことから、発達障害児の支援活動の近いところにいました。

しかし、2001年から保健機能食品等アドバイザリースタッフ制度の委員(厚生労働省)を務めたことから、翌年からアドバイザリースタッフ制度の法律講師(国立健康・栄養研究所のNR:栄養情報担当者)を担当することになりました。

2007年には健康産業法規研究会の代表幹事(読売エージェンシー主催)、2009年には一般社団法人日本健康食品・サプリメント情報センター設立委員、2011年には公益財団法人日本健康スポーツ連盟の理事として健康運動指導士サプリメント講習認定講師、そして2015年から移住までの期間は機能性表示食品制度委員(消費者庁)と、保健機能食品やサプリメントに関係する仕事が多くなっていました。

2008年には、特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構(内閣府認証)を設立して、その年から始まったメタボリックシンドロームの改善指導(栄養、運動、保健)も同時に手がけてきました。

途中で寄り道をしたと評されることもあるものの、これらの経験は、すべて現在の発達障害児の支援活動のベースとなっています。
〔発達の伴歩:小林正人〕

毎月24日:「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京削節類卸協同組合)

あまりにも有名な徳川家康の遺訓と伝わっている「人の一生は重き荷を背負って遠き道を行くがごとし」は、実は二重の意味で間違いであった(のではないか)という話を前回書きました。

となると、今回の家康の叱り方の逸話は、どこまで正確なのかはわからないところがあるものの、いかにも家康が実行していそうなことで、そこから学ぼうとする人が多く、それが過去から今まで続いているのは、聞いた人の心に響くヒットポイントが存在しているからです。

家康の叱り方を今に伝える原典とされているのは『松のさかへ』で、三代将軍の家光の乳母の春日局の功績を称える文書の中に、叱り方の逸話が書かれています。

その逸話を、順を追って現代風に書いていくと、以下のようになります。

1.家臣が重大な過ちを犯した際には、本人と、その人と親しい一人だけを呼び出す。

2.緊張している相手に対して、いつもより言葉を和らげて話す。

3.まずは今までの功績を称えて感謝する。

4.今回の過ちは、あなたに似合わないと伝える。

5.今後も、これまで通りの活躍を期待していると話す。

6.家臣への注意は自分への注意と心得る。

6番目は叱り方とは違っていますが、これを除いて「褒める→叱る→期待」という流れが重要だということを伝えている教訓談話も少なくありません。

しかし、部下などを叱るときには、そのような状況になった原因を考え、それをさせてしまった自分への戒めとするのは、いかにも家康らしい考え方であり、6番目を除いたら、せっかくの学ぶ機会を失うことにもなりかねません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

大切な人間関係を構築する大事なときに、「井戸を掘った人を忘れない」ということを口にする人がいますが、これには、2つのパターンが見られます。

1つは、今の仕事を作ってくれた人に対して、感謝の気持ちを持って臨むことを言っている人で、かつては大多数を占めていました。

ところが、今では、新たな職場や部署で立ち上げをした自分のことを大切にしてほしい、大切にすべきだという意味で口にする人が増えてきました。

増えてきたどころか、小さな職場では、そんな人ばかりが目立っていて、経営者やリーダーが苦労させられることも珍しくはなくなりました。

仕事を始めたのはいいけれど、始めるときに言っていた「頑張る」「稼ぐ」「儲かる」といったことが、期待はずれというか、まるで嘘をつかれたような状態になることがあります。

さすがに身を守るために「井戸を掘った人を忘れない」とは言わないだろうと思っていたところに、身を守る、利益のために平気で口にする人も少なくありません。

「井戸を掘った人を忘れない」という言葉は、上に立った人が、実際に頑張ってくれた人に対して口にしていい言葉であって、その心づかい、思いやりが感じられてこそ感動を呼び起こして、金言としても成り立つところです。

使い方が少しくらい違っても、経営者やリーダーが言うならわからないでもないところですが、「この人にだけは言われたくない」という人の場合には勘違いでは済まなくなります。

これ以上の記述は、誰のことを書いているかわかってしまうかもしれないので、ここらへんで止めておいて、次回(金言の真理92)は井戸に関する軽い話を書かせてもらいます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

普通に食べることができると思われているものなのに、それを口にしないのは一般的には好き嫌いととらえられがちです。

ところが、発達障害のために食べられないのは、好き嫌いということではなく、生理的に受けつけない、身体が拒絶をしているという状態となっています。

これを理解せずに無理に食べさせようとすると、これがきっかけになって将来的に食べられなくなったり、無理に食べさせようとする親のことが嫌いになって、親が作った料理がまったく食べられなくなるということにもつながりかねません。

どれくらいの拒絶反応であるのかを理解することは重要で、牛乳を飲めない子供に無理に飲ませることは、同じ色のバリウムを無理強いしているようなものと考えることができます。

バリウムを飲んで胃カメラ撮影をしたことがない人でも、他の人の体験談を聞くだけでも苦しさが想像できることです。

牛乳の味が嫌いであろうと想像してココア味やイチゴ味にしても、バリウムに味をつけても飲みにくい状態を考えると克服は困難であることがわかります。

牛乳が飲めない子どもには味に慣れさせるためにスポイト1滴からでも飲ませることが指導されることがあります。

これは牛乳に慣れさえすれば飲めると思われていることからの考えですが、発達障害の自閉症スペクトラム障害に特に多くみられる感覚過敏の子どもでは、視覚過敏のために白いものは眩しく感じて、見るだけでもつらくて、飲むことができないという例もあります。

これとは逆に、白い食べ物、白い飲み物しか好まないという子どももいます。

こういった、さまざまな特性があり、単一な方法では対処しきれないことがあるということを知ってもらいたいのです。

食事に関係する特性は、次回(児童発達サポーター35)に続きます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

輸入された果物などにはポストハーベストとしての残留農薬が確認されていて、これらは動物試験では有害性が認められていますが、人間への害については発表がありません。

これは当然のことで、危険が確認されている化学物質を人間で試験することは倫理上許されていないからです。動物試験の有害性の中には発がん性も含まれています。

輸入された果物に残留している農薬の多くは防カビ剤で、カビが生えないようにして腐敗も防いでいます。南半球から運ばれる果物は、高温多湿の赤道を通過してくるので、防カビ処理がされていないと売り物にならなくなります。

防カビ剤の原料は農薬で、カビは根を張ることから浸透性が高い特性がある農薬が使われています。輸入された果物のパッケージなどには、使用されている防カビ剤の種類が表示されています。しかし、どのような特性があるのかは書かれていないので、自分で検索することです。

そのオレンジ、レモン、グレープフルーツなどの柑橘類に表示されている防カビ剤は、イマザリル、TBZ(チアベンダゾール)、OPP(オルトフェニルフェノール)、ベノミルなどです。イマザリルには急性毒性が、TBZ、OPP、ベノミルには発がん性が認められています。

そんなものが、なぜ使われているのかというと、輸出する国の人は食べることがなくて、食べるのは輸入した国の人だけだから、ということではありません。

柑橘類は皮を剥いて食べるものだからです。皮を剥けば大丈夫との認識ですが、実際には浸透性が高い農薬なので、中身にも残留することがあります。

だから、皮を剥くだけでなくて、刃物を使って皮を厚く剥く(中身も少し切る)ことが必要になります。

柑橘類なら、それでもよいのですが、防カビ剤はアメリカンチェリーにも使われています。皮を厚く剥いたら、アメリカンチェリーは種だけになってしまうので、あえて食べる必要があるのか、よく考えてもらいたいという話をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの銅の欠乏回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」を紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
*成人・高齢者(推定平均必要量、推奨量)
アメリカ人を対象とした複数の研究を解析した総説は、結果、銅の出納は摂取量0.8mg/日未満で負、2.4mg/日を超えると正になるとしています。

一方、この総説では、偏りの大きい研究を除外した場合、血漿・血清銅濃度は、摂取期間にかかわらず銅の摂取量0.57〜6.9mg/日の範囲では一定としています。

これらより、0.8mg/日を銅の最小必要量と判断しました。

解析対象となった研究が複数であることから、この値は、アメリカ人男性(18〜30歳)の参照体重である76.0kgの成人に対するものと考えられました。

以上より、0.8mg/日を参照値として、性別と年齢区分ごとの推定平均必要量を、それぞれの参照体重に基づいて、体重比の0.75乗を用いて算定しました。

推奨量は、推定平均必要量に推奨量算定係数1.2を乗じた値としました。

*小児(推定平均必要量、推奨量)
小児の銅の推定平均必要量は、性別と年齢区分ごとの参照体重に基づき、体重比の0.75乗と成長因子を用いて、成人の値から外挿しました。

推奨量は、成人の場合と同様に、推定平均必要量に推奨量算定係数1.2を乗じた値としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの銅の基本的事項の「消化、吸収、代謝」の続きを紹介します。

〔消化、吸収、代謝〕
銅欠乏症には、先天的な疾患であるメンケス病と銅の摂取不足に起因する後天的なものとがあります。

メンケス病では、ATPase7Aに異変があるため、銅を吸収することができず、血液や臓器中の銅濃度が低下して、知能低下、発育遅延、中枢神経障害などが生じます。

一方、摂取不足に起因する後天的な銅欠乏症は、外科手術後に銅非添加の高カロリー輸液や経腸栄養剤を使用した場合や亜鉛補充療法を長期間継続した場合に多く発生しています。

欠乏における症状は、鉄投与に反応しない貧血、白血球減少、好中球減少、脊椎神経系の異常に伴う歩行障害や下肢痛(ミエロパチー)等です。

銅過剰症のウイルソン病は、肝臓からの銅排出に関与するATPase7Bに異変があり、銅とセルロプラスミンの結合と胆汁への銅排泄が抑制されるため、肝臓に銅が蓄積して肝機能障害が生じます。

さらに、遊離の銅イオンが血中に放出されるため、脳や角膜にも銅が蓄積して、角膜のカイザー・フライシャー輪、神経障害、関節障害等が生じます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病の家系であるのに、努力によって糖尿病とは無関係で今まで過ごしてきた、と書いてきていますが、一度だけ医師に糖尿病と言われたことがあります。

それは知り合いのクリニックでのことで、血糖値は時間を置かずに結果がわかるということを売りものに(自慢?)していました。

血糖値は空腹状態で血液検査を受けることが当然だということは、医療ジャーナリストの肩書も使っていたので熟知していたつもりです。これまでの私の状態は、その医師も把握していたはずです。

それなのに血糖値が基準値を大きく超えていたので、医師は大慌てで「何かあったのですか?」と聞いてきました。

糖尿病の血液検査を受けるときには絶食が原則です。血糖値は食後に血糖値が上昇しやすいことから、空腹状態で採血されます。

空腹状態というと、食事をした後ではないということで、食事の直後でなければよいだろうと考える人もいて、朝食を食べて、午前中に検査を受けるというのは普通にあることです。

これは健康診断などの通常の血液検査では、「朝食を食べたのは何時ですか」と聞かれます。食事をしてから、どれくらいの時間が経過しているのか、どれくらい食べたのかを聞かれます。そして、問診結果と血糖値を見比べて、糖尿病の危険性があるかが判断されます。

このやり方は、あくまで健康診断(健診)のやり方で、特定の病気の早期発見を目的とした検診とは違います。検診では、前日に夕食を食べてから12時間以上絶食した(食事を控えた)状態で血液検査を受けます。

驚きの血糖値であったら、血液検査の前に血糖値を上昇させるようなものを食べたか、飲んだかを聞くべきですが、そうではない対応を医師がしようとしました。

その結末については、次回に書くことにします。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病との戦いに挑んでいる方々へのエールとして、「糖尿病は簡単な病気」と言うことがあります。

「糖尿病は簡単に治せる病気」との発言と勘違いされることもあるのですが、私たちは「簡単な」といっているだけで、「簡単に治せる」とは言っていません。

簡単な病気というのは、他の生活習慣病と比べてのことで、例えば血圧が上昇する理由は11種類もあって、どれに該当するのかわからないことには的確な改善法がわかりません。

また、塩分(ナトリウム)摂取量が血圧を上昇させると一般に言われているものの、それは食塩感受性の体質がある人に限ってのことで、その体質は日本人の30%ほどとされています。

食塩感受性がない人は塩分を摂っても血圧が上がらず、逆に塩分を減らしても血圧が下がらないことが確認されています。

他にも血圧は心身のストレス、時間帯、気温、環境などの影響も受けやすいだけに、決定的な血圧降下法はありません。

それに対して糖尿病は、血液検査によって血糖値とヘモグロビンA1c値を測定すれば診断することができます。血糖値が上昇する理由も降下する理由も明らかで、こんなに簡単な病気はないということを伝えています。

それなのに、糖尿病で苦しむ人が増え続けているのは、血糖値を降下させる方法がわかっていても、それが続かないからです。そもそも正しい方法に出会えているのか、続けられる方法なのかということがわかっていなければ、初めから挫折することがわかっていながら取り組むのと変わらないことになります。

糖尿病は、発症してしまうと改善は難しく、合併症になったら元の状態に戻ることがありません。予防すること、できるだけ早く対処することが重要であるだけに、もっと基礎的な知識を多くの方が得られるような環境づくりが重要との考えで啓発を進めています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕