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2回に渡ってバナナの安全性について紹介してきましたが、それに続いて残留農薬について説明していきます。

残留農薬は、収穫後に使われた農薬が、食品の中に残っている(含まれている)ものを指していて、国産の農産物では収穫後の農薬使用(ポストハーベスト)は原則禁止であるので、身近なリスクとして感じにくいかもしれません。

食品に残留する化学成分は食品添加物に分類されていて、袋などに入ったものには残留している食品添加物の名称を表示することが義務づけられています。バラ売りする場合には棚などに表示する必要があります。しかし、それが完全には守られていない現実があります。

輸入されたフルーツは、防カビ剤などとして使用された農薬が残留している場合には、その名称を表示することが義務付けられています。しかし、袋に入れずに店頭で販売されている場合には、表示を見て使用の有無を確認することはできません。

農薬のイマザリルやTBZ(チアベンダゾール)がバナナに残留していれば、それを表示することになります。そこで業界内で見極めのポイントとされているのは、軸の部分の緑色の状態です。

TBZはバナナの軸が腐ったり、カビが生えて房のバナナがバラバラにならないようにするために以前から使われていました。以前は軸だけに使われていたわけですが、TBZを使うと皮も果実も熟して黒っぽくなっていくのに、軸だけは黄色にならずに緑色のままということが起こります。

このことからTBZの使用は軸を見ればわかります。軸はバナナの身に栄養成分を運ぶ通路になっているので、そこには農薬や化学成分が入りやすく、残りやすいということを知っておいてほしいのです。

なぜ、このような農薬が残っている状態が許されているのかというと、収穫後に使用する農薬ということで、皮にしか残っていないので、皮を剥いて食べるものは安心できる、という考え方がされているからです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの鉄の基本的事項の「消化、吸収、代謝」を紹介します。

〔消化、吸収、代謝〕
食事中の鉄は、十二指腸から空腸上部から吸収されます。

ヘム鉄は、特異的な担体によって小腸上皮細胞に吸収され、細胞内でヘムオキシゲナーゼによって2価鉄イオン(Fe2+)とポルフィリンに分解されます。

無機鉄は、鉄還元酵素duodenal cytochrome b(DCYTB)、アスコルビン酸等の還元物質によって2価鉄イオン(Fe2+)となり、上皮細胞刷子縁膜に存在するdivalent metal transporter1(DMT1)に結合して上皮細胞に吸収されます。

この吸収はマンガンと競合します。

吸収された2価鉄イオン(Fe2+)は、フェロポルチンと結合して、門脈側に移出された後に、鉄酸化酵素によって3価鉄イオン(Fe3+)となり、トランスフェリン結合鉄(血清鉄)として全身に運ばれます。

多くの血清鉄は、骨髄においてトランスフェリン受容体を介して、赤芽球に取り込まれ、赤血球の産生に利用されます。

約120日の寿命を終えた赤血球は網内系のマクロファージに捕食されますが、放出された鉄はマクロファージの中に留まってトランスフェリンと結合して、再度ヘモグロビン合成に利用されます。

鉄を排泄する能動的な経路が存在しないため、恒常性は鉄吸収の調節によって維持されます。

健康な人の場合、食事中の鉄の小腸上皮細胞への取り込み量と血液への移出量は、体内鉄量と反比例の関係にあります。

すなわち鉄の状態が低下すると、低酸素誘導因子hypoxia inducible factor2aが増加して、DCYTBとDMT1の発現を刺激し、上皮細胞への2価鉄イオン(Fe2+)の取り込み量が増加します。

同時にフェロポルチンの作用を抑制するヘプシジンが減少するため、フェロポルチンの作用が高まって、上皮細胞から血液への鉄の移出量も増加して、腸管での鉄の吸収率が高まります。

一方、鉄の充足時には、ヘプシジンが増加してフェロポルチンの作用が抑制されるため、鉄は上皮細胞内に留まり、鉄の吸収率は低下します。

留まった鉄は上皮細胞内にフェリチンとして貯蔵され、細胞の剥離に伴って消化管に排泄されます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの鉄の基本的事項の「定義と分類」と「機能」を紹介します。

〔定義と分類〕
鉄(iron)は原子番号26、元素記号Feの遷移金属元素の1つです。

食品中の鉄は、たんぱく質に結合したヘム鉄と無機鉄である非ヘム鉄に分けられます。

〔機能〕
鉄は、ヘモグロビンや各種酵素を構成して、その欠乏は貧血や運動機能、認知機能等の低下を招きます。

体内鉄の総量は成人で3〜4gであり、その約70%は赤血球中のヘモグロビン鉄です。

体内の鉄は、ヘモグロビンのように生理的な役割を持つ機能鉄と、鉄を貯蔵または運搬する役割を持つ貯蔵鉄に分けることができます。

代表的な貯蔵鉄であるフェリチンの血清中濃度は、鉄の栄養状態を反映する良い指標です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「いちごの日」全国いちご消費拡大協議会が、いち(1)ご(5)の語呂合わせで制定。

「ホームセキュリティの日」セコムが、1981年1月5日に発売したホームセキュリティシステムが2014年に100万軒を突破したことから制定。

毎月5日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

文章を書くことの変遷は日々邁進1、日々邁進2で書いてきて、途中に「そもそも邁進は何を示すのか」という話を2回挟みました。今回は書くことの続きですが、時代の流れに合わせて「書く、打つ、タップ、話す」と変化してきたわけではありません。

初めて商業誌(一般に販売される書籍)に原稿を書いたのは大学2年生の時のことで、クラシック音楽専門誌に短い原稿を毎月、書かせてもらったことでした。

私が通っていた大学の近くに歴史に名を残すような編集者が住まわれていて、そこに勉強のためにうかがっている時に息子さんがクラシック音楽専門誌の編集長であることを知りました。

そこから原稿を書くアルバイトを続けることになった経緯は、他の連載コラムで書いているので省略させてもらうとして、その経験が厨房機器の業界団体の月刊機関誌の編集(大学4年生から10年間)、スポーツ専門誌(バレーボール、バスケットボール、テニス)の執筆と編集につながり、大手出版社の書籍のゴーストライター15年間(150冊)へとつながっていきました。

転職をしたというよりも並行して続けていたので、途中で右の手指が腱鞘炎になって、もう手書きができないことを出版社に伝えたら、ワードプロセッサーが自宅に送られてきました。1983年のことで、当時は安価になったと言われても70万円を超えていました。

その出版社はバックに大手家電メーカーがついていたものの、当時はワードプロセッサーの製造はしていなくて、ライバル会社の製品でした。

これで書くから打つになり、なんとか打つことで書くよりも早く文章作成できるようになった時に、利き腕の右手の指と手首を傷めて、右指は2本、左指は4本が使えるという状態で打ち続けることになりました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「人生には3つの坂があります。それは上り坂、下り坂、そして“まさか”です」ということは、どこかで聞いたことがあるかと思います。

さまざまなシーンのスピーチで使われやすい人生訓の一つで、上り坂は順調に進んでいる時期、下り坂は不調や困難な時期、まさかは想像もしなかった事態が起きる時期を意味しています。

この話を持ち出したということは「真逆」を「まさか」と読んでのことですが、パソコンなどの文字変換ソフトを使うと「まさか」と打ち込んでも「まぎゃく」と打ち込んでも「真逆」と表示されます。

真逆(まさか)は、予期しなかったことが起こること、予期しなかったことが起こったときに口から出る「まさか!」という驚きを意味する言葉です。

真逆(まぎゃく)という読み方については前回(言い違い5)説明していますが、真は強調するために使われることから、全く逆、正反対という意味となります。

真逆(まさか)と真逆(まぎゃく)は、全く逆のことを表すために使われるので、それこそ真逆の意味となります。この場合の真逆は「まぎゃく」と読みます。

このような読み間違いがないように、言葉で使える放送(テレビ、ラジオ、ネット番組など)の世界では、原稿を読む場合には真逆と書いたら「まぎゃく」として、「まさか」と言うときには平仮名で書くのが原則とされています。

これが徹底していれば読み間違いはなくなるはずなのですが、真逆を「まぎゃく」と読まない人もいます。それではと、真逆(まぎゃく)、真逆(まさか)と読み仮名をつけたら、今度は「まぎゃく、まさか」と両方を読んでしまう人が現れています。

このようなことも、リハーサルで確認しておけば問題がないだろうに、まだ言い違いが起こるということは、ぶっつけ本番なのかと疑ってしまいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

今や5万人を超えているとさえ言われる保健機能食品などのアドバイザリースタッフの通知が厚生労働省から出されたのは2002年のことで、厚生労働省が発足(厚生省と労働省が合併)した2001年の翌年のことでした。

急に通知や通達の中身ができあがることはなくて、数年前から厚生省で検討が重ねられてきました。検討が始まった当時は「サプリメントのアドバイザリースタッフ」という仮称であったことから、検討の委員会では“サプリメントアドバイザー”と呼んでいました。

その当時の事情を知っている関係者の中では、どこの団体がサプリメントアドバイザーの名称を取るかとのことも話題となっていました。

アドバイザリースタッフ制度の検討が始まったとき、その委員会に私も招集されました。長く付き合ってきた厚生省時代の幹部が合併によって初代の厚生労働事務次官になり、その関係もあって医学、薬学、栄養学の専門家でもない私に白羽の矢が立った形です。

その検討内容は、2002年に厚生労働省から『保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的考え方について』との題名での通知が行われました。

検討委員会には当時の国立健康・栄養研究所の田中平三理事長(医学博士)も委員として参加していて、その関係から国立健康・栄養研究所が認定する栄養情報担当者(略称:NR=Nutritional Representative)では私は法律講習を2003年から担当しました。

また、日本臨床栄養協会が認定するサプリメントアドバイザーの認定制度構築も手がけて、健康食品の講習も務めさせてもらいました。

通知の目的の一つに、アドバイザリースタッフが一般の方の理解を進めることによって、消費者が自分で健康食品などを選択して、的確に使うことができるようにしようということがあり、その目安として“10年後”ということが検討されていました。

しかし、2002年の通知から20年以上経って、当初の目的が達成されたのかというと、そのような事実もなく、兆候もないのは多くの人が感じていることです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのリンの生活習慣病の発症予防の「主な生活習慣病との関連」の続きを紹介します。

〔主な生活習慣病との関連〕
*高血圧
血清リン濃度と高血圧については、血清リン濃度が高いほど、血圧が低いという報告があります。

高血圧の発症予防と重症化予防のためのリン摂取量を算定することは困難と考えられます。

*慢性腎臓病(CKD)
腎臓は、リンやカルシウムの代謝調節に重要な役割を果たしており、腎機能の低下に伴って生じるリン・カルシウム・骨代謝異常は、CKD-mineral and bone disorder(CKD-MBDと総称されています。

早期CKD患者では、軽度の腎機能低下による相対的なリン負荷の増加に対して、代償的にFGF23やPTHが上昇することで単位ネフロン当たりのリン排泄量が増加するため、CKDが高度に進行するまで血清リン濃度は基準範囲に保持されます。

実際に、FGF23はCKDステージ2より既に上昇して、CKDの予後と相関することが知られています。

したがって、CKD早期からリンの負荷を制限することが、CKDの進行やCKD-MBDを抑制するために好ましいという考えもあります。

しかし、CKDのどの段階からどの程度リンを制限すれば良いかについての科学的根拠は十分ではありません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から多量ミネラルのリンの生活習慣病の発症予防の「主な生活習慣病との関連」を紹介します。

〔主な生活習慣病との関連〕
*糖尿病
一般に、インスリンが作用するとグルコースとともにリンも細胞内に取り込まれるとされています。

一方で、血清リン濃度やリン摂取量が血糖値やインスリン分泌に及ぼす影響については十分な知見が得られていません。

近年の研究では、ApoE欠損マウスを用いた検討で、リン摂取量が多いほど動脈硬化は進行しますが、インスリン感受性が亢進して、耐糖能が改善することが報告されています。

実際、ギリシャでの研究では、メタボリックシンドロームの者は、健康な者に比べて有意に血清リン濃度が低く、メタボリックシンドロームの該当項目が多いほど、血清リン濃度が低かったことが報告されています。

また、韓国の研究では、血清リン濃度は心血管疾患の発症リスクと正の関連、BMI、空腹時血糖値、HOMA-IR、血清トリグリセライド値、血圧との負の関連が認められ、血清リン濃度が低いことはメタボリックシンドロームの発症リスクを高めることが示唆されています。

一方で、健康な人と糖尿病患者を比較すると、糖尿病患者で血清リン濃度が高く、血清リン濃度が高いことは糖尿病や心血管疾患のリスクではないかとの報告もあります。

糖尿病の発症予防あるいは重症化予防に対するリン摂取の影響については十分なデータがなく、疾患予防のためのリン摂取量を設定することは、現時点では困難です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

特定非営利活動法人(NPO法人)日本メディカルダイエット支援機構のホームページの最新情報のコーナーの原稿を、実際の意味合いの最新情報に書き換え、希望される原稿をWord文に変換して提供できるようになったら、次の課題が出てきました。

最新情報のコーナーの原稿は、連載コラムの形式で、掲載間隔は異なっています。毎日の掲載のものもあれば、長いものでは1週間に1回ほどになるので、単行本や論文などのように端から読んで1本のまとまりのある原稿になる、という書き方がされていません。

そのために、見てもらう方に合わせて、原稿を書き換えて、送るということもしてきました。

この『発達の伴歩』は隔日(1日おき)の掲載を原則にしていますが、1つの題材が揃ったところで、続けて読める原稿の形として送ることを前提として基本原稿を別に作成しています。

ホームページの掲載原稿は、見られる方が多彩であることから場合によっては固有名詞や事実関係を明確にさせない配慮もしているのですが、読んでもらう方が特定されている場合には、これでは真意が伝わらないことも考えられることから、それぞれの方に合わせた書き方としています。

これは送っても問題がない、是非とも知ってほしいと思っている方以外は、求めがあるまでは、こちらから送らないことにしています。

前段は、これくらいにして、次回(発達の伴歩4)からは、テーマに沿った内容を書いていきます。
〔発達の伴歩:小林正人〕