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食物繊維のうち、不溶性食物繊維は腸壁を刺激して腸の蠕動運動を促進して便通がよくなるようにしてくれます。もう一つの水溶性食物繊維は便を軟らかくして便通をよくする作用があります。

両方の食物繊維に有効性があるので、ともに多く摂取することがすすめられているのですが、不溶性食物繊維は多く摂りすぎると便を硬くする作用があるため、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスが大切であると説明されています。

どちらを多く摂るべきかは、それぞれの人によって異なるところがあるものの、一般には水溶性食物繊維が不足しがちであるので、水溶性食物繊維を多めに摂ることが考えられるようです。

不溶性食物繊維は胃と腸の中で変化をしない特徴があり、野菜の葉や根菜類、穀類(中でも玄米や胚芽米)に多く含まれています。

水溶性食物繊維は水分を吸って膨らむ性質があり、海藻、きのこ、果物に多く含まれています。果物の水溶性食物繊維はペクチンといって、ジャムになる部分です。

水溶性食物繊維にはコンニャクもリストにあげられることがあるのですが、それはコンニャク粉の状態のもので、凝固剤を使って固めたものは不溶性食物繊維の性質になります。そこで勘違いされないように、水溶性食物繊維には加えないようにしています。

水溶性食物繊維は摂る機会が少ないので、多めに摂取することが必要と考える人が多いのですが、軟便や下痢ぎみの人は水溶性食物繊維を多く摂ると、便が軟らかくなりすぎたり、下痢の状態を悪化させることにもなります。

水溶性食物繊維は多く摂ればよいというわけではないので、適度な量にしておいて、腸の状態をみながら徐々に増やしていくのが正しい方法といえます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「食の不都合な真実」のタイトルの元ネタは、2006年のアメリカのドキュメンタリー映画『不都合な真実』(An Inconvenient Truth)で、その主演はアルバート・ゴア元アメリカ合衆国副大統領(民主党)です。

ゴア氏が地球温暖化を訴えているスライド講演に、彼の生い立ちを辿るフィルムを交える構成で、過去の気象データや温暖化によって変化した自然の光景を用いて、環境問題を直視しない政府の姿勢を批判して、自然環境を意識して日常を生活する重要さを訴える内容でした。

これに対して当時のブッシュ(子)政権(共和党)は、「地球温暖化は単なる学問上の仮説で、温暖化現象は現実には確認できていない」との公式見解で温暖化を否定しました。

これにメディア報道の多くが追随して、温暖化の否定をしたものの、実際にどうなったのかは20年ほどが過ぎて、多くの人が実感をしているところです。

100年に1回のレベルの異常気象とされたことが、毎年のように起こるようになり、最高気温の記録が塗り替えられるような状況となりました。日本の場合には、夏だけ赤道の近くに移動しているのではないか、というような状態です。

2025年の7月は、平年よりも2〜3℃の気温上昇であったと報告されています。そのような環境の中にあって、多くの人から疑問を呈されるようになったのは、そんなに急に食品に影響を与えるほど気温が上昇してしまったのか、ということです。

夏の気温が2〜3℃ほど高まっただけで、野菜が育っている間に腐ってしまう、鶏が産む卵が小さくなって栄養も低下するようなことになるのか、といったことが身近な例ですが、その原因を探ってみると、日本の農業が気づかないところで大変革していたことがわかってきました。

そのような食に関わる不都合な真実を、多くの方が目にするサイトで書くということで、限界もあるのですが、ギリギリのところで書き残すことにしました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

血圧は内臓脂肪の蓄積によっても上昇します。内臓脂肪が蓄積すると悪玉の生理活性物質のアンジオテンシノーゲンが分泌されます。

この生理活性物質はインスリン抵抗性を引き起こして血糖値を上昇させることが知られていますが、それと同時に血管を収縮させ、さらに血液中の塩分濃度を高めるために、血圧を上昇させます。

肥満になると、血管の外側にある脂肪細胞が膨らむことになり、血管が圧迫されて血液が送り出されたときに弾力をもって膨らみにくくなります。そのために血液による圧力が血管に強くかかるようになって、血圧が高くなっていきます。

また、肥満になると、脂肪細胞の中にたまっている脂肪を血液中に放出するために、自律神経の交感神経の働きが盛んになり、脳からアドレナリンが多く分泌されるようになります。アドレナリンは血圧を上げるホルモンでもあるので、多く分泌されるほど血圧は上昇していくようになります。

20歳のときよりも10kg以上も太った人は、脂肪細胞が肥大増殖型になっています。脂肪を多くためているのは正常な状態ではないために、常にアドレナリンが多く分泌され、常に血管が収縮して血圧が上昇することになります。

内臓脂肪を減らすのに効果があるのは有酸素運動です。有酸素運動は、その名のとおり、酸素を吸いながらの運動で、酸素を体内に取り込みます。脂肪を分解する働きをする酵素のリパーゼは酸素を使って筋肉細胞の中で代謝させています。

有酸素運動といえば、ウォーキングやサイクリング、ジョギング、エアロビクスなどがありますが、運動をしなれていない人にとってはジョギングやエアロビクスは身体への負担が大きく、負荷がかかりすぎると通常の酸素摂取では間に合わずに無酸素運動にもなりかねません。

リパーゼは平常の体温では、それほど働きがよくはなくて、身体を動かして筋肉が温まってくると働きがよくなっていきます。歩き始めてから10分くらいまではブドウ糖が盛んに代謝していて、そのあとに脂肪が代謝していきますが、10分間という時間は筋肉が温まるまでに必要な時間でもあります。

有酸素運動は、無酸素運動に比べると血管への負担が少なく、血管の弾力性を高めることにも役立つので、血圧が高めの人でも安心して続けることができます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「休養の日」日本リカバリー協会が、休(9)養(8)の語呂合わせで制定。

「ハヤシの日」丸善ジュンク堂書店が、丸善の創業者の早矢仕有的が考案したハヤシライスにちなんで早矢仕の誕生日を制定。

「桑の日」お茶村(福岡県八女市)が、桑(98)の語呂合わせで制定。

毎月8日:「お米の日」、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「ホールケーキの日」(一柳)、「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「にわとりの日」(トリゼンフーズ)、「スッキリ美腸の日」(日本美腸協会)

日本メディカルダイエット支援機構は、2008年に特定非営利活動法人として内閣府に認証されてから18期目となりました。

2008年はメタボリックシンドロームの対策として特定健診・特定保健指導が国をあげて始まった年で、メディカルダイエットを打ち出した私たちのところの来る依頼のほとんどがメタボリックシンドローム関係の仕事ということもありました。

メタボリックシンドロームは内臓脂肪症候群と訳されていますが、メタボリックは代謝のことで、そのシンドローム(症候群)ということで、代謝異常によって起こる複数の症状や兆候を指しています。

となると、代謝を高めることが改善の第一の取り組みとなるとの考えのもとに、日本メディカルダイエット支援機構が活動の柱として掲げたのは“エネルギー代謝科学”でした。

そこに着目するきっかけとなったのは、2001年から2004年にかけて、3種類の医薬品の成分が厚生労働省の食薬区分の変更によって、食品の成分として使用できることになったことです。

それは、2001年のコエンザイムQ10、2002年のL–カルニチン、2004年のα–リポ酸です。今ではダイエット成分として知られていますが、どれもエネルギー代謝を促進させる成分で、体内で合成されるものの年齢を重ねると低下していく特性があります。

エネルギー代謝の低下の原因の成分が明らかになり、それをサプリメント成分として補うことができるようになった画期的な出来事でした。

しかし、国が認めた食品の成分であるのに、これを用いてメタボリックシンドロームの改善に役立てようという公的な動きはみられませんでした。それは初めに許可されたコエンザイムQ10が販売会社の意向もあって、抗酸化成分や美容成分としてメディアに紹介されたことが関係していたようです。

そこで私たちは、L–カルニチンの脂肪代謝に着目して、その研究の第一人者の王堂哲さんの協力を仰ぎました。王堂さんは今、日本メディカルダイエット支援機構の副理事長として私たちの研究と活動を支えてくれています。

L–カルニチンについては次回(強み5)で詳しく説明をさせてもらいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

学習の基本中の基本は、同じ条件で学ぶことです。そして、その学んだことを、どれくらい覚えているのか、どれくらい応用が利くのかといったことを確認するための試験も、また同じ条件で実施することが基本となります。

それぞれの子どもの条件に合わせて学ぶ環境を変えることも、試験をする環境を変えることも限られた教室、限られた予算の中では難しいということもあって、少し融通をしてあげれば同じことを学び、同じ試験を実施できるのに、それができないためにはじき出されてしまう子どもがいます。

学習障害は、通常の学習法では充分に学ぶことができないことを指していますが、“通常の学習法”という枠組みに囚われない教育ができれば、障害というレッテルが貼られないで済む子どもも少なくないはずです。

しかし、さまざまな条件の中で、通常の教育では理解するまでに時間がかかる、理解して文字や言葉で表現するのに時間がかかるという場合は、全体教育の中では“障害”という枠組みに入れられてしまうのが今の集団教育の限界となっています。

発達障害児の中には極めて優れた才能を持っている子どもがいることが知られています。その才能を引き出すことが発達障害の改善を担っている専門家に期待され、その成果を保護者の皆さんは心待ちにしています。その優れた才能も、文字が読めないということで引き出す機会が失われてしまうことがあります。

発達障害に特徴的な感覚過敏の視覚過敏では、白い紙がまぶしく見えて、まるでLED照明を紙の後ろ側から当てられているように白い紙の上に書かれた文字が見えにくい、中には見えないと訴える子どももいます。

これなら紙の色を変えてもらって見やすくする方法もあり、室内照明がLEDであると強く反射して見えない、頭が痛くなるという場合には、蛍光灯の照明の部屋で学ぶ、試験会場を変えるということで解決できないわけではありません。といっても、それも予算の関係でできないという場合が少なくありません。

中には視覚過敏では説明がつかない左右が逆の鏡文字として見えている場合もあって、これを解決するのは通常の教室での学習では難しいことです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から飽和脂肪酸の健康の保持・増進の「重症化予防」を紹介します。

〔重症化予防〕
発症予防と同様に重症化予防についても、飽和脂肪酸摂取量の制限が有効であることがメタ・アナリシスによって示されています。

ところが、心筋梗塞の既往者に限定して、その後の総死亡率などへの脂質(脂肪酸)摂取量が与える影響を検討した結果をまとめたメタ・アナリシスでは、飽和脂肪酸を多価不飽和脂肪酸に変える食事改善は、総死亡率、循環器疾患死亡率、循環器疾患発症率、心筋梗塞発症率のいずれとも有意に関連を示さなかったとしています。

一方、飽和脂肪酸摂取量の制限が血中総コレステロール濃度とLDLコレステロール濃度を下げることは健康な者のみならず、既に脂質異常症を有する患者でも観察されています。

また、2年以上の介入試験のメタ・アナリシスにおいても、飽和脂肪酸摂取量の制限が血中総コレステロール濃度とLDLコレステロール濃度を下げることが示されています。

したがって、脂質異常症、特に高いLDLコレステロール血症の患者については、発症予防の観点からのみならず、重症化予防の目的からも、飽和脂肪酸摂取量の低減が求められます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から飽和脂肪酸の健康の保持・増進の「目標量の策定方法」を紹介します。

〔目標量の策定方法〕
*成人・高齢者(目標量)
既存の研究成果を基に目標量(上限)を算定することは困難です。

そこで、日本人が現在摂取している飽和脂肪酸量を測定し、その中央値をもって目標量(上限)とすることにしました。

世界保健機関(WHO)をはじめとする国際的なガイドラインでは上限を最大10%エネルギーとしているガイドラインが多くなっていますが、諸外国において摂取量分布を鑑みて、飽和脂肪酸量を10%エネルギーまで減らすことが推奨されています。

日本人の摂取量の中央値は10%エネルギーを下回っているのが現状です。最近の調査で得られた摂取量(中央値)を基に活用の利便性を考慮して、目標量(上限)を7%エネルギーとしました。

*小児(目標量)
既存の研究成果を基に目標量(上限)を算定することは困難です。そこで、日本人の飽和脂肪酸の摂取量の中央値をもって目標量(上限)としました。

最近の調査で得られた摂取量(中央値)を基に活用の利便性を考慮して、目標量(上限)を男女共通の値として、3〜14歳は10%エネルギー、15〜17歳は9%エネルギーとしました。

1〜2歳については、この年齢区分における循環器疾患危険因子との関連を検討した研究が少なかったこと、日本人の摂取量の実態に関する信頼度の高い報告はまだ少なく、その実態はまだ十分に明らかにされていないと考えられたことなどを考慮して、今回は目標量の設定を見送りました。

*妊婦・授乳婦(目標量)
生活習慣病の発症予防の観点から見て、妊婦と授乳婦が同年齢の非妊娠・非授乳中の女性と異なる量の飽和脂肪酸を摂取すべきとするエビデンスは見出せていません。

したがって、目標量は非妊娠・非授乳中の女性と同じとしました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

LDLコレステロール値が高い人は、運動をすることをすすめられます。

中性脂肪は運動によって減少しやすい脂肪なので、運動をする意味も理解しやすいのですが、コレステロールは運動によって代謝するタイプの脂肪ではないので、その意味がわからないと運動を続ける気持ちにならないかもしれません。

悪玉コレステロールとも呼ばれるLDLコレステロールは運動をしたからといって直接的に減るものではありませんが、善玉コレステロールとも呼ばれるHDLコレステロールとLDLコレステロールはバランスを取っていて、HDLコレステロールを増やすことで、LDLコレステロールを減らすことができます。

運動によってHDLコレステロールが増える理由ですが、HDLコレステロールは肝臓の血流がよくなり、末梢の血管の血流がよくなることで合成が進んでいきます。ウォーキングは全身の血流を盛んにする働きがあり、肝臓の血流も盛んにすることができるからです。

HDLコレステロールを減らす要因として運動不足や喫煙、糖尿病などがあげられていますが、これらは末梢の血流を低下させるものばかりです。末梢の血流が悪いとHDLコレステロールが作られにくくなるので、全身の血流をよくする有酸素運動のウォーキングは効果的です。

LDLコレステロールが増えるとHDLコレステロールが増えるというバランス調整は、中性脂肪値が正常であることが条件となっているので、血液中の中性脂肪が多い人は、ウォーキングによって中性脂肪をエネルギーとして代謝させることで、HDLコレステロールを増やすことができるようになるのです。

有酸素運動とコレステロール値の関係については、さまざまな研究が行われ、HDLコレステロールを増やすためには、1週間に900kcal以上のエネルギーを消費する運動をすることが効果的です。

また。30分以下の運動では効果はないものの、それ以降10分間増えるごとにHDLコレステロール値は約1.4mg/dlずつ増えるとの発表もあります。

厚生労働省のエクササイズガイドによると、スタスタと勢いよく歩く速歩を体重60kgの人が1時間(約6000歩)で約1400kcal、70kgの人では約1700kcalとなります。

900kcal以上の運動なら週に4~5回、10分ずつのウォーキングでもよいことになりますが、30分以上の運動でHDLコレステロールが増えていくということなので、週に1~2回、40分以上のウォーキングをするのがよい、ということになります。

しかし、これは普段の歩行数が多めの人の場合です。厚生労働省の国民健康・栄養調査では、1日あたりの歩行数とHDLコレステロール値の関係を男女別に調べています。これを見ると、歩行数が8000歩を超えるとHDLコレステロール値が顕著に増えています。

女性は男性に比べて、歩行数が少なめの人であってもHDLコレステロール値が高く、歩行数が増えた場合のHDLコレステロール値の上昇の傾向も大きくなっています。男性は女性に比べるとHDLコレステロールが少なく、ウォーキングの効果も出にくいので、できるだけ機会を見つけて、歩くように心がけたいものです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「近江ちゃんぽんの日」ちゃんぽん亭総本家などを展開するドリームフーズ(滋賀県彦根市)が、カレンダーで8月31日の野菜の日の真下にくる9月7日を制定。

「クリーナーの日」パール(東京都江東区)が、ク(9)リーナ(7)ーの語呂合わせで制定。

毎月7日:「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「Doleバナ活動の日」(ドール)