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機能性表示食品は、2015年に新たに設けられた制度で、これによって医薬品と一般食品の間にある健康食品・サプリメントは「特定保健用食品(個別許可型)、特定保健用食品(規格基準型)、機能性表示食品(届出制)、栄養機能食品(規格基準型)」に分けられることになりました。

「特定保健用食品(個別許可型)」は医薬品に近く、「栄養機能食品(規格基準型)」は一般食品に近いという認識です。これらに含まれていない“いわゆる健康食品”は一般食品と変わらないというのが法制度の中での考え方です。

機能性表示食品は、販売者の責任において保健の目的が期待できる旨の表示をすることができるものですが、健康の維持・増進に役立つことを表現するものであり、医薬品と誤認される恐れがあるものであってはならないとされています。

(1)可能な機能性表示の範囲
・容易に測定可能な体調の指標の維持に適する、または改善に役立つ旨

・身体の生理機能、組織機能の良好な維持に適する、または改善に役立つ旨

・身体の状況を本人が自覚でき、一時的であっても継続的、慢性的でない体調の変化の改善に役立つ旨

(2)認められない表現例
・疾病の治療効果または予防効果を暗示する表現(糖尿病の人に、高血圧の人に等)

・健康の維持および増進の範囲を超えた意図的な健康の増進を標榜するものと認められる表現(肉体改造、増毛、美白 等)

・科学的根拠に基づき実証されていない機能性に関する表現

ところが、テレビコマーシャルなどをチェックしてみると、認められない表現に踏み込んでいるものも見受けます。それが増えてきているのは、管轄する消費者庁の監視指導が緩くなったということでは決してないことだけは書いておきます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのセレンの過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定方法」を紹介します。

〔耐容上限量の策定方法〕
*成人・高齢者(耐容上限量)
慢性セレン中毒で最も高頻度の症状は、毛髪と爪の脆弱化・脱落です。

その他の症状には、胃腸障害、皮疹、呼気にんにく臭、神経系異常があります。

誤飲や自殺目的でグラム単位のセレンを摂取した場合の急性中毒症状は、重症の胃腸障害、神経障害、呼吸不全症、心筋梗塞、腎不全などです。

食品のセレン濃度が高い中国湖北省恩施地域において、脱毛や爪の形態変化を伴うセレン中毒が認められました。

5人の中毒患者(平均体重60kg)の中で最も少ないセレン摂取量は、血中セレン濃度から913μg/日と推定されました。

その後の再調査では、5人全員がセレン中毒から回復しており、血中セレン濃度から推定されたセレン摂取量は800μg/日でした。

この結果から、毛髪と爪の脆弱化・脱落を指標にした場合、最低健康障害発現量は913μg/日、健康障害非発現量は800μg/日と理解できます。
アメリカのワイオミング州と南ダコタ州の牧場において、家畜にセレン過剰症が出現しましたが、住民にセレン中毒症状は認められませんでした。

対象者142人のセレン摂取量は最大で724μg/日でした。

このことは、毛髪と爪の脆弱化・脱落を慢性セレン中毒の指標とした場合のセレンの健康障害非発現量(800μg/日)が妥当であることを示しています。

以上より、成人および高齢者の耐容上限量は、体重当たりの健康障害非発現量(800/60=13.3μg/kg/体重/日)に不確実性因子2を適用した6.7μg/kg/体重/日を参照値として、これに性別および年齢区分ごとの参照体重を乗じて設定しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのセレンの過剰摂取の回避の「摂取状況」を紹介します。

〔摂取状況〕
セレン含有量の高い食品は魚介類であり、植物性食品と畜産物のセレン含有量は、それぞれ土壌と飼料中のセレン含有量に依存して変動します。

日本人は魚介類の摂取が多く、かつセレン含量の高い北米産の小麦に由来する小麦製品や畜肉類を消費しているため、成人のセレン摂取量は平均で約100μg/日に達すると推定されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのセレンの欠乏回避の「目安量の策定方法」を紹介します。

〔目安量の策定方法〕
*乳児(目安量)
0〜5か月児の目安量は、母乳中のセレン濃度(17μg/L)に基準哺乳量(0.78L/日)を乗じて得られる13.3μg/日を丸めた15μg/日としました。

6〜11か月児に関して、0〜5か月児の目安量(13.3μg/日)を体重比の0.75乗を用いて外挿して、男女の値を平均すると17.0μg/日となります。

6〜11か月児の目安量は、この値を丸めた15μg/日としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「児童発達サポーター」の名称は、発達障害児の支援施設との連動を考えたときから掲げていました。

支援施設との連動というのは、発達障害が認められた子どもの支援をする施設や専門スタッフの支援という発想があり、“支援する人を支援する”という標語(キャッチフレーズ)も考えていました。

それは発達障害児の支援が多くの人(保護者や家族など)が望むように進んでいないのは、改善がみられても、地域の方々の理解が得られていないために、改善の結果と子どもたちや保護者が抱える困難さの解消が一致していないことがありました。

発達障害の改善と同時に、社会的な理解があって初めて改善の成果が得られるということで、地域の理解を進めることが重要であり、それを進めることが支援施設にとっても役になつことであるとの思いから、発達障害児の困難さの理解が“支援する人を支援する”活動になるとの発想でした。

しかし、支援する人を支援するというと、“支援”というキーワードへの感覚の違いもあって、営業活動をしてくれるのか、経営面で安定させるための支援をしてもらえるのか、と考える人も少なくありません。

発達障害児の支援施設が必要な地域に限って少ないのは経営面で不安を抱えているからで、そこを重視する経営者や支援スタッフがいるのは当たり前のことかもしれません。

しかし、それは施設を運営する人が考えて、実践することであり、私たちができることは“他の人ではできないこと”の支援だと伝えています。
〔発達の伴歩:小林正人〕

身体の機能として消化・吸収について話をするときに、難しい話や馴染みがない話をされると全体的な理解がしにくくなるということで、簡単な話で済ませることがあります。

例えば、食べたものは唾液と胃液で消化されて、糖質がブドウ糖に、脂質が脂肪酸に、たんぱく質がアミノ酸に分解されれば、それで小腸から吸収されるというように話をすることがあります。

この流れに間違いはないとしても、消化・吸収の仕組みを知って、それを健康づくりに活かそうとするときには、簡単すぎる話では理解が進まないことにもなります。それが間違った健康法を実践させてしまうことにもつながりかねません。

同じ食事量であっても、朝食のほうが吸収がよいというのはよく知られていることで、その理由として一般的には「空腹時間が長いと多くの量を吸収しようとして」というような説明がされます。この説明に対して、「何が吸収しようと考えているのか」という疑問が投げかけられることがあります。

このときに作用しているのは栄養の運び屋と呼ばれることもあるトランスポーターです。これは物質の輸送役をするタンパク質で、小腸壁にあって、栄養素が不足したときには働きが高まり、栄養素の体内濃度を調整しています。空腹時間が長くなると、トランスポーターの働きが盛んになって、吸収率が高まります。

朝食では、前日の夕食(もしくは夜食)からの時間が長くて、その栄養素も不足しているはずで、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)は、どれも足りていません。だから、すべてのエネルギー源の吸収率が朝には高まっていてよいはずですが、最も吸収率が高まるのは糖質です。

糖質のブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源で、脳が全身のコントロールをしているので不足することは全身の機能に影響します。そこでブドウ糖を早く吸収させるわけですが、ブドウ糖は素早くエネルギー化されて、このエネルギーを使って全身の細胞が働くようになるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

糖尿病というと、血液中のブドウ糖の量を示す血糖値が上昇することで診断されるので、ブドウ糖が含まれる糖質の摂りすぎによって発症するとされています。そのことは世界的に共通していることではあるものの、日本人の場合は少し違っています。

血糖値だけでなくて、中性脂肪値が高まることでも糖尿病を発症して、悪化していくという特殊な体質の持ち主であることが指摘されています。

先にブドウ糖の摂取過剰によって糖尿病になるメカニズムを説明しておくと、血液中のブドウ糖が増えると、膵臓からブドウ糖を細胞内に取り込ませるホルモンのインスリンが分泌されます。これによって血糖値が下がっていきます。

膵臓はブドウ糖が多くなるほど、血糖値が高い状態が続くほどインスリンは多く分泌されます。ブドウ糖は重要なエネルギー源であるので、それを多く取り込んで、エネルギーを作り出すのは生命維持に欠かせないことです。

そのためにブドウ糖が多く体内に入ってくる間は、インスリンは出続けます。そして、膵臓の限界を超えたときに、急にインスリンの分泌量が大きく減ってしまいます。それによって血糖値が充分に下がらなくなるのが糖尿病の始まりです。

膵臓は歴史的にインスリンを多く分泌させてきた場合には丈夫であり、機能も高くなっています。

ところが、日本人は血糖値が大きく上昇して、しかも長時間に渡って血糖値が上昇し続けるようなことは歴史的になかったことから、膵臓の能力が低くなっています。それが欧米人に比べて少ない量の糖質摂取でも糖尿病が発症する理由となっています。

インスリンは余った糖質を肝臓の中で脂肪に合成するホルモンでもあります。また、インスリンは合成された脂肪(中性脂肪)を脂肪細胞の中に蓄積させるホルモンでもあります。

歴史的に肉食が多い欧米人や北方アジア人はインスリンが多く分泌される体質です。それに対して、日本人は多くのインスリンが必要ではなかったことから、肉食が増えて、脂肪の摂取量が増えると膵臓に大きな負荷がかかります。

それが日本人の糖尿病を増やす結果となり、厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、国民の5人に1人ほどが糖尿病か予備群となっているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

血糖値を上昇させるのはブドウ糖です。血糖は血液中のブドウ糖のことで、食品に含まれているブドウ糖が多いほど血糖値は上昇します。ブドウ糖以外の糖類は血糖値を上昇させないので、果糖が多く含まれる果物(フルーツ)を選ぶようにと、よく言われます。

果物に含まれる糖質の割合は、種類によって違うものの、多くは果糖が50%、ショ糖が20%、ブドウ糖が15%ほどとなっています。ショ糖というのはブドウ糖と果糖が同じ割合で結合したもので、その代表的なものは砂糖です。

ショ糖の半分がブドウ糖だとしても、合わせて25%なので、果物なら血糖値が上昇しにくくて、糖尿病の予防にもダイエットにもよいとされます。

血液中へのブドウ糖の吸収の度合いを示すGI値はブドウ糖を100とした場合の割合で示されますが、それでみると果糖は20と、5分の1の値となっています。果糖の割合が多ければ、それだけ太りにくいということがわかります。

果糖はフルクトースとも呼ばれる単糖で、果物や蜂蜜に多く含まれます。果糖はブドウ糖の1.4倍ほどの甘みがあり、砂糖の1.2〜1.7倍の甘み(糖度)があります。

それなら安心して甘い果物を食べることができそうな感じもしますが、最近では品種改良によってブドウ糖の割合が増えた果物も増えています。特にブドウ糖の割合が増えているのは桃やブドウです。

ブドウ糖が半分にもなっている品種も増えています。フルーツ王国の岡山に住んでいて、特に甘い果物を食べる機会が多いと、果物を食べれば大丈夫とは言いにくくなっています。

果糖が多いのはスイカや梨などの水分が多く含まれるものです。果糖は甘いものだから、甘くても安心して食べられるというのは今や常識ではなくなってきているので、そのことを知って果物選びをしてほしいのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

食事を1食抜いたら、摂取される糖質が減るので、血糖値が上昇しにくくなるはずですが、逆に血糖値が上昇します。特に上昇しやすいのは食後血糖値で、食事をしたあとに血糖値を測定すると糖尿病並みの高血糖になっていることがあります。

食後といっても“食直後”ではなくて、最も血糖値が上昇する時間帯の食後2時間後を指しています。

1食を抜くと、空腹状態になって、すぐに重要なエネルギー源であるブドウ糖を早く吸収するために、「小腸での吸収が高まる」ということは以前から言われてきました。いまだに、そのようなことを言って、朝食抜き、昼食抜きを戒めるような発言をする医師も少なくありません。

それが本当なら食事量が少ない人は、1日に2食にして同じ量を食べることでエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を多く吸収させることができることになります。しかし、そのようなことはありません。

1食を抜いても、朝食か夕食を抜くのではなくて、昼食を抜いたときには、それほど大きな血糖値の上昇は起こりにくくなっています。その理由は、朝食と夕食で摂るエネルギー代謝のためのビタミンの摂取量が違ってくるからです。

糖質に含まれるブドウ糖が血液中に入ると血糖となります。血糖値は、血液中のブドウ糖の量を示す値です。血液中のブドウ糖が高くなると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されて、全身の細胞にブドウ糖が取り込まれるようになります。

細胞に取り込まれたブドウ糖は、エネルギー産生の小器官のミトコンドリアに取り込まれ、その中で4種類のビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂)を使って、エネルギー産生が行われます。

ビタミンB₁とビタミンB₂は体内で24時間ほど保持されるのですが、ビタミンB₆とビタミンB₁₂は12時間ほどしか保持されません。そのため、ビタミンB₆とビタミンB₁₂が含まれた食品は朝食と夕食で摂らなければならないのです。だから、朝食か夕食を抜いてはいけないということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

生活習慣病というと、食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与していて、それらが発症の要因となる疾患を指しています。

一般には高血圧、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)などがあげられているものの、日本人の死因の上位を占めている疾患(がん、心疾患、脳血管疾患)も含まれています。

食べすぎや栄養の偏りによる塩分の過剰摂取、糖質や脂質の過剰摂取が主な原因と考えられがちですが、運動や休息の不足も大きな要因となっています。

日本メディカルダイエット支援機構はエネルギー代謝に注目した健康づくりに取り組んでいます。

エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)の過剰摂取によって摂取エネルギー量が多くなりすぎることで血液中のブドウ糖、中性脂肪、LDLコレステロールが多くなると発症リスクが高くなることから、エネルギーコントロール(摂取エネルギー量の調整)が第一のクリアポイントと考えています。

一般には、そこで終了することもありますが、摂取エネルギー量を減らせば生活習慣病の発症を抑えられるわけではありません。エネルギー源をもとにして全身の細胞の中で作り出されたエネルギーは、細胞の中だけで生化学反応を起こす材料になります。

生化学反応によって細胞の成長や代謝、二酸化炭素や老廃物の排出、ホルモンや神経伝達物質などの生成などが行われています。

いかに多くのエネルギーを作り出して、そのエネルギーを効率よく使うかというのが、生活習慣病を予防して、健康を維持・増進するために重要なこととなります。このエネルギーを作り出し、効果的に使うというエネルギー代謝が盛んになることが、生活習慣病を起こさないためには欠かせない条件となります。

エネルギー代謝を盛んにするためには、エネルギー源を充分に摂取して、代謝に必要なビタミン、ミネラルを欠かさないようにして、さらに代謝促進物質を摂ることです。代謝促進物質のL‐カルニチンは、日本メディカルダイエット支援機構の設立時(2008年)から重要課題として取り組んできたことです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕