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9月末で、公的な任がすべて解かれることになり、健康食品の法律アドバイスを堂々とすることができるようになりました。法律アドバイスというのは効能効果に当たる表示のことで、「こんなことは言っても書いてもダメ」「これなら大丈夫」ということを販売会社に対して指導することを指しています。

今から20年以上前のことですが、厚生労働省が「サプリメント等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方について」との通知が出されました。現在ではサプリメントが「保健機能食品」に変更になっていますが、この通知の検討委員会に私も参加していました。

この通知に基づいて、複数の団体が資格認定講習を実施しましたが、その一つの国立健康・栄養研究所のNR(Nutrition Representative:栄養情報担当者)で法律講習を担当しました。広告や商品パッケージなどの表示について、法律に則った表現と違反例などを医師や栄養士、薬剤師、販売会社などの業界関係者に教えて、他の認定団体でも講習を続けてきました。

機能性表示食品制度が始まった2015年から、消費者庁の委員に任じられて、法律に基づいた表示の確認などを行いました。

東京から岡山に移住した2017年からは、機能性表示食品の表示、一般の健康食品が機能性表示食品のような表示をしていないかなどを地方で調べて報告してきました。

その任が解かれてからは、契約のために詳しくは言えないのですが、内閣府の情報協力としての報告をしてきました。

その任期中には、健康食品などの講習の中で表示の規制について教えることしかできなかったところから、68歳になって、やっと堂々と販売事業者や販売員などに対して具体的に表示のアドバイスができるようになりました。

どこまでのことが教えられるのかは、商品や販売手法によって違いもあり、アドバイスする対象も選ばせてもらいたいので、これについては個別にお知らせしたいと考えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

左右の足の使い方が違っているために、バランスが取れた正しい歩き方ができない人がいることについて前回(ツイン・ウォーク76)紹介しましたが、その改善法としてノルディックスタイルのウォーキング用のポールを使って歩くことがすすめられます。

ノルディックスタイルのウォーキングは北欧発祥のアグレッシブタイプのものと、日本発祥のディフェンシブのものがあり、使われるポールも異なっています。アグレッシブタイプの、いわゆるノルディックウォーキングと呼ばれる歩き方では、ポールを後方に投げ出すように歩くことから勢いよく前進できるために、足の方向は前向きでないと歩きにくくなります。

そのため、自然と左右のバランスが取れた足捌(さば)きになっていくのですが、意識しないで行われているために、ポールなしで歩くと前と同じように左右の足の向きや動きが異なる歩き方に戻っている人が少なくありません。

もう一つのディフェンシブのポールを使った歩き方は、ポールウォーキングとも呼ばれていて、前にポールをつく安定性を重視した歩き方であることから、ノルディックウォーキングに比べると速度が遅くなります。

また、ポールを支えとして足を前に踏み出すことから、意識して足先を真っ直ぐにして踵(かかと)から着地して、体重を前に移動させて蹴り出すという足づかいがしやすくなります。そして、着地した足底と2本のポールを支えとして、もう一方の足を前に踏み出して同じように前進することができるようになります。

このような効率的な歩き方は意識して行うことで身についていきます。ポールを使って歩くことで、ポールがなくても正しい足づかいで歩くことができるようにするのが、ディフェンシブのポールを使って歩くメリットです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

広く健康に関わる記念日について紹介します。

9月21日 海老は元気な高齢者を想像させることから敬老の日を「海老の日」と制定。1998年9月21日にガトーショコラ専門店からガトーショコラが販売されたことを記念して「ガトーショコラの日」と制定。月桂冠が中秋の名月の日を「月見酒の日」と制定。静岡県舞阪町観光協会が月とすっぽんのことわざから十五夜の日を「すっぽんの日」と制定。毎月21日は「木挽BLUEの日」(雲海酒造)。

9月22日 日本フィットネス協会が設立日にちなんで「フィットネスの日」と制定。毎月22日は「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)。

9月23日 日本網膜色素変性症協会が網膜色素変性症の普及のために「網膜の日」と制定。全国農業協同組合連合会長野県本部(JA全農長野)が9月下旬が長野県産のぶどうの出荷ピーク時期で、房=ふさ(23)の語呂合わせで「長野県ぶどうの日」と制定。富澤商店が小麦を使用するパンが日本に伝来した1543年9月23日の鉄砲伝来の時だとの説から「おいしい小麦粉の日」と制定。高橋助作酒造店(長野県信濃町)が湯治(とうじ)が冬至、杜氏を連想させることから「酒風呂の日」と制定。毎月23日は「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)。

9月24日 カネリョウ海藻(熊本県宇土市)が海藻サラダを初めて作った会長の誕生日(1930年9月24日)に合わせて「海藻サラダの日」と制定。毎月24日は「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京鰹節類卸協同組合)。

9月25日 サンケイリビング新聞社が1月25日、5月25日、9月25日を主婦が忙しい日の後の日ということで「主婦休みの日」と制定。毎月25日は「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)。

9月26日 森永乳業が9が大腸の形に似ていて、腸内フロ(26)ーラの語呂合わせで「大腸を考える日」と制定。コメダ(愛知県名古屋市)がコメダ珈琲店創業50周年を迎えた2018年に、く(9)つ(2)ろ(6)ぎの語呂合わせで「くつろぎの日」と制定。毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)、「風呂の日」(東京ガス)。

9月27日 国際連合(国連)が観光にまつわる外出、外食などが健康増進に役立つということで「世界観光デー」と制定。お菓子のみやきん(青森県七戸町)が献上銘菓・駒饅頭を1908年9月27日に皇太子(大正天皇)が牧場を訪問したときに酒饅頭を駒饅頭と命名したことを記念して「お菓子のみやきん駒饅頭誕生日」と制定。毎月27日は「ツナの日」。

9月28日 サロンドグレー(大阪府大阪市)が、く(9)つ(2)や(8)の語呂合わせで「くつやの日」と制定。杉本屋製菓(愛知県豊橋市)がグー・チョキ・パーの形のまけんグミの普及でグー(9)チョキ(2)パー(8)の語呂合わせで「まけんグミの日」と制定。毎月28日は「にわとりの日」(日本養鶏協会)。

9月29日 鳥取県牛肉販売協議会が、わ(0)ぎゅう(9)に(2)く(9)の語呂合わせで「とっとり0929(和牛肉)の日」と制定。月桂冠が中秋の名月の日を「月見酒の日」と制定。森永乳業が29(肉)日が金(筋)曜日になる日を「筋肉を考える日」と制定。日本招猫倶楽部が来る(9)福(29)の語呂合わせで「招き猫の日」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「Piknikの日」(森永乳業)、「クレープの日」(モンテール)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)。

9月30日 ハウス食品がク(9)ミン(30)の語呂合わせから「クミンを使ったスパイスだけでカレーを作る日」(略して「クミンの日」)と制定。ドミノ・ピザジャパンが初めて宅配ピザを行った1985年9月30日にちなんで「宅配ピザの日」と制定。毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、「EPAの日」(日本水産)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)。

健康診断の血液検査を見ながら、医師から言われるのは「すべてが正常値の範囲なので、これまでの生活を続けてください」とか「一つだけ正常値を超えているので注意してください」といったことで、正常値を超えた項目が多くなると精密検査の受診や専門家による指導が指示されます。

専門家というのは医師だけでなく、食事に関わる改善が必要なことは管理栄養士、生活習慣(飲酒、喫煙、睡眠、入浴、ストレスなど)に関わることは保健師、運動に関わることは理学療法士や健康運動指導士などを指しています。

健康に関する情報の理解度が、すべての指導を受ける人に共通しているなら同じ指導をされても同じように理解して、同じように実践することができるのかもしれませんが、理解度には大きな差があるのは事実です。

そのため、同じことを伝えても、どこまで心に響いて、理解できるかは個人によって大きく違っています。ましてや医師を含めた治療の専門家が使う専門用語(治療用語)がわからないと、何が問題なのか、何を指示されているのかがわからず、治療の改善が進まないということにもなりかねません。

もっとわからないのは医師から言われることが多い、「これまでの生活を続けてください」「注意してください」という言葉です。「これまでの生活」と言われても、どんな食事や運動、生活習慣を過ごしているのかわからないのに、そのようなことを言われても困るという人がほとんどです。

ましてや「注意してください」と言われたとしても、何を注意しなければならないのか具体的に示されなかったら実践することはできません。

このようなことを医師に対して話すと、検査数値の結果を示して、その用紙に説明書きがあるので「わかっているはず」という反応が多くみられます。この「はず」というのが問題で、一定の知識がなければ説明されていることを理解することも、実践することもできません。

医師は専門用語を、わかりやすい言葉に変えて伝えようとしているのに、医師の指示によって指導をする管理栄養士や理学療法士が専門用語を使うために、理解が進まないということも、よくあることです。

指示をした医師は伝わっているはずと思っていても、そうではないことも少なくありません。そのようなミスマッチを防いで、適切な治療をすべての人が受けて、健康の維持・増進を目指すためにも「治検」の意味があるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康を維持・増進するためには、食事や運動など大切とされることは数多くあるのですが、それぞれの健康法や療法に取り組むためのスタート地点となるのは、自分の状態を的確に知ることです。

身長、体重、BMI、腹囲、血圧などは、血圧計や体組成計の普及によって家庭でも測定できるようになりました。それに対して、血液検査は自宅でできるのは血糖値測定がほとんどで、それ以外のことは医療機関の検査でないと確認することができません。

健康診断で実施される血液検査は、血液(赤血球数、血色素)、脂質(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)、肝臓・膵臓・腎臓(GOT、GPT、γ-GTP)、糖尿病(空腹時血糖)を知ることができます。

これによって糖尿病、脂質異常症、肝機能や腎機能、貧血、血液の病気(白血病など)の有無を確認することができます。

検査の結果として、これらの数値が示されても、その意味するところがわからなければ、どうしてよいのかがわかりません。検査結果には正常値を超えた場合には数値が高いことを示す「H」が表示されるのが一般的です。

しかし、正常値とは何で、それを超えると何が問題なのかがわからないと、改善のための方法も想像がつかなくなります。医師から問題点と改善点(食事や運動の改善など)が伝えられたとしても、医師の言っていることが充分に理解できなかったら実践は難しくなります。

実際に、医師の使う言葉がわからない、わからないということを伝えようとしても診察の時間が短くて聞き出す時間がない、そのために資料や冊子を渡されて済まされるということが多くなっています。

それを見ても専門用語の説明が充分にされていないために、理解できないまま、自分なりの判断や感覚でやってみるということも少なくありません。それでは、せっかくの検査結果が活かされないばかりか、健康の維持・増進の機会を失うことにもなりかねません。

そのようなことにならないためには、治療のときに出てくる専門用語の意味を知ることと、どの程度の理解度であるのかを確認してことが必要になります。その方法として、私たちは検定方式を採用して、新たに「治検」を実施することとしました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「医師から言われたことを理解するのは難しい」と言われることがあります。そのようなことを実際に感じている人も少なくないかと思います。

この「理解するのは難しい」というのは、二つの意味合いがあります。一つは、医師が使う専門用語がわかりにくく、聞いたときには理解したつもりでも、実際にはよくわかっていなくて、何を指示されたのかわからない、どう実施すればよいのかわからないということも起こりがちです。

医師と患者の意思疎通が充分でないことが、さまざまなトラブルの原因であることがよく言われますが、意思疎通ができない原因は、何も難しすぎる医療用語にあるだけではありません。

ネット検索をすれば、専門用語も簡単に知ることができて、何を意味しているのかもわかります。医師から聞くことというと疾患の種類や状態、改善や治療のための医薬品や手術などが始まりですが、その次に聞きたいのは医学的な治療内容の詳細ではなくて、日常生活で何をすべきかということです。

何をすれば症状を止めて、改善することができるのか、今後の発症を予防することができるのかということで、そのために特に求められるのは食事と運動についての指導です。食事については、どんなものを、どれだけ、どんな周期で食べればよいのか、ということです。

そのための指導は“栄養指導”といいます。栄養指導をして保険点数がつくのは、医療機関の管理栄養士だけで、医師が栄養指導をしても保険点数がつかない医療制度となっています。栄養指導をして患者の健康づくりに貢献したくても、収益にならないので実施しにくいのが今の制度なのです。

運動についても同じことで、医療機関で運動指導をするのは理学療法士や健康運動指導士などで、医師は運動指導をすることはありません。指導といっても「積極的に歩くように」と言うくらいというのが実際のところです。

健康の維持増進を望む人の多くは、情報収集に積極的ですが、正しい情報を見抜くことができなければ情報過多の状態に振り回されることになります。それを正してくれる専門家として医師に期待が寄せられるところですが、その期待がかなえられないのは医師養成の大学の講座内容も関係しています。

このことについては、次回に説明させてもらいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

テレビのニュース番組や講演会、ときには会議での発言で、自分の耳を疑って聞き直したくなることがあります。目で見るものなら“思わず二度見する”ということになるのですが、それに匹敵する“二度聞きしたくなる”ということを何度も経験しています。

自分に関わる話は次回以降に譲るとして、初めに書くのはニュース番組で聞いた「ゴルフを愛する人への冒涜ですよ」です。ある中古車買取・販売会社の社長が、社員がゴルフボールを使って車体を傷つけていたことに対しての発言で、「自動車を愛する人」の聞き間違いではないかと、まさに耳を疑いました。

テロップが出ていたので、それを見たら、耳で聞いたのと同じことが書かれていたので、聞き間違いや自分の勘違い、認知機能の衰えでなかったと安心はしたのですが、それにしても聞き間違いではなくて、社長がそんな考え方だから起こった不祥事と考えてしまいます。

買い取ってもらったら中古車と表現される自動車は、乗り続けているときには愛車であり、愛情を持って大事に使ってきた自動車を手放すのは、それこそ“娘を嫁に出す父親”のような気持ちです。

愛情を注いで傷つけないように、負担をかけないように大事に使ってきた愛車を手放すときの気持ちは、自動車を扱うことを仕事にしている人ならわかっているはず、という思いは通じなかった、通じない人だったということです。

それにしてもゴルフボールを使って傷つけた社員に対して「ゴルフを愛する人への冒涜」という問題発言が出るのは、社長が冒涜したのと同じことで、そのことへの反省の弁があって然るべきだと思うのですが、そうではなかったので、“二度聞き”してしまったということでした。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康食品は、それぞれの有効性を示して販売されています。例えば、肝機能を高めるものとしてはウコンのクルクミン、シジミのオルニチンなどがあげられます。これさえ摂れば肝機能が高まることを期待したいところですが、効果の現れ方には個人差があります。

“個人差”と簡単に言い表されることがあるものの、それは体質のようなものとは違って、せっかくの機能性が発揮されにくい人がいます。その大きな理由とされているのはエネルギーの差です。

身体の機能を高めるためにはエネルギーが必要です。体内のエネルギーは細胞内のミトコンドリアで、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を使って作り出されています。細胞の中だけでエネルギーは作られ、そのエネルギーは細胞の中だけで使われます。

細胞の中で起こる機能はエネルギーが必要であり、機能を高めるにはエネルギーが多く必要になります。細胞内の働きを高めるために酵素が使われていますが、この酵素の効きをよくするためにも多くのエネルギーが必要になります。

肝臓を構成する肝細胞は2500億個あるとされています。肝細胞は複数の働きをしていますが、充分に働くためには多くのエネルギーが必要です。そのために肝臓にはミトコンドリアの数が多く、エネルギーが多く発生するほど肝機能は高まっていきます。

肝細胞のエネルギー源のうち糖質のブドウ糖はミトコンドリアに取り込まれやすいのですが、エネルギー量が多い脂肪酸(ブドウ糖の2倍以上)が取り込まれるのには条件があります。それはL‐カルニチンが必要だということです。

脂肪酸はL‐カルニチンと結びついてミトコンドリアの膜を通過しています。L‐カルニチンが不足すると通過できる脂肪酸が減ることになります。L‐カルニチンは体内で合成されるものの、そのピークは20歳代前半で、あとは加齢につれて合成量が減り、脂肪酸の取り込みも、エネルギー化も低下することになります。

肝臓に限らず、内臓の機能を高めるためにはL‐カルニチンが必要になるわけですが、以前は医薬品の成分であったL‐カルニチンが今では食品の成分としてサプリメントから摂れるようになっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本の栄養学は終戦後の食糧難からの脱却を目指した“食物栄養学”から本格的に始まりました。必要なエネルギー源が補えない状態を改善するために、食物の研究が行われ、食物を大きく育てること、食物も栄養素を充分に吸収することを目指した摂取・吸収の研究が盛んに行われました。

経済的に回復してくると、今度は食べ過ぎによる弊害が叫ばれるようになり、栄養の不足から過剰摂取対策への研究が移ってきました。その頃から言われるようになったのが“人間栄養学”です。

過剰摂取による肥満症、高血圧症、糖尿病、高脂血症をターゲットとしたエネルギーコントロール食が研究の中心になりました。高脂血症は当時の呼び方で、今では脂質異常症と呼ばれています。

脂質の中でも善玉コレステロールとも呼ばれるHDL(高比重リポタンパク)は多いほうが動脈硬化を抑制できることから、高脂血症という呼び名が相応しくない状態となったからです。脂質異常症は高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症を指します。

肥満症、高血圧症、糖尿病、脂質異常症は、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)の摂取が多くなりすぎることが要因となっています。摂取量を減らすのがエネルギーコントロール食ですが、せっかく摂取したエネルギー源を効果的にエネルギー化して、発生したエネルギーを使って生活習慣病の予防と改善に向けていくことが重要になります。

そのためには、エネルギー代謝に必要な水溶性ビタミンを充分に摂取することと同時に、細胞の中のエネルギー産生器官であるミトコンドリアでは酸素が充分にあることで代謝が進んでいきます。

酸素の充分な摂取は栄養学の範疇ではないものの、エネルギー代謝の促進という観点では食事と同時に運動も必要になってくるということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

認知症の画期的な医薬品が開発されたとの報道を、希望を持って見た人がいる一方で、残念な気持ちで見た人もいました。9月は世界アルツハイマー月間で、そのタイミングでの発表でした。

これまでの認知症に使われる医薬品は、認知症が進行するのを遅くさせるもので、悪化する前に家族などが先々の準備をする期間を確保するのが主な目的とされていました。

それに対して、今回発表された医薬品は、アルツハイマー型認知症の特徴とされるアミロイドβというタンパク質が脳に蓄積されていくのを抑制して、認知機能の低下を抑え、認知症の進行を緩やかにすると初めての医薬品です。

確かに、これまでにない原因にアプローチする医薬品ではあるものの、その登場によって65歳以上の5人に1人が認知症とされる状況を大きく転じることができるのかというと、それはまだ期待のしすぎと言えます。

認知症は年齢が進むほど発症率が増え、65歳以上といっても65〜69歳では2%にも達していません。男女でも違いがあって、男性は80〜84歳は約20%と、5人に1人の割合の平均年齢となっています。

女性は長生きなので、発症が遅いことが期待されるところですが、実際には80〜84歳は約25%と、4人の1人の割合になっています。認知症は進むことがあっても戻らないとされているだけに、女性の場合には家族に大きな負担をかけることが予測されます。

認知症にならないことは大切なことで、そのための生活習慣(食事、運動、コミュニケーションなど)は必要なことです。認知症にならないことに力を注いで、さらに医薬品の有効性を求めることも大切であると考えます。

しかし、認知症は加齢によって進み、高齢者の割合が増えるほど患者も増加していくことは避けられないことだけに、本来の目指すべき道は、認知症になっても本人にも家族にも大きな負担がかからないケア社会を構築することではないかと考えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕