投稿者「JMDS」のアーカイブ

記念日8月30日〜9月5日
広く健康に関わる記念日について紹介します。

8月30日 地方卸売市場中津魚市場(大分県中津市)が8月からハ、3を回転させてm、0をoに見立てモとして「中津ハモの日」と制定。毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、「EPAの日」(日本水産)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)。

8月31日 食料品流通改善協会が、や(8)さ(3)い(1)の語呂合わせで「野菜の日」と制定。毎月31日は「菜の日」(ファイブ・ア・デイ協会)。

9月1日 ゼスプリ社がキウ(9)イ (1)の語呂合わせで「キウイの日」と制定。ブレイブサークル運営委員会が、がん征圧月間の9月の初日を「大腸がん検診の日」と制定。カゴメが被災時に保存できる野菜は望菜(ぼうさい)と読むことから防災の日に合わせて「望菜の日」と制定。日本マテ茶協会がアルゼンチンで収穫祭が行われる9月1日を「マテ茶の日」と制定。宇治田原製茶場(京都府宇治田原町)が急(9)須で淹れるお茶で一(1)番親しまれるの語呂合わせと2003年9月1日に、こいまろ茶が発売されたことにちなんで「こいまろ茶の日」と制定。森永乳業が日本初の濃厚ギリシャヨーグルト・パルテノが発売された2011年9月一日にちなんで「ギリシャヨーグルトの日」と制定。毎月1日は「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜飯の日」(前田家)、「Myハミガキの日」(ライオン)。

9月2日 那須塩原市畜産振興会が本州一の生乳生産地のPRのために牛(9)乳(2)の語呂合わせで「那須塩原市牛乳の日」と制定。船橋屋(東京都江東区)が、く(9)ず(2)の語呂合わせで「くず餅の日」と制定。第一勧業銀行(現みずほ銀行)が、く(9)じ(2)の語呂合わせで「宝くじの日」と制定。

9月3日 ポッカがクエン(9)酸(3)の語呂合わせで「クエン酸の日」と制定。もろみ酢公正取引協議会(沖縄県那覇市)がクエン(9)酸(3)の語呂合わせで「琉球もろみ酢の日」と制定。カリフォルニアくるみ協会が、く(9)るみ(3)の語呂合わせで「くるみパンの日」と制定。UHA味覚糖がグ(9)ミ(3)の語呂合わせで「グミの日」と制定。毎月3日は「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)、「みたらしだんごの日」(山崎製パン)。

9月4日 味のちぬや(香川県三豊市)が、く(9)し(4)の語呂合わせで「串の日」の日と制定。日本串カツ協会(大阪府大阪市)が、く(9)し(4)と、串カツを食って(9)幸せ(4)にの語呂合わせで「串カツ記念日」と制定。日本鯨類研究所が、く(9)じ(4)らの語呂合わせで「くじらの日」と制定。大分県豊後牛流通促進対策協議会が豊後牛100年を記念する2018年9月4日に県内統一ブランド・おおいた和牛を発表した日にちなんで「おおいた和牛の日」と制定。供養の日普及推進協会が供(9)養(4)の語呂合わせで「供養の日」と制定。毎月4日は「みたらしだんごの日」(山崎製パン)。

9月5日 クリーン・コール・デー実行委員会がク(9)リーンコ(5)ールの語呂合わせで「石炭の日(クリーン・コール・デー)」と制定。毎月5日は「みたらしだんごの日」(山崎製パン)。

自閉症スペクトラム障害を理解するために、幼児期の特性について列記していきます。このことから保護者が気づいて、専門医に相談することで発見されることも多くなっています。

*視線が合わないか、合っても共感的でない

*表情が乏しい、または不自然

*名前を呼んでも振り向かない

*人見知りしない、親の後追いをしない

*ひとりごとが多い

*他人の言ったことをオウム返しする

*親が「見てごらん」と指さしても、なかなかそちらを見ない

*抱っこや触られるのを嫌がる

*みんなが楽しく遊んでいても関心がないようで、一人遊びが多い

*同年齢の子どもと鬼ごっこやかくれんぼなどのルールのある集団遊びができない

*ままごとで役を演じて遊んだり、テレビのヒーローになりきって遊んだりできない

*砂、泥、絵の具などで手や体が汚れるのを極端に嫌がる

*食べ物の好き嫌いが強い

*ほしいものを「あれとって」と言葉や身振りで伝えずに、親の手をつかんで連れて行ってほしい意思を示す

*急に予定が変わると不安になって動けなくなる

*初めての場所に行くと不安になって動けなくなったり、パニックになったりする

*新しい場面では、情緒不安定になったり、落ち着かなくなったりする

*初めての人に会うと不安になる

*自分のやり方や順番にこだわり、それが変更されると、ひどく嫌がったり、パニックになったりする

*他人が近づくと視線を反らしたり逃げ出す

*話をすると止められるまで話してしまう

*相手の表情や態度などより物や図形、文字のほうに関心が強い

*言葉の発達の遅れがある

*言語の発達に比べて不器用

*自分が関心や興味を持っていない物は受け取ろうとしない

ケルセチンは玉ねぎの皮から抽出される成分としていられていて、機能性表示食品にも特定保健用食品にも素材として使われています。特定保健用食品では、落葉高木の槐(えんじゅ)の花の蕾から採られたケルセチン配糖体が使われています。このケルセチン配糖体の量は、玉ねぎ3個分のポリフェノールに相当するとされています。

ケルセチンというと、これまでは抗酸化作用、抗炎症作用、血圧低下作用などが知られていましたが、研究内容を見ると、ケルセチン配糖体が使われた緑茶飲料を1日1本(500ml)飲み続けたところ、8週目から腹部の体脂肪の低減が認められたと報告されています。

この体脂肪というのは、CTスキャンによって腹部全脂肪面積変化量を調べたもので、被験者198人を2つに分けて、ケルセチン配糖体が含まれた飲料を飲んだ98人(男性36人、女性53人)と含まれていないものを飲んだ98人で比較が行われました。
被験者のBMI(体格指数)は25〜30の軽度肥満の20〜65歳の方で、それ以上の肥満の人では試験はされていないものの、メカニズムからすると期間は別にしても、効果が期待されます。

ケルセチン配糖体には脂肪分解酵素のリパーゼを活性化させて、脂肪細胞の中に蓄積されている中性脂肪が脂肪酸に分解されるのを促進させる作用が認められています。脂肪酸は筋肉をはじめとした全身の細胞に運ばれ、細胞の中のミトコンドリアでエネルギー化されています。

ケルセチンそのものは水に溶けにくく、吸収されにくい難点がありますが、ケルセチンと糖が結合したケルセチン配糖体になると水に溶ける作用(水溶性)が高まります。その特性を活用して開発された特定保健用食品ということです。

大食いは最良のタイアップ企画ということで、テレビ番組では経費のかからない店舗のPR番組として大食いは元祖の番組だけでなく、各局でも使われています。大食いなのに太っていない女性は、ある意味で“憧れの存在”で、メディカルダイエット講習でも、食べても太らない、むしろやせられる方法はないのか、と聞かれることがあります。

食べても太っていない女性を対象に検証をしたことがあり、元祖の大食い女性タレントともいえる方にレントゲンまで使って検査をしました。そのときの結論はあるのですが、それは後で書くとして、そのときと同じ切り口の番組の企画への意見が求められました。私自身は、あまり肯定的な意見は出さなかったので、専門家を紹介してほしいという依頼があり、リストアップしました。

放送された番組では、3人の大食いでも太っていない女性を取り上げて、その理由として、水溶性食物繊維の多さ、やせ菌(水溶性食物繊維を材料に短鎖脂肪酸を作り出す腸内細菌)の多さ、胃から小腸に送り出す速度をあげていました。実際に検証をしたわけではなくて、あくまでコメントした医師の個人的な見解となっていました。聞かされていた内容とコメントが合っていないと怒りを伝えてきた専門家もいたのですが、それはテレビ番組の常套手段です。

番組には答えが隠されていて、3人とも食後のトイレの回数が尋常でないほど多くなっていました。これは以前の検討と同じことで、消化液が少ないので充分にされていないため、吸収も充分でない、だから便量が多くなるということです。ただ普通の方だったら、消化液が少ないと胃の中に入る量も限られてくるのに、取り上げた女性は胃が大きく膨らんで、中には病的な胃下垂の人もいました。

あまり消化されなくても、胃が大きく膨らんだら、多くの量を食べられるということで、これは本当の意味で大食いなのか、あえて検証の形で取り上げる意味があったのか考えさせられることです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

筋力というと、一般には筋収縮力を指しています。筋収縮力は、筋肉が収縮して大きな力を発揮することです。重いものを持ち上げる力で、筋収縮力を強化するためには重いものを持ち上げる筋トレ(筋肉トレーニング)が効果的です。

筋力には、このほかに筋持久力と筋代謝力があります。筋持久力は筋肉の持久力のことで、筋収縮力が長く続けられる能力を指しています。筋収縮力が強いということは白い色をした白筋の割合が多く、速筋とも呼ばれるように瞬発力には優れているものの、持久力はないとされています。持久力に優れているのは赤い色をした赤筋で、これは遅筋とも呼ばれています。

白筋と赤筋は特性が違っていますが、筋繊維(筋肉細胞)は白筋と赤筋が別々に存在しているわけではなくて、白筋と赤筋の筋繊維が混ざり合っています。白筋の割合が多いと瞬発力が強くなり、赤筋の割合が多いと持久力が強くなります。筋繊維の本数と割合は、誕生したときから変わりはなくて、瞬発系の運動をすると白筋が太くなっていきます。それに対して、持久系の運動をすると赤筋が太くなっていきます。

筋収縮力が強くて、筋持久力も強い筋肉は、白筋も赤筋も太い、鍛えられた筋肉ということになります。そのように鍛えるためには、瞬発系の運動と持久系の運動の両方をしなければならないので、実際には時間もかかり、努力を重ねていく必要があるということです。

もう一つの筋代謝力は筋肉が作り出すエネルギーを増やす力です。白筋はブドウ糖を主なエネルギー源にしていて、血糖値(血液中のブドウ糖の値)を下げるためには瞬発系の運動が必要です。それに対して、赤筋は脂肪酸を主なエネルギー源にしていて、中性脂肪値を下げるためには持久系の運動が必要です。

筋繊維の中で作り出したエネルギーは、筋肉の動きをよくするためにも筋肉を増やすためにも使われます。瞬発系と持久系の運動によって鍛えられる筋繊維が違っているので、これを見ても両方の運動が必要だということがわかります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

食事で健康を維持して、病気を予防するのは健康づくりの基本中の基本です。テレビの健康に関わる番組を見ると、医師が食事・栄養についてコメントしているシーンをよく目にします。医師は栄養にも詳しいのだろうな、という認識(想像?)のうえで、そのコメントを拝聴している人も多いかと思います。

医師こそは健康の案内人にふさわしいと思われがちですが、医師が職務として栄養指導をすることはありません。というのは、栄養指導をして保険点数がつくのは、つまり収入が得られるのは医療機関の管理栄養士だけだからです。医師は、いくら頑張って病気の改善のために栄養指導をしても一銭の稼ぎにもならない医療制度となっているのです。

管理栄養士でなければ保険点数がつかない制度を国に働きかけて構築したのは、日本栄養士会の理事長を務めていた管理栄養士で、当時は国立病院の栄養士のトップでもありました。その管理栄養士が、私が学んだ臨床栄養の師匠で、後に師匠が設立した病院栄養管理の研究所では、私は主任研究員を務めていました。だから、医師の栄養への関心の低さの背景をよく聞かされていました。

それでも患者のために一生懸命に栄養学を学んでいる医師がいるのも事実ですが、大学で栄養学を学びたいと思っても不可能ということもあります。医師養成大学は82校ありますが、栄養学講座が設けられているのは23校だけです。それも学べるのは栄養の不足による疾病の関係がほとんどで、必須科目にもなっていません。

だから、栄養学について積極的に語っている医師は、大学で学んだかどうかは関係なく、卒業後に一生懸命に学んだ結果ということが考えられます。国立病院や大学病院などであれば、医師も現場で管理栄養士の手助けもあって栄養学を学ぶことはできるのでしょうが、そのような環境にないと独学で学ぶことになります。

メディアで有名になった医師の書籍を書店で目にすることもありますが、栄養の部分を見てみると、独自の理論でアレンジした栄養学を述べる医師もいて、基本を知らないこともあって、「こんなことを書いて大丈夫か」と思えるものが多すぎます。健康の案内人になれる医師は、それほど多くはないのです。

だから、医師に頼るのではなく、自分たちの経験を活かした形で栄養学を学び、多くの人に役立つ健康の案内人になってほしいのです。そして、私は、その案内人のための案内人になれればと思って、情報収集・分析・研究に励んでいます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

ゴーストライターはアイドル本の常識で、全部を自分で書くというのは普通では考えられないことです。原稿は書いたものの、編集者が大幅に手を入れて発行するというのも常識的なことです。それよりも一歩進んだ仕事をしたことがあって、持ち込まれた原稿を元ネタにして、一から書き直すということを経験しました。

普通にゴーストライターをする2倍以上(約1か月)もかかる作業は、自分の184冊のゴーストラーター歴の中では最も時間がかかりましたが、なぜかギャラは同じでした。同じというのは著者印税(定価の8〜10%)の30%、1000円の書籍で1万部が発行されたとしたら多くて30万円という金額です。

ゴーストライターの仕事が多かった時代は、本は書店で買うことが常識で、売り場の棚を押さえるために毎月、一定の数を発行することが必要でした。著者が書いていたら間に合わないということで代わりに書く、それも短期間で書くという専門家が必要とされていました。しかし、ネット社会になって書籍が以前のようには売れなくなり、今ではネット通販で買うことが当たり前になって書店が減っていく時代では、無理に多くを発行する必要がなくなりました。

そのために私が東京を離れる前から依頼は急減して、5年前に岡山に移住してから、それでも仕事を出してくれる出版社があって、3冊を書きました。

ゴーストライターは何も書籍に限ったことではなくて、名前を出す人の代わりに書くということをゴーストライターと定義するなら、ネット社会はゴーストライターだらけです。それも専門家ではない人が、勝手に持ってきたネタで書くということもあって、間違いの伝言ゲームにもなりかねません。

私が書いたネット掲載用の原稿を編集担当が校正ミスをして、そのまま掲載されていました。これは早々に気づいて修正をしてもらったのですが、その前に引き写しをした人がいて、間違ったまま他のネット原稿として掲載されています。間違いの連鎖は、こちらで確認しただけでも4回も続いていました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

ダイエットというと、やせるという意味で捉える人が大半で、他の意味があるといってもピンとこないことがほとんどです。しかし、日本メディカルダイエット支援機構は「やせるのも太るのもダイエット」との考えで、メディカルダイエットの資格認定の初めの項目で説明しています。ダイエット(diet)の元々の意味は方針、作戦、戦略などで、正しい方針に基づいて戦略を立てて、そのとおりに進むことがダイエットとなります。国の方針を定める国会は英語では「The Diet」となります。

方針、作戦などの意味から、正しい食生活をする食事療法がダイエットになり、その流れで正しい運動療法がダイエットになりました。正しい食事や運動の方法というのは健康を維持する、健康を増進させるということで、少なくても身体を壊すようなことはダイエットと呼んではいけないわけです。

もちろん、健康を維持するためにやせるほうがよい人には、体脂肪を減らすことがダイエットであるのは間違いがないのですが、健康の維持のために太ることが必要な人は体脂肪を増やすことがダイエットとなります。健康的な体脂肪の増加というのは脂肪細胞の中に蓄積されている脂肪が少なすぎる人に対してのことで、通常は脂肪よりも筋肉を増やしたいと考えるはずです。

どちらに対しても運動によるエネルギー代謝の促進がすすめられます。太る要因の中性脂肪は脂肪酸が3つ結びついたもので、脂肪酸を細胞の中でエネルギー化させるエネルギー代謝は異化と呼ばれます。作り出されたエネルギーを使って、細胞の中で筋肉を作り出すのは同化と呼ばれます。同化のためには異化が必要であって、運動をしてエネルギー源の脂肪酸を消費するのは、筋肉を増やすために必要な行動ということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

ダイエットの難敵は甘いものだと考えられることが多いようです。1日に3食の食事だけで調整できれば、私たちが提供する100kcal単位の食事によるダイエット法は、それほど難しく感じないで生活に取り入れられます。しかし、実際に1日に食べたものを調べてみると、お菓子も摂取エネルギー量の中に完全に組み込まれている人が多くいます。

100kcal単位で栄養バランスを考える栄養指導では、菓子は摂取すべき食品には加えていません。これは生活習慣病の予防や改善に関する食事指導においても同様ですが、実情に合わせて実践していくことを重視するメディカルダイエットでは、菓子も100kcal単位で考えて、その分を運動によって消費することを掲げています。

菓子を食べた分を、主食(ご飯、パン、麺類など)を減らせばよいと考えるかもしれませんが、同じエネルギー量であっても主食にはたんぱく質も脂質も含まれています。菓子は甘い分だけ砂糖が多く使われています。主食には糖質が多く含まれているといっても糖質ばかりではなくて、砂糖のように血糖値を急上昇させるものではありません。

血糖値は血液中のブドウ糖の量を示すもので、ブドウ糖の量が多いほど血糖値を急上昇させます。砂糖はブドウ糖1分子と果糖1分子が結合したもので、最もブドウ糖の割合が高い食品となっているからです。

ブドウ糖は運動によって初めに多く消費されるエネルギー源であるので、運動をすれば無酸素運動であっても有酸素運動であっても使われて減っていきます。だから、菓子を食べた分は主食を減らすのではなくて、運動をしてバランスを取ることをすすめています。

これは菓子だけでなく、嗜好品としての飲み物でも同じことがいえます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

健康診断で血液中のLDLコレステロール値が高いことが指摘されても、自覚症状が現れにくく、生活習慣を改めることなく過ごしてしまう人も少なくありません。自覚症状は出ていなくても、LDLコレステロール値が高いまま長期間放置しておくと血管が硬くなり、もろくなっていく動脈硬化になりやすく、心疾患(心筋梗塞、狭心症など)や脳血管疾患(脳梗塞など)にもなりかねません。

LDL(低比重リポ蛋白)は、肝臓で合成されたコレステロールを血液を介して全身に運ぶ役割をしています。血液中のLDLが多くなると、それだけ全身に運ばれるコレステロールが増えるので、動脈硬化の危険度が高まることになります。

健康診断でLDLコレステロール値が高いことを医師や栄養士などに指摘され、コレステロールが多く含まれる食品を食べないようにしているものの、なかなか数値が下がらないと感じている人も多くなっています。コレステロールの少ない食事をしても数値が下がらないことがあるのは、血液中のコレステロールに影響を与えているのは脂肪よりも糖質の多い食事だからです。

血液中のコレステロールのうち通常は食事に由来しているのは約20%で、残りの約80%は肝臓で合成されています。肝臓が正常に機能していれば、食事で摂るコレステロール量が多くなった場合には、肝臓で合成されるコレステロール量が減り、血液中のLDL量が増加しすぎないように調整されています。

しかし、食べすぎや過剰な飲酒などでエネルギー量の摂りすぎが続き、肝臓の負担が増すと、肝臓で合成されるコレステロール量が増え、LDLコレステロール値が上昇します。また、肉食や脂肪の摂取量が増え、魚介類を食べる回数が減ったことや、肥満、運動不足も血液中のLDLを増やす原因となっています。