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噛むことと味覚、嗅覚、聴覚、触覚との関わりは理解しやすいかもしれませんが、視覚との関係となるとわかりにくいところがあります。発達障害に多く見られる視覚障害は、光を強く感じて見えにくい、視力に問題がないのに文字が歪んだり、一部の色が刺激的に感じるといったことが起こります。

この視覚過敏は文字が見えにくいことから判別がつきにくくて、理解に時間がかかり、文字を書くことにも時間がかかるということが起こり、学習障害にもつながっていきます。

噛むことは視覚過敏には直接的な影響はなくても、視覚情報に過敏であると目で見たものの記憶が強く残りやすくなります。五感による情報のうち、83%は視覚情報であるとされています。

目で見たものは記憶に残りやすく、その記憶が食の困難さに関わることであった場合には、視覚で得た情報が食べたいという気持ちを妨げたり、噛むことによって記憶が蘇ることにもなります。

食べ物が合わなくて、また発熱などがあって、食べたものを戻したことがあると、食べたものが噛み砕かれ、飲み込みやすくなった状態のものが戻されることから、噛むことが戻したものの状態を思い出させることにもなります。

発達障害がある子どもは、記憶として画像が残りやすく、その画像記憶が消えにくいことがあります。特に視覚過敏の子どもは、戻したもののイメージが強く残りために、ただよく噛むように言ったり、噛むことの大切さを教えるだけでは噛むことへの抵抗感は弱まってくれません。

本人の体験だけでなく、兄弟姉妹や学校などの友達が戻したときの体験も画像記憶として残って、それが噛んで飲み込むことへの抵抗感を強めることにもあるので、その点も注意して咀嚼について考える必要があります。

健康の指標とされることがある“標準体重”は標準的な体重ではありません。“標準体重”は身長から割り出したもので、「身長(m)×身長(m)×22」で求められます。170cmの人は「1.7m×1.7m×22」で63.58kgとなります。

22は、日本人を対象にした健康度の調査で最も健康とされる範囲にあった人の身長と体重の割合です。170cm(1.7m)で体重が65kgの人の場合には約22.5となります。こういって求められる数字はBMI(Body Mass Index:体格指数)と呼ばれています。

これによって求められた“標準体重”をもとにして、性別、年齢、生活の強度の指数をかけて、1日に飲食によって摂取すべきエネルギー量が計算されます。その計算のための標準の体重ということで“標準体重”と呼ばれているのです。

計算によって得られた“標準体重”と実際の体重を比較したときに、最も健康度が高い体重が確認されていますが。それは標準体重よりも5%体重が多い人です。先ほどの170cmの人を例とすると、66.759kgとなります。

見た目や美容面では、ちょっと多めの体重となるかもしれませんが、そのほうが免疫力が高く、疾患のリスクも低いことが確認されています。

体重が多すぎる人は、BMIで得られた体重を目標に減量していくことになりますが、急に体脂肪を減らしすぎると、不具合が起こることになります。不具合というのは、一つには免疫の低下で、急に体脂肪を減らすと感染症などに対抗する免疫細胞の活性が低下します。

終戦直後の日本人は体脂肪が少なかったことから、死亡原因の第1位は結核でした。そこから10年ほどで結核が急激に減っていきましたが、これは体脂肪と免疫の関係を如実に表しています。

目指すべき体重減少の第一目標は5%とされます。5%ほどの体重減では体脂肪の減少にブレーキがかかったり、リバウンドすることは少ないのですが、短期間に5%以上の体重を減らすと、急に減りにくくなるということが起こります。

5%の体重減が達成できたら、食事を大きく減らす、運動を大きく増やすということは休みとして、しばらく落ち着いてきたところで、また5%の体重減を目指すという方法が健康的である、無駄のない方法としてすすめられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

私の父母は、終戦後には小学生で、戦前教育と戦後教育の切り替えを体験してきた世代なので、教科書が急に変わったことについて、機会があるごとに聞いていました。冠婚葬祭のタイミングでも、親戚縁者から教科書の変化について、さまざまな体験談を聞かさせてきました。

終戦後の初登校の日に書道の道具を持ってくるように言われ、翌日の初授業のときに、教科書の中で戦前の“間違っていた”ところを筆で墨を塗って消したということです。その“黒塗り”の教科書は新たな教科書に変わるまで使っていたとのこと。

黒塗りだらけの文面では、何が書かれているかわからない、というのは今のお役所の公開文書のような状態で、1年近くは国語や社会などは教科書なしに学ぶというか、学べなかったという話も多くの人から聞きました。

戦前の教科書で覚えた難しい漢字は、新たに新しい教科書になって簡単な漢字が使われるようになり、教科としてはなくなったのですが、これを残しておこうという動きはありました。父の実家の米屋も母の実家の寺も古い文献が多く残っていて、私が幼いときに親元を離れて暮らした寺では、今では珍しい漢字も随分と目にしてきました。

いわゆる旧字体で、小学校に入ってからは新字体しか教えてもらえなかったので、旧字体が載っている本などを探し出して、祖父母に願って新字体との違いを教えてもらっていました。

新字体は「体」が普通のことで、「からだ」と聞いたら他に「身体」が思い浮かべられるだけですが、旧字体は「躰」「軀」「體」と複数があります。旧字体のうち常用漢字は「體」で、他の2つは俗字とされています。

俗字といっての意味合いの違いがあり、「軀」(略字は躯)は骨組みや“からだつき”を指しています。「躰」は姿や様子を指しています。旧字体の常用漢字の「體」は全身を表す漢字です。各部分が連なりあってまとまりを成した人体という意味合いがあります。

7画の体と比べると體は23画もあって、覚えやすく書きやすいという教える側の考えもわかるのですが、「体」の元々は劣る、荒いという意味があって、これをもって日本人の身体は欧米人より劣っていることを広めるために使われた、と指摘する人もいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

入浴の後に食事をすることで、体内で合成される脂肪の量を変えることができます。そのために重要になるのは入浴温度です。入浴温度によって自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えが起こります。

高めの温度(42℃以上)では交感神経の働きが高まり、胃液とインスリンの分泌が抑えられるので脂肪合成が抑えられます。高めの温度での入浴の後に食事をすると、胃液が減って脂肪の分解が低下するために吸収量が減ります。また、インスリンの分泌量が減ると、肝臓で合成される脂肪が減ります。

逆に、低めの温度(38℃以下)では副交感神経の働きが高まり、胃液とインスリンの分泌が亢進するので脂肪合成が進んでいきます。このような理由から、エネルギー代謝を高めるためには高めの温度での入浴の後に食事をするのがよいことになります。

夕方以降の時間帯は副交感神経の働きが盛んになり、脂肪合成が進んでいくので、効果が出やすいタイミングは夕食の前の入浴となります。

この働きを促進するために使われるサプリメントはL‐カルニチンです。L‐カルニチンは全身の細胞でエネルギー産生を行っているミトコンドリアに取り込ませるために必要な代謝促進成分です。

L‐カルニチンによって脂肪がミトコンドリアに多く取り込まれると、脂肪の分解が進んで、脂肪酸が多く作られます。そのために必要になるのは水溶性ビタミンのビオチンです。

この脂肪酸を効果的にエネルギー化させるためには、高エネルギー化合物のアセチルCoAに変化させる必要があり、そのときにはビタミンB₂、ナイアシン、パントテン酸が必要になります。

リテラシー(literacy)は、文字や文章を読んで、内容を理解して文章を書く能力を指す言葉で、膨大な情報の中から必要な情報を引き出して活用するという意味も含んでいます。

今のように膨大というレベルを通り越して、情報が洪水のように押し寄せる時代には、情報を確認することも難しいような状態であり、押し寄せる情報の中から大切なこと、自分にとって重要なことを選択するのは容易ではありません。

ましてや、その情報が正しいのかを判断するのは、もっと難しいことになります。情報の重要性は、それぞれの人の専門性や思考・志向・嗜好などによって違ってきます。同じように目の前を通過していても、関心がないことは、まるで見なかった(見えなかった)かのように心に残らずに通過していってしまいます。

自分にとって、あまり関係ないことであったら、見えなくても、見えていても理解できなかったとしても、大きな影響はないのかもしれません。しかし、それが自分の健康にとって影響を与えることであったら、簡単に見逃すことはできなくなります。

その健康の分野のリテラシーは「健康リテラシー」と呼ばれます。健康リテラシーは「健康や医療に関する正しい情報を入手して、理解して活用する能力」を指しています。

この能力が重要で、情報を提供してくれるのが対面(目の前にいる人から)であっても、書籍やインターネット検索であっても、目に飛び込んでくる、そして脳に伸び込んでくる情報を選択して取り入れるにも、入手して活用するまでの行動には、それなりの技量が必要になります。

その技量(能力)は「入手」「理解」「評価」「活用」の4つに分けられています。この4つを健康分野で考えると、「情報が得られる機会への接触」「ヘルスケア(病気や症状がありときの医療や療法の利用など)」「疾病予防(受診や疾病予防行動など)」「ヘルスプロモーション(生活環境の評価、健康のための活動など)」となります。

重要な健康に関する情報も、経験なしには自分のもとに飛び込んできても理解も評価もできず、その結果として活用することもできなくなります。健康リテラシーの第一のポイントは情報をキャッチするための能力の強化です。そして、その能力を高めるための数多くの経験です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

バウンドテニスは、テニスと名がつけられている健康(生涯)スポーツですが、原型はラケットボールで、テニスと同様のルールで実施されます。テニスと卓球を合わせたような形ですが、実施方法としては極めてテニスに近くなっています。

バウンドテニスの発祥は日本で、メルボルンオリンピックの金メダリストの笹原正三さんによって考案・開発されました。

新たに誕生した健康スポーツの中ではテニス型のものは人気がありますが、その中でも人気が高いのは、よく弾むようにラケットとボールが工夫されていることもあげられます。

テニスと大きく違っているのは、コートの広さです。通常のテニスコートは左右にも広く、左右の動きがあるのが特徴ですが、バウンドテニスは通常のテニスコートの6分の1の広さ(幅3m、長さ10m)のコートとなっています。

この限られたスペースを指すバウンダリーからバウンドボールは命名されています。
コートは体育館に人工芝のコートを敷いています。ネットは高さ50cmと低く、ラケットは軟式テニスを縮小した50cmの大きさとなっています。ゴム製のボールはテニスボールよりも小さめ(6cm弱)で、やや硬めになっています。そのためラリーが続きやすく、これが長く続けられる秘訣となっています。

ルールはテニスのシングルス、ダブルスと同様の競技性を楽しむものの他に、1分間のラリーの回数を複数で競うBTラリー戦も実施されています。サービスは1球だけで、腰よりも低い位置で打って、対角線のコートに入れます。

打ち方はアンダーが基本で、4打目からボレーができます。また、ダブルスは4人が交互に打つように定められています。

普及は一般財団法人日本バウンドテニス協会が担い、その傘下に47都道府県の地域協会が設けられています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

腸内環境を整えて、便通をよくするのは、積極的に食事を摂るためにも、身体を動かすためにも必要なことです。お腹の調子がよくない状態では食欲も湧きにくく、運動をするにも気力が起きにくいということにもなります。

便通がよいこと自体が代謝を盛んにして、ダイエットにもプラスになっていくわけですが、ダイエットを心がけるときには腸内環境を整えることも重要になります。

便通がよい状態というのは、腸内細菌の善玉菌が多く、善玉菌による発酵が進みやすく、便が軟らかくなり、便の量が増えています。この状態では毎日の便通が期待され、トイレにも時間がかかりにくいという状況になっていきます。

善玉菌は発酵をさせる作用があり、悪玉菌は腐敗をさせる作用があります。発酵は便が軟らかくなって、便の量が増えるだけでなく、色も黄色に近くなって、においも弱くなります。毎日の便通があることと同時に、この状態であることを確認すれば、善玉菌が多い状態であることがわかります。

悪玉菌が多くなると腐敗しやすくなり、便が硬くなって、量も減り、色は茶褐色か黒くなり、においも強くなります。このような状態であれば、善玉菌が少ないことから善玉菌を増やすために腸内細菌が含まれた乳製品やサプリメントの使用が考えられるところです。

善玉菌と悪玉菌のバランスは、腸内環境がよい状態の人でも、「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」の割合だとされています。悪玉菌というとよくないものという印象が抱かれがちですが、動物性のたんぱく質を分解して便として排泄させるという大切な役割があります。

日和見菌は善玉菌が多いときには善玉菌の味方をして、悪玉菌が多いときには悪玉菌の味方をするという特性があります。特に悪玉菌が増えたときには悪玉菌が増えやすい環境を作り出すという困った存在です。

善玉菌を増やす方法については、次回から説明していきますが、便通をよくする行動はダイエットにもつながるので、腸内環境を整える行動をとるようにしたいものです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

新たなことに挑戦するとき、決断するのは自分であることはわかっていても、その決断がつかないことがあります。決断のためのアイデアや多くの方の体験談をうかがうことでの切り口を求めて倫理法人会に参加させてもらいました。

アドバイザーやコンサルタントを専門にしている方にも話をうかがいましたが、なかなかしっくりしない感じがあり、まだマッチングできていません。その原因は、相手にあるのではなくて自分のほうにあるというのが大命題で、多くの方の体験談の中で共通して語られているのは「自分が変わらなければ相手は変わらない」ということです。

自分の何を変えればよいのか、どう変えればよいのかは、それこそコンサルタント、それも倫理専門のコンサルタントをつけなければ教えてもらえないのではないか、と感じています。

自分に受け入れるだけの能力が備わっていないときには、余計な意見に左右されがちです。「余計な」というのは、本当に余計な意見であることもあれば、自分にとって合わないと感じることで余計なものと判断してしまうこともあるからです。

そんな自分に、多くの情報を得ることをすすめてくれる方もいます。少ない情報の中での選択は間違いにつながることは認めます。しかし、情報が多すぎると目移りして、自分本来の選択ができなくなることもあります。

まだ自分が出来上がっていないときに、多くの情報は邪魔にもなります。自分を振り返ってみても、情報を発信しすぎて邪魔になっていることも認めなければなりません。私としては“小さな親切”のつもりでも、それを“大きなお世話”という気持ちで受け取る人は多いようです。

自分の胸(マインド)に問うてみて、判断ができるようになるまで待つことも必要であり、ただ待つのではなく、人間として成長できるようにインプット(学習)しながら待つという心構えが重要だと、やっと気づけるようになってきたところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

口腔の健康状態と労働生産性の関連については、まだ研究途中であり、これからの分野とされてきたところがあります。

口腔の健康状態と労働生産性との関連について研究発表した安達奈穂子医学博士(東京医科歯科大学助教)は、歯科の健康が全身の健康に影響することを裏付けることに取り組み、口腔の健康状態のうち、どれが大きな影響を与えるのかを明らかにしようとして、歯周病、う蝕(むし歯)、う蝕を経験した歯の数、口腔関連QOLと労働生産性に関連の調査に取り組みました。

口腔の健康状態と労働生産性の関連の研究は、歯科健診を毎年実施している日本の企業の従業員712人を対象に、質問票調査、歯科健診、一般健診・特定健診データを用いて実施されました。

自記式質問票では、全身的な健康では以下の質問をしています。

1 労働生産性:「歯の不具合による遅刻・早退・欠勤」の有無、プレゼンティーズム(心身の不調を抱えながら仕事をしている状態)として「歯の不具合により仕事に集中できなかったこと」の有無、主観的健康観、健康関連QOL、メンタルヘルス、職業性ストレス、食習慣

2 口腔の健康:口腔関連QOL、口腔の自己評価、口腔衛生週間、歯科受診行動(かかりつけ歯科医の有無、定期的・継続的メンテナンス受診の有無など)

3 社会経済要因:学歴、世帯収入、職種、婚姻の有無、子の有無など
歯科健診では、歯式(歯の位置や欠損状態を示すための書式)、う蝕を経験した歯の数、歯周組織の状態

定期健康診断・特定健康診査では、性別、年齢、身長、体重、腹囲、血圧、血液検査、問診、生活習慣(喫煙、飲酒、食習慣)などを聞いています。

「口腔の不具合による遅刻・早退・欠勤」があったと回答した6.7%は、労働生産性低下の有無であるアウトカム(本質的な成果)では、喪失歯、う蝕を経験した歯の数、口腔関連QOLが低くなっていました。

「口腔の不具合で仕事に集中できなかったことがある」と回答した9.1%は、う歯、喪失歯、口腔関連QOLが低くなっていました。

この結果から、歯の不具合による遅刻・早退・欠勤の有無と口腔関連QOLが低いこと、口腔の不具合で仕事に集中できなかったことの有無と、う歯、う蝕を経験した歯の数が多いこと、口腔関連QOLが低いことの関連が示唆されました。

歯科健診が歯科受診による欠勤日数を減少させるとの研究結果も明らかにされています。これは東京医科歯科大学の研究グループによる発表です。

歯科疾患に罹患していることよる欠勤は、すべての欠勤の9.06〜26.7%を占めると報告されており、定期的な歯科健診は欠勤率を低下させるのに有効と考えられています。

研究は3930人(男性2057人、女性1873人)の労働者(平均年齢43.3±11.7歳)を対象として実施され、職場で歯科健診を受けた人は歯科受診による欠勤日数(欠勤・遅刻して通院した日数)が少ない傾向にありました。

1年間の歯科受診による欠勤日数は、歯科医院で歯科健診を受けた人で0.57±2.67日、職場で受けた人で0.12±1.20日でした。共変量で調整した結果、職場で歯科健診を受けた人は、歯科医院で歯科健診を受けた人よりも欠勤日数が0.35日少なくなりました。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害は脳機能の発達に凸凹(でこぼこ)があり、それが生きにくさにつながることから、困難さを抱えている部分の凹を埋めることが、これまで第一に考えられるところがありました。

普通にすることが優先されてきたということですが、“普通”という表現には抵抗を感じる人は多くいます。それは発達障害がある人や、その保護者だけでなく、発達障害児・発達障害者を支援する人にも強い違和感がある言葉です。

医学的な改善が必要とされる状態では、凹を埋めて“普通”の状態にすることが治療の成果となります。発達障害児を支援する施設においても、“普通”を目指し、その達成度が評価されています。

それは事実ではあっても、“普通”にするように埋めることが、すべての方に望まれているわけではありません。それぞれの子どもは持って生まれた能力があり、それを引き出してあげることが発育・発達の支援であるべきです。

「苦手を受けて普通にする」ということではなくて、「苦手を埋めても普通になるだけ」の考えをもって、得意とすること(凸)を伸ばしてあげることにも力を注ぐべきです。

このことに同意してくれる人は多くいるのですが、凸を伸ばすことに意識が向かいすぎて、凹の改善が軽く見られることもあります。凹は、そのままでよいということではなくて、凸を伸ばすために必要となる凹を埋める行動は絶対に必要です。

そのための基本中の基本となることとして、私たちは発達栄養を掲げて、栄養の不足を補うだけでなく、発達のために必要となる栄養素の摂取は凹を埋めることに加えて、凸を伸ばすためにも重要であることを伝えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕