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学校の授業は、自律神経の交感神経の働きが盛んになる時間帯に実施されています。これは自律神経の交感神経の働きが日中に盛んになり、夕方以降は副交感神経の働きのほうが盛んになって、交感神経の働きが抑えられるという通常のリズムを基本とした考えです。

ところが、発達障害の人では、大人も子どもも関係なく、日が昇っても交感神経優勢に切り替わらず、そのために通常の起床時間になっても起きられない、起きられても脳の機能が高まらずに学習にも積極的に取り組めないということが起こります。

学習時間に交感神経の働きを整えるためには、しっかりと熟睡すること、そのために早寝をすること、運動をすること、夕方以降は交感神経を刺激するブルーライトを避けるためにスマホもパソコンもテレビも避けること、といったアドバイスがされます。これを実現させたとしても、基本的な身体機能を調整するための栄養が摂取できていないのでは、なかなか続かないということにもなります。

自律神経の調整のために必要なホルモンとしてセロトニンがあげられます。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれる脳内ホルモンで、感情や精神面、睡眠などの機能に深く関わっている神経伝達物質です。セロトニンは脳が緊張やストレスを感じると多く分泌されます。この分泌が不足していると、緊張もストレスも続き、興奮状態から解放されないために交感神経の働きが続くことになります。

セロトニンが分泌されると神経を興奮させるノルアドレナリン、快感を増幅させるドーパミンといったホルモンの働きを抑えて、自律神経の調整を整えるように作用します。ストレスがたまった状態で、ぬるめの温度で入浴したり、軽い体操をするとリラックスができるのはセロトニンが増えた結果です。

セロトニンは脳内と腸内で作られていますが、材料がなければ作ることができません。セロトニンの材料となるのは必須アミノ酸(体内で合成されないために食品から摂る必要があるアミノ酸)のトリプトファンです。トリプトファンが直接的に効果を発揮するのではなくて、トリプトファンはセロトニンとなったあとに、睡眠を促進するメラトニンに変化します。このメラトニンによって睡眠の質が高まり、自律神経が調整されるようなります。

トリプトファンは大豆製品(納豆、豆腐、味噌など)、乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)のほかに、バナナ、卵、ピーナッツ、ごまにも含まれています。肉や魚にもトリプトファンは含まれているものの、動物性たんぱく質に含まれるBCAA(必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシン)はトリプトファンの脳内への取り込みを阻害する作用があるため、植物性食品から多めに摂ることがすすめられます。

高齢になって筋肉量が減ると活動量が減り、そのために食欲が湧かなくなり、食事量が減るために筋肉が増えにくくなる、という悪循環を起こすようになります。その流れの、どこかでストップをかけなければ、どんどんと虚弱が進み、日本人の死因の3位になっている老衰の原因にもなりかねないということです。

どこでストップをかけるかということになると、筋肉量の減少というスタート地点がターゲットとなります。筋肉が多いことで筋肉を動かすことによる全身のエネルギー代謝が高まり、このエネルギーを使って筋肉細胞(筋繊維)に取り込まれたたんぱく質を筋肉として蓄積していくことができるようになります。

どれくらいの筋肉量が減ったら対策を急いで始めなければならないか、ということですが、5つのチェック項目があげられています。以下の項目のうち、3項目以上でフレイル、一つでも当てはまったらプレフレイル(フレイルの前段階)と判定されます。

1 体重減少:意図しない年間45kgまたは5%以上の体重減少
2 疲れやすい:何をするのも面倒だと週に3〜4日以上感じる
3 歩行速度の低下:1秒間に1m以下
4 握力の低下:男性28kg以下、女性18kg以下
5 身体活動量の低下:軽い体操・運動を週に1回もしていない

筋力の低下をチェックする方法として、「片足立ちして靴下を履けるか」ということがあります。これはロコモティブシンドローム(筋肉、骨、関節の障害による日常生活への支障)のチェック項目でもあって、つかまり立ちをしないで左右とも靴下が履けなくなったら筋力の低下が指摘されます。

ただし、この場合の靴下は、履くのに時間がかかる五本指ソックスや足袋型(二股)ではなくて、履きやすい普通の靴下を使ってのことです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

発達障害は幼児期では、周囲にあまり興味を持たない、コミュニケーションを取るのが苦手、強いこだわりを持つといった特徴がみられます。

言葉を話し始めた時期は遅くなくても、自分の話したいことしか口にせず、会話がつながりにくいことがしばしばあります。また、電車やアニメのキャラクターなど、自分の好きなことや興味のあることには、毎日何時間でも熱中することがあります。初めてのことや決まっていたことの変更は苦手で、なじむのにかなり時間がかかることがあります。

児童期では、集団になじむのが難しい、臨機応変に対応するのが苦手、「どのように」「なぜ」といった説明が苦手といった特徴がみられます。
この他に、刺激に対する感覚の偏り(感覚過敏、感覚鈍麻)や睡眠障害などの行動上の問題が特徴として現れることがあります。

思春期では、不自然なしゃべり方をする、他人の気持ちや感情を読み取るのが苦手、雑談が苦手、興味のあるものにはとことん没頭するといった特徴がみられます。

青年期になると、自分と他の人との違いに気づいたり、対人関係がうまくいかないことに悩んだりして、不安症状やうつ症状を合併する場合があります。就職してから初めて仕事が臨機応変にこなせないことや職場での対人関係などに悩み、自ら障害ではないかと疑って病院を訪れる人もいます。成長とともに症状が目立たなくなる人や、能力の凸凹をうまく活用して社会で活躍する人もいます。

自閉症スペクトラム障害では感覚過敏と感覚鈍麻が特徴的に現れますが、感覚過敏は体調や気分によって大きく左右されます。同じ感覚刺激であっても体調や緊張、不安などによって感覚過敏が出やすくなる傾向があります。

高濃度の茶カテキンには体脂肪低減効果があるということで特定保健用食品となっています。特定保健用食品は、その製品を用いて試験をした結果を裏付けとしているものです。機能性表示食品は製品を用いての試験だけでなく、研究論文を裏付けとして示すことでも認められるので、より厳しい審査を受けているのが特定保健用食品ということができます。

体脂肪の低減は摂取エネルギー量を減らすか、消費エネルギー量を増やすことによって得られる効果ですが、高濃度茶カテキンの摂取の場合には脂質の吸収抑制作用と糖質の吸収抑制作用による摂取量の低下に相当します。脂質と糖質を多く摂っている場合に吸収抑制の効果が得られるということで、食事での糖質と脂質の摂取が少ない人のための製品ではないということになります。

脂質代謝を高める効果も研究成果として認められていますが、その研究では週3回のウォーキングを継続した人の結果です。飲むだけに何もしなくても脂質代謝が高まって、体脂肪を減らすことができるものではないのです。

試験対象者をみると、BMI(体格指数)が高い人となっています。BMIが低い人は効果が得にくいということです。摂取を考えるときには、自分のBMIが高いのか低いのかを知っておくことが大切になります。

特定保健用食品も機能性表示食品も疾病のある人は試験対象から外されていますが、高濃度茶カテキンの場合には肥満1度も外されています。肥満1度というのは、BMIが25以上で、これは身長が160cmなら体重が64kgに相当する人です。ここまで太ってはいない人での試験結果であって、肥満の人には効果が出にくいということです。

高濃度茶カテキンは内臓脂肪と腹部の皮下脂肪を減少させる結果が得られていますが、それは12週間(3か月)の継続摂取の結果です。短期間での効果は期待されていないわけです。

高濃度茶カテキンは非常に苦いもので、通常では飲用には向いていません。それが飲める程度の味になっているのは、シクロデキストリン(環状オリゴ糖)の中に入れ込むことで、舌を刺激する部分が少なくなっているからです。小腸でシクロデキストリンが腸壁に触れて、高濃度茶カテキンを吸収させるというメカニズムになっています。

運動をするとエネルギー代謝を高めるために鉄が多く必要になります。そのために運動をするほど体内の鉄が減るようになります。鉄は赤血球の構成成分で、酸素を運ぶ役割があります。この酸素を使って、細胞の中のミトコンドリアでエネルギーを作り出すときにも、補酵素として鉄が必要になります。エネルギー代謝を高めてダイエットを考えるときには、鉄の補給も考えなければならないわけです。

運動をすると他の理由でも鉄が不足するようになります。運動をして筋肉が増えていくときにも補酵素として鉄が必要になります。筋肉が増えていくときには鉄が必要になるということですが、鉄が不足していると筋肉を強化する運動をしても、思ったように筋肉がついていかないことになります。

スポーツ貧血という言葉があります。これはエネルギー代謝が高まることによって鉄が不足することを一般には指しているのですが、運動をすると血液の流れがよくなり、赤血球が受ける摩擦刺激が強くなります。そのために破壊される赤血球が増えることから、酸素の供給量が低下するということです。

スポーツ貧血が起こりやすいは成長期の子どもです。成長期には筋肉が増えることと、成長のためにエネルギーを多く作り出さないといけないために鉄が必要になるためですが、そんな状態でスポーツをすると大きく鉄が不足することになります。

成長期にもスポーツをするときには、神経伝達物質のドーパミンとセロトニンが多く必要になります。興奮系の活動にはドーパミンが多く必要で、興奮状態を抑えるためにはセロトニンが必要です。ドーパミンとセロトニンが体内で作られるときには補酵素としての鉄が必要になります。

鉄は年齢に関わらず不足しやすいだけに、食事だけでは補給できない場合も多いことから、心当たりがある人はサプリメントの使用も考えるべきです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

高齢になると筋肉量が減り、活動量が減っていきますが、この状態を「フレイル」と表現して、高齢になっても活動量が減らないようにするための対策が行われています。

フレイルの語源となっているのは英語の“Frailty”(フレイルティ)で、日本語では“虚弱”“脆弱”“老衰”となります。老衰は、日本人の死因の3位になっています(1位:悪性新生物=がん、2位:心疾患=心臓病)。

老衰とは、どんな状態かというと、厚生労働省の「死亡診断書 記入マニュアル」によると、「高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死」とされています。特に死因につながるような病気(がん、心疾患、脳血管疾患、肺炎など)や障害がないのに、年齢によって自然に亡くなることを指しています。

これは超高齢社会(高齢化率28.9%:令和4年)を反映したもので、肺炎が死因の5位になっているのも、高齢者が急激に増えてきたことと関係しています。フレイルの行き着く先が老衰による死亡ということを考えると、フレイル対策は健康寿命を延ばすための重要な項目となります。

フレイルと名付けたのは日本老年医学会(2014年)で、高齢者で起こりやすいFrailtyも正しく介入(生活面の手助け)をすれば改善できるということを強調するために、「フレイル」を共通言語として使うことを提唱しました。

その介入の第一は筋肉運動で、高齢になってからでは間に合わないので、少なくとも50代からは筋肉を増やすための運動や食事などを心がける“貯筋”をすすめています。貯金ならぬ“貯筋”が多ければ、筋肉量が減りすぎて機能の低下を防ぐことができるという発想です。

筋肉量を増やすためには、筋肉に刺激を与えることが必要ですが、歩くことくらいでは筋肉を増やすほどの運動にはならないと考えられてきました。ところが、高齢者の場合には、運動量が全体的に減少していることから、早歩きをするだけで筋肉が強く刺激されて、筋肉量が増えることがわかってきました。特に効果があるのは速歩と普通歩行を繰り返すインターバルウォーキングで、その方法については別の機会に紹介させてもらいます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

中国の軍事演習のミサイルが台湾の首都の台北市の上空を通過して、日本のEEZ(排他的経済水域)に着弾したという報道があったときに、領海と混同する人がいました。領海は日本に主権がある海で、領土の海版といえます。海外の船が勝手に入り込むことはできません。そこにミサイルが撃ち込まれたら、これは攻撃となります。

これに対してEEZは領海の外側にある自由に漁業や天然資源採掘などが行われる範囲のことです。EEZは独占ができないので、他の国の船が入ってくるもこともできるし、使うこともできます。今回の場合は訓示演習の標的として使ったということになります。

台湾は沖縄本島からも700km以上の距離があります。700kmというと東京都庁から広島県の厳島神社までの距離に相当します。これからすると、かなり離れていると感じます。これに対して、日本の最西端の与那国島から台湾までは100kmほどで、その間に着弾したということがわかると、日本の広さがわかります。

最北端の北海道の稚内から与那国島までの距離は2869kmあり、この長さが今の日本にとってラッキーな存在となっています。日本地図を上下反転させて見ると、日本の領土はロシア南部、朝鮮半島、中国南部までを塞ぐような形で位置しています。この地図の見方は、自衛官出身の国会議員から教えてもらいました。

この位置に日本があるので、文明が入ってきて、歴史的に発展をしてきたわけですが、この位置だからこそロシア、北朝鮮、中国と対立するアメリカをはじめとした西側諸国の支援を終戦後から受け続けることができました。

沖縄には米軍基地が集中していますが、米軍基地は北海道から沖縄まで130基地があるのは、日本の位置に関係しています。これまでは地政学的に日本は守ってもらえる位置になって、これは発展のことを考えるとよいことではあったのですが、何か事が起こったときに守ってもらえないかもしれないという不安が生じてくると(ウクライナへのアメリカの態度を見ていると)、よい位置だとは言えなくなります。

そんな不安定な位置にあって、国境を歩いて隣国に避難することができない島国だけに、万が一を考えて、生き残れるだけの心身の健康を身につけておくことだけは、コロナ禍にあっても続けておかなければならないはずです。それができているのか、できていないとしたら今から何をするべきか真剣に考えて、すぐに行動を起こす(といっても食べているものを見直すということからですが)必要があると認識しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

「日本の常識は世界の非常識」というのは今では当たり前の言葉として普通に慣用句として使われていますが、この言葉を広めたのは竹村健一さんで、このテーマの書籍が数多く発行されました。そのうちの一冊の制作に関わったのですが、著者は、どんなに忙しくても自分で書くということを売り物にしていました。よほど忙しかったのかゴーストラーターとしての参加で、これまでの書籍と資料を渡されて、2週間後の原稿締め切りを言い渡されました。

これは過去184冊のゴーストライター歴の、たった一つの話ですが、いくら契約で誰の代わりに書いたのかは言えないとしても、著者自身が書いたということになっている書籍は、言葉づかいも文字変換(漢字とひらがな、カタカナなどの使い方)も改行も絶対に他の人が携わったとわからないようにしなければならないというので、ギャラが高かったことを覚えています。

日本の常識は世界では常識ではないというのは、日本国内では常識は常識のまま続くということを前提としていて、その当時の常識では銀行が潰れることもなければ、日本の工業製品が海外で売れなくなることも、海外から燃料や食料が入ってこなくなる、日本がアジアの国々に買い負けすることはないという前提でゴーストライターとして書き続けてきました。

それが常識ではないことは今では誰もが知っていることで、「日本の常識は世界の非常識」ではなくて「かつての常識は今は非常識」、「今の常識は明日は非常識」ということも起こり得る時代です。昨日、元気で選挙の応援演説をしていた国の元代表が、翌日には射殺されるということが起こり、絶対に使えると思っていた携帯電話が使えない、一部であってもATMが使えない、明日来るはずの荷物が届かない、という非常識(?)が起こりました。

そして、連立政権を組んでいる政党の推薦を受けなければ当選できないという、かつての常識を一人だけ覆した地域選出の参議院議員が現れました。まだまだ今の常識が非常識になる時代を目の当たりにするはずです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

食事で摂取したもののうち胃で消化され、小腸で吸収されたもの以外は、不要なものとして大腸に運ばれ、排出されます。実際には大腸で分解されて吸収される成分、大腸で発生する栄養素があるのですが、全体量としては少ないので、大腸の排出のための器官と考えても間違いではありません。

排出は不要なものを出すだけなので、エネルギーは必要ないような印象が抱かれることがあるのですが、大腸は排出のために蠕動運動をするところで、大腸壁の細胞は、その中で作り出されるエネルギーによって生化学反応が起こり、スムーズに動くことができるようになります。

正常な働きをするためにはブドウ糖と脂肪酸をエネルギー源としてエネルギー代謝が盛んに行われる必要があります。大きなエネルギー源である脂肪酸を細胞の中のエネルギー産生器官であるミトコンドリアに取り込むためには代謝促進成分のL‐カルニチンが必要になります。L‐カルニチンは肝臓などで必須アミノ酸のリシンとメチオニンから合成されていますが、合成のピークは20代前半で、年齢を重ねていくにつれて合成量も保持量も減っていきます。

高齢になると便通が悪くなるのは腸内細菌の善玉菌が減ることが大きな理由としてあげられるのですが、大腸壁の細胞のエネルギー不足も原因となっています。善玉菌は腸内が温かな環境で増殖して活性化しますが、年齢を重ねると腸内の温度が下がっていきます。細胞内で作り出されたエネルギーの半分ほどは体熱の保持に使われています。エネルギー産生が低下すると腸が冷えやすくなります。

腸を温かい状態にして善玉菌を増やすためにも、大腸壁の細胞の活動を高めるためにも、代謝促進成分のL‐カルニチンが重要になってきます。L‐カルニチンは以前は医薬品成分でしたが、今では食品成分としてサプリメントとして摂ることができるようになっています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

筋肉は運動をすれば筋肉は増えるのは間違いないことです。もちろん、増やしたい部位の筋肉に負荷をかけて動かすことと、筋肉になる栄養素のたんぱく質の摂取、筋肉を増やす成長ホルモンの分泌などの条件はあるのですが、筋肉は刺激をしないことには増えてくれません。しかし、運動をすれば必ず筋肉を増やすことができます。

運動をしても筋肉が増えない、たんぱく質が含まれた肉や魚がたくさん食べられない、年齢が進むと成長ホルモンが減って筋肉が増えない……ということを言って、筋肉を増やすことを諦めるような発言をする人は少なくありません。筋肉が増えにくいことは事実であっても、だから運動をする意味がないということは絶対にありません。

高齢になって運動をしても筋肉がつきにくいということはあっても、筋肉が増えないということはありません。というのは、筋肉細胞(筋繊維)は年齢を重ねても減っていなくて、刺激を受けると増えていくからです。筋肉細胞が筋繊維と呼ばれるのは、筋肉は細長い細胞が数多く重なって、束のようになっています。繊維状に長くなっているので、伸び縮みしやすくなっています。

最も大きい筋繊維は骨格筋で、骨とつながっていて、骨を動かして大きな力を出すことができます。効果的に筋肉をつけようとしたら骨格筋に強い負荷がかかる運動をすることが必要になります。

高齢になると筋肉量が全体的に減ってくることから、筋繊維が減るように思われがちですが、筋繊維は誕生したときから数は変わっていません。筋肉量が増えたからといって筋繊維が増えることもなければ、逆に筋肉量が減ったからといって筋繊維が減ることもありません。筋繊維の数は一生涯、変わらないので、筋肉を刺激する運動をすれば筋繊維を太くして、筋肉量を増やすことができるようになるのです。

その方法については、運動法だけでなく、栄養摂取や睡眠、休養なども含めて、徐々に紹介させてもらいます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)