筋肉は白筋と赤筋に大きく分類されます。白筋は白い色をしていて、瞬発力を生み出す筋肉です。赤筋は赤い色をしていて、持久力の筋肉となっています。瞬発力を発揮するためには、すぐにエネルギー化するエネルギー源が必要で、それに相当するのはブドウ糖です。それに対して、持久力のためには長くエネルギー化されるエネルギー源が必要で、それは脂肪酸です。
筋肉はエネルギー代謝が高くて、1日に使われるエネルギー量の70%ほどを占める基礎代謝のうち、30〜35%は筋肉が消費しています。そのため、筋肉トレーニングをして筋肉量を増やすと脂肪(脂肪細胞の中に蓄積されている中性脂肪)が減るように言われることが多く、そのように書いている書籍もあります。
しかし、筋肉トレーニングで鍛えられるのは白筋で、白筋はブドウ糖がエネルギー源なので、体脂肪が減るわけではありません。脂肪細胞の中に蓄積されている中性脂肪を減らすには、赤筋を増やすように継続的に有酸素運動をすることです。歩くだけで脂肪代謝を進めるためには、歩いて筋肉を増やすことが一番の方法となります。
肉体的な元気の源となるのは脂肪酸で、その代謝を高めるために代謝促進成分のL‐カルニチンを摂ることを日本メディカルダイエット支援機構では研究していて、実際の効果的な方法も紹介しています。
「肉体的な」と書いたのは、精神的な元気のエネルギー源となるのは脂肪酸ではないからで、それはブドウ糖です。脳細胞に栄養成分を届けるときのゲートとなっている血液脳関門を通過できるエネルギー源はブドウ糖だけです。気力的には元気でも肉体的にはきついということがあるのは、ブドウ糖は吸収されても脂肪酸が充分に吸収されていないからで、その脂肪酸を細胞でエネルギーを作り出すミトコンドリアに通過させるためにはL‐カルニチンが欠かせないからです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
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全身の細胞で作り出されるエネルギーを効果的に使う方法は日本メディカルダイエット支援機構の研究テーマで、その方法として代謝促進物質のL‐カルニチンを活用しています。L‐カルニチンというとダイエットサプリメントの成分と認識されることもあるのですが、私たちはエネルギー代謝の重要な成分として研究を続け、必要な人には研究用の高品質・高濃度のものを紹介もしています。
L‐カルニチンは以前は医薬品の成分としてしか使えなかったのですが、2002年に食品成分としても使えるように食薬区分が変更になりました。L‐カルニチンは細胞の中でエネルギー産生をする小器官のミトコンドリアの中に脂肪酸を取り込むために必要な成分です。そのため、肝臓や腎臓で必須アミノ酸のリシンとメチオニンを材料にして合成されているのですが、その合成のピークは20代前半で、それ以降は合成量が減り、体内の保持量も減っていきます。年齢を重ねると代謝が低下する最大の理由となっています。
L‐カルニチンを摂っていれば全身の健康が保たれるのかというと、一つだけ例外があります。それは脳細胞で、脳細胞に栄養成分を届けるゲートに当たる血液脳関門を通過できるのはエネルギー源ではブドウ糖だけです。脂肪酸は通過できません。ブドウ糖を細胞のミトコンドリアに通過させるための働きをしているのはα‐リポ酸で、これは2004年に医薬品成分から食品成分としても使えるようになりました。
私は脳の後頭葉の血流が低下して酸素不足になるために視野にモザイクが現れる閃輝暗点があって、この改善には酸素不足にならないように自律神経の交感神経が働きすぎないようにするほかに、脳細胞を正常に働かせるためのエネルギーが多く必要になります。それならα‐リポ酸を使えばよいではないかと言われます。ところが、α‐リポ酸は天然型(R体)は胃液で分解されるので、サプリメントには分解されにくい人工型(S体)が使われています。人工型はペットの場合には健康被害があるので使用が禁止されているのですが、人間では試験が行われていないので危険という認識がないまま使われています。
だから、全身の血流を高めて、後頭葉に送る酸素を増やすためにL‐カルニチンだけを使っています。ちなみに日本メディカルダイエット支援機構の副理事長はL‐カルニチン研究の第一人者です。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
インターバルウォーキングの手法による代謝促進はバウンドボール(バランスボールのバウンド運動)でも活用が可能で、スピードを高めたバウンド(2秒に1回を目安)を30秒間、その後はゆっくりとしたバウンドを1〜2分間行い、これを20〜30分を目安に繰り返していきます。
バウンドボールによるインターバル運動を始めるときには、最初に脚部と腹部の筋肉に多くの酸素を取り込むために1秒に1回のバウンドを1〜2分間行います。バウンドは、できるだけ身体の上下動を大きくして、下半身の筋肉を大きく使うことを意識して、筋肉のポンプ作用を高めるようにします。
運動をし慣れていない人では、無酸素領域の運動となり、エネルギー源としてブドウ糖が多く使われるようになりますが、そのときに特に多くの酸素が取り込まれるようになります。
インターバル式のバウンド運動を行って、汗が出てきたら脂肪の代謝が盛んになってきたサインであるので、それ以降はリズムを落として続けても効果が大きく低下することはありません。
◎バウンドによるインターバル運動
① 1秒に1回のバウンドを1〜2分間繰り返して筋肉に多くの酸素を取り込む
② 2秒に1回のバウンドを30秒間行う
③ 3〜4秒に1回のバウンドを1〜2分続ける
④ ②と③を20〜30分繰り返す
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
血圧は心臓から送り出された血液が動脈の壁に内側から与える圧力のことで、必要以上に圧力がかかっている場合を高血圧といいます。
正常な血圧であっても血管には相当の圧力がかかっています。120mmHgでも基準となる水銀の比重は水に対して13.5倍であるので、1620mmとなり、1m62cmも血液を押し上げるだけの圧力がかかっています。高血圧の初期段階は140mmHgなので1890mm(1m89cm)になり、かなりの高血圧である200mmHgとなると2700mm(2m70cm)という、大きな圧力となっています。
内臓脂肪が増えて太っている人は、脂肪細胞からアンジオテンシノーゲンが多く分泌されることによって血圧が上昇します。アンジオテンシノーゲンは血液中のアンジオテンシンを増加させて血圧を上昇させる物質です。通常は肝臓で合成されていますが、脂肪細胞が多くなると脂肪細胞から多く分泌されるようになります。
アンジオテンシノーゲンは、内臓脂肪が直接的に血圧の上昇に影響を与えています。太っているのは脂肪細胞の中に中性脂肪が多くたまっている状態で、多くなりすぎた中性脂肪によって脂肪細胞が膨らんでいきます。
血管の近くの脂肪細胞が膨らむと血管が圧迫され、血液が送り出されたときに弾力をもって膨らみにくくなります。そのために血液による圧力が血管に強くかかるようになり、これが高血圧の原因の一つとなっています。
高血圧には、さまざまな原因がありますが、食塩を減らしても血圧に変化がなかった人が、やせただけで高血圧域から境界域に、さらに正常域へと血圧が下がるという例も少なくありません。血圧が高めであることが指摘されたら、太っている人の場合には、まずは体脂肪の減少を心がけることが大切となります。
広く健康に関わる記念日について紹介します。
7月26日 一正蒲鉾が7月26日を0726として、う(0)な(7)次(2)郎(6)の語呂合わせで「うな次郎の日」と制定。毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)、「風呂の日」(東京ガス)。
7月27日 スイカ愛好者が縞模様を綱に見立てて夏(7)の綱(27)の語呂合わせで「スイカの日」と制定。ディーエイチシーが、しっかりと(7)ニキビ(2)をなくそう(7)の語呂合わせで「ニキビケアの日」と制定。毎月27日は「ツナの日」。
7月28日 土用の期間の十二支が丑の日は「土用丑の日」。ベネッセコーポレーション(岡山県岡山市)が、な(7)に(2)や(8)ろうの語呂合わせで「なにやろう?自由研究の日」と制定。毎月28日は「にわとりの日」(日本養鶏協会)。
7月29日 新進が七(7)福(29)の語呂合わせで「福神漬の日」と制定。幸煎餅(群馬県前橋市)が七福神せんべいの普及のために七(7)福(29)の語呂合わせで「七福神の日」と制定。七福醸造(愛知県安城市)が白だしの普及のためにヒチ(7)フク(29)の語呂合わせで「白だしの日」と制定。森永製菓が筋肉を入れ替えて29(肉)日が金(筋)になる日を「筋肉の日」と制定。BTL japan(大阪府大阪市)が筋肉を増やす医療機器エムスカルプトの認知のために29(肉)日が金(筋)になる日を「エムスカルプト・筋肉強化の日」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「Piknikの日」(森永乳業)、「クレープの日」(モンテール)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)。
7月30日 モウイジャパン(東京都中央区)が生(7)サーモン(30)の語呂合わせで「生サーモンの日」と制定。東農園(和歌山県みなべ町)が梅干しが古くから難が去ると言われたことからナン(7)ガサル(30)の語呂合わせで「梅干の日」と制定。毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、「EPAの日」(日本水産)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)。
7月31日 日本ビーチ文化振興協会が波(73)がいい(1)の語呂合わせで「ビーチの日」と制定。毎月31日は「菜の日」(ファイブ・ア・デイ協会)。
8月1日 国土庁が水の使用量が最も多い季節であることから「水の日」と制定。フジパンがネオバターロールが1997年8月1日に販売されたことにちなんで「ネオバターロールの日」と制定。全国配置薬協会が配(8)置(1)に語呂合わせで「配置薬の日」と制定。不二家がホームパ(8)イ(1)の語呂合わせで「ホームパイの日」と制定。サンギが歯(8)が命(1)の語呂合わせで「歯が命の日」と制定。江崎グリコが6月1日が世界牛乳の日、10月1日がコーヒーの日であることから真ん中の日を「カフェオーレの日」と制定。帝国ホテルがインペリアルバイキングを始めた1958年8月1日にちなんで「バイキングの日」と制定。エスエス製薬がハ(8)イチ(1)の語呂合わせで「ハイチオールの日」と制定。毎月1日は「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜飯の日」(前田家)。
腸内には1000種類以上、約1000兆個もの腸内細菌が棲みついていて、その重量は1~1.5kgにもなります。腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌に大きく分けられています。日和見菌は腸内の環境によって善玉菌の働きも悪玉菌の働きもします。バランスがよい腸内環境では「善玉菌20%:悪玉菌10%:日和見菌70%」の割合になっているといいます。
善玉菌も悪玉菌も細菌の一種であり、エサとなる栄養源を取り込んで、内部で代謝させてエネルギーを作り出しています。そのエネルギーによって活動して、増殖もしていると同時に、代謝物を外部に排出しています。この代謝物が善玉菌と悪玉菌では違っていて、善玉菌は酸性物質を作り出し、悪玉菌はアルカリ性物質を作り出しています。つまり、善玉菌が増えて酸性物質が多く排出されれば腸内は酸性傾向になり、悪玉菌が増えてアルカリ性物質が多く排出されれば腸内は酸性傾向が弱まり、アルカリ性傾向に近づいていきます。
善玉菌はビフィズス菌やフェカリス菌、乳酸桿菌などの乳酸菌類が代表的なものとなっています。悪玉菌はウェルシュ菌や大腸菌、腸球菌、赤痢菌など数多くの種類があります。
腸内細菌の種類と数については、100種類以上、約100兆個と言われていた時代があり、続いて300種類以上、約300兆個と言われ、今では1000種類以上、約1000兆個となっています。これは日本人の腸内細菌の数が増えたからではなく、研究が進むにつれて種類と数が確認されるようになったからです。
実際に腸内で生きている状態の腸内細菌の数を数えて確認しているわけではないものの、腸内細菌の総数はほぼ決まっています。そして、善玉菌が増えると悪玉菌が減り、逆に悪玉菌が増えると善玉菌が減っていくようになっています。善玉菌は発酵を進めて腸内の酸性傾向を強めていきますが、悪玉菌は酸性の環境に弱く、アルカリ性の環境には強いために善玉菌が多くなるほど悪玉菌は減っていきます。逆に悪玉菌が増えてアルカリ性の環境に傾くと善玉菌が減っていくようになります。
腸内の状態はトイレで、自分で確かめることができます。善玉菌が多い人は腸内での発酵が進むために、便の色は黄色くなり、臭いも弱くなります。また、便の量も増えて、便も軟らかくなります。それに対して悪玉菌は腸内での腐敗を進め、アンモニアや硫化水素、スカトール、インドールといった有害物質を多く作り出します。便の色が黒く、臭いが強く、便の量も少なく、便が硬くなります。また、悪玉菌が多いと便秘や下痢を起こしやすくなります。
渡り鳥が長距離を休まずに飛び続けられるのは、鶏の胸肉に含まれるイミダゾールジペプチドというアミノ酸であることがわかり、これを活用して疲労感を軽減する機能性表示食品が開発されました。疲れやすい人の救いの一品として注目されていますが、機能性表示食品は消費者庁に届け出をしているので、その内容を見て、コマーシャルから受けるイメージと実際の製品に違いがあるのか、それともないのかを確認するようにしています。
イミダゾールジペプチドが含まれる製品は、「日常の生活で生じる身体的な疲労感を軽減する機能」が認められるとされています。どのように試験を行ったかということですが、イミダゾールジペプチドを400mg摂取した群(グループ)とプラセボ(偽薬:見た目は同じだが有効成分が含まれていないもの)を摂取した群を比較して、摂取3週間後、4週間後、6週間後でVASによる疲労感の有意な低下が見られたとのことです。
VAS(Visual Analogue Scala)は主観的な指標で評価した機能性の表示で、疲労感につながる成分が減ったとか、なくなったということではなくて、あくまで主観的なもの、つまり体感イメージでの評価です。
というのは、イミダゾールジペプチドは、すでに日常の生活で生じる身体的な疲労感を軽減する機能性があることが論文で発表されているからです。機能性表示食品は論文掲載だけを根拠にしても認められるのですが、その場合には「〜と報告されています」と表示しなければなりません。それに対して製品そのもので試験をして結果が得られた場合には「〜の機能があります」と表示することができます。
疲労というのは肉体的活動、精神的活動、疾患によって生じる心身の活動能力・能率の減退に分けられていますが、どの場合にも疲労感が伴います。疲労のメカニズムの一つに肉体的活動によって生じる酸化ストレスの上昇があります。イミダゾールジペプチドには酸化ストレスの上昇を抑制する抗酸化作用があり、それが疲労感の軽減につながっています。
イミダゾールジペプチドは鶏胸肉が材料となっていますが、他の肉類に比べて100gあたり約1000mgと最も多く含まれています。イミダゾールジペプチド製品の推奨量の1日2本(60ml)には400mgが含まれています。これが鶏胸肉だと、どれくらいの量なのかと調べてみたら、40gと通常の食事で摂る分量でした。
血圧計というと、今ではデジタル式が普通のことで、水銀血圧計を目にすることは少なくなっています。しかし、血圧測定は水銀測定が基本となっています。血圧の単位はmmHgと表されていますが、Hgは水銀のことで、血圧が120mmHgというのは水銀を120mm押し上げる圧力で血管を圧迫しているということです。
水銀血圧計で測定すると、それほど大きな上下動の変化ではないので、血圧が弱く感じられるかもしれませんが、水銀は比重が大きいので押し上げにくくなっています。水銀の比重は13.5g/cmで、水に対する密度で示されています。水の比重を1g/cmとして、その何倍かで比重が測定されます。
血圧が120mmHgというと収縮期血圧の正常範囲の下のほうですが、「120mm×135」は1620mmで、1m62cmとなります。つまり、水であったら身長の高さまで押し上げる力がかかっていることになります。血液の比重は男性では1.052〜1.060、女性では1.049〜1.056と違いはあるものの、ほとんど水と変わりません。ということで、120mmHgの血圧でも吹き出したら身長と変わらないほど吹き上げる勢いになっています。
これは血圧が200mmHgと危険とされる高血圧では、「200mm×135」で2m70cm の高さまで吹き上げる勢いになります。
これだけの勢いが血管を流れているときに血管壁にかかり続けていたら、血管に大きなダメージが与えられるのは当たり前のことです。血流は血管が曲がっているところに強く流れ、大きな圧力をかけています。これは川の流れが激流になると堤防を削って崩壊に向かわせるのと同じことで、血管が徐々に傷んでいって切れやすくなり、回復しにくくなっていきます。
そういった状態であるので、メディカルダイエットの上級講習では、太っていることで発症しやすい高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)との関係を紹介しているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
日本メディカルダイエット支援機構の研究の中心はエネルギー代謝科学です。全身の細胞の中にあるエネルギー産生小器官のミトコンドリアでエネルギーが作り出されるという仕組みを、いかに効果的に働かせるか、ということが一つのテーマです。もう一つのテーマは、作り出されたエネルギーを使った健康づくりです。
この研究が進んでいるなら、「さぞかし研究をしている人は太っていることがなくて、健康なのだろう」と言われることがあります。メディカルダイエットというのは一般的なイメージのダイエットではなくて、生活習慣病対策を意味しているので、何もやせている必要はありません。やせることがダイエットではなくて、健康の維持と増進のために太る(筋肉も脂肪も必要なだけつける)こともダイエットという認識ではあるのですが、自分のことを例にするならBMIは20と、健康のために目指すべきとされるBMI22を下回った、まあ健康体といえます。
健康体が健康とは限らないわけですが、一つだけ(本当に一つ?)弱点があります。それは閃輝暗点が出ることで、何の前触れもなく視界のモザイクが現れて、よく見えなくなります。15分ほど我慢をしていれば治ってくるのですが、そのために運転免許証は加害者にならないために返納しました。クルマ社会の地方に移住したというのに。
仕事では執筆中に現れたときには単純に休めばよいのですが、講習の最中だと受講者に気づかれないように話をし続けるしかありません。そのために講習テキストは“読めばわかる”という内容にしてあります。
その講習の中でも、エネルギー代謝によって細胞の中で作り出されたエネルギーを使って健康維持をする方法として、代謝促進物質について説明をしています。「それなら脳の機能を正常に保つようにできるのではないか」と言われることがあるのですが、それができない理由があるのです。それについては次回に詳しく説明させてもらいます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
有酸素運動と無酸素運動を繰り返すことによって、赤筋とピンク筋によるエネルギー代謝を高めていくことができます。有酸素運動と無酸素運動を繰り返す運動としては、マシントレーニングと足踏みを交互に30秒間ずつ繰り返すサーキットトレーニングがあります。サーキットトレーニングは無酸素運動によって筋肉の中に多くの酸素を取り込み、この酸素を有酸素運動で使って、効率よく脂肪のエネルギー代謝を高めていく方法となっています。
このサーキットトレーニングの効果をウォーキングで活用したのがインターバルウォーキングで、無酸素運動系のウォーキングと有酸素ウォーキングを繰り返すことから歩くサーキットトレーニングとも呼ばれています。速歩と普通歩行を繰り返すことによって脂肪のエネルギー代謝を高めると同時に、白筋も赤筋も強化することができます。
速歩は筋肉にも心肺にも大きな負荷がかかることから長時間続けにくく、中には生活習慣病などによって禁止される人もいます。そのような人でも安心して続けることができるのがインターバル式のバウンドボール運動です。
サーキットトレーニングではピンク筋を増やす効果はあまりなく、インターバルウォーキングにはピンク筋を増やす効果はあるものの、あまり高くはありません。それに対してインターバル式のバウンドボール運動ではピンク筋が増えやすく、赤筋も刺激されることから効果的な有酸素運動となっています。
バウンドボールは室内で実施できることから、感染症のリスクもなく、時間的な制限も少なく、季節や天候に関係なく実施することができます。有酸素運動は長時間継続することでエネルギー代謝が高まるものとされていますが、短時間でも効果が得られる方法となっています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)





