糖尿病は認知症のリスクを高めるだけに、検査で血糖値を確認することが大切になります。
糖尿病は膵臓から分泌されるホルモンであるインスリンの不足や、インスリンが分泌されているにも関わらずインスリンの作用が低下しているために血糖値が上昇して起こる病気です。後者はインスリン抵抗性と呼ばれています。
インスリンには、血液中のブドウ糖を筋肉細胞など全身の細胞に取り込んで、エネルギー源として利用する働きがあります。ところが、インスリンの分泌量の不足や細胞がブドウ糖を取り込む力が弱くなると、細胞内に充分にブドウ糖が取り込まれにくくなり、ブドウ糖が細胞の外側に多い状態となります。そして、細胞外のブドウ糖は血液中に戻り、一定濃度以上になると尿に多く混じって流れ出るようになります。
その状態から糖尿病という名がつけられました。「尿中にブドウ糖が多くなるのは不必要になったブドウ糖が尿として捨てられているので問題がない」と考える人もいます。しかし、大切なエネルギー源であるブドウ糖が体の中で充分に使われていない状態になっていることから、細胞が栄養不足になっていると言うことができます。そのためにエネルギー不足となり、活動や健康面でも影響が出るようになります。
糖尿病の指標になる血糖値は、血液中にどれくらいのブドウ糖があるかを示す数値です。血糖は、血液中のブドウ糖のことです。
糖尿病を判断するために、検査紙に尿をかけて色の変化から尿糖の割合を調べる検査法があります。これで調べた尿糖が糖尿病の発見のきっかけとなることも多いのですが、診断は血糖値によって行われます。尿糖検査紙によってわかるのは血糖値が160mg/dl以上となったときで、これを下回っている場合には、高血糖状態になっていても、ブドウ糖が尿中に多く混じることがなく、判定ができないからです。
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食物繊維は、単糖が鎖状に結合したもので、「消化酵素では消化されない食品中の難消化性成分の総称」と定義されています。炭水化物から食物繊維を除いたものが、エネルギー代謝に必要な糖質です。
食物繊維は食べ物のカスとして栄養素としては評価されなかった時代もありますが、腸内環境を改善する機能が注目され、現在では糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルに次ぐ第6の栄養素とも呼ばれています。
食物繊維は、水に溶けない性質の不溶性食物繊維と、水を吸って膨らむ性質がある水溶性食物繊維に分類されます。
不溶性食物繊維は野菜や穀類、豆類などに多く含まれ、硬く、ボソボソした食感があります。水溶性食物繊維はキノコ、海藻、果物(ペクチン)に多く含まれています。水を吸って膨らむと余分な脂肪や糖質の一部を吸着して吸収されないようにする性質があります。以前はコンニャクも水溶性食物繊維とされていましたが、凝固剤を用いて固形にしたコンニャクは不溶性食物繊維と同じ性質になり、咀嚼して嚥下したままの形で腸管を通過して、水溶性食物繊維のメリットが得られなくなります。
不溶性食物繊維は便通をよくし、大腸内に有害物質がとどまる時間を短くするとともに、腸内で腐敗を進める腸内細菌の悪玉菌を減らし、腐敗によって発生する毒素(有害物質)を減らす作用があります。また、大腸内で発生した毒素による大腸壁への刺激を減らすことから、大腸がんの発生を抑える効果があると説明されています。
日本人は終戦後、食生活が大きく変わり、徐々に食事の洋風化が進んで肉食が増え、それが大腸がんを増やす結果となりました。悪玉菌を増やす肉食が増えた分だけ、善玉菌を増やしやすい食物繊維を多く摂って、便通を改善することが解決の第一の手段といえます。
食物繊維の中でも摂取量の不足しがちなものは水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維には、便を軟らかくして便通よくする、大腸の粘膜を保護する、食べたものが胃から腸に運ばれる時間を長くして血糖値の急上昇を抑える、胃の中で水分を吸って膨らむことで少ない量で満腹感を得やすくする、有害物や脂肪などを包み込んで吸収されにくくする、といった多くの働きがあります。水溶性食物繊維が多く含まれる海藻、キノコは伝統的な日本食に多く使われる食材ですが、現在の食生活では意識しないと摂りにくいものとなっています。
健康食品の通販番組やコマーシャルを見ていると、「糖の吸収を減らす」ということを言っているシーンを目にすることがあります。この場合は、糖尿病の予防や改善を目的とした商品で、血糖値を下げるためには、血糖値を上昇させるものであるブドウ糖の吸収を減らせばよいということで、「糖の吸収を減らす」という魅力的な言葉が使われています。
これは本当のことなのか、ということですが、健康食品の素材の中には糖質を分解させる消化液の酵素の働きを阻害するものがあります。成分としてはサラシア、コタラヒム、グァバ、桑の葉、白インゲン豆などで、消化酵素のα‐グルコシダーゼやα‐アミラーゼの働きを阻害する作用があります。
糖尿病の治療薬ではα‐グルコシダーゼがキーワードで、この働きを抑制する成分によって、ブドウ糖への分解が抑えられると、吸収されるブドウ糖が減り、その結果として血糖値が下がります。血糖というのは血液中のブドウ糖のことです。医薬品の成分は、長く効果が続くことで小腸から吸収されるブドウ糖を減らすことができます。医薬品の成分そのものが吸収を減らしているわけではなくて、あくまでも分解の抑制です。
結果として同じことになっているということですが、健康食品の成分は、医薬品のように長く効果が続くわけではありません。ある程度の時間、分解を遅らせると、一時的にブドウ糖が吸収されなくなり、もしも全部のブドウ糖が吸収されても血糖値が急激に高まることがなくなり、その分だけ膵臓から分泌されるインスリンも減ります。そのために膵臓の負担が減り、インスリンの分泌が急に低下して糖尿病が悪化しにくくなることが期待されます。
このようなことが事実であるのに、「糖の吸収を減らす」と言ってよいのか、不当表示にならないのかという疑問が生じます。健康食品で小腸からのブドウ糖の吸収を阻害するのはギムネマ・シルベスタで、これと同様の働きをする医薬品は存在していません。
日本人は体質的に大きな弱点があって、その最たるものは血液温度が低くて、体温が暖まりにくく、全身の代謝が低いということがあげられます。血液温度が低いのは、体脂肪をエネルギー化させるために必要なL‐カルニチン不足が第一の理由となっています。
L‐カルニチンは細胞のエネルギー産生の小器官であるミトコンドリアに脂肪酸を通過させるときに欠かせない成分で、体内で合成されています。その合成のピークは20歳代前半で、それ以降は年齢が進むほど合成量も蓄積量も低下していって、脂肪代謝が低下していきます。高エネルギーの脂肪酸の取り込みが少ないとエネルギー代謝も低下していきます。
L‐カルニチンは肉に多く含まれていて、日本人は歴史的に肉の摂取が少なかったことからL‐カルニチンが少ないうえに、脂肪も歴史的に摂取が少なかったので脂肪代謝に必要なL‐カルニチンの合成能力が低くなっています。体内で発生したエネルギーの半分ほどは体熱になるので、どうしても日本人は血液温度が低くなっています。
脂肪酸は血液温度が高いほど血液中で溶けやすくなっています。日本人の血液温度は37〜38℃と欧米人や北方アジア人よりも1℃ほど低くなっています。牛や豚の血液温度は40℃ほどで、その中で溶けている脂肪は温度が低い血液の中では固まりやすくなります。これが日本人が脂肪の摂取が増えたことによる、生活習慣病を増やす要因となっています。
最大酸素摂取量の60%の有酸素運動をすることによって、運動後にも脂肪代謝が高まるEPOC効果は、脂肪代謝が低い日本人に適した運動法です。エネルギー代謝が低いのは体質で仕方がないと諦めるのではなくて、有酸素運動によって改善は可能で、しかも無理なく続けられる有酸素運動であるインターバル式のウォーキングや、バランスボールを用いたバウンド運動なら体質を改善する効果も望めることになります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
地方創生の目的は、経済的な発展なのか、それとも住民の健康なのか、どちらが幸福なのかということは、会議に参加していると常に問いかけられることです。できることなら両方ともと答えたいところですが、そうもいかないために二者択一を迫られることが多くなっています。
経済と健康の両方を根底として進めていく方法があって、そのことを発言しても、これまでは初めから聞いてもらえないことがありました。そこまでの面倒なことをしなくてもよい、もっと成果が上がることはないのか、という反応の末に発言の遮断です。
その方法というのは住民全員(といっても成人)への歩数計の貸与と記録(歩数と体重)だけです。特別な健康づくりの施策をしなくても、歩数計を装着して歩数を記録するだけで、住民の1日の歩数は増えていきます。同時に体重もグラフにつけて記録すると、右肩下がりで減っていくことが目に見えてモチベーションが高まって、もっと歩くようになります。そして、歩く機会が増えて歩数が増えるだけで、住民の医療費が下がっていきます。その結果として医療費の一部を負担している自治体の財政が楽になっていきます。
それだけでは金が取れないので、自治体に企画を持ち込む人は、イベントや体操教室などを提案するのですが、歩数と体重の記録をつけることをしないと、効果が上がりにくくなります。歩数を記録すると、歩くことでも効果があるのではないか、歩くだけでも良いのではないかということに気づかれてしまうので、効果があることはわかっていて、歩数の記録をつけさせないという提案者も過去にはいました(実は今もいるのですが)。
歩くだけで健康度を高め、医療費を削減した自治体があります。そこは関東にある北陸との県境の町で、高齢化率が非常に高く、特定の利益が上がる産業もないこともあって、何をしても健康度が下がる一方でした。たまたま、そこの出身者が東京にある高齢者の研究施設に所属していて、歩数計の会社とのつながりがあり、ほとんど予算がない状態で歩数計を配布して実験するしかなかったのですが、それが幸いしました。そして、高齢者は1日に8000歩、そのうち20分間は早歩きをすることで健康度が高まり、医療費が削減できることがわかりました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
エネルギー代謝は細胞の中のミトコンドリアで行われています。ミトコンドリアが多いほどエネルギー産生が多いわけですが、その数については一つの細胞に200〜3000個という説もあれば、300〜2000個という説もあります。どちらにしても、それとも違った数であったとしても臓器によって大きな差があります。
ミトコンドリアの数が多いのは筋肉、脳、肝臓、腎臓で、多くのエネルギーが必要なところでは数が多くなっています。それはミトコンドリアで作り出されたエネルギーは、その細胞の中だけで使われるものであって、多くのエネルギーが必要な臓器の細胞では、多くのエネルギーを作り出すためにミトコンドリアが多く存在しています。
全身の細胞を平均すると、ミトコンドリアの重量は10%ほどとなっています。体重の10分の1がミトコンドリアの重さというわけで、いかに生命維持のために重要な器官であるかがわかります。
筋肉、脳、肝臓、腎臓では細胞質(核を除いた部分)の40%がミトコンドリアとなっています。それだけ多くのエネルギーを作り出すことができるといっても、エネルギー源のブドウ糖と脂肪酸を多くミトコンドリアに届けなければ、エネルギー産生が少なくなります。
脳だけは特殊で、エネルギー源はブドウ糖だけです。これは血液脳関門という脳細胞の手前にあるゲートがブドウ糖以外を通さないようにしているからです。
脂肪酸をエネルギー化させるためには、脂肪酸がミトコンドリアの膜を通過するときに必要となるL‐カルニチンが欠かせません。ミトコンドリアに脂肪酸を多く運んで、多くのエネルギーを作り出すためにはL‐カルニチンが不足しているために代謝が低下している人には必須の成分となります。
肝臓は多くの仕事をしていて、ダイエット関係でもブドウ糖の蓄積と放出、グリコーゲンの合成、脂肪酸と中性脂肪の合成などの働きをしています。その働きを高めることは健康的なダイエットにも必要であり、細胞の代謝を低下させる有害物質を分解・排出するためにもL‐カルニチンは重要になってくるのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
認知症の予防には、血糖値を安定させて、糖尿病を予防することが大切です。
厚生労働省が健康長寿の実現などを目指して推進した『健康日本21』では、2010年には糖尿病患者(糖尿病が強く疑われる人)を1000万人に抑えるという数値目標が掲げられていました。2011年に発表された『健康日本21』の最終評価によると、直近の実績値(推計)は約890万人と、目標値を下回ったものの、増加する結果となりました。
また、『健康日本21』では糖尿病合併症の減少(合併症を発症した人の数)についても発表されており、糖尿病合併症で最も多い糖尿病性腎症によって新規に透析が導入された人の数では目標値として1万1700人を掲げたものの、直近の実績値では1万6414人と大きく増加する結果となりました。
この結果は、糖尿病患者が治療を受けていないことが大きく関係しています。推定されている糖尿病患者のうち、どれくらいの人が治療を受けているかを調べた国民健康・栄養調査(2012年)の結果では、受診しているのは男性の65.9%、女性の64.3%で、徐々に増えているものの、まだ充分とはいえません。
このように糖尿病になっていても通院しての治療を受けていない人が圧倒的に多いのは、糖尿病は初期の段階では自覚症状がない病気だからです。
糖尿病の治療を受けている人のうち約85%は、健康診断によって糖尿病であることが指摘されています。それだけに糖尿病は気づきにくく、わかったときには病気が進行して初期段階と同じようには治せない状態になっていることがあります。
糖尿病は血液検査によって血糖値を測定すれば診断できる病気です。そのため、まずは血液検査を受けて、自分の体の状態を知ることから、その対策が始まります。
糖質は、炭素、水素、酸素で構成された有機化合物で、利用されやすいエネルギー源であり、体内で必要となる栄養素の原料にもなっています。一般には糖質は炭水化物とも呼ばれますが、消化酵素によって消化される糖質と、消化されない食物繊維があります。これを合わせたものが炭水化物で、これは単糖類、少糖類、多糖類の総称でもあります。単糖類は、ブドウ糖、果糖、ガラクト―ス、アミノ糖、糖アルコールなどの種類があります。
ブドウ糖は、穀類や果物に含まれる最も重要な糖質で、血液中には血糖として存在しています。血糖値は血液中のブドウ糖の量を示しています。ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源であり、また全身のエネルギー源として利用されます。果糖(フルクトース)は果物、果汁に含まれています。ガラクトースは乳糖の構成成分で、乳製品に多く含まれています。
アミノ糖は、グルコサミンなどアミノ酸とブドウ糖が結合したものです。糖アルコールはカルボニル基がアルコールに還元されたもので、エネルギーとして利用されにくく、虫歯菌が利用できないため、人工甘味料のキシリトール、マルチトールとして使用されています。
少糖類は、単糖が2~10個結合したもので、結合数によって二糖類、三糖類などと呼ばれます。二糖類には、ブドウ糖が2個結合したマルトース(麦芽糖)、ブドウ糖と果糖が結合したスクロール(ショ糖)、ブドウ糖とガラクトースが結合したラクトース(乳糖)があります。ショ糖は砂糖の主成分となっています。
3個以上の単糖が結合したのがオリゴ糖で、オリゴは少しを意味します。オリゴ糖は消化酵素によっては分解されず、腸内でビフィズス菌などの有益菌(善玉菌)の栄養源になります。フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、キシロオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖といった種類があり、ビフィズス菌を増やして腸内環境を整える食品の素材として特定保健用食品に用いられています。
多糖類は、単糖が多数結合した高分子化合物で、ブドウ糖が鎖状に多数結合した植物性のデンプン、動物性で筋肉や肝臓に豊富に含まれるグリコーゲン、植物の細胞壁の主成分のセルロース、果物や野菜に多いペクチンのほか、食物繊維も多糖類の構造となっています。
健康食品は、有効成分を抽出して凝縮しているので、原材料の価格が高いものなので、量は少なくても高いというのが、かつての常識でした。だから1か月分が8000円から1万2000円の範囲の商品が最も売れるという時代もありました。それが今ではテレビの通販番組やコマーシャルで500円で販売する、しかも送料込みという価格を打ち出しているものもあります。
送料は封書を使っても84円から370円はかかります。370円というのは郵便局のレターパックライトの料金ですが、厚さ3cm以内、重量4kg以内というので、健康食品を送るには充分な内容です。なぜ、送料のことを書いたのかというと、厚さと重量が安く販売できる秘密となっているからです。
500円というのは初回だけの料金です。最近では初回は無料、という恐ろしいものまで登場しています。わざわざ「恐ろしい」という表現を使ったのかというと、注文した商品は小さなもの、お試し価格・サイズというのに、送られてきたものは厚さ3cm、重量4kgという範囲に収まるもので、こんなものは注文していないのに、という驚くものが届けられます。
消費者を騙すような送りつけ商法ではないのですが、封を開けてみると豪華なカタログが入っていて、ほかの健康食品の案内だけでなく、さまざまな生活に関する商品が案内されていることがあります。500円の商品が膝に関連するものであったときには、膝だけでなく全身の痛みに関わる商品は紹介されています。目に関する商品であった場合には、紫外線を防ぐ商品や目の血流をよくする装置まで紹介されています。
これは購入の見込み客を取り込む方法であるのですが、安く購入できる商品を注文した会社からではなくて、別の会社からパンフレットやカタログが送られてくることもあります。こうなると、500円に釣られて注文した人のリストが他に流れているのではないか、との疑いも生じます。安いものであっても健康食品に関心を示して、財布を開いた人は他の商品も買う、高いものも買いやすいという考えもあって、そんなおいしい呼び込み価格での販売が行われている実態もあるのです。
最大酸素摂取量の60%の強度の運動をすることで、運動後の脂肪代謝を高めることができるEPOC(excess post-exercise oxygen consumption)効果は有酸素運動だけでなく、無酸素運動による効果についても研究が進められています。有酸素運動と無酸素運動の、どちらに効果があるのかという研究で、脂肪代謝の割合、効果の継続時間が確かめられています。
有酸素運動では30〜60分の運動を、週に3〜5回実施することで、半日ほどもEPOC効果があり、個人差はあるものの消費エネルギー量は50〜120kcalという有効性が確認されているので、有酸素運動を基本として、これに無酸素運動を加えればよいのではないか、その効果を確認すれば良いのではないか、という考え方をしています。
有酸素運動と無酸素運動を繰り返す方法としてはサーキットトレーニングがありますが、歩くだけでも速歩は無酸素領域の運動となります。これは、なんとか会話ができる速度でのウォーキングとなります。ウォーキングだけでなく、私たちは季節にも気候にも時間帯にも左右されにくいバランスボールを用いたバウンド運動による有酸素運動もすすめています。
バウンドを早く行うことによって、酸素不足になり、これを補うために心拍数が高まって、多くの酸素が全身に運ばれます。筋肉にも送られ、特に大きく動かした筋肉に多くの酸素が運ばれていきます。この酸素を使って、有酸素運動によってミトコンドリア内のTCA回路の脂肪代謝を高めていくということです。
このインターバル式の有酸素運動は、短時間でも効果が得られるので、1日に1回、30分でもよいので続けるようにしたいものです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)





