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サプリメント・健康食品は、素材同士の組み合わせによって、有効性が高まることがあれば、逆に危険となる場合もあります。このようなことが起こるようになったのは、サプリメント・健康食品の研究が大きく進んだことと関係しています。

以前には、サプリメント・健康食品の素材を多めに摂っても、医薬品と一緒に摂ったからといって「医薬品と医薬品」の組み合わせによる副作用のような健康被害は起こりにくかったのです。

ところが、サプリメント・健康食品の研究と加工が急激に進歩して、機能性の面では医薬品に大きく近づいたことから、医薬品同士の副作用と同じような“相互作用”が起こるようになりました。

サプリメント・健康食品の素材と医薬品成分の相互作用については、アメリカにおいて研究が大きく進み、『NaturalMedicine DataBase』(ナチュラルメディシン・データベース)がアメリカ保健研究所(NIH:National Institutes of Health)の委託事業によって発表され、英語圏の保険会社、医療機関、健康保険機関などによって活用されています。

世界版のデータベースには1600種類以上のサプリメント素材の説明と医薬品との相互作用などが掲載されていて、日本対応版は1200種類以上が掲載されています。日本対応版は一般社団法人日本健康食品・サプリメント情報センターによって情報発信されています。

日本健康食品・サプリメント情報センターの理事長は、国立健康・栄養研究所の理事長を以前に務められていました。

厚生労働省の『保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的考え方について』の通知の委員会で一緒であった関係から、私が国立健康・栄養研究所のNR(Nutrition Representative:栄養情報担当者)の講師を務めていたときからの付き合いがありました。

「ナチュラルメディシン・データベース」では、サプリメント・健康食品と医薬品によって相互作用が起こらないように、どのような相互作用が起こるのかについて詳細に記載されています。

これはサプリメント・健康食品と医薬品を有効に使ってもらうための事典といえるもので、海外では医療機関で有効に使われています。ところが、日本の医療機関では本来の目的とは異なる使い方がされています。

このことについては次回(負の歴史41)で説明させてもらいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの鉄の過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定」の続きを紹介します。

〔耐容上限量の策定〕
*乳児(耐容上限量)
乳児に過剰な鉄摂取を行った場合には、亜鉛や銅の吸収率の低下、腸内細菌叢の変化、成長制限が生じるリスクがあるとされています。
例えば、13.8mg/日の鉄を28日間投与された低出生体重児では、20週目に赤血球のスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)活性の低下が認められています。

一方、アメリカでは新生児を含む乳児用調整乳には全て4〜12mg/Lの鉄強化が行われており、10mg/日に近い鉄を摂取している乳児が相当数存在するものと推定できます。

しかし、このような出生直後からの積極的な鉄補給の有害影響は、厳密にデザインされた試験では実証されていません。

現状では、乳児における過剰な鉄摂取の影響が明確でないことから、乳児に対する耐容上限量も設定していません。

*妊婦・授乳婦(耐容上限量)
ヘモグロビン濃度13.2g/dL以上の貧血でない妊娠女性に50mg/日の鉄を硫酸第一鉄として投与すると、胎児発育不全と高血圧の割合が増加するという報告があります。

また、妊娠または授乳中の女性に50mg/日の鉄を与えた場合に、亜鉛の利用が低下したという報告も散見されます。

これらのことから、貧血ではない妊婦・授乳婦への鉄の補給は、合理性がなく、むしろ母体および胎児に健康障害を生じる可能性があると考えられます。

現時点で十分なデータがないことから耐容上限量の設定は見合わせますが、貧血でない妊婦・授乳婦が鉄サプリメント等を利用することは控えるべきです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの鉄の過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定」の続きを紹介します。

〔耐容上限量の策定〕
*小児(耐容上限量)
成長期のラットに、適切量の約50倍に相当する1850μg/体重gの鉄をクエン酸第二鉄として含有する飼料を4週間投与した場合、トランスフェリン飽和率が顕著に上昇して、肝臓をはじめとする臓器に鉄の蓄積が認められます。

一方、同じ飼料を成熟期のラットに与えた場合、投与期間を24週間にしても蓄積は軽微です。

これらのことから、成長期においては、過剰な鉄摂取に対するペプシジンによる鉄吸収の調節は十分でない可能性が考えられます。

12〜18か月の小児に3mg/kg/日の鉄を硫酸第一鉄として4か月間毎日投与した場合、体重増加量が有意に減少したとの報告があります。

しかし、4〜23か月の乳幼児を対象にして、鉄補給を行った研究のメタ・アナリシスでは、鉄補給に伴う体重増加量の減少は僅かであり、統計学的に有意なものではなかったとしています。

一方、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、おおむね6歳以下の小児で鉄の過剰摂取が問題となるのは、鉄剤や鉄サプリメントの誤飲による急性の胃腸症状であるとしています。

動物実験の結果に基づくと、成長期においては過剰な鉄吸収を防止する調節機構が十分でない可能性があり、鉄の過剰摂取に関しては成人以上に注意する必要がありますが、小児においても、急性の胃腸症状以外に、鉄補給に伴う健康障害が明確でないことから、成人と同様に耐容上限量の設定は見合わせました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「伊達のあんぽ柿の日」ふくしま未来農業協同組合が、あんぽ柿の最盛期が冬で、普及に携わったのが13人であったこと、発祥地の福島県伊達市梁川町五十沢(いさざわ)の13(いさ)にちなんで12月13日、1月13日、2月13日を制定。

毎月13日:「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)

閃輝暗点(せんきあんてん)によって、視界にモザイクが出ることが頻繁に起こり、出ている時間も長くなったために、安全のために運転免許を60代半ばで返納しました。

もしもハンドルを握っているときに閃輝暗点の状態が起こったら、交通事故の加害者(自損事故ではなくて人身事故)にもなりかねません。

地方に住んでいて自動車の移動ができないのは困難ではあるものの、これは仕方がないことです。

そのために行動範囲が狭くなり、仕事での打ち合わせや講習講師では、送り迎えをしてもらわないとできないということも何度がありました。

よく見えない状態でも、目を閉じて休めることができないシーンもあって、モザイクが出ていないと感じていても目を閉じて他の視覚情報をカットすると薄くモザイクが出ていたということもあって、思ったよりも負荷がかかっていたのでしょう。

目の疲れが強くなり、目の痛みも出るようになり、なかなか集中して文字を読む、文を書く、話をするということができなくなってきました。

そんな状態で、どうやって、この文章を書いているのか、というと、音声文字変換ソフトと生成AIのおかげです。

そこまでして文章を制作する必要があるのかということについては別の機会に書くことにして、生成AIの活用については次回(日々邁進14)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

修行と書いたら「しゅぎょう」と読むのが当たり前というか、正式には「しゅぎょう」としか読まないのに、原稿や台本に「修行」と書かれていると「しゅうぎょう」と読む人がいます。

これは言葉のアマ(素人)ならわからないではないものの、言葉のプロ、それもプロ中のプロである(と思われている)アナウンサーやレポーターなどの所業となると見逃すわけにはいきません。

なぜ、修行(しゅぎょう)を「しゅうぎょう」と読んでしまうのかというと、これは修業と混同したためだと考えられています。
修行は精神面を高めることが最終目的の終わりのない研鑽を指しています。

それに対して、修業は読み方によって意味が違ってきます。

修業(しゅぎょう)は技術面、技術を磨くことで、一定の期間、一定のレベルの技術を身につけることを指しています。

修業(しゅうぎょう)は習い修めることで、その結果として受けることができるのは修業証書です。これは、もちろん修業(しゅうぎょう)証書(しょうしょ)と読みます。

つまり、修行のように、ずっと続く研鑽、どこまで高まるかわからない究極の姿を表すのではなくて、修業は、どちらの読み方をしても、どこまでも続くものではなく、身につけたら終了するということになります。

その終わりがある修業を、さらに続けることで修行にまで高めることになるのかは、その人次第ということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

ボランティアは無償で行うものであり、対価として金額を求めたらボランティアではないという気持ちは多くの人に抱かれているようです。

それに対して有償ボランティアという考え方があって、これには少額であってもアルバイトのように対価が発生するものと、金銭が発生しないものがあります。

前者の対価が発生する有償ボランティアは、時給のようなものではなくて、仕事の量に関係なく手当(交通費などの実費)が与えられるものが多くなっています。

まったく金銭が発生しない有償ボランティアは、ボランティアと呼んでよいのかとの疑問を抱く人がいるかと思いますが、ボランティアをした時間や仕事の内容を金額などに変換して積み立てておくものがあります。

これはボランティア貯金と呼ばれています。貯金は、将来のためにお金を貯めておくことで、具体的には金融機関にお金を預けておくことを指しています。金融機関で使われる貯金という用語は、ゆうちょ銀行、農業協同組合、漁業協同組合で使われるもので、それ以外の金融機関(銀行、信用金庫、信用組合など)では預金が使われています。

ボランティア貯金の多くは、ボランティアができる間は自分が貯めるほうになり、ボランティアが必要になったときには貯蓄を取り崩していくほうになる仕組みです。例えば、介護をしたら、自分が介護をされるようになったときには貯蓄分を使うことができるものです。

このようなボランティア貯金というシステムがなくても、ボランティアを続けていることが、金銭に換えることができないメリットを得ることになるという考えで実施されているものもあります。

中には無償ボランティアで、ギャラも交通費もなくて、むしろボランティアが寄付をするという形のところもあります。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの鉄の過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定」の続きを紹介します。

〔耐容上限量の策定〕
*成人・高齢者(耐容上限量)
アルコール性肝障害患者では、エタノールによってヘプシジンの発現が抑制されるために、食事からの鉄摂取が過剰になると肝臓への鉄蓄積が進行して、症状が悪化すると考えられています。

しかし、遺伝的な素因がなく、アルコール多飲でもない健常者に関して、食事等からの鉄の摂取過剰が胃腸症状以外の健康障害を引き起こすという明確な証拠は見当たりません。

以上より、耐容上限量の設定は見合わせることとしました。

なお、月経のある日本人女性における鉄欠乏の最大の要因は、月経に伴う鉄損失であって、鉄摂取量とは関連がないという報告もあり、推奨量を超えて鉄を摂取して必ずしも貧血の予防にはつながらない可能性があります。

また、健常者であっても、長期にわたる鉄サプリメントの利用や食事からの過剰な鉄摂取が、臓器への鉄蓄積を介して、健康障害を起こす可能性は否定できないとされています。

したがって、推奨量を大きく超える鉄の摂取は、貧血の治療等を目的とした場合を除き、控えるべきです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの鉄の過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定」の続きを紹介します。

〔耐容上限量の策定〕
*成人・高齢者(耐容上限量)
南アフリカのバンツー族では、鉄を大量に含むビールの常習的な飲用や鉄鍋からの鉄の混入によって1日当たりの鉄摂取量が50〜100mgとなり、中年男性にバンツー鉄沈着症が発生しました。

この鉄沈着症は、当初、単純な鉄の大量摂取によって生じたと考えられ、1日当たりの鉄摂取量がおよそ100mgを超えた場合に発生すると推定されました。

しかし、現在は、この鉄沈着症にも鉄吸収制御に関わる遺伝子の異常が関わっており、ヘプシジンを中心とした制御機構が十分に機能しなかったために鉄吸収量が増加して、臓器への鉄の蓄積が生じた可能性が高いとする説が妥当とされています。

アメリカ・カナダの食事摂取基準は、貧血治療を目的とした鉄剤投与に伴う便秘や胃腸症状等を健康障害と位置づけ、成人の鉄の耐容上限量を男女一律に45mg/日としています。

一方、EFSAは、鉄剤摂取に伴う急性の胃腸症状等を鉄の耐容上限量設定のための健康障害として用いることを不適切として、耐容上限量を定めていません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

日本の医学界で発達障害が正確に認識されるようになったのは1987年のこととされています。

1987年というと、私(筆者)は前年に民間の病院栄養管理HDS研究所に招聘されて主任研究員としての活動を始めたばかりでした。その活動の一つに小児肥満の臨床栄養面での対応がありました。

現在の国立成育医療研究センターは、2002年に国立小児病院、国立大蔵病院が統合されて、大蔵病院の所在地に設立されましたが、当時の大蔵病院の栄養管理室が小児肥満の保護者への栄養指導を担当していました。

病院栄養管理HDS研究所の所長は、現役時代に国立病院の管理栄養士・栄養士のトップを務めていた関係から、小児肥満の栄養指導の結果の取りまとめに協力していました。

臨床栄養の理論どおりに指導すれば結果が出るはずとの考えがあったのですが、子どもの食に対する反応で想定外のことがあり、その対応に参加することになりました。

その対応で経験したのは、単なる食の好き嫌いや家庭の状況だけでなく、子どもの特殊な感性と身体反応があることがわかり、それが肥満や極端なやせにも影響することがわかってきました。

初めのうちは、特殊な例かもしれないと考えられていたのですが、それが発達障害と関係していることがわかったのは2001年以降のことです。厚生労働省発足時(2001年)に、私は業界出向のテストケースとして霞が関にも席を置くようになり、各分野の情報を集積してからのことでした。
〔発達の伴歩:小林正人〕