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健康食品に比べたら、食品の表示規制はゆるやかだと思われているところがありますが、一般の食品だからといって健康食品で規制されていることを述べても平気だということではありません。

このことは以前から行われていたことですが、機能性表示食品制度から一般の食品についても厳しく見られるようになっています。というのは、機能性食品には健康食品だけでなく、一般の食品(生鮮食品、加工食品、飲料)も含まれていて、機能性表示食品として消費者庁に届け出していない食品が機能性表示食品に許可されている機能性の表示(血糖値の上昇を緩やかにするなど)と同様のことを表示すると法律違反となるからです。

機能性表示食品制度が始まってから、これまで健康食品を対象に実施されていた広告表示やホームページの記載などへの監視指導が食品にも拡大されました。その結果(違反事例)は、消費者庁から発表されていて、規制される表示内容は、ほぼ健康食品と同じになっています。

だから、食品だから効能効果の表示をしてよい、ということではないのです。健康食品のように錠剤やカプセルの形状になっていない飲料や加工食品でも言えることで、これまではジューズは飲料・食品の分類なので効能効果を述べても厳しく取り締まられることはない、という考えのまま普及されてきたところがありますが、それも今では大きな間違いです。

機能性がある飲料などではなくて、たとえ単なるフルーツジュースであっても表示や講習などで医薬品にだけ許可されていることを述べたら罰せられます。

医薬品的な効能効果というのは、医薬品医療機器法に掲げられている医薬品の定義に合致するもので、疾病の診断、治療、予防に使われるものは医薬品だけです。また、身体の構造や機能に影響を与えるものも医薬品だけなので、これを食品が述べたら、医薬品の範疇に踏み込んできたものとみなされて、厳しく罰せられるという法規制なのです。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕

LDLコレステロール値が高い状態が長く継続すると、動脈硬化が進み、血管が硬くなり、狭くなっていきます。しかし、血管径が約75%狭窄するまでは、そこを流れる血液の量は大きくは変わらず、ほとんど変化もありません。そのため自覚症状が現れにくく、生活習慣を改めることなく過ごしてしまう人も少なくありません。

胸の痛みや階段の昇り降りでの激しい息切れ、頭痛、めまいなどの動脈硬化の自覚症状が出たときには、血管は75%以上が詰まった状態にまで進行している状態とみることができます。そして、心臓の冠状動脈で動脈硬化が進行すると狭心症、心筋梗塞などに、脳動脈の硬化では脳梗塞などになります。

動脈硬化の危険因子(リスクファクター)には、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症のほかに、高血圧や糖尿病、肥満、運動不足、喫煙、ストレスなどがあげられます。

これらの疾患や喫煙は動脈の内側の壁を傷つけ、コレステロールの血管壁への侵入がより促進されます。これらの危険因子が当てはまる人は、よりLDLコレステロール値のコントロールが必要であり、これらの危険因子を減らすことが大切となります。

また、加齢(男性は45歳以上、女性は55歳以上)、冠動脈疾患の家族歴も危険因子となっています。これらは自分では避けられない危険因子であり、自分で避けられる危険因子を減らすようにすることが大切になります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

コロナ禍は子どもたちの発達にも大きな影響を与えました。子どもの発達のためにはコミュニケーションは重要ですが、接触してはいけない、外出しての運動もいけない、給食も黙食という状態では、コミュニケーション能力を高めることは難しいことでした。

マスク着用を義務づけられ、マスク着用では運動にも支障があるからといって運動の機会も減らされ、成長に必要な酸素の取り込み量も減ってしまいました。

身体の成長も活動も、それを支えているのは全身の細胞で作り出されているエネルギーです。体内で発生するエネルギーは、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を材料として、細胞の中のミトコンドリアで酸素を使った生化学反応によって作り出されています。

エネルギー産生には酸素が必要で、酸素が不足していると、それだけエネルギーが作られなくなります。このエネルギーは身体を動かすだけでなく、細胞の中で身体を構成する成分を作り出すことにも、酵素や神経伝達物質、ホルモンなどを作り出すためにも使われます。エネルギーが不足した状態では、細胞レベルから健康になることができなくなります。

発達障害児は、自律神経の交感神経が盛んに働いている状態で、心身の活動のためには多くのエネルギーが必要になります。発達障害の改善のためにも多くのエネルギーが必要になるので、発達障害児が改善を図りながら成長していくためには。とにかく多くのエネルギーが必要で、酸素も多く必要になるのです。

コロナ禍の3年間で低下してしまった能力を高めるのは尋常ではないはずです。特に発達障害がある子どもの場合には、これまでのマイナス面を取り戻して、さらに改善を進めるためには、相当の発達支援が必要になります。

そのために活用してほしいのが、発達栄養学なのです。

正しい日本語の使い方を示す辞書は複数が存在しています。その中でも、編集の修行中に使っていたのは「NHK用字用語辞典」でした。これはNHKがテレビやラジオでアナウンサーが使うもので、読み間違いがないようにするのが目的とされていました。

これをNHKではなくて、出版社が採用していました。その会社は球技の専門誌を発行していて、なぜ使っているのかと編集長に尋ねたときに、「NHKに最も近いところにある会社だから」という、おそらく冗談だと思われる返事をされました。

球技というのはバレーボール、バスケットボール、テニスで、それぞれの競技団体の御用達(ごようたし)のように小学校、中学校、高等学校のクラブ単位で購入しているという特殊な出版物でした。そのことが、NHKの用字と用語という特殊なものを採用している理由となっていたようです。

その仕事を手伝っていたときに、今でも記憶に残っているのが、副編集長が御用達を「よごうたつ」と読んでいたことです。出版物なので、漢字さえ合っていれば、どのように読んでも関係がないという感じでした。

その編集作業で原稿の間違いを修正していたときに、原稿には「ぎこちない」と書かれていたのですが、私が学んだ文学の先生からは「ぎごちない」が正しいと習っていたことから、“こ”を“ご”に修正したら、そのことを間違いだと編集者から指摘されました。

「NHK用字用語辞典」で確認したら、「ぎごちない」が第1の読みで、「ぎこちない」が第2の読みとなっていました。

アナウンサーが頼りにする「NHKことばのハンドブック」でも、同じように書かれています。そのときに使ったのは初版(1992年版)で、かなり前の話だということがわかります。

ところが、第2版(2005年版)では、「ぎこちない」が第1の読みで、「ぎごちない」が第2の読みと逆転していました。言葉は世の習いに従って正しいものが決まるとはいわれるものの、これは大きすぎる変化でした。

ということで、その当時は私の指摘のほうが正しかったのですが、今では私の言葉づかいのほうが間違いとされる時代になっているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

代謝を高めるというと、余分に蓄積された体脂肪を減らすような印象が抱かれがちです。代謝が低下すると、脂肪がエネルギー化されにくくなることから、余分なエネルギー源として脂肪細胞に蓄積されていきます。この脂肪細胞に蓄積された脂肪を減らすためには、エネルギー代謝を高めて、多くの脂肪を使うことが必要になります。

脂肪のエネルギー代謝は、細胞のエネルギー産生器官のミトコンドリアに脂肪酸を取り込み、ミトコンドリアでエネルギー源からエネルギー物質を作り出すTCA回路で行われています。

脂肪酸は脂肪の最小単位で、脂肪酸が3個つながったものが中性脂肪で、蓄積タイプの脂肪となっています。脂肪細胞の中の脂肪は中性脂肪で、食品に含まれている脂肪も中性脂肪となっています。

脂肪細胞の中の中性脂肪は、興奮作用があるアドレナリンが分泌されることによって脂肪酸に分解されます。食品に含まれる中性脂肪は胃で消化液によって分解されて、脂肪酸として吸収されます。

脂肪のエネルギー代謝は、細胞に取り込まれた脂肪酸がミトコンドリアに取り込まれるところから始まります。細胞に入った脂肪酸は自動的にミトコンドリアに入っていくわけではありません。脂肪酸は単体ではミトコンドリアの膜を通過することができなくて、トランスポーターと呼ばれる運搬役が必要になります。そのトランスポーターの役目をしているのはL‐カルニチンです。

そのような重要な役割をしているので、L‐カルニチンは肝臓で合成されています。合成されているものの、そのピークは20歳代前半で、それ以降は合成量が減り、体内の保持量も減っていきます。そのために、年齢を重ねるにつれて代謝が低下していき、同じ食事量、同じ運動量では体脂肪が増えていくことになるのです。

L‐カルニチンは、以前は体内合成が低いために代謝能力が低いカルニチン欠乏症に使われる医薬品の成分でしたが、今では食品の成分としても許可されています。そのおかげで、サプリメント成分として摂ることができるようになっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

資格認定の講習というと緊張の連続で、休みもなければ、もちろん居眠りもできないという雰囲気があるものですが、DNA講習は自由な雰囲気の中で実施することを心がけています。というのは、学ぶ内容が発達障害児にも対応できる子どもの発達に関わることで、それを食事面、栄養面からアプローチすることなので、心理的な負担をできるだけ減らすことを考えているからです。

子どもたちへの栄養面での支援は、保護者を通じて実施されるもので、その“支援する人を支援する”という意味合いが強いDNA資格認定者は、優しい気持ち、リラックスした態度で接してもらいたいのです。そして、そのことを学ぶ機会も必死な雰囲気で学ぶのではなく、心身ともに優しい気持ちでいられる状態で受け入れてほしいのです。

子どもに限らず、脳の機能を正常に保つためには、脳のエネルギー源となるブドウ糖の摂取は重要です。脳細胞には、血液脳関門の働きによって、通常時はブドウ糖だけしか通過できないので、ブドウ糖が含まれる食品や飲料の摂取は重要です。

脳内に保持されるブドウ糖が減ってしまうと、脳の機能が充分に働くことができなくなり、記憶にも気力にも影響が出てきます。そのことを学ぶときに、自分の脳の栄養状態がよくない状態で、脳の機能が低下した状態であっては、よい結果とならない、そのような状態で学んだことが実践に活かせるはずはない、という考え方をしています。

ブドウ糖は甘いものだけでなく、糖質に多く含まれるので通常の食事でも補給することができます。とはいっても、講習の途中に食事をして、腹一杯の状態では眠気を誘うことになるので(特に難しい話のときには)、できれば飲み物での補給、食べるにしてもお菓子程度のものにして、脳の機能は正常な状態を保っておくことを期待しています。
脳の機能が関係する発達障害の特性と栄養の関係を学ぶのに、脳の働きが悪くなるようなことは避けなければならないのは当然のことと考えています。
〔発達栄養指南:小林正人〕

機能性表示食品の広告などの表示内容が、「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」、「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」、「機能性表示食品に対する食品表示等関連法令に基づく事後的規制(事後チェック)の透明性の確保等に関する指針」に沿って、客観的に実証された根拠を裏付けとして届け出された機能性に範囲内である限り、広告などの表示を規制する各法令上問題となるおそれはありません。

しかし、この内容は届け出された機能性の範囲を逸脱する場合には、各法令上問題となるおそれがあります。広告などの表示にかかわる規制のうち、景品表示法は事業者が自己の供給する商品または役務の品質、規格、内容について、実際のものよりも著しく優良と示して、または事実に相違して他の事業者にかかわるものよりも著しく優良と示す表示を禁止しています。

広告などの表示の内容が、届け出された機能性の範囲を逸脱して兵品表示法に違反する場合には、故意・過失がなかったとしても、景品表示法に基づいて必要な措置が命じられるほか、この表示を行ったことについて相当の注意を怠ったものではないと認められる場合を除き、違反行為防止の実効性を高めるための課徴金の給付が命じられることからすると、事業者は広告などの表示の内容が景品表示法に違反しないように、特に留意する必要があります。

機能性表示食品に関する景品表示法上の考え方については、「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」において、他の健康食品とともに留意すべき点が示されていますが、「機能性表示食品に対する食品表示等関連法令に基づく事後的規制(事後チェック)の透明性の確保等に関する指針」(第2)では、機能性表示食品の広告などの表示のうち、その内容にかかわるものについて、事業者の予見可能性を高めるとともに、事後チェックの透明性を確保する観点から、事業者が留意すべき事項を改めて詳細に示すこととしています。

広く健康に関わる記念日について紹介します。

4月21日 川根お茶街道推進協議会が立春から数えて七十七夜になることが多いことから「川根茶の日」と制定。毎月21日は「木挽BLUEの日」(雲海酒造)。

4月22日 ピップが夏目漱石の朝日新聞連載の『門』の1910年4月22日に肩コリに関する記述があり、しんどい(4)コリつらい(2)つらい(2)の語呂合わせで「肩コリを労わる日」と制定。毎月22日は「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)。

4月23日 日本シジミ研究所(島根県松江市)がシ(4)ジ(2)ミ(3)の語呂合わせで「シジミの日」と制定。明治が明治おいしい牛乳の発売日の2001年4月23日にちなんで「明治おいしい牛乳の日」と制定。毎月23日は「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ主産県協議会)。

4月24日 毎月24日は「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京鰹節類卸協同組合)。

4月25日 日本失語症協議会が、し(4)つ(2)ご(5)の語呂合わせで「失語症の日」と制定。キューサイが100歳まで楽しく歩こうプロジェクトを推進して、しあわせ(4)ニッコリ(25)の語呂合わせで「しあわせニッコリ食で健康長寿の日」と制定。ゴールドリボンネットワークが4(しょう)2(に)5(ゴールドリボン)の語呂合わせで「小児がんゴールドリボンの日」と制定。毎月25日は「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)。

4月26日 日本入浴協会が、よい(4)ふ(2)ろ(6)の語呂合わせで「よい風呂の日」と制定。毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)、「風呂の日」(東京ガス)。

4月27日 駒ヶ根ソースかつ丼会が結成の1993年4月27日にちなんで「駒ヶ根ソースかつ丼の日」と制定。毎月27日は「ツナの日」。

4月28日 よつ葉乳業が、よ(4)つ(2)ば(8)の語呂合わせで「北海道よつ葉記念日」と制定。毎月28日は「にわとりの日」(日本養鶏協会)。

4月29日 カゴメが昭和生まれの日本の洋食のナポリタンから昭和の日に合わせて「ナポリタンの日」と制定。花王が歯(4)肉(29)の語呂合わせで「歯肉ケアの日」「歯肉炎予防デー」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「Piknikの日」(森永乳業)、「クレープの日」(モンテール)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)。

4月30日 宝酒造がサ(3)ワ(輪=0)ーの語呂合わせで「サワーの日」と制定。日本ロレアルが、し(4)み(3)ゼロ(0)の語呂合わせで「しみゼロの日」と制定。毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、「EPAの日」(日本水産)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)。

発達障害児の支援活動を岡山で3年前から取り組み、今は3法人の役員を務めています。

1つは児童発達支援施設で、医療スタッフの理学療法士、作業療法士、言語聴覚士と保育士、児童指導員などが感覚統合療法を主とした支援をしています。岡山市内の瀬戸町、東古松、牟佐と毎年1施設ずつ増やしてきて、今秋には備前市で4施設目が開設できるところまで進みました。

あと2つはともに瀬戸町にある一般社団法人とNPO法人で、生活面からの発達障害児の改善支援、親世代と祖父母世代を巻き込んだ家庭支援に取り組んでいます。

こういった活動をして、他に県内で活動している法人と交流していて強く感じるのは、発達障害児に対する理解の不足です。

発達障害児の数について、文部科学省は2022年に『通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査』を実施して、通常教育を受けている子どものうち発達障害の可能性がある小中学生は8.8%と発表しました。これは知的発達に遅れはないものの学習面や行動面に著しい困難を示すと担任が回答した児童で、担任の主観に基づく調査結果です。

10年前の調査では6.5%だったので、いかに増えているかがわかります。その当時でも実際には10%に達していると推定されていました。

こういった状況で、少しでも発達障害児の理解と支援を始めようと、発達障害サポーターの講習を始めました。このモデルとしているのは国の認知症サポーターです。認知症について理解して、できるところから支援をしてもらおうという主旨で、認知症患者は2025年には675万人になると推計されています。

子ども(15歳未満)の数は1400万人ほどなので、このうちの10%を占める発達障害児は140万人となります。認知症に比べたら少ないように見えますが、発達障害の特性は生涯にわたって続きます。単純計算にはなりますが、全国民の10%が対象なら1200万人、その保護者(親)は2倍の2400万人となります。

そのような状況を考えると、50人が集まれば、そのうちの15人は発達障害児・発達障害者が身近にいることになります。だからこそ、できるところから始めようということで、近いところから発達障害の理解を進める活動に取り組んでいるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

3歳のときから小学校に入る前の期間、親元を離れて母の実家の寺で暮らしていたことは前に書きました。その寺があったのは新潟県出雲崎町で、良寛和尚の生まれ在所ということで、移住先の岡山との結びつきを感じているところです。

そのことを前に書いたときに、倫理のメンバーから、なぜ親元を離れることになったのか聞かれて、父が山奥の駐在所勤務で、母も仕事があったときに、弟が生まれて子ども2人を育てるのが大変だったから、ということを公式見解的に言っています。

倫理のメンバーになって、自分の今あるのは過去の積み重ねという考えから、自分の“三つ子の魂”を作ることになった生活環境を振り返り、実際のところを書き残すことにしました。

私が生まれたのは母の実家でしたが、時期を置かずに父の勤務地の松之山温泉(県南の山奥)に行きました。私が2歳のときに、警察の事件としてはあまりにも有名な松之山事件が起こりました。松之山は、坂口安吾の推理小説「不連続殺人事件」の舞台となったところです。

松之山温泉から、さらに奥に進んだ駐在所の新人巡査が住民3人を射殺する事件が起こりました。これをきっかけに、新人、独身者は駐在所に勤務させないことになったといいます。

父は現場に最も近いところにいたことから、その駐在所に向かったところ、すでに巡査は自殺していました。その時代の警察の最大の不祥事ということで、後任配置について相当に検討されたということでしたが、父が現場地域も知っていることから、その事件現場の駐在所に家族で転勤することになりました。

警察官が通るだけで子どもは泣き出す、住民も避けるようになっている中での勤務と子育ては大変だったということで、私は母の実家に預けられることになりました。子ども心にも親元を離れることは寂しいと言えるような雰囲気ではありませんでした。

小学校からは親元に戻り、父の別の転勤先の山奥の村で3年間、その後は都市部に1年間、農村部に3年間、再び都市部に3年間と転校を繰り返しました。高校は父の出身校に親戚の家から通い、大学で上京してから岡山移住まで44年間、東京暮らしをしていました。

転校のたび、移動のたびに友人・知人と離れ、今もLINE仲間として連絡を取り合っているのは大学時代のサークル(合唱団)の仲間だけです。東京にいたときは仕事仲間はいても友人という関係ではなく、飲食の付き合いも避けてきました。

岡山に移住して、移住のきっかけを作った人との断絶はあったものの、発達障害児支援を通じて友人関係として付き合える人との出会いがあり、倫理のメンバーにもなって、レベル68(100歳現役を目指しているので)の今、やっと安心して付き合える人との交流ができるようになりました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕