投稿者「JMDS」のアーカイブ

健康デザインでは片足立ちの時間を測定することで、下半身の筋力と、筋肉を上手に使ってバランスを取る機能を把握しています。

片足立ちは身体平衡機能の指標とされています。片足立ちには開眼(両目を開けての)片足立ちと閉眼(両目を閉じての)片足立ちがあります。基本となるのは閉眼片足立ちの時間です。

閉眼片足立ちは筋力とバランス能力が表れやすく、その時間は年齢を重ねると大きく低下していきます。閉眼片足立ちの時間の低下度合いは20歳代をピークとすると60歳では30%、70歳では20%以下にもなっています。

閉眼片足立ちの時間が短いほど糖尿病の発症リスクは高くなるといった研究成果もあり、筋力の低下は生活習慣病にも関わることが明らかにされています。

筋肉の低下とバランス能力の低下は転倒リスクを高めることにもなります。高齢者の事故で最も多いのは転倒によるものです。

高齢者の場合には、閉眼片足立ちによって転倒のリスクが考えられることから、身体年齢の測定では開眼片足立ちで測定することがすすめられます。

開眼片足立ちの場合には、閉眼片足立ちよりも時間が延びますが、その割合が約4倍(4.17倍)になることが研究によって確認されています。そこで開眼片足立ちでの測定では、計測された時間の4分の1を閉眼片足立ちの数値として採用しています。

握力の測定で得られた結果をもとにした上半身の筋力と、片足立ち時間の測定で得られた下半身の筋力とバランス能力を合わせて身体年齢が割り出されています。

片足立ちの時間は、身長・体重・腹囲の身体バランスの影響も受けやすく、肥満と呼ばれるほど太っている人の場合は、標準の時間を超えることはほぼ認められていません。

内臓脂肪が多く蓄積されていると、全身の健康度に大きく影響することから、内臓脂肪を適正に保つ努力が身体年齢を若くするためには重要な改善点となります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「油の日」離宮八幡宮(京都府大山崎町)とカネダ(東京都中央区)が、離宮八幡宮が精油発祥の地とされていて859年8月23日に宇佐八幡宮が大山崎に遷宮されたことにちなんで制定。

「湖池屋ポテトチップスの日」湖池屋が、コイケヤポテトチップスのり塩を発売した1962年8月23日にちなんで制定。

毎月23日:「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)

健康に関する情報発信については前々回(日々修行356)、その流れを触れましたが、それと並行して書籍のゴーストライターを続けてきました。

184冊を世に送り出し、そのうち大手出版社では150冊を書かせてもらいましたが、その期間は1981年から1995年で、最後の原稿を書き上げた時に、Windows95から始まった情報伝達の大変革の時代が始まりました。

ゴーストライター歴は公式には184冊としているものの、あまり記録に残したくないものもあって、それは6冊あります。これを含めても190冊となりますが、それ以外にも10冊以上を仕上げています。

合計で200冊を超えているわけですが、これは契約の関係もあって、書いたことも言ってはいけないことになっています。概要だけは伝えても大丈夫かと確認して、ここで書かせてもらうこととなりました。

その初めは運転免許の学科教本で、一般の出版社や自動車関係の会社が発行しているものではなくて公式の教本です。これが発行されたときには関連する国の役所の保存資料の中から1部だけもらいました。

お役所との関係は、厚生労働省と内閣府、消費者庁というのが公式見解ですが、他にも忙しいお役人の代わりに原稿を作成したことがあります。一部だけということが多かったものの、ほとんどを書いたことが2回あります。発行されたのは確認したものの、どんな名称の発行物か誰の著書名かもわからないという状態です。

東京・赤坂には海外の公式機関があって、その広報の書籍は何度か、お手伝いをしました。これは英語で書かれた資料を訳すだけでなくて、日本の事情に合わせて書く、日本に対しての希望(要求)が書かれているという内容でした。

業界団体の書籍も手がけました。主には食品・健康関係でしたが、中には、まったく異なる業界のものもあって、その一つはパチンコ業界の書籍でした。

その作成のおかげで、業界の複雑な事情を知ることになり、それでパチンコ店が1軒もない文教地区に住んでいた19年間で、パチンコ店に行くこともないまま、仕事をさせてもらいました。

これらの発行部数は、一般書籍より圧倒的に多くて、もしも印税(書籍定価の数%)であったなら相当に稼げていたのでしょうが、他では経験させてもらえないことを経験させてもらったということで満足しています(することと自分に言い聞かせている?)。

契約で書いたことを言えないだけでなくて、そこで知ったことを他で書いてはダメという契約であったので、書籍のほかに雑誌、ネット情報でも書いてはいません。だから、書けるのは、ここまでです。

それでも書かせてもらった業界の仕組みなどを知ることはできて、それは後々に役立たせることができました。

最後に一言だけ付け加えておくと、宗教関係のゴーストライターだけは手を出していません。というのは、それを得意としていて、雑誌などにもよく登場していた作家が、ここでは書き残せないような悲惨な結果となったことを近くにいて見てきたからです。

その作家の仕事をバトンタッチしてもらえないかという依頼があったときに、決断したことの一つが東京から岡山への移住でした。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害の改善のための支援には、さまざまな方法がありますが、運動による身体機能と認知機能を合わせて発達させる感覚統合療法が発達障害児の改善に成果をあげています。

発達障害は、脳の発達に偏りがあるために発する脳機能障害で、その改善のためには、生きる脳の脳幹を運動によって活性化させることによって、感じる脳の大脳辺縁系、考える脳の大脳皮質の順番に改善していくことが有効になります。

感覚統合療法として、なじみやすい遊びを取り入れた機能訓練の運動療法を学力の向上につなげていくには学業技能を身につけるためのトレーニングが必要となります。

発達障害は自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害に大きく分けられます。どれも知的発達に遅れはないものの、発達の偏りから学習面で障害が起こりやすくなっています。

学習障害と判断された子どもだけに学習面の障害があるだけではなくて、自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害ともにコミュニケーション力や集中力などが欠けていることから学習面の困難さは現れますが、学習障害は外からは見えにくく、そのための改善の指導が遅れがちです。

学習障害は、識字障害、書字障害、算数障害に大きく分類されています。しかし、単に読めない、書けない、計算ができない、もしくは、これらのことを理解して実施するまでに時間が長くかかるというだけではありません。

脳機能の障害によって、識字障害では文字が曲がって見える、歪んで見える、かすんで見える、にじんで見える、二重に見える、左右が逆転して見えるという困難さも起こります。

また、白い紙が光って見えるために眩しく感じて文字が読めない、一定の色が強く感じて他の色の文字がよく見えない、眼球の動きが限られているために広い範囲の文字が読めないといったことがあります。

書字障害は、識字障害があるために文字が理解できずに、これが書字障害を強く生じさせることが起こります。

また、書字障害では、指先がうまく使えないために筆記用具が上手に動かせない、力加減の調整ができない、まっすぐに線が引けない、円や斜め線が描けない、文字を最後まで書く前に次の文字を書き始めるといったこともあります。

算数障害は数字や図形の概念が理解できないことが多いものの、ある程度の訓練で通常の計算などはできるようになっていきます。

しかし、識字障害、書字障害があるために文章問題が理解できず、正しく書けないために、正解までたどり着けない例が多くなっています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

エネルギー代謝促進の運動は有酸素運動が中心であることから、さまざまな運動法(ウォーキング、ジョグング、ランニング、スイミング、サイクリング、フィットネスなど)があげられますが、それらの準備運動にも使われるバウンドボールを用いた有酸素運動を採用しています。

バウンドボールは、一般にはバランスボールと呼ばれているものです。

日本に初めて持ち込まれたときにはBボールと呼ばれて、バウンド(Bound)、バランス(Balance)、バルーン(Balloon)の3つの運動の頭文字をとって3Bとも呼ばれていました。

しかし、先に3B体操があったことから3Bの名称は使われず、Bボールをメディアで広めた団体が体幹を鍛えるバランスボールとして紹介したことから他の2つのBは忘れ去られた存在となっています。

しかし、バウンドボールは全身を動かしながら実施できる運動で、有酸素運動だけでなく、普段の運動では強化しにくいインナーマッスルを刺激することができるうえに、無酸素領域の運動もできる特徴のある運動器具であり、これを有効活用した運動法となります。

バウンドボールは、ボールに乗っても全体重をあずけても破損しない強度と弾力があるボールで、素材としては主には塩化ビニル樹脂が使われます。

ボールに体重をあずけることは不安定感があることからバランス感覚が磨かれ、姿勢の矯正、身体の柔軟性向上、筋力強化の効果も認められています。

大きさ(直径)は45〜80cmが通常で、用途や身体の大きさによって使い分けられます。バウンドボールとしては直径が55〜65cmが主として使われます。

また、ボール内の空気の量を調整することによって硬さを変え、身体にかかる負荷やバウンドの状態を調節することができます。
ボールに腰掛けて、膝の角度が90度になる大きさを選び、空気の量によって微調整を行います。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康デザインのために実施する身体年齢測定では、握力の測定を実施しています。握力は利き腕や仕事などで盛んに動かしているほうが強くなる傾向があることから、左右の握力が測定されます。

握力は加齢を推定する数値として活用されています。握力は物を握りしめる力のことで、前腕屈筋群と手筋の力を指しています。全身の筋肉量との研究から、大腿四頭筋力、背筋力と握力との相関性が報告されています。

また、握力は持久力、生活活動に必要な体力測定の項目とも相関性が認められています。握力の低下は全身の筋力の低下、筋肉量の低下を示す指標となっていて、加齢による減少の割合も明らかにされています。

握力は20歳を100%とすると60歳では85%ほどに、70歳では75%ほどに低下していきます。加齢につれて低下するものの、他の体力要素に比べると最も低下しにくい指標となっています。

握力と認知機能の関連性も研究が進められていて、握力が5kg低下するごとに認知症発症リスクが男性では1.16倍、女性では1.14倍に高まります。アルツハイマー病のリスクは男性が1.11倍、女性が1.13倍、血管性認知症のリスクは男性が1.23倍、女性が1.20倍との報告もあります。

握力によって身体年齢が把握されたら、握力を強くするように頑張る人が多くいますが、握力は全身の筋力を示す指標ともなっているので、全身を動かすこと、筋肉を刺激することが重要であることを伝えます。

そして、具体的な筋力強化法を、年齢に応じて指導することも実施しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「みんなのあんバターの日」ベンヌ(東京都世田谷区)の社員が、毎月1日の「あずきの日」と8月21日の「おいしいバターの日」の日付を組み合わせて制定。

毎月22日:「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「夫婦の日」(毎日新聞、味の素など)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)

エネルギー代謝科学研究のお題で前回(日々修行356)は、サプリメントの話で終わりました。それに続いて今回は、栄養学を駆使した発達障害児の支援まで、エネルギー代謝との関わりについて書いていくことにします。

サプリメントというと、なんだか医薬品の薄いもの、医薬品よりも効果が弱いものという印象が抱かれがちで、それはサプリメント講習でも受講者の多くが抱いているイメージと合致していることです。

これに対する回答として、どちらの感覚も違ってはいない、場合によっては合っているということを伝えるようにしています。その根拠の一つは、これも前回、紹介した医薬品の成分から食品の成分として使用が許可されたものがあるという事実です。

ここで再度紹介しておくと、1997年にビタミン、1998年にハーブ、1999年にミネラル、2001年にアミノ酸が医薬品から食品成分としての使用も許可されました。

また、2001年にコエンザイムQ10、2002年にL-カルニチン、2004年にα-リポ酸が医薬品から食品の成分として使用が許可されました。

この事実を紹介すると、驚かれる人も少なくないのですが、それは医薬品は化学合成されたもので、サプリメントは食品から作られているものという印象が抱かれているからです。確かに医薬品の成分は化学合成されたものが多いものの、医薬品の成分の中にも食品が材料になっているものが多くあります。

上にあげたものは、どれも食品の成分から作られたもので、医薬品として認められていたものなので科学的メカニズムは明らかであり、食品の成分として認められるためのハードルは低かったと言えます。

L-カルニチンは脂質代謝に欠かせない成分で、α-リポ酸は糖質代謝に使われる成分です。コエンザイムQ10は細胞のミトコンドリアの中で起こっているエネルギー産生の最終段階で必要な成分です。

生命維持のために絶対に必要になることから、体内で合成されています。その合成のピークは20代前半で、それ以降は年齢を重ねるごとに低下していきます。これが加齢による代謝の低下の原因であり、食品の成分として使うことができるようになってエネルギー代謝を高めることが可能になったわけです。

また、ビタミンとミネラルはエネルギー代謝を正常に保つためには絶対に必要なものであり、3成分と組み合わせることによって、それぞれの状態の人にとって最良の方法を示すこともできるようになりました。

これは健康に気づかう人にもスポーツをする人にも重要なことであり、公益財団法人日本健康スポーツ連盟では健康運動指導士の講習の重要ポイントとして取り上げました。私は同連盟の理事を務めていたことから、講習の講師をさせてもらいました。

岡山に移住してからは、発達障害児の支援に関わるようになり、発達障害とエネルギー代謝の研究を進めていく中で、発達障害の改善のためにはエネルギー代謝の向上が役立つことがわかってきました。

その研究成果を発達栄養学としてまとめて、「発達栄養アドバイザー」の養成講習としても始めることができるようになりました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

誰もがカメラマンになれる時代であり、情報発信者になれるということを前回(セカンドステージ65)書いて、スマホで簡単に撮影できることはリスクもあるということを述べました。

撮影した写真や映像は切り抜きされたら、全体像が見えにくく(見えなく)なって、間違いを発信することにもなりかねません。

わざと加工して、間違いを起こさせようとしたら、それも可能なことです。生成AIがスマホでも使えるようになった時代は、可能性や危険性があるというレベルではなくなっています。

誰でも簡単に手のひらの上で発信できるようになったのは、WEB3.0の世界です。インターネットが情報発信者からの一方通行であった時代がWEB1.0、情報を受け取るだけではなくて双方向で情報発信ができるようになった時代がWEB2.0です。

WEB2.0までは、巨大な情報発信者があって初めて成り立っていたわけですが、WEB3.0では誰もが情報発信者になれるという便利であり、なおかつ危険があるという状況になっています。

情報発信者が限られていた時代には、発信者には責任が課せられていて、ある程度の信頼が寄せられていて、それが安心感にもつながっていました。ところが、誰もが発信できるとなると、間違いや思い込み、場合によっては悪意がある情報も流し放題になります。

これまでの情報発信と受信の関係から、すでに情報のセカンドステージに入っていることを強く認識して、発信する側も間違いをしていないのかを確認する、受信する側は常に疑ってかかるようにという、ある意味では困った時代になってしまっているということです。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

新規事業を始めるのは、誰のためでもなく自分のためという考え方があります。

会社や団体が新規事業に取り組むのは、稼ぎを増やすためということもあれば、一つの事業では社会的困難が生じたとき(例えばコロナ禍)に生き残れなくなることから、幅を広めておくということもあります。

幅を広げておくということは事業(自業)を続けてきて、思いもしなかった苦しみに遭遇した人にとっては当然の発想です。

こういった発想に対して、自分だけでも生き残ろうという発想もあって、すべてが失敗に終わっても創業者一族だけが生き残れば再建できるということから(そのような言い訳をして)別の事業にしておくということもあります。

有名な出版社は本社ビルの他に複数のビルがあって、最も地の利に優れたビルを会社ではなくて、オーナーの個人資産としていたことが例としてあげられています。実際に厳しい状態になったときに、他のビルは売却しても、一つだけは残して、そこから復活したいという話でした。

この話を例として、社員や取引先、融資先にもして、本社ビルの横に創業者一族のビルを作った社長がいたのですが、事業が厳しくなってきたときに、社長は自分のビルにこもって仕事をするようになりました。

社員に必死になっている姿を見せてないようにして、社員には不安を感じずに、安心して働いてもらおうとしてのことだった、と本人は話していました。

そのビルは居心地がよかったようで、必死になっていたのか、社員が頑張っているのに、「それに比べて社長は」と言われないようにしたかったのか、その結果が判明したのは、会社が傾いた後のことでした。

最後に残った自分のビルを基盤にしての再建が期待されていたのですが、最終的には“虎の子”のビルまで手放しました。社長や一族にしてみれば、業苦楽(ごくらく)であったとしても、他の社員は自業苦(じごく)という結果でした。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕