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中性脂肪は、脂肪酸3個が結ばれた形になっていて、体内の脂肪酸が増えるほど蓄積型の脂肪である中性脂肪が増えていきます。血液中の中性脂肪の量は中性脂肪値を測定することで確認することができます。

肉や魚、牛乳、卵などの食品に含まれる脂肪は中性脂肪で、これらの食品を多くは摂っていないのに中性脂肪値が上昇するのは普通に起こることです。それは一つには、脂肪細胞(内臓脂肪、皮下脂肪)に蓄積されている中性脂肪が関係しています。

脂肪細胞の中の中性脂肪は固定されたものではなくて、多く蓄積されていると、それだけ多く分解されて血液中に脂肪酸として放出されます。この脂肪酸は、肝臓で中性脂肪に合成されて、血液中に放出されます。こうした仕組みによって、太っている人は、脂肪が多く含まれた食品を多くは食べていなくても、中性脂肪値が上昇していくのです。

腸内環境との関わりでいうと、血液中の中性脂肪が多くなると、血流が悪くなります。いわゆる血液ドロドロの状態で、血流が低下すると温かな血液が全身の隅々まで送られていくのに時間がかかるようになります。そのため、腸が温まりにくくなります。

腸内細菌の善玉菌は腸内が温かいことで増えやすく、活動も活発になります。腸内が温まることによって善玉菌が増えていくことになります。悪玉菌の増殖は腸内の温度に関係なく、悪玉菌の栄養源(エサ)があり、腸内の酸性度が低下することによって増えていきます。腸内細菌は総数がほぼ決まっているので、善玉菌が増えると悪玉菌が減って、腸内環境が整えられていくようになります。

悪玉菌の栄養源になるのは動物性のたんぱく質と脂肪なので、肉食が多い食生活では悪玉菌が増えやすくなります。また、腸内環境を整えるために必要な食物繊維は肉や魚には少ないので、どうしても悪玉菌が増えやすくなってしまうのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

免疫は病気に打ち勝つ力と一般には表現されていますが、正確には「敵と味方を区別して、敵だけを攻撃すること」を指しています。免疫を司っているのは免疫細胞です。

身体を外敵から守る免疫細胞は、酸素を多く取り込むことで活性化します。免疫細胞も全身の細胞の一部であり、その中にはエネルギー産生を行うミトコンドリアがあります。ミトコンドリアは酸素を使ってエネルギーを作り出しています。全身の細胞で作り出されたエネルギーは細胞の働きを活性化させるためにも使われています。

そのため、有酸素運動のウォーキングは全身の免疫を向上させる運動といえます。有酸素運動によって活性化するのはリンパ球ですが、中でも特に活性化するのはナチュラルキラー(NK)細胞です。

ナチュラルキラー細胞は激しい運動や2時間以上の長時間の運動をすると活性が低下するため、ウォーキングはできるだけ2時間以内にします。長く続けたいときには、一度休んでから再びウォーキングをするようにします。

免疫細胞は、温度が高めの状態のほうが活動は活発になります。ウォーキングは全身の血流を盛んにして体温を高めることから、免疫を高めることができます。

腸内細菌の善玉菌が増えると免疫が高まりやすくなります。善玉菌は腸内が温まっていることで増えていくため、腸に温かな血液が多く送られる有酸素運動のウォーキングは、善玉菌を増やして免疫を高めるためには有効といえます。

緊張をすると免疫は低下しやすく、リラックスすると免疫は高まっていきます。ウォーキングは、ただ歩くのではなく、景色や気候を楽しみながら、家族や友達などと楽しみながら歩くことは免疫強化のためにもよいことです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「発達障害がある人を、発達障害者(18歳未満は発達障害児)にしているのは、社会的障壁があるからで、社会的障壁がなければ発達障害者にならない」というのは発達障害児支援法の定義を解説したもので、機会があるたびに説明してきています。

発達障害の社会的障壁は、理解の不足による差別や制度上の問題、日常的な生活における困難さ、学習や就職などでの困難さなどがありますが、なかなか理解してもらえないことから、あえて車椅子での生活を例にして説明をしています。

それは車椅子であっても、そうでなくても2階に行こうとしたときに行くことができないのが社会的障壁であって、エレベータがない、介助して2階に上げてくれる人がいない、上げてくれる人がいても今はいない、そもそも車椅子の人が2階に行くことを想定していないことが問題です。

これと同じことが発達障害でもあって、やりたいことができない、できないことがあって克服しようとしても適した手助けがない、わずかしか手助けがない、そもそも手助けが必要という発想がない、といったことがあります。

発達障害がある人と一緒にいる時間が長ければ、その困難さに苦しんでいることはわかっても、外見からは定型発達(発達障害でない)と見分けがつきにくく、発達障害であることがわかってもらえないところがあります。

発達障害のことを充分に理解してほしいとは言わないものの、この世の中に発達障害というものがあって、それに該当する子どもが10人に1人の割合でいて、その特性は生涯にわたって続くということくらいはわかってほしいのです。その理解がないことには、発達障害の特性を知って、何が社会的障壁なのかを知るところまでは進みません。それなくしては発達障害者の支援を期待することは難しいといえます。
〔発達支援推進協議会 小林正人〕

厚生労働省による「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方について」の通知を受けて、複数の団体が養成に名乗りをあげました。日本臨床栄養協会がサプリメントアドバイザー制度を立ち上げることとなり、副会長の山本辰芳先生が制度立ち上げを担当して、そのサプリメント・健康食品の教育内容の担当として山本先生の研究所の主任研究員として小林正人が参加しました。

国立健康・栄養研究所はNR制度を立ち上げました。これはNutritional Representativeの略で栄養情報担当者と訳されていました。小林正人はサプリメントアドバイザー制度に関わったことから同研究所の田中平三理事長(医学博士)との関係でNRの法律講師を務めました。NRは後にサプリメントアドバイザーと合併してNR・サプリメントアドバイザーとなり、日本臨床栄養協会が運営しています。

関わった両方のアドバイザリースタッフの資格認定が一つになったということです。

健康食品業界の日本健康・栄養食品協会は食品保健指導士を立ち上げました。同協会の山東昭子会長(参議院議員)は、同じ紹介者を通じて小林正人と同じ団体で役員を務めたことがある関係で、食品保健指導士制度にも関わり、情報支援も実施しています。

医療関係者や医療機関の管理栄養士などは、サプリメントは食事では不足する栄養素を補うものであるので抵抗感は弱かったのですが、健康機能をうたう健康食品には抵抗感がありました。せっかく栄養指導をしても、健康食品を摂っているからといって指導どおりの食事をしないという患者もいて、「健康食品は敵だ」と言う人も日本臨床栄養協会の会員(臨床医や病院の管理栄養士)の中にはいました。

それなのに日本臨床栄養協会がアドバイザリースタッフに認定講習に着手したのは、他の“妙な”団体に初めに認定をされるなら、そして充分でない内容で認定をされるくらいなら、自分たちが先に実施すべきという考えがあったからです。

消費者目線での新たなサプリメント・健康食品の資格認定であるSPSPを初めて実施しようと考えたのも、同じような経緯があるからです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

“桃太郎の桃”という言葉があります。桃太郎が生まれた、というか入っていた桃は一般に出回っているものではなくて、昔の桃だったという話はテレビ番組でも取り上げられる当たり前になりつつあるネタです。絵本に出てくる桃は先が尖っている品種で、今の軟らかくて、甘い桃に比べると別物です。

その話題を目にするために思うのは、意味がないことではないか、ということで、意味のない議論をすることは“桃太郎の桃”という言葉で表現されています。

この“桃太郎の桃”という言葉は、自律神経の調整で使われることがあります。自律神経は交感神経と副交感神経があり、身体活動を亢進させる交感神経と抑制させる副交感神経のバランスで成り立っていると表現されます。このバランスが乱れていると、活動的になるべきときに心身の状態が高まらない状況になり、それとは逆に興奮を抑えなければならないときに興奮しっぱなしということにもなります。

この乱れを調整するための方法として、深呼吸、音・音楽、入浴温度(38℃以下)、ハーブやサプリメントの活用など五感を刺激するなどと、いろいろなことが言われ、それぞれ効果があるという研究報告があります。その研究報告の中には自律神経の調整に取り組むのは無駄なこと、それこそ“桃太郎の桃”だと言っている医師もいます。

自律神経は自分の意思とは無関係に自律して調整する神経なので、無駄なことをしないで自然に任せておけばいい、自律神経の調整は金儲けの手段と言い切っている医師もいます。

しかし、実際には調整ができない人もいます。調整ができない人は精神疾患だと断言する医師までいるのですが、そうではなくて、精神疾患でなくても自律神経の調整に必要な神経伝達物質のセロトニンが不足しているために、交感神経の働きすぎを抑えられない人もいます。

特に多くみられるのは発達障害がある人で、発達障害がある人への対処がわからない人は、それは医師や研究者などであっても、健康を回復させるどころか、逆のことをしてしまうことになるということを知ってほしいのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

糖尿病は、1型糖尿病と2型糖尿病に大きく分けられます。1型糖尿病は、膵臓でインスリンを合成するランゲルハンス島のβ細胞が破壊され、インスリンの分泌が大きく減るタイプで、インスリンを外から与える治療が不可欠となっています。破壊の原因としては、遺伝のほかにウイルス感染や、本来は自分の身体を守るための免疫細胞のリンパ球が誤って膵臓を攻撃する自己免疫が考えられています。

1型糖尿病は子供の糖尿病に多く、発症率は5%ほどで、残りの95%ほどは2型糖尿病が占めています。インスリンを用いなくてもよい場合と、インスリンが必要な場合に分けられます。

糖尿病は遺伝傾向があることが認められていますが、家系内に糖尿病患者がいると、その子どもなどに遺伝するといわれるのは2型糖尿病のほうです。

2型糖尿病はインスリンの分泌量の減少や、インスリンが分泌されても反応が悪いもので、その原因としては食べすぎ、飲みすぎ、運動不足、肥満、ストレスのほか、インスリンに反応してブドウ糖の取り込みを進める酵素の働きをよくする作用がある亜鉛やクロムの不足などの生活習慣に起因するものがあげられます。

飲食によって摂る糖質が多くなると、血液中に含まれるブドウ糖が多くなり、ブドウ糖に反応して分泌されるインスリンの分泌量も増えていきます。膵臓は疲労症状が現れにくい臓器であるために、ブドウ糖が入ってくる間は限界まで働き続けます。そして、限界に達すると急に機能が低下して、インスリンの分泌量も大きく低下していきます。この状態は、改善されにくいため、糖尿病の治療を難しくしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

広く健康に関わる記念日について紹介します。

2月1日 一般社団法人スマートウェルネスコミュニティ協議会、日本老年学会、日本老年医学会、日本サルコペニア・フレイル学会の4団体が2月1日を201としてフ(2)レ(0)イ(1)ルの語呂合わせで「フレイルの日」と制定。トーラク(兵庫県神戸市)が神戸プリンが初めて販売された1993年2月1日にちなんで「神戸プリンの日」と制定。明治がプロビオヨーグルトLG21の21から「LG21の日」と制定。ロッテがガーナチョコレートの誕生(1964年2月1日)にちなんで「ガーナチョコレートの日」と制定。富士商会(東京都台東区)が同社の設立日(1950年2月1日)にちなんで「メンマの日」と制定。味の素冷凍食品が中国では旧正月に餃子を食べる習慣があることから「ギョウザの日」と制定。毎月1日は「釜飯の日」(前田家)、「あずきの日」(井村屋グループ)。

2月2日 九州新進(鹿児島県姶良市)が干し大根を醤油に漬け込んだ鹿児島の特産物のつぼ漬の普及のために、つ(2)ぼ漬(2)けの語呂合わせで「つぼ漬の日」と制定。わかさ生活が唇のケアの啓発として笑顔でニッ(2)ニッ(2)の語呂合わせで「くちびるの日」と制定。協同組合全国製麩工業会が「ひ、ふ、み」のふ(2)と麩(2)の語呂合わせで「麩の日」と制定。伊藤忠食品が、じ(2)いじ(2)の語呂合わせで、おじいさんに感謝する「おじいさんの日」と制定。ダノンジャパンがオーツ麦のオーツを02と呼んで0202から「オーツ麦の日」と制定。

2月3日 エスエス製薬が不眠改善の情報発信のために不(2)眠(3)の語呂合わせで「不眠の日」と制定。カゴメが乳(2)酸(3)の語呂合わせで「乳酸菌の日」と制定。ニチモウバイオティックス(東京都港区)が節分の日になることが多いことから「大豆の日」と制定。美濃廣庵 満開堂(岐阜県瑞浪市)が鬼まんじゅうで鬼除けをしてほしいと節分の日を「鬼除け鬼まんじゅうの日」と制定。あじかん(広島県広島市)が節分の日に巻寿司を丸かぶりすると幸福になれるといわれることから「巻寿司の日」と制定。毎月3日は「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)。

2月4日 高齢者入浴アドバイザー協会が不老不死を風呂不死にかけて不(2)死(4)と入(2)浴(4)の語呂合わせで「高齢者安全入浴の日」と制定。ドクターシーラボが肌のシミ、シワの解決にビタミンCが有効として立春になることが多い2月4日に紫外線対策をすることを普及するために「ビタミンCケアの日」と制定。ジュンビー(東京都中央区)が妊娠・出産の情報を得てもらうことを目的に妊(2)娠(4)の語呂合わせで「妊娠の日」と制定。

2月5日 プロトコーポレーション(愛知県名古屋市)が中古車に乗ることで新車の製造で発生するCO₂削減に貢献できるエコロジ―とのことでチュウ(2)コ(5)の語呂合わせで「エコチュウの日」と制定。

2月6日 一般社団法人HOTJAPANが風(2)呂(6)の語呂合わせで「風呂の日」と制定。西尾茶協同組合(愛知県西尾市)が茶道で湯を沸かす風(2)炉(6)の語呂合わせで「抹茶の日」と制定。ハウスウエルネスフーズがC1000の発売日1990年2月6日にちなんで「C1000の日」と制定。フンドーダイ(熊本県熊本市)が煮(2)る(6)の語呂合わせで「フンドーダイ・煮物の日」と制定。毎月6日は「メロンの日」(全国メロンサミット)、「手巻きロールの日」(モンテール)。

2月7日 古河鮒甘露煮組合(茨城県古河市)がフ(2)ナ(7)の語呂合わせで「フナの日」に制定。毎月7日は「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)。

2月8日 東京都麺類協同組合が二八蕎麦(そば粉8、小麦粉2)のおいしさを普及するために二(2)八(8)から「東京二八そばの日」と制定。日本スパ振興協会がス(2)パ(8)の語呂合わせで「スパの日」。毎月8日は「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「にわとりの日」(トリゼンフーズ)、「ホールケーキの日」(一柳)。

2月9日 木曽路が、ふ(2)ぐ(9)の語呂合わせで「木曽路ふぐの日」と制定。木曽路が、に(2)く(9)の語呂合わせで「木曽路肉の日」と制定。能登半島・輪島わのしま食楽部が、ふ(2)ぐ(9)の語呂合わせで「輪島ふぐの日」と制定。日本アクセス(東京都品川区)が大福の福から、ふ(2)く(9)の語呂合わせで「大福の日」と制定。東京一番フーズ(東京都新宿区)が、ふ(2)く(9)の語呂合わせで「とらふぐ亭の日」と制定。琉球福寿(沖縄県那覇市)が福寿人生の発信を目的として福(29)寿(10)の語呂合わせで2月9日と10日を「福寿の日」と制定。毎月9日は「クレープの日」(モンテール)。

2月10日 エーワン(愛知県名古屋市)がウイルス・ばい菌が2→1→0と減ってゼロになる様子から「ばい菌ゼロの日」と制定。みやざき地頭鶏事業協同組合が、じ(2)とう(10)の語呂合わせで「みやざき地頭鶏の日」と制定。日本野菜ソムリエ協会がFOOD(食べ物)と風土からフー(2)ド(10)の語呂合わせで「フードの日」と制定。日本フットケア・足病医学会がフッ(2)ト(10)の語呂合わせで「フットケアの日」と制定。ソラチ(北海道芦別市)が、ぶた(2)どん(10)の語呂合わせで「豚丼の日」と制定。毎月10日は「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)。

発達障害児は記憶がよいというのか、それとも強い印象があったことは忘れないと表現するべきなのか、食べ物でショックなことがあったときには、いつまでも覚えているという特徴があります。普通なら軽く受け流すようなことであっても、心に傷として残って、同じようなことがないように避けようとします。

食べ物であった場合には、味の問題ではなく、記憶が邪魔をして食べられなくなるというのは、よくあることです。自分が食べて嫌な思いをしたものは食べられないものとして記憶されることがあります。また、友達が牛乳を飲んだのに吐き戻したことがあり、そのシーンが頭に残っていて、牛乳が飲めなくなったという例もあります。

食物アレルギーは幼いときにはあったとしても、成長につれてアレルギー反応が弱まり、まったく食べられないわけではなくて、アレルギー物質の害よりも栄養摂取のほうが重要で、結果として健康維持に役立つということもあります。

しかし、発達障害児では、アレルギーを起こした記憶が残って、食べられない状況が長く続くということも当然に起こることです。

定型発達であれば、食物アレルギーだけなら、研究が進んでいて、対応策も確立されています。味覚の問題などで食べられない場合には、形や味がわからないようにして混ぜるという方法がすすめられています。これも定型発達の場合であって、発達障害児は味覚に過敏であって、食物アレルギーの記憶が強く残っていると、食べられなくなります。

ただ食べられないだけでなく、精神的に抵抗感があることを、隠して実施した親のことを信じられなくなって、家庭では食べられないということも起こります。学校給食では食べることができるのに、家では食べないという保護者を困らせることが起こる要因の一つに、食物アレルギーに発した誤魔化し料理、それを安易にすすめる医療や栄養の専門家の対応があるのです。
〔発達栄養指南:小林正人〕

健康や人生観などにまつわる講演のテーマの一つに、「自分が今あるのは親や祖父母、曾祖父母をはじめとした祖先のおかげ」という話があります。ずっと祖先を辿っていくと、「そのうちの1人でもいなかったら、出会わなかったら、自分は生まれていなかった」という事実に行き着きます。

講演の話題としては、それでよいのですが、研究者の立場では、「どれだけの人間が自分が存在するために必要だったのか」ということを考えてみないと気が済まなくなります。単純計算ではあるものの、最近その祖先の話を聞くことがあって、いけないことかもしれませんが、聞いている途中から計算を始めていました。

自分にとっての1親等は両親で2人います。2親等の祖父母は4人、3親等の曾祖父母は8人というように倍々で増えていきます。4親等は16人、5親等は32人、6親等は64人、7親等は128人、8親等は256人、9親等は512人、10親等は1024人、11親等は2048人、12親等は4096人と、フェイスブックのお友達の上限近くの人数になります。

13親等は8192人、14親等は1万6384人、15親等は3万2768人、16親等は6万5536人、17親等は13万1072人、18親等は26万2144人、19親等は52万4288人、20親等は104万8576人と、岡山市の人口を超えます。21親等は209万7154人と、岡山県の人口を超えます。

1世代が20年と単純計算をすると21代は420年で、江戸時代の初期になります。そのときの日本人の人口は2500万〜2700万人と推計されるので、まだ余裕(?)があります。

22親等は419万4304人、23親等は833万8608人、24親等は1677万7216人と、今度は東京都の人口を超えます。25親等は3355万4432人、26親等は6710万8864万人、27親等は1億3421万7728人と、とうとう日本の人口を超える数になりました。

「27世代×20年」で計算すると540年前で、1483年というと京都の銀閣寺(慈照寺)が室町幕府第8代将軍の足利義政によって建立された年です。京都人が言う“先の戦”は第二次世界大戦ではなくて、応仁の乱のことだという“あるあるネタ”の応仁の乱(1467年)の後のことです。室町時代の日本の人口は1500万人ほどであったと推計されています。

この時代に今の日本の人口を超える人がいなければ今の自分がいないということはないので、どこかで血筋がつながっていることになります。ひょっとすると隣の席で一緒に話を聞いている人も遠い親戚であるかもしれないことになります。

講演で講師が話をする「人のつながりは大切に」ということを、妙に実感を持って感じた場面となりました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

メディカルダイエットの重要ポイントは「エネルギー代謝」であるということを伝えています。エネルギー代謝は全身の細胞の中で起こっている生化学反応で、これをわかりやすく説明するのは大変なのですが、ときどき「“さわり”を話してほしい」と言われることがあります。

その要望に応じて、エネルギー代謝は細胞の中のミトコンドリアのTCA回路でエネルギー源と酸素を用いて、エネルギー物質のATPを作り出すことだという説明をしています。エネルギーはATPが変化して発生することも続けて話をします。

そのためには、ブドウ糖をミトコンドリアに取り入れるためにα‐リポ酸、脂肪酸をミトコンドリアに取り入れるためにL‐カルニチンが必要であること、ブドウ糖と脂肪酸をTCA回路でエネルギー化させるために、すべての水溶性ビタミンが必要なことを話しました。

この話をしたあとに、「さわりと言ったのに話の要点を説明された」との反応をした人がいました。こちらとすれば、「さわりという要望だったので要点を話した」という認識で、そもそも“さわり”の意味を間違って覚えていたようです。

“さわり”の正しい意味は「話の要点」です。ところが、「話の最初の部分」と誤用している人が多いのです。文化庁の「国語に関する世論調査」の結果をみると、正しい意味で使っているのは35%ほどで、誤用しているほうが56%ほどと多くなっています。

これでは、さわりを求められて、話の要点を話した私が勘違いをしていて、さわりを求めてきた人のほうが正しいように思われて、会場から妙な笑いが出ることもあります。これを経験してから、さわりを求められたときには、さわりの正しい意味を簡単に説明してから重要ポイントを話すようにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕