投稿者「JMDS」のアーカイブ

運動をすると、その分だけ筋肉がつくというのは若いときの話で、年齢を重ねていくと運動をしても筋肉がつきにくくなり、減ってほしい脂肪が蓄積されているというのは、多くの人が感じていることです。

筋肉が最も増えるのは成長期ですが、成長期といっても時期によって筋肉の増え方が違っています。筋肉量を増やすことに大きな影響を与えているのは成長ホルモンです。身長が伸びて、徐々に身体が大きくなっていく成長期前期の成長ホルモンの分泌量を100%とすると、だんだんと男らしい身体、女らしい身体に変化していく成長期後期では200%にも増えています。

これに対して30代では50%、50代では30%にも減っていきます。同じだけ運動をしても年齢を重ねるにつれて筋肉が増えにくくなっていくのは、成長ホルモンの分泌量の低下が大きく影響しているのです。

もう一つ影響しているのは代謝促進成分の減少で、これについては別に紹介していくことにしますが、全身の細胞の中で作られるエネルギーが筋肉を増やすことに関わっています。代謝促進物質は体内で合成されているものの、20歳代前半をピークに徐々に減っていくので、その影響も受けているのです。

筋肉が増えるためには、運動によって筋肉の一部が傷つけられることが必要で、それを修復するために筋肉細胞の周りにサテライト(衛星)細胞が作られて、タンパク質を集めていきます。そのタンパク質が筋肉細胞に取り込まれて筋肉が増えていきます。

筋肉が傷つけられるような運動が必要だということで、それは筋肉に負荷をかける運動ということになります。もう一つはサテライト細胞を増やすために必要な酵素(AMPキナーゼ)があって、これは息切れするような運動によってエネルギー不足になったときに多く発生します。

つまり、有酸素運動ということで、無酸素運動の筋肉トレーニングだけでなく、有酸素運動も筋肉を増やすためには必要になるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

人体の約95%は炭素、水素、酸素、窒素などの元素が結合した有機物で、残りの約5%の元素の無機質がミネラルとなっています。体内に必要な16種類のミネラルは必須ミネラルと呼ばれます。

ミネラルのうち体内に比較的多い7種類(カルシウム、リン、カリウム、イオウ、ナトリウム、塩素、マグネシウム)は多量(主要)ミネラル、少量しか含まれない9種類(鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、マンガン、モリブデン、クロム、コバルト)は微量ミネラルといいます。厚生労働省の『日本人の食事摂取基準』(2020年版)では13種類(イオウ、塩素、コバルト以外)のミネラルが示されています。

ミネラルには、骨や歯などの身体の構成成分になるほか、体液に溶けてpH・浸透圧を調整する、酵素の構成成分になる、神経・筋肉の調整をするなどの作用があります。体内の各部位によって、必要となるミネラルは異なっています。

ミネラルは吸収されたあと、肝臓に運ばれ、他の物質と結合するなどして、全身の必要とされる組織に運ばれます。それぞれの組織はミネラルが補われることによって、本来の機能が発揮されます。ミネラルは主には小腸から吸収されますが、亜鉛の一部は胃から、ナトリウムの一部は大腸からも吸収されます。鉄はビタミンCとの組み合わせによって、カルシウムはマグネシウムやビタミンDとの組み合わせによって吸収率が高められます。

ミネラルのうち、マグネシウム、銅、亜鉛、マンガン、セレンは補酵素としても働きます。中でも重要となるのは酵素の働きを補う補酵素としてのマグネシウムと亜鉛で、補酵素がなければ酵素は正常な働きをすることができなくなります。それはエネルギー代謝においても同様で、マグネシウムは約300種類、亜鉛は約200種類の酵素のための補酵素となっています。

ミネラルには血液中や細胞の内外でイオンとなるものがあり、全身のイオンバランスを保つために使われています。

それぞれのミネラルの役割を知ることは、代謝の促進だけでなく、健康の維持・増進にも役立ちます。カルシウム、リン、カリウム、イオウ、ナトリウム、塩素、マグネシウムの7種類は主要ミネラルと呼ばれます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康食品の表示の規制の講習は、規制する側の行政機関によっても実施されています。大都市部に限られてはいるのですが、行政側が作成した資料に基づいて学ぶので、その信頼度は高く、これを受講することには安心感があります。

しかし、取り締まり側が実施する講習をクリアしたことで、もう絶対に安心というわけにはいきません。よく言われるのが、「取り締まりする側が、本当のことを言うわけがない」ということで、“手口”を明らかにすることは考えにくいということです。

確かに、行政機関による法律講習は、規制の根本となる法規の解説をして、具体的な“べからず集”を紹介しています。なぜ、表示してはいけないのか、その理由を説明して、どこに注意しなければいけないのか、ということを講習で話す場合もあります。

これは法律に基づいた販売を実施するには役立つことであるのは間違いないことですが、何を言ってはいけない、書いてはいけないということを中心に学んでしまうと、規制する通知が改定されたときに対応できなくなるということがあります。

医薬品医療機器法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づいた「無承認無許可医薬品監視指導マニュアル」が表示の講習の基本となっていますが、この内容を学んだだけでは実際の対応はできません。

健康食品を規制する法律は他にも食品表示法、健康増進法、景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)、特定商取引法があります。これらの法律に基づいた規制の通知・通達も、①食品として販売に供する物に関して行う健康保持増進効果等に関する虚偽誇大広告等の禁止及び広告等適正化のための監視指導等に関する指針(ガイドライン)、②食品として販売に供する物に関して行う健康保持増進効果等に関する虚偽誇大広告等の禁止及び広告等適正化のための監視指導等に関する指針(ガイドライン)に係る留意事項、③特定商取引に関する法律第6上の2等の運用指針(不実勧誘・誇大広告等の規制に関する指針)、④健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について、⑤機能性表示食品の届出等に関するガイドライン、⑥機能性表示食品に対する食品表示等関連法令に基づく事後的規制(事後チェック)の透明性の確保等に関する指針があげられます。

これらの通知は行政側のものであって、販売事業者に向けたものではないので、文面がわかりにくく、ときには勘違いをして覚えてしまうことにもなります。

そのときには対応ができたとしても、通知・通達は改定が繰り返されています。法律と規制の内容を充分に把握しておかないと変化に対応できないことになるので、面倒であっても通知・通達を使いながら学ぶ機会を設けているのです。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕

◎コレステロールを増やす食品を控える
高中性脂肪血症は動脈硬化の危険因子の一つですが、ほかに高LDLコレステロール血症、高血圧、糖尿病なども動脈硬化を促進させます。動脈硬化を予防するためには、次のことに注意が必要となります。

肉類などの動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれ、これが肝臓で合成されるコレステロールの材料になります。また、コレステロールの多い肉の脂身、バター、牛乳なども控えます。イカ、エビ、タコ、カニなどにも多くのコレステロールが含まれていますが、これらの食品にはコレステロール低下作用があるアミノ酸のタウリンが含まれているため、コレステロールの増加には、あまり影響がありません。

◎抗酸化成分を含む食品を摂る
LDLは活性酸素によって酸化することで動脈硬化が進みやすくなります。LDLが酸化すると変性LDLになり、これをマクロファージが取り込んだ後に活動が止まると血管に入り込んで、動脈硬化を進めていきます。LDLの酸化を防ぐのが抗酸化成分です。抗酸化成分のβ-カロテンは緑黄色野菜に、リコピンはトマトに、イソフラボンは大豆に、ビタミンCは野菜や果物に、ビタミンEは種や豆、卵、植物油に含まれています。

◎塩分を控える
塩分の摂りすぎは高血圧の要因であり、高血圧は動脈硬化の危険因子になっています。漬物、佃煮、塩魚、チーズなどの塩分の多い食品や加工食品、濃い味付けの料理などに注意します。食物繊維には塩分(ナトリウム)を排出する作用があり、野菜や海藻に多く含まれるミネラルのカリウムは血液中のナトリウムを尿中に排泄させ、血圧を下げる作用があります。

◎運動と禁煙の実施
HDLを積極的に増やす食品はないものの、運動によってHDLを増やすことができます。運動をしてHDLが増えると、LDLが減っていくのが通常の反応です。LDLは全身にコレステロールを運び、HDLは血液中で余分となったコレステロールを運び去る働きがあり、HDLの増加は動脈硬化の予防につながります。喫煙はHDLを減らし、LDLや中性脂肪を増やすので、禁煙することが大切です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

血圧が高いと、強い圧力で血液を押し出しているので、臓器や器官、全身の細胞にも血液によって運ばれる栄養素が効果的に押し込まれているのではないか、と思い込まれることがあるのですが、これとは逆のことが起こっています。逆というのは、血液によって運ばれている栄養素が充分に細胞に取り込まれていないということです。

血圧は心臓から送り出された血液が動脈にかけている圧力のことで、これが高まりすぎたのが高血圧です。通常の血圧で、血液は全身を巡るようになっているのですが、その圧力では血液が充分に送られていかない状態になると、心臓から送り出すときの圧力が高まります。

動脈硬化が進んで、血管の弾力性が失われてくると血圧が上昇します。これは血管の変化が原因ではあっても、心臓から送り出されるときの圧力が高まることになります。高血圧が長く続くと心肥大といって心臓の筋肉が厚くなることが起こりやすくなります。そのために心臓のポンプ作用が低下して、充分に血液が送られなくなることも起こります。

この心肥大も、心臓の圧力が高まって、筋肉が鍛えられたのと同じような状態になっていることがわかります。

血流が充分でないために高血圧が起こっているので、全身の細胞に栄養素と酸素を届けるために送られている血液が少ない状態になっています。実際には血液の巡りがよくない状態で、通常であれば心臓から送り出された血液は秒速1mの速度で、わずか30秒間で心臓に戻ってきます。

血流が低下していると、細胞の代謝に必要な酸素とビタミンが減ることになり、エネルギー代謝が低下することになります。代謝のためにはビタミンC以外の、すべての種類の水溶性ビタミンが必要になるので、できるだけ多くの栄養素が摂取できるように、さまざまな食品を食べることがすすめられるのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

食事の始まりは口の中に入れた食べ物を噛むことから始まります。特に噛み方を教えていない3歳児でも、飲み込むまでに15回ほどは噛んでいます。これは平均的な回数であって、歯の状態、口腔内の状態がよくない場合には、噛む回数が減ることは当然に考えられることです。

よく噛むことによって食べたものが細かく砕かれるとともに、唾液が多く分泌されて、消化が進みやすくなります。唾液には消化酵素のアミラーゼが含まれていて、デンプンを麦芽糖に分解する働きがあります。この状態で飲み込むことによって、胃の中で麦芽糖はブドウ糖まで分解されて、エネルギー源としてのブドウ糖が吸収されやすくなります。

唾液の分泌量は噛む回数だけで決まるものではなくて、ストレスや自律神経の状態によって変化をします。ストレスを感じているときには唾液の分泌量が減ります。発達障害児はストレスが強まっていることから、唾液の量は少なくなりがちです。ストレス状態では、自律神経の交感神経の働きが強くなっています。

交感神経が盛んに働いているときには唾液は粘度が高まります。これに対して、リラックス状態で副交感神経が盛んに働いているときには、唾液が増えてサラサラ状態になります。そのため、同じだけ噛んでも消化が進みやすくなっています。

胃での消化は胃液によって行われますが、胃液にもアミラーゼが含まれていて、麦芽糖からブドウ糖への分解が進められます。アミラーゼは十二指腸からも分泌されています。

胃液に含まれるプロテアーゼは、たんぱく質を分解する消化酵素で、これは胃、十二指腸、小腸から分泌されています。脂肪を分解する酵素のリパーゼは胃、十二指腸、小腸から分泌されます。

これらの消化液を盛んに分泌させるのも副交感神経の働きで、ストレス状態など交感神経の働きが盛んなときには分泌量が減ります。そのために、消化が不十分となり、吸収に影響が出てきます。

小腸の蠕動運動を進めるのも吸収を進めるのも、副交感神経の働きによるものです。しっかりと噛んだあとの消化、吸収は自律神経の状態に影響されるので、そのような身体の仕組みも理解した上で、噛むことの重要性を考え、伝えるようにしたいものです。
〔発達栄養指南:小林正人〕

健康状態を高めるためには、多くのエネルギーを作り出すことが必要ですが、飲食で摂ったエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)が、すべてエネルギーになってくれるわけではありません。

1日に摂取したエネルギー源のうち約70%が基礎代謝に使われます。基礎代謝は生命維持に必要なエネルギー量のことで、細胞の中で行われる生化学反応に使われます。寝たきり状態でも使われるエネルギー量であって、これ以外は活動代謝と食事誘発性熱産生に使われます。活動代謝は特別に運動などをしなければ約20%、食事をすることにとって体熱が高まる食事誘発性熱産生として約10%の割合となっています。

基礎代謝のうち約70%は体熱の維持に使われます。これは生命維持に必要であるからですが、それは細胞の中における生化学反応に必要となっています。基礎代謝が70%で、そのうちの70%だとすると49%(70%×70%)で、すべての摂取エネルギー量の半分は体熱の維持に使われているということです。

基礎代謝の約15%は脳の機能維持に使われています。脳は全体重の2%でしかないものの、摂取エネルギー量の20%以上を使っています。これは脳が全身の機能をコントロールしているためで、全身の細胞を温めて、脳の機能によって全身の細胞を働かせるために65%ものエネルギー量が必要となっているということです。

食事量を増やせば、それだけ全身を働かせるエネルギーが得られると思われがちですが、思った以上に身体機能のために使われる量は少なくなっています。思った以上のエネルギー源を摂取して、これを効率よくエネルギー化するために必要なビタミン、ミネラルを摂り、さらに脂肪代謝を進める代謝促進成分のL‐カルニチンが必要になってくるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

2本のポールを使って歩くノルディックスタイルのウォーキングは、上半身も使って歩くことから、筋肉強化にもエネルギー代謝の向上にも役立つ歩行法となっています。ポールの種類(後つきのスポーツ感覚の歩き方をするタイプ、前つきで安全性を確保する歩き方をするタイプ)、普及団体によって歩き方の流派のようなものがありますが、歩くことに関しては、それぞれの考え方で実施してもらえればよいと思っています。

共通して注意してもらいたいのは周囲への配慮で、少なくともポールが当たるような位置に近づいてはいけないことと、ポールは地面についておくということです。そして、他の歩行者が多い道では、ポールをつかずに手で持って歩くようにすることです。

デパートやスーパーマーケットの中を、ポールを使って歩いていた人を見かけることがあります。杖をついているのとは違って、ポールがないと歩けないわけではないはずなので、そのようなことだけはやめてほしいことです。

ポールを使って歩く人が邪魔だ、危険だと思われないようにすることが大切で、そのようなことがなければポールを使ったウォーキングは一般の歩行者と同様に自由に歩くことができます。危険だと認識されたら、グループで歩くのに、いちいち通行許可を取らなければならなくなってしまいます。

ポールを手にしていると、指さすということがしにくく、ついついポールの先を上げて方向を示すようなことをしがちです。急にポールが上げられたら、危険になる、危険でなかったとしても危険を感じさせることにもなりがちです。

少なくとも腕の高さまで上げるようなことはしてはいけないのですが、マナーがよろしくない人の場合、指先の代わりに使う人がいて、エレベーターのボタンを路面につけたゴムパッドの部分で押している人を見たことがあります。

これ以外は、2本のポールを使って、チャンバラをしないことくらいです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害の学習障害では、感覚過敏によって学びにくい子どもに対する対策が進んでいます。視覚過敏から白い紙がまぶしく見えて、紙に書かれた文字がよく見えないということがあります。その場合には紙の色を変える、見やすい形や色の文字にするといった方法が採られています。

体育も学習の一つと考えると、感覚過敏のために体育で学ぶときに支障が出ている場合には、対処をすべきですが、そのようなことは、あまり聞くことがありません。

白い色がまぶしく見えるということでは、運動する場所は体育館でも屋外でも白線が引かれます。まぶしいだけでなく、白い線がよく見えないという視覚過敏もみられます。視覚障害者の場合には、白線が見えづらく、コースを正確に走れない人のために色を変える、音を利用して誘導するという別の方法も採られています。

しかし、発達障害の視覚過敏に対応する調整は行われず、一般的な方法に合わせて実施することが求められているのがほとんどです。見えにくいものを見やすくすることで、運動の機会を均等に与えるのは発達支援の基本的な対応のはずです。白線だけでなく、その横に細くてもよいので別の色の線を引く、といった方法も考えられます。

見えにくいものを見やすくするということでは、発達障害児は動くものへの対応がしにくいことがあり、キャッチボールが苦手ということもあげられています。

運動面での不器用さについては前回、発達性協調運動障害と取り上げて紹介していますが、運動が苦手と決めつけるのではなく、発達障害児が10%もいる時代には、発達障害としての対応も考えておくべきです。

障害者差別解消法では、障害者に対して合理的な配慮を行うことが求められています。この法律の障害者には発達障害者も含まれています。差別に当たるようなことが行われる場合には合理的な説明が必要とされていて、その説明ができないようなことはしてはいけないとされているのです。

その考え方からすると、発達障害児の運動面の困難さに対する“差別”は解消されていないと指摘されても仕方がないことです。
〔発達支援推進協議会 小林正人〕

食事は温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいままで提供するのが、おいしく食べるための基本となります。温かいものは60℃以上、冷たいものは12℃以下が標準となります。70℃を超えると熱く感じます。

発達障害児にみられる感覚過敏では、60℃であっても70℃以上に感じて、熱すぎて食べられないということがあります。そのために冷めたものしか食べられないということがあるのですが、それだけでなく、冷めた料理しか食べられないということがあります。

その理由を説明するために、一般的な感覚として、なぜ温かい料理をおいしく感じるのかということを説明します。温めると味覚が強く反応すると感じているかもしれませんが、温めることによって味覚の反応が高まるのは、つまりおいしく感じるのは嗅覚の反応が高まっているからです。

おいしさは味覚と同時に嗅覚も働いていて、温かい料理は匂い成分が発散されて、嗅覚が強く刺激されます。そのために味覚の反応も高まり、おいしさを感じやすくなるのです。

発達障害の感覚過敏が疑われるときには味覚の検査がされますが、特に異常はみられないのに、味を強く感じるために食べられないということが起こります。これは味覚だけを検査しているから気づかないことで、食べるものの温度を変えて検査をする、しかも味覚と嗅覚の関連性を知っていて検査をすればよいのですが、まだ別々に試験が行われています。

味覚過敏、嗅覚過敏のために食べられないという場合には、料理の温度を変化させて、どの程度に温度を下げれば刺激が減って食べられるようになるのか、それを確認することも大切になります。温度の違いで食べられるものが違うということを知って、できるだけ多くの栄養素が摂れるように工夫をしてほしいのです。