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「他人にしてもらったことは忘れない、してやったことは忘れよう」という素晴らしい心がけを表した言葉があります。恩着せがましく言うのではなくて、“ギブアンドテイク”でいうなら「ギブ×3」に対して「テイク×1」も求めないということになるでしょうか。

そんな心構えの人なら付き合っていけるのですが、中には「他人にやったことは忘れるのに、他人からやられたことは忘れない」という人もいて、周囲に迷惑をかけているのに、まったく気づいていないという困った人も存在しています。

存在しているどころか、そんな人のために移住先で仕事を失った身としては、「足を踏んだ人は踏まれた人の痛みはわからない」などという達観した考えではいられません。そんな人の口車に乗って、家族ごと東京から岡山に移住をして、約束していた仕事が奪われたことを嘆き悲しむのではなくて、私たちを岡山に移住させたことには意味があり、そのための役割でしかなかったと考えることにしました。

ただ考えただけでは仕方がないので、移住してよかったと思えるような仕事づくりに取りかかり、それは大きな進展ではなくても、着実の地元の役に立つ活動になってきています。

約束を反故にされたことに何らかの行動(倍返しではないですが)をしようかと考えたこともあったのですが、その後に、その方の会社に起こったことを見て、これが“ブーメラン効果”かと思うようなことがありました。

社員にやったことが大口の契約を失うことになり、それは代表本人がしでかしたことなのに、そのことは忘れたかのような行動を起こしていたら、社員の離反が相次いで起こりました。それを社員の裏切りのようなことを言って、それもSNSにもアップして、「他人からやられたことは忘れない」行動のために経営が厳しくなってきたときに、追い打ちをかけるようなことをしても仕方がないということで、区切りをつけた日に、お酒を飲むだけで終わりにしました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

糖尿病はブドウ糖が多く含まれる糖質の摂りすぎが原因と考えられがちですが、それだけで糖尿病になるわけではありません。もともと糖尿病になりやすい体質がある人が、糖質を摂りすぎることによって膵臓から血糖値を下げるホルモンのインスリンの分泌が低下することによって起こると考えられています。

糖尿病の体質がない人であれば、糖質を多く摂取しても平気だということになるわけですが、残念ながら日本人は糖尿病の体質の人が多くなっています。その体質というのは、膵臓がインスリンを分泌しにくいことを指しています。

インスリンは糖尿病に関連して出てくることが多いので、血糖値を下げるホルモンとして広く知られています。それは事実ではあるのですが、それだけがインスリンの働きではありません。インスリンはエネルギー源の取り込みのためのホルモンであって、ブドウ糖を全身の細胞に取り込むほかに、脂肪を取り込む働きもあります。

肝臓は余分となったエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を脂肪に合成する働きがあります。その働きは、脂肪酸合成酵素によって脂肪酸に変化させ、続いて蓄積型の脂肪である中性脂肪に合成されます。中性脂肪は脂肪細胞の中に蓄積されます。

その中性脂肪の蓄積を促進する働きもインスリンにはあって、肝臓で合成された中性脂肪だけでなくて、食品として摂取した中性脂肪(肉や魚などに含まれる脂肪)も脂肪細胞の中に取り込むようにしています。その脂肪の合成と蓄積に働くのがインスリンであることから、食事による脂肪の摂取量が多くなるとインスリンが多く分泌されて、中性脂肪の蓄積量も増えていきます。

肉食が歴史的に多かった欧米人や北方系のアジア人は脂肪を多く取り込めるようにインスリンが分泌されやすい体質になりました。そのために、脂肪を摂りすぎると、まるでかぼちゃのように太ることができます。それに対して日本人は大きく太る前に病気になってしまいます。

それは日本人が歴史的に脂肪を多く摂取してこなかったからで、インスリンを多く分泌させる必要がない低栄養の時代を長く過ごしてきたことが関係しています。そんな日本人が食事の洋風化が進み、糖質も脂質も多く摂取するようになってインスリンが多く必要になり、そのために膵臓に負担がかかって、急にインスリンの分泌量が減るようなことになったのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

謎かけのようなタイトルになっていますが、食事だけでは不足している栄養素を摂取するために使うサプリメントは、発達障害児の場合にはサプリメントとして使ってほしいという思いが込められています。まだ、わかりにくいので、用語の説明からするとサプリメント(supplement)は補助、補完、補充といった意味があり、食事に関して使われる場合には、不足する栄養素を摂取するためのものを意味しています。

不足しているものが的確にわかれば、それだけを補えばよいわけですが、実際には総合的にビタミン・ミネラルが含まれているサプリメントを使っている、もしくは使おうとしている発達障害児の保護者が多くなっています。それは“何が不足しているかわからない”からであり、“何を摂ればよいかの情報が伝わっていない”ことによる結果といえます。

日本で一般にサプリメントと認識されているのは栄養機能食品(ビタミン13種類、ミネラル6種類、脂肪酸1種類)で、それぞれ、どのような人が使うかが示されています。しかし、それは一般的なこと(骨の強化、貧血防止など)であって、発育途中の子どもに適したことでもなければ、ましてや発達障害児に適したものでもありません。

その理由は簡単で、栄養機能食品に限らず、機能性表示食品でも特定保健用食品(トクホ)でも、子どもを対象とした試験が行われていないからです。

そのような状況であっても、優れたサプリメントは存在していて、発達障害児の特性を理解して、その改善のために必要な成分がわかれば、保護者が望むサプリメントによる改善は可能です。発達障害でない定型発達の子どもなら、食事の困難さを抱えていたとしても、発達障害児の改善に役立つ方法は通じやすくなっています。

その方法について発達障害児を支える保護者が理解して、栄養補助という意味のサプリメントとして活用することを望んでも、保護者の大変さがわかっていれば直接教えることは無理だと考えます。

そこで、サプリメントについて特別に講習を受けた専門家がアドバイスをすることが重要であり、それは発達障害と栄養摂取について併せて学んだDNAと認定講師でなければ目的を達成することができないと考えて、新たにSPSPの講習を始めることにしました。

DNAについて学びながら、さらにSPSPについて学ぶのは大変であることは承知しています。そのための講習テキストを作り、認定講師の養成をして、さらに情報を発信し続ける私たちにとっても大変なことですが、それを待ち望んでいる人が存在している限りは、「一緒に大変なことに取り組んでほしい」と伝えていきたいのです。
もちろん、大変なことに一緒に取り組んでもらえる方々には、それなりのメリットを設けることも忘れてはいません。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

テーマの“忙しい保護者”というのは、発達障害児の保護者のことで、中でも子どもに寄り添っている母親のことを指しています。日本メディカルダイエット支援機構がSPSPの講習を始めるのは、過去に規制する法律や講習に関わってきたことを活かしたい気持ちと、健康食品を使うことを検討しているからに正しい情報が伝わっていない現状を打破したい気持ちがあるからです。

発達栄養の資格認定講習を始めるにあたって、関わりのある4法人を通じて、栄養の実態の情報や講習などをリサーチしてきました。その法人というのは、感覚統合療法などを実施する児童発達支援施設を運営するNPO法人、発達障害の一つの学習障害に対応する学習塾を運営する一般社団法人、発達障害児をはじめとする子どもの支援を行うNPO法人、子ども・親・祖父母の世代の支援を行う一般社団法人で、私は4法人とも役員を務めています。

私が代表の日本メディカルダイエット支援機構は16期目に入るNPO法人ですが、臨床栄養の研究の中で子どもの発達支援を行ってきて、東京が活動の中心地であったときからの人脈の協力を得て、岡山でも健康管理指導の一環として教育と情報発信に取り組んでいます。5法人での経験を活かすことが可能なのは、すべての活動の中心地が岡山市だということも関係しています。

発達栄養は発達障害児の改善の下支えになることは多くの方が認識していながらも、具体的な支援がなされていない状態で、それを担う形で、保護者の食事・栄養相談を受けてきました。

発達障害児は特性から食べられないものが多い極端な偏食があり、それは食品、料理、食事環境、家族関係なども影響していて、家庭での改善には限界があることは、すぐに気づきました。それでも指導を行ってきたのですが、まずは簡単にできることから、食事のパターンを変えないところからということで、必ずといって聞かれることにサプリメントの摂取があります。

極端な偏食で不足する栄養素を摂取する手段としてサプリメントは有効な手段かもしれませんが、どんな成分が必要なのか、どんなサプリメントを摂ればよいのか、どんなタイミングで摂ればよいのかの情報が、まったくない状態の中、手探りで探しています。摂取させている場合でも、とりあえず試しているという状態でした。

発達栄養の補助としてサプリメントに期待を寄せるとしても、なぜ使うのか、どうして効果が期待できるのかがわからないままではいけないと考え、発達栄養の講習ではサプリメントを、あえて取り上げていないのです。

サプリメントはありふれた存在になりすぎて、一般に有効性と安全性が確認されているものであっても、合わない人が摂取すると危険性が高まることさえ認識されていない実態があり、その改善の必要であると考えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康に関わる講習をしていると、受講者や資格認定者から同じような反応が聞かれます。ダイエット情報の講習を例にすると、「最近、ダイエットに関わるテレビ番組や雑誌の情報などが増えましたね」という声が多く寄せられるのですが、そんなことはありません。

メディアの情報を先取りしているのなら別ですが(東京で活動していたときにはメディアに仕掛ける側にいたので可能だったのですが)、タイミングよくメディア情報が増えるようなことはありません。

講習で学ぶまでは、目の届く範囲を情報が通過していたのに、それに気づかなかったり、見逃していたのが、学ぶことによって目に飛び込んでくる、記憶に残りやすくなるということが起こっているだけです。

ダイエットは、学んでいるときではなくて、学び終えた後からのほうが情報は圧倒的に多く、生活で活かしてこその健康づくりのダイエットとなります。

それと同じことがDNAでも言えます。DNA認定講習で学んだ後には、発達障害と臨床栄養に関する情報が多く飛び込んでくるようになります。といっても、講習テキストの範囲と、その周辺の話題が多いのは、身につけた知識が情報をキャッチさせているからです。

発達障害の情報は、通常学級に通う発達障害児が8.8%という調査結果を文部科学省が報告したこと(2022年12月13日)、テレビ番組で発達障害をテーマにした「リエゾン」が放送されたこと(2023年1月20日から)、こども家庭庁が内閣府に設けられること(2023年4月1日)など関連することが相次いで、社会的な関心が高まっていることから情報が増えている時期ではあります。

そのタイミングでDNA認定講習を受講することで発達障害の情報も、その改善のために必要な栄養情報も多く見聞きするようになります。今のようなネット時代には、気になることを検索すれば発達障害の情報も臨床栄養の情報も、いくらでも入手することができます。講習の途中で気になったことを講習テキストから離れて、スマホで手のひら検索をしている人もいます。

数多くの情報は誤った判断にもつながります。その間違いは、DNA認定講習のテキストを学ぶことで気づき、正しい情報をキャッチすることができるようになります。正しい情報を正しく知ることができるようになるためには、基本中の基本を知ることが重要で、そのための情報をDNA認定講習のテキストに盛り込むようにしています。
〔発達栄養指南:小林正人〕

発達障害の改善のための支援は、医師の診断から始まります。医師が診断して発達障害であることがわかったところで、特別支援学校・学級や児童発達支援施設、放課後等デイサービスなどでの支援が行われます。仕事の流れとしては、上流の医師から下流へと流れていく形ですが、すべての医師が詳細な発達支援を把握しているわけではないことから、医師の指示に従って実施されているわけではありません。

私たちが取り組む発達栄養は、医師の関与は難しいところがあります。

医師こそは健康全般のリーダーであるように思われがちですが、医師は栄養については詳しくはありません。というのは、医師は職務として栄養指導をすることはないからです。栄養指導をして保険点数がつくのは、つまり収入が得られるのは医療機関の管理栄養士だけとなっています。医師は、いくら頑張って改善のために栄養指導をしても一銭の稼ぎにもならない医療制度となっているのです。

管理栄養士でなければ保険点数がつかない制度を国に働きかけて構築したのは、日本栄養士会の理事長を務めていた管理栄養士で、当時は国立病院の栄養士のトップでもありました。その管理栄養士が、私が学んだ臨床栄養の師匠で、その師匠が後に設立した病院栄養管理の研究所では、私は主任研究員を務めていました。だから、医師の栄養への関心の低さの背景をよく聞かされていました。

それでも患者のために一生懸命に栄養学を学んでいる医師がいるのも事実ですが、大学で栄養学を学びたいと思っても不可能ということもあります。医師養成大学は82校ある中で、栄養学講座が設けられているのは25校だけです。それも学べるのは栄養の不足による疾病の関係がほとんどで、必須科目にもなっていません。

だから、栄養学について積極的に語っている医師は、大学で学んだかどうかは関係なく、卒業後に一生懸命に学んだ結果ということが考えられます。国立病院や大学病院などであれば、医師も現場で管理栄養士の手助けもあって栄養学を学ぶことはできるものの、そのような環境にないと独学で学ぶことになります。

発達障害の栄養指導は、発達障害と食事の関わりを理解して、さらに栄養によるアプローチについて学んだ専門家(小さな存在かもしれませんが)から受けるというのが現実です。そして、いかに親身になった情報提供と支援が受けられるかによって、改善の度合いが違ってくるということも認識しておいてほしいのです。
〔発達栄養指南:小林正人〕

「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」では、「妊娠前からバランスのよい食事をしっかりとりましょう」と示されています。

1食分のバランスのよい食事の目安として、主食・主菜・副菜が揃っていることがあげられます。1日の食事のうち、主食・主菜・副菜が揃ったものが2食以上の場合に、それ未満と比べて、栄養素摂取量が適正となることが報告されています。

また、1日に何をどれだけ食べたらよいのかの目安が示された「食事バランスガイド」「妊産婦のための食事バランスガイド」に沿った食事をすることで、主食・主菜・副菜、牛乳・乳製品、果物を適切に組み合わせて摂取することができて、必要な栄養素をバランスよく摂ることができます。

近年、外食や中食でも、栄養バランスに配慮した食事を選択できるように、日本栄養改善学会などによる「健康な食事・食環境」認証制度などの食環境整備が進んでいます。
現在、1日に2回以上、主食・主菜・副菜の3つを揃えて食べることがほぼ毎日である女性の割合は、20代で32.1%、30代で47.4%であり、若い世代を中心にバランスのとれた食事がとれていない状況がみられます。

妊娠は食事を見直す絶好の機会と言われますが、実際には食行動は妊娠を機に大きく変化するものではなく、妊娠前の食行動が継続される可能性があります。そのため、妊娠前から栄養のバランスに配慮した食生活を意識して、実践することが望まれます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

“早起きは三文の徳”という言葉を聞いて、「三文とは随分と少ないのでは」と思う人も少なくありません。文(もん)というのは江戸時代に使われていた貨幣の単位で、落語の「時そば」は一杯が十六文のそばの代金を誤魔化そうとして失敗をするという話です。

三文は、確かに安い価格で、それだけの徳(得と表現されることも)しかないくらい、「早起きをしても価値がない」という意味で使っている人もいます。

三文というと三文判というのは安い認め印のことで、三文小説というのは安価で低俗な小説を指しています。

少しだけの徳であっても、毎日の積み重ねであると年月が経つと相当の価値になります。だから、早起きをするようなことでも続けることが重要で、小さなことをコツコツと重ねていくことが推奨されています。これこそ健康づくりにつながる発想です。

三文に価値があるというのは、もともとは歩くことでも価値があるという意味が発祥という説があり、それは土佐山内家の執政の野中兼山が取水のための堰(せき)を造ったときに、堤を踏み固めるために早起きをして歩いた人に褒美として三文を与えたというものです。普通なら歩いたからといって何も得にはならないことでも、お金になり、褒められるという意味だと説明されています。

もう一つの説は、奈良での出来事で、家の前に鹿の死骸があると三文の罰金が課せられたことから、できるだけ早く起きて、鹿の死骸がないか確認する、あった場合には起きるのが遅い隣の家の前に移動させるということがあったということに由来しています。

“三文の徳”という、得ではなくて徳を使う場合には、世の中に役立つように早起きをして歩くことを推奨したというウォーキングとつながるほうを採用したいところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達栄養アドバイザーの認定講習を始めるにあたって、これまで付き合ってきた人脈から「東京人脈と岡山人脈を結びつけた結果か」と聞かれることが多々ありました。東京から岡山に移住して6年(2023年4月で)になりますが、東京人脈というのは臨床栄養の関係者で、臨床栄養は医療現場での栄養なので、これには医学、栄養学、薬学、生理学、理学などの研究者が含まれます。

岡山人脈は岡山に移住してから知り合った(東京からのつながりもありますが)、発達障害の支援に関わる方々で、社会福祉法人関係者、医師、児童発達支援施設・放課後等デイサービスの運営者、学習塾運営者なども含まれています。

その中でも、発達障害児の支援として、自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害がある子どもの支援に取り組む法人(社会福祉法人、特定非営利活動法人、一般社団法人)とは実践支援を通じて構築してきました。

その両方で得た人脈と知識をプラスしたら、確かに答えの中に「発達栄養」が出てくるのは当然のことかもしれませんが、すべての子どもの10%にもなる発達障害児の改善のために、医学や栄養学などの人脈に専門性を活かして発達障害児の支援に取り組んでほしいという思い、発達障害児支援に取り組む人脈のも専門性を活かして栄養面での支援に取り組んでほしいという思いがあるからです。

それぞれがバラバラに研究や活動に取り組むだけでなく、それぞれの地域(東京を中心とした関東圏、岡山の周辺地域)で「臨床栄養×発達支援」が始まることを期待しています。そして、岡山県という地方の、さらに岡山市の端というピンポイントからのスタートですが、全国的な展開を目指して、「発達栄養」によって救われる子どもと保護者が少しでも増えるように活動を始めているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

DNAは、その名のとおりアドバイザーであって、発達障害児に対して直接的に食事を作る立場ではありません。DNA認定講習の受講者の中には、発達障害児を育てている保護者、育てた経験がある保護者も含まれることから、直接的に作る資格認定者も誕生するはずですという思いはあります。

資格認定講習を受講して、試験に合格して、資格認定者となったからには、家族のためだけでなく、時期が来たら地域のため、社会のために活動してほしいという気持ちがあるので、あえて「発達障害児に対して直接的に食事を作る立場ではない」というような言い方をしています。

料理をするのは保護者の役目(もちろん事情によって他の方が担っているのは承知していること)ですが、実際に発達障害児のために食事を作る人からは、どんなメニューを作ればよいのか、食べられない食品や料理の代わりに何を食べさせればよいのか、どんな工夫をすればよいのかという家庭の食事の悩みに対する栄養指導・食事指導は、相談を受けた人がすべきだというのは基本的な考えとなります。

発達障害児を診断して、治療する医師は栄養の専門家ではないものの、医学的な知識の中には臨床栄養も含まれると一般には考えられていることから医師から栄養指導を受けようと考えるかもしれません。しかし、医師で大学時代に栄養学を学んでいる人は非常に少なく、指導を期待しても難しいところがあります。

医療機関の管理栄養士は医療対応の栄養士であるので、管理栄養士に指導を受けたいと考えるところでしょうが、発達障害の食事に関わる困難さへの対応がわかっていないことが多く、一般的な好き嫌いや食べにくいものを克服するための対応となりがちです。

発達障害児のために医療面と栄養面で対応できる管理栄養士は存在しているものの、発達障害児が子どもの10%に達しているという時代には、あまりに少なくなっています。

発達障害への食事対応は、メニューによる栄養面だけでなく、発達障害の食事の面での困難さ、家庭事情などによって、指導の内容が異なってきます。だから幅広い知識が必要で、その一端を担うのがDNAの役割と考えています。

実際のメニューや調理法のアドバイスについては、資格認定講習を運営する本部のほうで対応します。その対応の仕組みと内容については次回に説明します。
〔発達栄養指南:小林正人〕