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アミノ酸は、たんぱく質を構成する成分で、身体は約10万種類のたんぱく質で構成されていますが、これらのたんぱく質は20種類のアミノ酸の組み合わせによって作り出されています。

アミノ酸のうち11種類は他のアミノ酸または中間代謝物から合成することができます。そのため非必須アミノ酸と呼ばれます。

それ以外の9種類は、体内では合成されずに食事から直接に摂取しなければならないもので、それらは必須アミノ酸(不可欠アミノ酸)と呼ばれます。

必須アミノ酸はヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェラルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリンです。

必須アミノ酸が一つでも必要量に達していないと、たんぱく質としての栄養評価(アミノ酸スコア)が下がります。

アミノ酸スコアが高い食品としては肉類、魚類、豆類、卵類、乳製品があげられ、これらは良質なたんぱく質とも呼ばれます。

複数の食品を摂ることによって、必須アミノ酸のバランスを整え、身体を充分に働かせることができるようになります。

このことから20種類のアミノ酸ではなくて、必須アミノ酸だけを摂ればよいのではないかとの考えも生じてきます。必須アミノ酸を多く摂るほど有効になるという発想で、アミノ酸が大きく不足した場合には、筋肉や臓器などのたんぱく質が分解されることにもなります。

過剰に摂取して不要となったたんぱく質はアミノ酸に分解され、肝臓内で有毒なアンモニアから無毒な尿素となって、排泄されます。過剰な摂取は、無駄なものとして排泄されるので、多く摂れば、それだけ健康効果が高まるわけではないのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害児を支援する活動として、日本メディカルダイエット支援機構では発達栄養学の研究を行い、発達障害児の保護者や支援施設の職員などに対して、栄養学的なアプローチでの支援を行っています。

通常の栄養補助の手法が通じない子どもも多く、中でも極端な偏食が多くみられる発達障害児の栄養支援は、発育途中の子どもには必ず通用するものと自負しています。

発達障害児に限らず、支援する人の負担は大きく、支援する人を支援する活動も強く求められています。

社会的、経済的な支援は数々用意されていても、体内で作り出されるエネルギーの量を多くして、健康で、元気で、精力的な支援を継続させていくための支援となると、ほとんど手つかずの状態です。

心身の疲労を解消して、支援が必要な人たちに対して力を注いでもらうためには、エネルギー代謝の研究に基づいた支援が重要となります。

その研究として、日本メディカルダイエット支援機構が続けてきたのはL‐カルニチンによるエネルギー代謝の促進です。L‐カルニチンというと、ダイエットのためのサプリメント成分としても知られていますが、元々は体内で合成される代謝促進成分です。

L‐カルニチンは細胞内のエネルギー産生器官であるミトコンドリアに脂肪酸を通過させるために必要な成分で、脂肪酸と結びつくことによってミトコンドリアの膜を通過させています。

生命維持には欠かせない成分であることから、必須アミノ酸のリシンとメチオニンを材料にして肝臓で合成されています。

それならサプリメントとして摂る必要がないようにも思われがちですが、合成のピークは20歳代前半で、それを過ぎると合成量が減り、体内保持量も減っていきます。その結果としてミトコンドリアへの脂肪酸の取り込みが減り、ミトコンドリア内のエネルギー代謝が低下していくことになります。

これまで支援する人を支援するための成分として、L‐カルニチンに絞った研究をしてはこなかったのですが、あらゆる場面で支援が必要な社会に対応するために、支援する人を支援するための活用法の研究を始めています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康デザインは、健康づくりに必要な食事、運動、休養などの中から、それぞれの人に適したものを選択して提供することを目標としています。食事だけで健康になることもできなければ、運動だけでも休養だけでも無理があるということで、それぞれのパーツの組み合わせを紹介するわけです。

さらに、食事と運動、食事と休養、運動と休養の組み合わせとタイミングによって、より効果を高めよう、しかも無理なく継続できるようにしようというのはメディカルダイエットの手法です。そのベースがあるから単にパーツを組み合わせているわけではないということを伝えるようにしています。

これは食事によって栄養の質と量が確保されていることが大前提となっています。栄養素が不足している状態で運動を実施しても効果が得にくく、場合によっては逆効果になりかねないということがあるからです。

食事で栄養が充分に摂取できていればよいものの、食事の内容を確認するためのツールの「食生活チェック」を実施してみると、明らかに不足している栄養素、現状の食事では補うことが難しい栄養素、通常の食事では足りているようでも運動や疾患などの関係で多くの摂取がすすめられる栄養素がある人が非常に多くなっています。

不足するものを補うのはサプリメントで、そもそもサプリメント(supplement)は補助、補完、補充といった意味があります。

何も栄養素を補うものだけがサプリメントではなくて、運動が足りない人が無理なく実施できるようにすることも、休養の時間が充分に取れない人のためのアイデアなどもサプリメントと同じ位置づけと考えることができます。

とはいえ、健康デザインの基本となる食事で不足するものを補うところからスタートする必要があるとの考えで、サプリメントの情報を発信するために講習テキストまで用意しています。150ページを超えているので、必要な部分をピックアップして提供することができるように準備しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「愛知のいちじくの日」JAあいち経済連が、いちじくの出回りの7〜10月の19日を制定。

毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)、「食育の日」(食育推進会議)、「イクラの日」(カッパ・クリエイト)

画期的と思われることを思いついたら、すぐに企画書にして、実践のための計画を立てていくということは、27歳の時から昨年(69歳)まで、随分と長く続けてきました。

その計画が上手くいったのかというと、東京にいて仕事をしてきたときには、確率的にはほぼ全勝でした。岡山に移住してからは、上手くいったからといっても5勝4敗くらいの成績で、平均すると3勝4敗で、悪い時には4勝3敗くらいだったかと思います。

勝った要因を解析するのは簡単なことで、解析するために時間がかかったとしても、周囲が言うほどには苦労をすることは少ないというのが率直な感覚です。

ところが、負けた要因の解析となると、解析するために時間がかかり、解析の結果を文章や資料に残そうとすると、なんだかあやふやになってしまうことがあります。

それだけでも困難さを感じることもあるのに、頑張っても成果が表れにくくなって、より困難さを強く感じてしまうのは、頑張って仕上げた企画・計画なのに、まったく同じ(といってもよいくらい)ものが対抗馬として登場することです。

考えはするものの、いつまで経っても結果が出ない、最良の(と思われる)結果が浮かんでこないことがあり、他に方法があるのか、方法は同じであっても攻め方が違っているのか、と悩まされることもあります。

攻め方までは問題はないとしても押し引きのタイミングなのか、それともその時々の駆け引きも関係しているのか、さらに考えると「必死になって考えないと出てこない発想なのか」という“画期的”という部分を取り払わないといけないのか、画期的だと本人が考えているだけで、実際には大したことがないことだったのかとの考えも出てきます。

もっと言うと、「そもそも必死になって検討することが必要な内容だったのか」との反省点も浮かんできます。

まるでスパイの目と耳(監視カメラと盗聴器)が仕掛けられているかのようなことが起こります。そんなことが気になって、部屋の中を捜索しても、何も出てこないというのは普通にあることです。

私の場合は、盗撮や盗聴をシャットアウトするプロの支援があるので、初めから何も仕掛けられてはいないと思うのですが、そんな時に考えるのは「同じことを考えている人は“同時に”何人もいる」ということです。

「同じことを考えている人は何人もいる」というのは、教訓として昔から言われ続けてきたことです。だから思いついたら、すぐに行動に起こすことが重要であると言い続けられています。

過去の長い歴史を振り返れば、「何人もいる」ということは納得ができても、“同時に”という用語がつくと、納得ができないというか、そう起こることはないだろうと考えてしまうところです。

しかし、実際には、これまでにないヒントを得て、それを自分の中で熟成させて、「これなら行ける」と判断してから間を置かずに(速攻で)提案したら、同時期に同じ提案があったということは何度か経験してきました。

テレビ番組の企画では何度もあって、「熟成させるのではなかった」と思わされたこともありました。熟成させずに提案しても、最終決定の場で刎(は)ねられることがわかっていたとしても、です。

「同じことを考えている人は“同時に”何人もいる」のだから、急がないといけない、ということではなくて、急ぐだけでなくて同じようなことがあったとしても優っている内容にしないといけない、という気持ちは常に持ち続けています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

脳と腸の機能研究が進むにつれて、「脳腸相関」が指摘されるようになりました。脳と腸の関係性については、ストレスが強くかかると下痢や便秘になりやすいことは以前から知られていました。

腸の働きは自律神経の交感神経と副交感神経の働きに影響されていて、ストレスが強まって交感神経の働きが盛んになると、腸の消化が低下して、腸の吸収も蠕動運動も低下します。

そのために便秘になりやすくなりますが、便秘になると腸内に有害物質がたまりやすく、これを排泄するために下痢が起こるという不快な状態が起こります。

腸内環境とうつ病、自閉症に関する研究も進められていて、国立精神・神経医療研究センターの研究チームが、うつ病患者と健常者の腸内細菌を比較したところ、うつ病患者は善玉菌の代表とされるビフィズス菌が少なく、乳酸菌も少なくなっていたと発表しています。

脳と腸のどちらが影響しているかということですが、うつ病では末梢神経や中枢神経の慢性的な炎症がビフィズス菌を減らすことを研究チームは指摘しています。脳が腸に影響を与えているという考えです。

発達障害の自閉症スペクトラム障害と腸内細菌の関係については世界的に研究が進められていて、アメリカ・アリゾナ州立大学の研究チームは、自閉症スペクトラム障害の児童は腸内細菌の多様性が低くて、町内環境が乱れやすいと報告しています。

腸の状態が悪いほど自閉症スペクトラム障害の状態が悪くなっているとして、自閉症スペクトラム障害の児童に健康な人の腸内細菌を移植したところ、2年間はかかったものの、自閉症スペクトラム障害の状態が改善したと発表しています。

試験前には83%が重度の状態だったところが、2年後には重度は17%にも減って、ビフィズス菌のほかに、腸壁を守る酪酸を作り出すプレボテラ菌が大きく増加したといいます。

腸内細菌移植は日本では一般に受けることができないため、腸内環境を整えるためのビフィズス菌の摂取、善玉菌を増やす糖質や食物繊維の摂取を心がけるというところから始めるべきだということになります。

アメリカでは食物繊維の摂取が多いとうつ病のリスクが低くなり、台湾では子どもに乳酸菌を毎日摂取させたことによって発達障害の注意欠陥・多動性障害の改善がみられたと報告されています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

学ぶ人に寄り添って、一緒の歩んでいこうとするときに、空回りしていると感じさせられることがあります。それは教えるべきことを強く意識しているために、学ぶ側の都合や感覚に合わなくなってしまうというシチュエーションです。

これだけは知っておいてほしい、覚えておいてほしいという気持ちが強すぎると、ついつい押しつけにもなりがちです。

一生懸命に聞きたい、学びたいという気持ちがあっても、知りたいことと違っていたり、知りたいことと合致していても関心を抱きにくい内容、表現、話し方であると、すんなりと受け入れることができなくなります。

そのように感じている場合には、テキストの流れや一般的な教える順番、過去の常識に囚われることなく、柔軟に対応することが求められます。
知りたいことは積極的になれるのに対して、そうでもないことは消極的とは言わないものの、知識として届きにくいのは事実です。

では、具体的には、どのようにするかということですが、その方法として用いているのは、リクエストを受け付けて、聞きたいこと、知りたいことを話すということです。

リクエストといっても、選択肢を狭めると、実際には選んでいるのか選ばされているのかわからないことになりかねないので、自由に言ってもらうようにする、自由に言えるような体制にする、自由に言ってもらえる雰囲気にする、と言ったことが大切になります。

学びの伴歩が特に期待されるのは、学ぶことに困難さを抱えている人への対応で、その困難さを理解していないと、リクエストに応えたつもりでも、実は対応できていないということも起こります。

ここにあげたことを気づかっていても、その場でリクエストを受ける形にすると、本当のリクエストにならないことも多々あります。

初めはリクエストを受け入れることを伝えるだけ、次の機会にリクエストを受け入れる、そのリクエストの通りに1回やってみて、学ぶ人に聞いてみるということも大切な手順となります。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

健康づくりの手法は、どれだけ科学的な根拠があり、実例があげられていても、自分自身の個人にとってよい結果が得られるのかということは、実際に試してみなければわからないことです。

メディアを通じて伝えられる健康情報は、多くの人に共通することを重視していることから総論であって、一人ひとりに適したものでないのは当たり前のことです。

同じ方法を実施すれば同じような結果になる、というのは健康づくりに限らず、多くのことに共通している認識です。

厚生労働省が示している健康づくりの手法も、総論としては正しいことではあっても、個人に当てはめたら正しいとは限らないことがあります。

健康づくりの基本中の基本とされる歩くことも、人によってはよくない結果になることもあって、歩数だけが示されて、それをクリアすれば健康に役立つというものではありません。

正しい歩き方が示されて、それを続けることで健康効果が高まるということになるので、そもそも正しい歩き方、それも個人によって異なる正しい歩き方を示す必要があります。

身体の状態と機能、個々の条件に配慮しない個別対応は、個別のように見えても実は総論でしかなかったということにもなります。

そのようなことにならないようにするには、専門分野だけではなく、それぞれの専門分野をつなぐための情報を周知していて、個々の要望に沿うアドバイスができる能力も重要となります。

これは情報を発信する側での考えであって、情報を活かす側の健康づくりに取り組む方々の選択できる能力も重要になります。

示された健康情報が正しいのか、自分に適したものなのか、適した情報であっても継続できることであるのかということを把握して、最良のものを選択して実践していることが重要となります。

その能力である“健康リテラシー”を高めることが、自分のための個別対応を実現する方法であるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「お米の日」米づくりは八十八の工程からなると言われることにちなんで制定。

「オリザの米油の日」オリザ油化(愛知県一宮市)が、米は八十八(818)と分解されることから制定。

「健康食育の日」日本健康食育協会が、米は八十八(818)と分解されることから制定。

「ビーフンの日」ビーフン協会(兵庫県神戸市)が、米は八十八(818)と分解されることから制定。

「糸ようじの日」小林製薬が、歯(8)と歯(8)の間に糸(1)が通っているように見えることから制定。

「ハイエイトチョコの日」フルタ製菓(大阪府大阪市)が、ハ(8)イ(1)エイト(8)の語呂合わせで制定。

「世界に一つだけの晴れの国リンドウ記念日」JA晴れの国岡山が、西日本トップ生産量のリンドウの出荷最盛期間で、晴(8)れの国のいい(1)花(8)の語呂合わせで制定。

毎月18日:「防犯の日」(セコム)、「おにぎりの日」(中能登町)

天下取りの三英傑である織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人の武将の性格の違いを表すために引き合いに出されるのはホトトギス(時鳥)です。

信長が「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」と句を詠んだのに対して、秀吉は「鳴かぬなら泣かせてみせよう時鳥」と詠み、家康は「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」と詠んだと伝えられています。

実際に読んだのか、それとも後の作なのかは別にして、信長が結果をすぐに求める短気な性格、秀吉が策略を弄してでも結果を出そうとする性格、家康が忍耐強く時を待つ性格という、実にわかりやすい分け方をしています。

その性格の象徴がホトトギスというわけですが、このことを例に話をしようと考えていて、直前になって止めたことがあります。

私は、岡山では発達障害児のサポートする5つの法人(NPO法人、一般社団法人)の設立・運営に関わってきました。これ以外にも、私が代表の2つのNPO法人(日本メディカルダイエット支援機構、セカンドステージ連盟)は活動の一部として発達障害児の支援を行っています。

「鳴かぬなら」という言葉の後に続く3つの句は、鳴くのが当然という発想があってのことで、鳴かないことを前提にはしていません。

発達障害の特性がある子どもに対して、周囲が期待することを、期待どおりに求めることは常識としてはあってはいけないと考えます。そのことは発達障害児の支援施設の運営者や職員・スタッフもわかっているはずで、そのようなことを口にしています。

ところが、実際に対応を見ていると、行動や結果に対して“改善”を求める、時には押し付けるということがあります。無意識のうちにやっている人もいて、本人としては“よいこと”をしているつもりでも、子どもたちに負担をかけ続けていることも実際にあります。

そのようなことを感じたときには、ズバリの指摘をするのではなく、考えさせるようなフレーズを繰り出しています。

今回の話は「鳴かぬなら」と「時鳥」なので、その間に入る言葉として使っているのは「そういう種類の」です。

「鳴かぬなら、そういう種類のホトトギス」は、ネットでも登場するようになってきていますが、“読み人知らず”とされています。

相手の性格や行動を認めて、受け入れることであって、決して諦めや開き直りの気持ちではありません。元ネタは明らかではなくても、今後も続けて使いたいフレーズです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕