「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの鉄の欠乏回避の「推定平均摂取量、推奨量、目安量の算定方法」の続きを紹介します。
〔推定平均摂取量、推奨量、目安量の算定方法〕
*小児(推定平均摂取量、推奨量)
◎男児・月経のない女児
「推定平均必要量=〔基本的鉄損失+ヘモグロビン中の鉄蓄積量+非貯蔵性組織鉄の増加量+貯蔵鉄の増加量〕÷吸収率(0.16)」としました。
推奨量は、1〜11歳は基本的鉄損失については個人間の変動係数を20%と見積もり、推定平均摂取量に推奨量算定係数1.4を、12歳以上は個人間の変動係数を成人と同じ10%と見積もり、推奨量算定係数1.2を、それぞれ乗じた値としました。
◎月経のある女児
10歳以上の女児で月経がある場合には、月経血による鉄損失を考慮して、「推定平均必要量=〔基本的鉄損失+ヘモグロビン中の鉄蓄積量+非貯蔵性組織鉄の増加量+月経による鉄損失(0.52mg/日)〕÷吸収率(0.18)」としました。
推奨量は、基本的鉄損失と成長に伴う鉄蓄積については個人間の変動係数を10%と見積もり、月経による鉄損失は、血液損失量の平均値+標準偏差×2に相当する60.2mL/回に伴う0.95mg/日を用いて、「推奨量=〔(基本的鉄損失+成長に伴う鉄蓄積)×1.2+月経による血液損失60.2mLに伴う鉄損失(0.95mg/日)〕÷吸収率(0.18)」としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕





