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健康食品は、機能性表示食品であっても特定保健用食品であっても、摂取タイミングを表示することはできません。食前、食中、食後といった摂取タイミングが許されているのは医薬品だけです。とはいっても、配合されている成分の特徴を考えれば、いつ摂るべきかが簡単にわかるものもあります。その一つが難消化デキストリンです。

難消化デキストリンは粘度が高く、中性脂肪やブドウ糖を吸着して、吸収されにくくすることで中性脂肪値や血糖値の上昇を抑えてくれる作用があります。ということは、食事のタイミングで摂ればよいことになります。中性脂肪値や血糖値が高い人が、食事をしていない空腹時に摂っても効果がないわけです。

難消化デキストリンは優れた機能性がある反面、難点もあります。それは一緒に摂った成分を吸着して吸収させない、もしくは吸収量を減らしてしまうことです。健康食品は、医薬品的なイメージもあって、食後に摂る人が多くなっています。難消化デキストリンを摂って、そのときに健康食品も摂ると、健康食品の有効な成分が充分に吸収されなくなり、期待する効果が得られないことにもなるわけです。

その成分が水溶性であれば、いつ摂っても吸収されるので、食事のタイミングを外せばよいことになります。脂溶性であると胃の中に脂肪が含まれている時間帯、つまり食事の後に摂らないと吸収されなくなります。素通りの状態では、もったいないことになります。その脂溶性の成分はビタミンではビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKです。

強い抗酸化作用とエネルギー代謝の補助成分として有名なコエンザイムQ10も脂溶性成分です。これらの脂溶性成分は、難消化デキストリンを摂るときではない食事のタイミングで摂るようにしなければならないということです。

サプリメントの成分は摂取されるタイミングが決まっています。水溶性の成分は胃の中にある水分によって溶けるため、いつ摂っても吸収されます。それに対して脂溶性の成分は食事に含まれる脂肪分に溶けてから吸収されることから食事の前後に摂るのが原則となります。

代謝促進成分のL‐カルニチンとα‐リポ酸は水溶性で、コエンザイムQ10は脂溶性です。水溶性の成分であれば、いつ摂ってもよいとはいっても、α‐リポ酸は胃液によって分解されると別の成分となってα‐リポ酸の働きをしなくなるため、胃の中に何も入っていない空腹時に摂る必要があります。

水溶性のL‐カルニチンは、いつ摂ってもよいものの、摂取の効果が高まるタイミングがあります。L‐カルニチンは肉に含まれる成分で、たんぱく質と非常に相性がよくて、たんぱく質とともにL‐カルニチンを摂ることで吸収率が高まります。

これを確かめるために、卵かけご飯の実験が行われました。白米だけ、卵だけ、卵かけご飯とともにL‐カルニチンを摂ってもらったところ、最も吸収率がよかったのは卵だけを摂ったときで、これは卵のたんぱく質との相性によるものです。次が卵かけご飯で、最も吸収率が低かったのは白米だけでした。食べる量は同じにして、血液中のL‐カルニチンの量を測定した結果です。

たんぱく質であれば肉、魚、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品でもよくて、L‐カルニチンの効果を高めるには、たんぱく質の摂取を欠かすことができません。L‐カルニチンによって細胞のミトコンドリアに脂肪酸が取り込まれるとエネルギーが発生しますが、このエネルギーを使って細胞は働いています。たんぱく質を取り込んで筋肉を強化するためにはエネルギーが必要で、エネルギー代謝が高まることは筋肉を強化することにもつながります。

筋肉が多いほどエネルギー代謝が高まるため、L‐カルニチンは筋肉の代謝力を高める効果もあるということになります。

〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

L‐カルニチンは肉類に多く含まれていますが、日本人の平均的な食生活から1日のL‐カルニチンの摂取量は80mgと推定されています。正常な代謝のためにはL‐カルニチンは1日に200mgは必要とされており、安全な摂取量は体重1kgについて20mgとされています。体重が50kgなら1日に1000mgを摂って安全だということになります。

食生活の洋風化が進み、肉食が増えている状況であっても、L‐カルニチンの摂取ということでは、まだ足りないことになります。といって、肉食を増やすのは、生活習慣病の予防・改善という意味では積極的にすすめられることではありません。

市販のサプリメント製品に含まれているL‐カルニチンの量を見てみると、500〜750mgとなっています。これは主成分をL‐カルニチンとしている製品であり、複数の代謝促進成分と組み合わせているものはL‐カルニチン含有量が少なくなっています。中には20mg程度しか含まれていないものもあります。

L‐カルニチン製品の多くは粒状となっていますが、750mg以上を1日分として加えるとなると、粒状では摂りにくくなります。それは味に問題があるからで、これ以上の量を摂るためには味覚の問題を解決するためにカプセルが使われます。

カプセルなら味覚に関係なく摂って、小腸から吸収させることができるものの、価格面で高くなります。それでは売りにくくなるため、ライバル会社の価格を考えると、カプセルは使いにくいというのが健康食品業界の現状です。

品質がよくて有効性が高いものを多く摂るためには、カプセルに成分が含まれているものを選ぶことがすすめられます。しかし、カプセルに充填されたL‐カルニチンが摂取できる製品は、まだ多くはありません。

〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

大量洗浄のための業務用食器洗浄機は、洗浄とすすぎ洗いが的確に行われるように水流の強さ、食器に当たる角度、洗浄液の濃さと温度などが決められています。業務用の世界では食器洗浄機の販売会社も洗浄剤の会社も的確に指導しているはずですが、それが現場で守られていないシーンをよく目にします。

外食店で食器洗浄機を見ることができるときには、どんな洗い方をしているのかを確認するようにしています。そして、食べるのを途中でやめたり、この店には二度と来ないようにしようと決めることもあります。

なぜ、指導どおりにされていない店が増えたのかというと、家庭用の食器洗浄機の普及が関係しているようです。家庭用食器洗浄機は、業務用に比べたら汚れもひどくなく、感染症への対策も弱くなっています。そのため、水流で汚れを剥がし取るウォーターナイフ効果も考慮しなくてよいと考えられています。食器の入れ方も、食器の間隔も狭く、重ねて入れてもよくなっています。水流が直接当たらずに表面を流れるだけでも洗うことができます。

それに対して業務用洗浄機は食器を詰めて入れるようなことをしたらウォーターナイフ効果が得られなくて、充分に洗浄できない、強アルカリ性の洗浄剤が食器に残ることにもなります。小型の飲食店の中には食器洗浄機の中に食器を重ねて入れているところもあり、これでは洗うことができなくなります。

汚れが落ちないということで洗浄をチェックしてほしいと依頼されることもあるのですが、そのほとんどは食器の入れ方が食器洗浄機や洗浄剤のメーカーの指導どおりになっていないために洗えていないだけです。

洗えていないのは食器のせいなのか、洗い方のせいなのかを確認するために使っているのは消しゴムです。消しゴムで擦ってみて、汚れが落ちたら、これは洗えていなかった証拠です。その証拠を店の方に見せることがほとんどです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

ダイエットのための運動というと、筋肉トレーニングをするシーンが報道でもコマーシャルでもよく見かけますが、これは筋肉量が少なすぎる人に対しての方法で、スポーツ選手や運動慣れしている人には持久運動を増やすように指導されます。

筋肉に負荷をかけるトレーニングは筋肉量が増えやすく、効果が目に見えるのですが、このときに増えているのは白筋です。白筋は短時間に早く大きな力を出すことができる筋肉で、速筋とも呼ばれています。白筋は、すぐにエネルギー化されるエネルギー源が必要であることからブドウ糖が使われています。

ダイエットで減らしたいのは体脂肪で、これは脂肪細胞に蓄積されている中性脂肪となっています。この中性脂肪は分解されて脂肪酸となり、脂肪酸がエネルギー源となります。脂肪酸を取り入れてエネルギー化しているのは赤筋で、ゆっくりと長く筋肉を動かすことができることから遅筋と呼ばれています。

白筋は息を止めた無酸素運動でも動かすことができますが、赤筋は呼吸をして酸素を取り入れた有酸素運動で動かすことができます。脂肪酸を減らすためには、有酸素運動が必要になるのです。

有酸素運動であるウォーキングや自転車こぎ、バランスボールを用いたバウンド運動は、多くの酸素を吸い込みながら続けることができますが、この有酸素運動によって便通がよくなることが確かめられています。これは腹部が動いて、腸が揺り動かされることだと説明されることがあります。その効果があるとしても、大きな理由として考えられているのは腸が温まって、善玉菌が増えやすい環境になっていることです。

運動をして温かな血液が小腸と大腸に送られると温度は高まっていきますが、善玉菌は温度が高めの環境で増殖するので、それが善玉菌を増やして、そのために悪玉菌が減って腸内環境が整えられ、便通がよくなるということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

広く健康に関わる記念日について紹介します。

10月18日 交通や流通などで活躍するプロドライバーに感謝することを目的として物流産業新聞社がド(10)ライバ(18)ーの語呂合わせで「ドライバーの日」と制定。日本ウェーブストレッチ協会がウェーブストレッチリングが発売された2005年10月18日にちなんで「世界ウェーブストレッチリングの日」と制定。

10月19日 日本コカ・コーラが熟(10月9日、19日)の語呂合わせで「熟成烏龍茶の日」と制定。グローウィング(大阪府大阪市)が病院のマークが漢字の十に似ていることから10、ウィッグ(19)の語呂合わせで「医療用ウィッグの日」と制定。パナソニック(ランドリー・クリーナー事業部)が10月19日を1019として、せん(1000)とく(19)=たくと読む語呂合わせで「洗濯を楽しむ日」と制定。小野万(宮城県気仙沼市)が、いかの10本足から10月、熟(19)成された味から「いか塩辛の日」と制定。毎月19日は「食育の日」(食育推進会議)、「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)。

10月20日 日本褥瘡学会が床(10)ずれ(20)の語呂合わせで「床ずれ予防の日」と制定。毎月20日は「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)。

10月21日 日本電気協会が1879年10月21日にエジソンが発熱電球を完成させたことにちなんで「あかりの日」と制定。日本環境設計(神奈川県川崎市)が映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で自動車型タイムマシンのデロリアンが、ごみを燃料にしていたことから、デロリアンが到着する2015年10月21日にちなんで「バック・トゥ・ザ・リサイクルの日」と制定。毎月21日は「木挽BLUEの日」(雲海酒造)。

10月22日 ブルックスがドリップコーヒーの普及を目的として、ドリップコーヒーがおいしく感じる10月と、ド(10)リップコーヒーをフーフー(22)の語呂合わせで「ドリップコーヒーの日」と制定。魚の宿まるみつ(茨城県北茨城市)が、あんこう研究所の開業日にちなんで「あんこうの日」と制定。毎月22日は「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)。

10月23日 日本おひるねアート協会が撮(10)ろうファミリー(23)の語呂合わせで「家族写真の日」と制定。カルビーが、じゃがりこが発売された1995年10月23日にちなんで「じゃがりこの日」と制定。毎月23日は「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)。

10月24日 日本マーガリン工業会がマーガリンを開発したフランス人のメージュ・ムーリエ・イポリットの誕生日の1817年10月24日にちなんで「マーガリンの日」と制定。毎月24日は「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京鰹節類卸協同組合)。

L‐カルニチンがサプリメントの素材にも使われるようになり、代謝促進の効果が期待されたときに、効果に疑問が抱かれるような発表がありました。それはL‐カルニチンをサプリメントとして使っても、脂肪のエネルギー代謝が高まらないという海外の研究報告でした。サプリメントや健康食品に否定的な医師などが、これを示して役に立たないというようなことを言われたことがあります。

しかし、海外の実験と日本人を対象にした実験では結果が異なることがわかり、評価は逆転しました。海外の研究は欧米人を対象として行われたものです。体内のL‐カルニチンの量のうち、欧米人は肉食からL‐カルニチンを多く摂っていて、体内に多く蓄積されているため、サプリメントとしてL‐カルニチンを摂っても効果が出にくくなっています。それに対して日本人は肉食が少ないので、L‐カルニチンを摂取すると効果が出やすくなります。

L‐カルニチンの評価として、別のこともあげられます。

サプリメントとして摂取できるなら、運動をあまりしないでL‐カルニチンを補えばよいと考える人もいますが、代謝を高める運動をしないと、その効果は弱くなります。ミトコンドリアでエネルギーを作り出すTCA回路の働きを高めるためには、身体を動かすことが必要で、L‐カルニチンを摂っているからと安心して、運動を減らす、食事も調整しないということではいけないことになります。

L‐カルニチンの役割は脂肪酸を細胞のミトコンドリアに通過させることであり、ミトコンドリアに取り込まれる脂肪酸が増えることは試験でも確認されています。しかし、大きな期待を寄せるときには、それなりのエネルギー代謝を高める運動も必要になります。

脂肪酸が多く取り込まれても、怠けて身体を動かさなければ、ミトコンドリアに対して材料過多となります。自動車に例えると、ガソリン(脂肪酸)を多く入れても、エンジン(TCA回路)が盛んに動かなければ充分に走行(エネルギー産生)できません。TCA回路が盛んに働かすには、やはり運動が重要です。

脂肪酸の代謝には有酸素運動が有効となります。TCA回路にはブドウ糖も脂肪酸もアミノ酸もアセチルCoAという高エネルギー化合物に変化して取り込まれていきます。アミノ酸は体内のタンパク質を構成する重要な成分であるので、できることならエネルギー源としては使われるのは避けたいものです。アミノ酸はブドウ糖と脂肪酸が不足したときに初めてエネルギー源となります。そのため、脂肪酸が不足しないように、脂肪酸を通過させるL‐カルニチンが重要となります。

TCA回路では、アセチルCoAが変化したクエン酸から9段階の変化を経て、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作られています。そのときには酸素が必要で、酸素が不足していたのではエネルギー代謝が盛んになりません。そのため、L‐カルニチンを使うときには合わせてウォーキングなどの有酸素運動も行うことがすすめられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

L‐カルニチン供給の国内のトップメーカーはロンザ株式会社で、国内シェアの8割を占めています。1987年にスイスアルプスに設立された製薬会社ロンザ(Lonza)の日本法人で、世界35か国に拠点を構えるうちの一つです。

L‐カルニチンは肉に多く含まれ、中でも羊肉と牛肉に多く含まれています。羊肉のマトン肉では100gあたり208mg、ラム肉は80mg、牛肉(ヒレ肉)は60mg、豚肉は35mg、鶏肉は部位によって大きな違いがあって4〜9mgとなっています。

「羊肉は太らない」と言われて、人気になったことがあります。それは羊肉に多く含まれているL‐カルニチンの量が関係していました。

L‐カルニチンは細胞のミトコンドリアの膜を脂肪酸が通過するときに必要となるため、エネルギー代謝を高めて、そのために太りにくいということは事実です。しかし、羊肉にも脂肪が多く含まれていて、食べ過ぎればエネルギー源の摂りすぎになります。ミトコンドリアに多く脂肪酸が取り込まれても、運動や活動によってエネルギー化させなければ、太ることにもなります。

L‐カルニチンが多く含まれるとしても、マトン肉ばかりを食べているわけにはいきません。マトン肉はラム肉よりも食べにくいのですが、羊肉なら同じだろうと考えて、実はあまり多くはないラム肉を食べている人も少なくありません。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)によれば、脂肪の摂取は全エネルギー量の20〜30%とされ、そのうち不和脂肪酸の割合は7%以下にすることが求められています。飽和脂肪酸が多い肉を食べすぎないように求められている時代には、L‐カルニチンはサプリメントとして摂るほうが合理的な方法といえます。

〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

バランスボールを用いたバウンドボール運動は、筋肉トレーニングによる白筋強化のための運動のあとに実施する有酸素運動としてフィットネスクラブなどで採用されています。白筋は無酸素運動で使われる筋肉で、強く刺激することで筋肉を増強することができる筋肉と認識されています。

一般にバランスホールというと、体幹トレーニング用の運動器具というイメージで、バウンド運動は体幹トレーニング前の準備運動のような位置付けで知られています。ところが、前回まで紹介してきたように、有効な有酸素運動であり、筋持久力や筋代謝力に関わる赤筋を強化する運動となっています。さらに白筋を徐々に赤筋化させて両方の筋肉の利点を併せ持ったピンク筋に変えていく運動としても知られています。

このバウンドボールによるバウンドボールを有酸素運動に使うきっかけとなったのは、東京にいたときに私が理事を務めていた公益財団法人日本健康スポーツ連盟の活動が関係しています。同連盟は、厚生労働大臣認定運動型健康増進施設の調査と指導を行う唯一の団体です。厚生労働大臣認定運動型健康増進施設は、健康増進のための有酸素運動を安全かつ適切に行うことができるフィットネスクラブなどの施設を指しています。現在は全国で330ほどの施設が認定されています。

フィットネスクラブというと、全身の筋肉を効果的にトレーニングできる施設で、どちらかというと白筋を鍛える施設という印象があるのですが、厚生労働大臣認定運動型健康増進施設の規定には「健康増進のための有酸素運動」と書かれています。有酸素運動としてはウォーキング・ランニングマシンが設けられていることが多く、バランスボールが置いてあっても軽い運動、準備運動に使われているのがほとんどです。

無酸素運動をすると疲労物質とされる乳酸が発生しますが、その後に有酸素運動をすると乳酸がエネルギー源として使われます。そのためにバランスボールを用いないのは勿体ないのではないか、とボディビル選手とトレーナーに話したことから、一緒に研究を始めたのがバウンド運動をダイエット講習の実践法として採用するきっかけです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

一般のダイエットのための食事というと、エネルギー量が多い脂肪が多く含まれるものを減らす、血糖値を上昇させて脂肪合成を進めるものを減らすということになります。血糖値を上昇させるのは糖質で、具体的にはブドウ糖が多く含まれるものとなります。というのは、血糖は血液中のブドウ糖のことで、ブドウ糖が多いほど血糖値を上昇させます。

逆に太るためには、脂肪と糖分を増やせばよいことになりますが、それだと体脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)が増えることになり、それは健康的な状態ではなくて、これを目指している人は少ないはずです。

体脂肪の中でも問題となるのは内臓脂肪です。内臓脂肪が多く蓄積されると、血液中の中性脂肪が多くなります。中性脂肪が多くなると、血管の中に中性脂肪が沈着して、おかゆのようなアテローム(粥腫)になっていきます。このために血管がダメージを受けて、徐々に固くなっていく動脈硬化へと進んでいくようになります。

血管の中の中性脂肪を減らすというと、食事で摂る脂肪を減らせばよいように思われがちです。食品に含まれる脂肪は中性脂肪の形になっていて、これは脂肪酸という脂肪の最小単位が3つ結ばれたものです。食品の中性脂肪は、胃と腸で分解されて、脂肪酸の形で吸収されます。吸収された脂肪酸は、そのままの形でも血液中を流れていきますが、肝臓では中性脂肪に合成されています。そして、この中性脂肪が血液中を流れていきます。

血液中の脂肪酸は、食事で摂ったものだけではありません。内臓脂肪の脂肪細胞に含まれた中性脂肪は、多くなりすぎると分解されて血液中に脂肪酸として放出されます。内臓脂肪が多く蓄積されているほど、血液中の脂肪酸が増えて、そして肝臓で合成された中性脂肪も多く流れるようになります。内臓脂肪が多いということは、それだけで動脈硬化のリスクが高まるということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)