記念日を決定するパターンとして語呂合わせがあります。新たな記念日を考えるときの参考資料として、4月の語呂合わせ記念日(3回目)を紹介します。
4月17日 冬春なす主産県協議会が、よ(4)い(1)な(7)すの語呂合わせで「なすび記念日」と制定。
4月18日 ドクターシーラボが良(4)い(1)肌(8)の語呂合わせで「毛穴の日」と制定。明治が良(4)い(1)肌(8)の語呂合わせで「よいお肌の日」と制定。
4月19日 JAあいち経済連西三河冬春きゅうり部会が良(4)い(1)きゅう(9)りの語呂合わせで「良いきゅうりの日」と制定。三基商事が食(4)育(19)の語呂合わせで「食育の日」と制定。
4月20日 420の会が腰(4)痛(2)ゼロ(0)の語呂合わせで「腰痛ゼロの日」と制定。
4月22日 ピップが夏目漱石の朝日新聞連載の『門』の1910年4月22日に肩コリに関する記述があり、しんどい(4)コリつらい(2)つらい(2)の語呂合わせで「肩コリを労わる日」と制定。
4月23日 日本シジミ研究所がシ(4)ジ(2)ミ(3)の語呂合わせで「シジミの日」と制定。
4月25日 日本失語症協議会が、し(4)つ(2)ご(5)の語呂合わせで「失語症の日」と制定。キューサイが100歳まで楽しく歩こうプロジェクトを推進して、しあわせ(4)ニッコリ(25)の語呂合わせで「しあわせニッコリ食で健康長寿の日」と制定。
4月26日 よい(4)ふ(2)ろ(6)の語呂合わせで「よい風呂の日」。
4月28日 よつ葉乳業が、よ(4)つ(2)ば(8)の語呂合わせで「北海道よつ葉記念日」と制定。
4月29日 花王が歯(4)肉(29)の語呂合わせで「歯肉ケアの日」「歯肉炎予防デー」と制定。
4月30日 日本ロレアルが、し(4)み(3)ゼロ(0)の語呂合わせで「しみゼロの日」と制定。
投稿者「JMDS」のアーカイブ
学習障害というと、一般には識字障害、書字障害、算数障害が代表的なものとされていますが、体育の授業が通常の状態で受けられないということもあり、これも学習障害の一つと考えられています。識字障害は、文字が覚えられないというもので、正常に見えているのに脳が充分に覚えられない、覚えたとしても回答するまでに時間がかかって通常の授業時間、試験の制限時間では足りないという状態が多くなっています。
しかし、白い紙が光って文字が見えない、二重に見える、かすんで見える、にじんで見える、ゆがんで見える、左右が逆転して見えるという状態もあり、さらには文字が上下左右に動きている、文字が上から滝のように落ちてくるように見えるといったことまで確認されています。
このような状態のために識字障害が起こっている子どもは、体育においても通常とは見え方が異なっているために大きな困難さを抱えたまま授業を受けざるを得ないことにもなります。運動をするときにスペースや位置を決めるために白線が描かれていますが、この白線がまぶしく感じて、よく見えないことがあります。文字を読む場合とは異なるので、よく見えないままでも運動はすることができるかもしれません。
ところが、線がゆがんで見える、二重に見えるといった状態では、走るだけでも、どこを走ればよいのかがわからなくなります。ボールが二重に見えたら、キャッチすることもできません。発達障害の子どもには眼球運動がスムーズにいかないことも多く、眼球でボールや人の動きを捉えられないために見るために頭を動かすということもあります。また、眼球を動かすことはできても、左右の目から入ってくる情報を調整してボールなどの動きを察知することができないこともあり、それが動きをぎごちなくさせて、運動能力を低下させることにもなっています。
ボールが上手に受けられない、バットに当てられない、縄跳びができないというのは、単に運動能力が低いというだけではなくて、視覚の状態に問題があるために起こっていることもあるので、学習障害がある子どもの体育には、このような方法を得て指導しなければならないということです。
コロナ禍を何とか生き延びようと、いろいろと新規のことを始めたのに、それがうまくいかずに、かえって苦しさが増してしまったという話は、よく耳に届いてきます。私たちも、それとは違うものの、苦しい状況に追い込まれそうになったことはあります。どこが違うのかというと、自分たちが新規のことを始めたわけではなくて、新規のことを始めようとしている人たちに巻き込まれてしまったという経験です。
コロナ禍で仕事がほしいと思っているのは誰しも同じことで、岡山に本部を移した私たちに、東京にいたときと同じように新規の仕事を持ちかけてくる人が複数いました。東京から岡山まで直線距離は550km、道路では660kmといっても、情報や人のつながりには距離はありません。コロナ禍の“おかげ”といったら語弊があるかもしれませんが、リモート会議が急に進んで、距離感ゼロで会話ができるようになりました。
私たちの人脈の医学者、研究者、団体役員、メディア関係者などは今ではテレワーク、リモート会議が当たり前になり、これまでならデジタル活用は困難ではないかと思われたような大先輩も距離感ゼロで付き合えるようになりました。そのために、東京にいたときよりも、無駄に使っていた移動時間を話に振り向けられるので、深く付き合うことができるようになりました。
その人脈を狙って、東京で仕事をしている人が、東京の先生を紹介してほしい、先生の持っているコンテンツを使わせてほしい、と接触してきます。画面越しに相手の表情は見えるものの、実際に対面して察知できる相手の本心は、どうしても伝わりにくくなってしまいます。それだからこそ、注意をして進めて、紹介をして、両者が付き合い始めた途端に、急に連絡が来なくなり、紹介をした先生からも文句が出るということがありました。それなら変なことをしたことを確認して、先生にも付き合いを断ってほしいと言うことができるのですが、どんなうまいことを言ったのが、両方から連絡が途絶えて、ただ紹介しただけで終わったということがありました。
これこそ自分のことを“能ある鷹”だと思い込んでいたのに、“詰め”が甘くて“爪”が活かせなかったということで、「能ある鷹は詰めを欠かさず」は私どもにとっての戒めの言葉になりました。
新たな事業のために、私どものコンテンツを使いたいという要望も複数ありました。中には、契約条件まで提示して、例となるコンテンツを見せてほしいということで何本かをメール添付で送ったのですが、その後に連絡が途絶えたこともあります。
まったく知らない人ではなくて、紹介の紹介でもない“人柄を知っている”人ではあったのですが、長引くコロナ禍で人が変わってしまったということを思い浮かべずに、過去の経験のままに受け入れようとした私たちの詰めの甘さが出てしまった結果です。
脂肪燃焼促進作用がある素材は、血液中に放出された脂肪酸を筋肉細胞に取り込み、燃焼(代謝)を促進します。
脂肪燃焼作用のある素材として前回はα‐リポ酸、L‐カルニチンを紹介しましたが、それに続いてカプサイシン、ビタミンB₂、分岐鎖アミノ酸を紹介します。
摂取タイミングですが、血液中の脂肪酸が増える運動後や食事の後に摂ります。
カプサイシンは、南アフリカ原産のナス科1年草のトウガラシ(唐辛子)の種子などに含まれる辛味成分です。血液中に入ると興奮ホルモンのアドレナリンやノルアドレナリンの分泌を盛んにして、体内のエネルギー代謝を促進し、脂肪の燃焼を促進します。また、皮膚温を上昇させて血液循環を促進する作用があり、食べるだけで発汗を促します。
ビタミンB₂は水溶性ビタミンで、リボフラビンとも呼ばれています。糖質、脂質、たんぱく質のエネルギー代謝の補酵素で、特に脂質の分解・合成に深く関わっているため、不足すると血液中の中性脂肪や体脂肪の増加を引き起こします。ビタミンB₂が欠乏すると口内炎、舌炎症、口唇炎、角膜炎などが起こります。脂質の摂取が多くなるとビタミンB₂の必要量が増え、体内で不足しやすくなります。サプリメント素材では、ビール酵母、ケール、クロレラ、スピルリナなどに多く含まれます。
分岐鎖アミノ酸は必須アミノ酸のうちバリン、ロイシン、イソロイシンの総称で、BCAAとも呼ばれます。筋肉のエネルギー源となる唯一のアミノ酸で、枝分かれをする分子構造のため分岐鎖アミノ酸と呼ばれます。筋肉を構成する必須アミノ酸の30~40%がBCAAで、筋肉のタンパク質分解を抑制し、活動時には筋肉でエネルギー源となり、筋肉を維持するアミノ酸となります。これによって脂肪燃焼が促進されます。運動能力の向上、筋肉痛と筋肉疲労の軽減などの作用が認められています。
「壁の向こう側に落ちないように」という言葉があります。その場合の壁は刑務所の壁のことで、壁の上を歩いていて、外側に落ちるようなことがあっても、内側に落ちると大変なのでと注意を呼びかけるときに使われています。これは政治家の世界で使われることが多いようで、実際に国の政治家から直接聞いたこともあります。また、落ちてしまった人も知っています。そうなったら政治家生命はお終いですが、私が法律講師として関わってきた健康食品業界にも同じように「落ちないように」と何度も口にしてきました。
というのは、法律講師といっても制度の弱点、法律の抜け穴を見つけて攻めてくる業界に対して、取り締まる側の仕事を手伝っていたことから、「なんとか逃れる方法はないか」という相談を受ける機会が多かったからです。
広告の表現を法律をギリギリ守るように修正するのは比較的簡単なことですが、それをしてあげると自分たちで判断できなくなることから、法規制の理由や監視指導のマニュアルの意味するところ、それを用いた実際の規制と、違反と判断されたときの厳しい処分について話をしました。そこが理解できていないと、制度が少し変わっただけ、取り締まりや処分が変わっただけで対応ができなくなるからです。
教えたとおりのことを守っているときには、具体的な広告などの表現について相談してくるのですが、「壁の向こう側に落ちないように」しなければならない状態のときに限って、何も相談をしてこなくて、そのまま落ちてしまった、という会社の数は両手の指でも足りないくらいです。そんなにも危ない会社と付き合ってきたのか、と聞かれることもありますが、講習会に参加する会社のほとんどがチャンスさえあればと規制の範囲を超えることを考えているということです。
そのようなことが起こるのも、原因は規制のほうにあります。規制は医薬品を取り締まる法律に基づいて行われていて、健康食品とサプリメントは医薬品的な効能効果を一切述べることができません。そのため、優れた商品も、そうでない商品も同じような表示しかできず、その違いを消費者が見抜くことができないからです。そのため、よさそうな印象を与える表示をしているものを選んでしまうということが大きな原因になっているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは社会の各学年の食に関連する内容(中学校)を紹介します。
〔各分野の食に関連する内容〕
〈地理的分野〉
◎食に関する内容
2 内容
B 世界のさまざまな地域
(1)世界各地の人々の生活と環境場所や人間と自然環境との相互依存関係などに着目して、課題を追求したり、解決したりする活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識を身に付けること。
(ア)人々の生活は、その生活が営まれる場所の自然および社会的条件から影響を受けたり、その場所の自然および社会的条件に影響を与えたりすることを理解すること。
(イ)世界各地における人々の生活やその変容を基に、世界の人々の生活や環境の多様性を理解すること。その際、世界の主な宗教の分布についても理解すること。
イ 次のような思考力、判断力、表現力などを身に付けること。
(ア)世界各地における人々の生活の特色やその変容の理由を、その生活が営まれる場所の自然および社会的条件などに着目して多面的・多角的に考察し、表現すること。
内容の取り扱い
(2)内容のBについては、次のとおり取り扱うものとする。
ア (1)については、世界各地の人々の生活の特色やその変容の理由と、その生活が営まれる場所の自然および社会的条件との関係を考察するに当たって、衣食住の特色や、生活と宗教との関わりなどを取り上げるようにすること。
◎当該教科で指導することが考えられる例
*世界の人々の衣食住などの生活や、同じ地域の過去と現在の生活の変化に着目し、世界の人々の生活や環境の多様性が理解できるようにします。
◎他教科などとの関連
*技術、家庭科(家庭分野)で、取り上げた地域の食材を用いた和食の調理実習を通して、地域の食材を生かした調理を工夫することができます。
「能ある鷹は爪を隠す」というのは、有能な鷹(たか)は獲物に気づかれないように、普段は鋭い爪を隠しておくことを指していて、いざというときにだけ真価を発揮することを指す諺(ことわざ)です。実際には鋭い爪がないのに隠しているように見せている人もいたり、今は本気を出して戦うときではないといって行動を起こさない人もいて、そんな人が“大器晩成”と自称すると、本当にそうだろうかとの疑問も湧いてきます。
コロナ禍で追い込まれて、起死回生の行動を起こさなければいけないときに、政治が悪い、元のように行動しない消費者がおかしい、と愚痴のようなことばかりでは、ポストコロナの時代になっても生き残れなくなってしまうのではないかと思ってしまいます。そんな“小さな親切”の思いは“大きなお世話”とばかりに依然として前と同じことを繰り返している人も少なくありません。
すでにポストコロナに向けて準備を進めているという人には、何度も巡り会いました。新規のアイデアで、新規顧客を開拓して、長く続けられる仕組みで戦っていこうということを皆さん口にしているのですが、コロナ以外は元の状況が続くことを前提としているように思えて仕方がありません。コロナ禍の対応にばかり目を向けているうちに、大きな変革が進んでいたら、前と同じ前提での戦略は通じなくなってしまいます。
もしもコロナ対策の不手際から政権が変わるようなことがあったとしても、法律が変わらない限りは“誰がやっても同じ”というような状況で、大転換が起こるわけではありません。急にインターネットの仕組みか変わったり、SNSが全部使えなくなるようなことはないとは思いますが、これまでと価値観が変わったら、同じ仕組みで同じように稼げなくなってしまいます。大転換があるかもしれないという危機感を持って、しっかりと進めたことを、さらに抜けているところがないかを確認するだけ確認して、最後の詰めを欠かさないように準備をすることが今回のテーマの「能ある鷹は詰めを欠かさず」です。
脂肪燃焼促進作用がある素材は、血液中に放出された脂肪酸を筋肉細胞に取り込み、燃焼(代謝)を促進します。
脂肪燃焼作用のある素材は、α‐リポ酸、L‐カルニチン、カプサイシン、ビタミンB₂、分岐鎖アミノ酸があげられます。
摂取タイミングですが、血液中の脂肪酸が増える運動後や食事の後に摂ります。
α‐リポ酸はビタミン様の補酵素の一種で、チオクト酸とも呼ばれます。体内のすべての細胞に存在し、炭水化物を分解するエネルギー産生に欠かせない物質となっています。糖質、脂質、たんぱく質から作られるピルビン酸からTCA回路で利用されるアセチルCoA生成を促進する作用と、エネルギーを作り出すミトコンドリア内のTCA回路内での補酵素として働き、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)の生成に不可欠な成分となっています。そのため、エネルギー産生を効率的に行わせ、余分なエネルギー源が体脂肪として蓄積するのを防ぐ作用があります。
L‐カルニチンは必須アミノ酸のリジンとメチオニンから合成されるアミノ酸の一種で、体内に蓄積されています。L‐カルニチンは肝臓で少量が合成されているものの、20歳をピークに減少して、次第に不足ぎみになります。脂肪を筋肉細胞に取り込み、体のエネルギー産生を補助して、脂肪酸の代謝を促進させます。肩甲骨や首、わきの下にある褐色脂肪細胞を活性化して熱エネルギーを発生させるとともに、脂肪を分解する酵素のリパーゼを活性化させます。抗酸化作用があり、悪玉コレステロールとも呼ばれるLDL(低比重リポ蛋白)の酸化を防ぐ作用があります。LDLは酸化すると動脈硬化を進行させる変性(酸化)LDLになることが指摘されています。加齢によって生成量が減少するので、サプリメントや食品で摂取する必要があります。食品では、羊肉(ラム肉やマトン)、豚肉に多く含まれます。肉類の摂取が多い欧米人などでは体内に多く蓄積されているため、サプリメントで摂取しても効果が得にくいものの、日本人は蓄積量が少ないためサプリメントの効果が表れやすくなっています。たんぱく質の中に含まれる成分であることから、たんぱく質が多い食品とともに摂ることで吸収率が高まります。
記念日を決定するパターンとして語呂合わせがあります。新たな記念日を考えるときの参考資料として、4月の語呂合わせ記念日(2回目)を紹介します。
4月8日 木曽路が、す(4)きや(8)きの語呂合わせで「木曽路すきやきの日」と制定。銀座仁志川が高級食パンの普及を目的に、し(4)ょくパ(8)ンの語呂合わせで「高級食パン文化の日」と制定。エム・ヴイ・エムが幼葉=よ(4)うば(8)の語呂合わせで「ベビーリーフ記念日」と制定。サッポロ飲料が炭酸の飲み口のシュ(4)ワ(8)の語呂合わせで「炭酸水の日」と制定。日本指圧協会が指(4)圧(8)の語呂合わせで「指圧の日」と制定。コーセーがシロ(4)ハダ(8)の語呂合わせで「白肌の日」と制定。クリスタルジェミーがシ(4)ワ(8)の語呂合わせで「シワ対策の日」と制定。
4月9日 日本鍼灸協会が鍼(4)灸(9)の語呂合わせで「鍼灸の日」と制定。がんばる国産ピーマンプロジェクトが、よい(4)とPが9の形に似ていることからP(9)マンから「よいPマンの日」と制定。子宮頸がんを考える市民の会が子(4)宮(9)の語呂合わせで「子宮頸がんを予防する日」と制定。
4月10日 カゴメが、よい(4)トマト(10)の語呂合わせで「よいトマトの日」と制定。たべるじゃんほうとう推進協議会が、ほう(4)とう(10)の語呂合わせで「ほうとうの日」と制定。ニチレイフーズが弁は数字の4に似ていて当(10)の語呂合わせで「お弁当始めの日」と制定。日本農産工業がヨー(4)ド(10)の語呂合わせで「ヨード卵の日」と制定。
4月11日 カルビーが、し(4)っかりいい(11)朝食の語呂合わせで「しっかりいい朝食の日」と制定。
4月13日 浄水器協会が良(4)い(1)水(3)の語呂合わせで「浄水器の日」と制定。
4月15日 早稲田大学いちご大福研究会が、よ(4)いいち(1)ご(5)の語呂合わせで「いちご大福の日」と制定。資生堂ジャパンが良(4)い(1)コ(5)ラーゲンの語呂合わせで「良いコラーゲンの日」と制定。日健協サービスが、よ(4)い(1)酵(5)母の語呂合わせで「よい酵母の日」と制定。
“兵隊の靴”という言葉があります。文字通り兵隊が履いている靴という意味もありますが、たとえとして使われることが多く、その意味するところはサイズが大・中・小くらいにしか別れていない既製品(レディーメイド)を指しています。既製品に足が合えばよいものの、合わない靴でも履かないわけにはいかず、きつくても我慢する、大きくても我慢するしかないということで、個人の条件を無視した教育のことを揶揄(やゆ)するときに使われています。
決してオーダーメイドではない、自分に合っていないものに合わせるのは、初めのうちはなんとか対応できても、それがずっと続くと我慢も限界に達します。現在の自衛隊なら除隊して他の職業に就けばよいところですが、昔の強制的に入隊させられた軍隊では、我慢できないことを、ずっと我慢し続けることになります。
“ならぬ堪忍するが堪忍”という諺(ことわざ)は、ただ堪忍(我慢、耐え忍ぶ)すればよいという意味ではなくて、「誰でも我慢できることが我慢のうちには入らず、とても我慢できないことを辛抱することが大切」という意味で使われています。その“とてもがまんできないことを辛抱させられている”のが発達障害の学習障害がある子どもで、中でも厳しい視覚障害である鏡文字として見えてしまう子どもにとっては、“堪忍袋の緒が切れる”状態で学び続けているということを理解してほしくて、わざわざ“兵隊の靴”などという言葉を使って書いてきました。
鏡文字に見えるのは、目で見たものを画像化する後頭葉の機能が障害を受けているか、発達段階でズレが生じて、それが改善されないまま成長したのが原因と考えられています。右の眼球から入った情報は左の大脳皮質、左の眼球から入った情報は右の大脳皮質に送られ、画像処理をする後頭葉で交差している画像を逆転させて正常に見えています。その機能が障害を受けているか、機能の発達にズレが生じて、最後の修正前の画像が脳に認識されているのが原因と考えられています。
なぜ、そうなるのかについては明らかにはされていませんが、明らかになったとしても改善法がない状態では、子どもの状態に合わせて、普通の子どもが見ているように見える逆さメガネのようなテクノロジーが必要になります。文字が逆転して見えても生きていけないわけではないかもしれませんが、普通に見えて、普通に書けるというのが生活の基本とされている中で、困難さを抱えて学び、生活をしていくためには、鏡文字に限らず、多くの学習障害の悩まされている子どもには必要なものだということです。





