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発達障害児支援施設を運営している方々にリサーチをしていると、施設に通わせれば、すべてやってもらえる、任せきりにしても解決するかのように思い込んでいる保護者が案外と多いことがわかります。

通所施設の放課後等デイサービスでは学校の授業が終わってから夕方までの時間を過ごすことができても、時間中に発達障害の改善のための機能訓練を受け続けられるところは少数です。児童発達支援施設では感覚統合療法などの運動指導などによって機能訓練を受けることができるのですが、その多くは1週間に1回、1時間ほどの対応です。

この時間で、それぞれ状態が異なる発達障害児の能力を高めて、他に何もしないで大丈夫というような状態に持っていくことは至難の業といえます。

児童発達支援施設の取り組みにも大きな差があって、私が監事を務める特定非営利活動法人(NPO法人)は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった医療スタッフが中心となって、保育士、児童指導員(教師資格者)とタッグを組んで感覚統合療法などの対応をしていますが、まだ3施設の運営です。

他に感覚統合療法を実施している施設には医療スタッフがコンサルタントを行っていますが、時間と距離の関係もあって、対応できる範囲は限られています。

子どもたちの改善のための時間は、圧倒的に家庭のほうが長く、施設での機能訓練の結果を生かせるかどうかは家庭での対応にかかっています。家庭で何ができるのか、それは家庭の事情によっても異なってくるわけですが、少なくとも任せきりにするのではなくて、家庭と施設側のスタッフと連携して、一緒になって取り組んでいくという気持ちは必要です。

発達障害の特性は生涯にわたって継続するものではあるのですが、未就学の時期に、どれくらい対応できたのかによって改善の度合いが違ってくるだけに、その認識を持って、子どもと接してもらいたいのです。
〔発達支援推進協議会 小林正人〕

発達障害児を支援する活動として、日本メディカルダイエット支援機構では発達栄養学の研究を行い、発達障害児の保護者や支援施設の職員に対して、栄養学的なアプローチでの支援を行っています。通常の栄養補助の手法が通じない子どもも多く、中でも極端な偏食が多くみられる発達障害児の栄養支援は、発育途中の子どもには必ず通用するものと認識しています。

発達障害児に限らず、支援する人の負担は大きく、支援する人を支援する活動も強く求められています。社会的、経済的な支援は数々用意されていても、体内で作り出されるエネルギーの量を多くして、健康で、元気で、精力的な支援を継続させていくための支援となると、ほとんど手つかずの状態です。心身の疲労を解消して、支援が必要な人たちに対して力を注いでもらうためには、エネルギー代謝の研究に基づいた支援が重要となります。

その研究として、日本メディカルダイエット支援機構が続けてきたのはL‐カルニチンによるエネルギー代謝の促進です。L‐カルニチンというと、ダイエットのためのサプリメント成分としても知られていますが、元々は体内で合成される代謝促進成分です。

L‐カルニチンは細胞内のエネルギー産生器官であるミトコンドリアの膜に脂肪酸を通過させるために必要な成分で、脂肪酸と結びつくことによってミトコンドリアの膜を通過させています。生命維持には欠かせない成分であることから、必須アミノ酸のリシンとメチオニンを材料にして肝臓で合成されています。

それならサプリメントとして摂る必要がないようにも思われがちですが、合成のピークは20歳代前半で、それを過ぎると合成量が減り、体内保持量も減っていきます。その結果としてミトコンドリアへの取り込みが減り、ミトコンドリア内のエネルギー代謝が低下していくことになります。

これまで支援する人を支援するための成分として絞ってのL‐カルニチンの研究をしてはこなかったのですが、あらゆる場面で支援が必要な社会に対応するために、支援する人を支援するための活用法の研究を始めています。

〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

筋肉を増やすためのたんぱく源としては、肉は優れた食品ではあるものの、飽和脂肪酸の量が多くなっています。脂肪酸の構造をみると、鎖状につながった炭素に水素が結びついています。すべての炭素に水素が結びついたものが飽和脂肪酸で、これ以上は結びつかない飽和状態になっているので、変化しにくくなっています。

これに対して、不飽和脂肪酸は炭素の水素と結びつく部分が全部埋まっていなくて、まだ結びつくことができます。ここに結びつくのは酸素で、これが酸化です。不飽和脂肪酸が多く含まれる魚と植物油が酸化しやすいのは、その構造が関係しています。

飽和脂肪酸が全身の細胞でエネルギー化されれば問題はないのですが、多く摂りすぎて血液中に多くなると動脈硬化のリスクを高めることになります。しかし、飽和脂肪酸は肉を食べれば必ず摂ることになるので、その健康被害を減らす工夫が求められます。

どの程度の摂取がよいのかということですが、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)には三大エネルギー源の摂取割合が示されています。これは分量ではなくて、エネルギー量での割合ですが、それによると炭水化物(糖質+食物繊維)が50〜65%、たんぱく質が13〜20%、脂質が20〜30%とされています。

脂質のうち飽和脂肪酸は7%以下にすることがすすめられていて、飽和脂肪酸が1に対して、不飽和脂肪酸が3〜4の割合で摂ることがよいわけです。

不飽和脂肪酸には動脈硬化のリスクを低下させる作用があります。肉を食べたら、それと同じくらいの魚や植物油を摂ることを考えるかもしれませんが、もっと多く摂ることを心がけることです。肉類でも牛肉は飽和脂肪酸が多く、豚肉のほうが少なくなっています。鶏肉は、さらに少ないので、筋肉を増やすための肉として、鶏肉が選ばれるのには、そういった理由もあるのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

血流が低下すると肝臓の酵素の働きが低下して、肝機能も低下しかねません。しかし、現代人は運動不足で、手足の冷えを訴える人も多くなっています。その原因も肝機能の低下が指摘されています。

血液の温度は身体が冷える人も、そうでない人も大きな差はありません。それなのに冷えを感じるのは、温かい血液が早く巡っていないために皮膚からの放熱に追いつかないからで、冷え性の人は冷えを感じる手足や腹部だけでなく、肝臓の血流量も少なくなっています。

脂肪肝の予防と改善のための運動については、日本肝臓学会の『NASH・NAFLDの診察ガイド』に、具体的な運動の程度や頻度の目安が掲げられています。

それによると、運動の種類としては有酸素運動がすすめられています。実施する時間は毎日20分間以上、強度としては目標の心拍数が「(200-年齢)×60~70%」とされています。50歳の人で計算すると105~120回となります。ウォーキングの場合だと、スタスタと勢いよく歩く程度の運動量となります。

肝臓に多く蓄積された脂肪を減らすためには、脂肪代謝効果が高い有酸素運動が有効とされていますが、20分間程度の運動では不足を感じるかもしれません。

脂肪肝の解消には、毎日の運動ができない場合には週3回程度で、1日の運動も数回に分けて行っても効果がある程度期待できると、診療ガイドで紹介されています。

この程度の運動でも効果があるのは、10~15分間の運動をして、ブドウ糖中心から脂肪中心に代謝が切り換わったあとは、歩き終えてからも脂肪がエネルギー源として使われ続けているからです。

筋肉細胞の中で脂肪の多くがエネルギー化されていますが、そのときに働いているのは脂肪分解酵素のリパーゼです。この酵素が脂肪を分解したあと、脂肪が代謝されます。その代謝のために有酸素運動が効果的だというわけです。

リパーゼは運動を終えてから30分間は、徐々に働きを低下させながらも働き続け、脂肪を分解し続けています。10~15分間の運動をすれば、そのあとも脂肪が分解して代謝が進むので、時間は短めであっても運動の回数を増やすことで効果を上げることができるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

人間の身体は、エネルギーを発生させることで全身の臓器や器官、神経などを正常に働かせることができます。全身の細胞の材料となるたんぱく質、カルシウムなどのミネラルなども大切ですが、これらの成分を体内に取り込むことにも、成分を変化させて身体に必要なものに作り変えるためにも、ホルモンや神経伝達物質などが充分に機能するためにも、すべてエネルギーが必要となります。

身体のエネルギーは、熱エネルギー(体温維持)、運動エネルギー(身体活動)、電気エネルギー(神経伝達)、化学エネルギー(細胞内の化学変化)などがあります。これらのエネルギーは、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を摂取していれば発生するわけではありません。エネルギーを作り出す細胞の中のミトコンドリアを働かせるためにはすべての種類のビタミンが必要です。

ミトコンドリアの中にエネルギー源を取り込むために必要となる成分があります。これは代謝促進成分と呼ばれていますが、中でも重要になるのが脂肪酸をミトコンドリアに取り込むときに必要となるL‐カルニチンです。脂肪酸はL‐カルニチンと結びつかないと、ミトコンドリアの膜を通過することができません。

L‐カルニチンは代謝に必要な成分であることから、肝臓や腎臓で合成されています。その材料となっているのは必須アミノ酸のリシンとメチオニンで、これらが多く含まれている“良質なたんぱく質”を摂取する必要があります。というのは、必須アミノ酸は体内では合成されないことから、食品から摂取しなければならないからです。

良質なたんぱく質は、肉類、魚類、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品に豊富に含まれています。これらの重要な食品が食べられない、このうちの一部しか食べられないという極端な偏食がある子どもが発達障害には多くみられるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

広く健康に関わる記念日について紹介します。

12月20日 ブリは師走の魚で、20日はブ(2)リ(0)の語呂合わせで「ブリの日」と制定。毎月20日は「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)。

12月21日 バスケットボール解説者の島本和彦氏がアメリカで正式ルールでバスケットボールの初試合が開催された1891年12月21日にちなんで「バスケットボールの日」と制定。毎月21日は「木挽BLUEの日」(雲海酒造)。

12月22日 高橋助作酒造店が冬至は杜氏を連想させることから酒風呂で健康増進をしてほしいと「酒風呂の日」と制定。日本スープ協会が温かいスープをより温かく感じることができる冬で、1つ(12)もフーフー(22)とスープを飲むという語呂合わせで「スープの日」と制定。東京都蒲鉾水産加工業協同組合が冬至の日に「ん」の字が2つ以上ある食べ物を食べると運が向上して無病息災に効果があると言い伝えられていることから、はんぺんを食べてもらうことを目的に「はんぺんの日」と制定。ジェネリック医薬品協議会がジェネリック医薬品承認のための科学的根拠を厚生労働省が定めた1997年12月22日にちなんで「ジェネリック医薬品の日」と制定。毎月22日は「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)。

12月23日 毎月23日は「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ生産県協議会)。

12月24日 「クリスマスイブ」。BTLjapan(大阪府大阪市)が尿失禁治療機器のエムセラの普及を目的に尿(2)失(4)と禁にちなんで24日が金曜日になる日を「エムセラ・尿失禁改善の日」と制定。毎月24日は「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京鰹節類卸協同組合)。

12月25日 北海道米販売拡大委員会(北海道札幌市)が高級ブランド米の犯罪促進のために12月第4日曜日を「冬のごちそう『ゆめぴりか』の日」と制定。
「クリスマス」。毎月25日は「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)。

12月26日 毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)、「風呂の日」(東京ガス)。

禅の世界の修行というと“座禅”があまりにも有名ですが、座って集中力を高めたり、瞑想することだけが禅の修行ではありません。禅には“動禅”という、あまり聞きなれない修行の方法もあります。

さまざまな方法があるうち、私たちは歩くことを動禅としてすすめています。ウォーキングというと、全身を動かす有酸素運動で、酸素を吸い込んで身体も脳も機能が高まります。座って深呼吸をするのもよいのですが、歩いて多くの酸素を取り込み、身体のエネルギー代謝を高めて、そのエネルギーを精神安定にも充てようとしています。

ウォーキングは、何も意識をせずに歩いたとしても身体の機能向上とともに、季節ごとの、また地域ごとの景色を愛でながら、一緒に歩く人との交流を楽しみながらという精神面でのケア効果も期待されます。
しかし、せっかく歩くことに時間をかけるのなら、より健康になりたい、なってほしいという思いもあって、これまでは身体機能を重視しすぎることもありました。生活習慣病などに応じた安全な歩き方をするだけでなく、血圧や血糖値が高い人のため、中性脂肪値やLDLコレステロール値が高い人のための改善に効果があるウォーキング法の普及もしてきました。

しかし、歩くことは動く禅である動禅とすることもできることから、集中力を高め、精神的な安定を目的として歩くことも重要ではないか、との考え方もするようになってきました。歩いているときにアイディアが浮かんできたり、思わぬ発想をすることができるのも、歩くことによって余計なことを考えず、周囲に注意しつつ歩くことに集中することによって、精神の解放をはかろうとしています。

動禅で精神集中をするあまりに、足元への注意がおろそかになって転ぶようなことがないように、ポールを手にして歩くノルディックスタイルのウォーキングもすすめています。ノルディックスタイルのウォーキングは北欧発祥のスポーツ感覚のノルディックウォーキングと、日本発祥の安全性と健康づくりを重視したポールウォーキングに大きく分けられています。動禅では後者を採用しています。

悟りを開くまで長時間の座禅をするということがあったとしても、歩く動禅では完全な集中力を得るために、いつまでも歩いてしまうこともあります。私たちでも気づいたら2万歩を超えていることもあるので、膝や足腰の安全も考えて、2万歩以内で済ませることをすすめています。

精神的な集中を求めて続けていると、だんだんと短時間の動禅ウォーキングでも結果が得られるようになってきます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

犯罪はもちろん悪いことで、犯罪まではいかなくても他人に迷惑をかける行為はするべきではないし、少なくとも悪いことだとわかっていてやってはいけないことです。自分では悪いことではない、むしろ正しいことだと確認して“犯罪的行為”を行う人もいます。

そんな人のことを“確信犯”と表現することがあります。こういった話をすると、「確信犯は悪いことだとわかっていながらやる質(たち)の悪い人のことではないか」と間違いを指摘する発言をされることがあります。

健康に関するセミナーのときに、そのような発言をされて攻めるような口調になり、確信犯の意味を言わないと気が済まないような気分にさせられたこともあります。

確信犯の意味を辞書で調べると、「信念に基づいて正しいと信じてなされる行為・犯罪、その行為を行う人」と「悪いことだとわかっていながらなされる行為、その行為を行う人」の両方が記載されています。
どちらでもよいのかというと、後者のほうは俗な使い方とされている辞書もあります。本来なら前者が正しいのに、後者の意味で使う人が増えてきたことから、そちらも掲載しているということです。

文化庁の「国語に関する世論調査」の結果では、後者の「悪いことだとわかっていながらなされる行為、その行為を行う人」が正しいと思って使っている人が圧倒的に多くなっています。結論としては、前者の「信念に基づいて正しいと信じてなされる行為・犯罪、その行為を行う人」が正しくて、辞書には政治的信念や宗教的信念が例示されています。

健康に関することで“確信犯”と指摘されるのは、悪いことだとわかっていながらも身体によくない生活を過ごしてしまう行為のことです。その健康を害するような行為・行動が、それこそ信念に基づいて行われているなら口出しすべきことではないかもしれませんが、信念もなしに惰性で実施しているとなると、これは“確信犯”の意味を伝えて、修正してもらいたくなるのも当然のことといえます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

健康食品は1種類の素材だけでなくて、複数の素材を組み合わせるのが一般的ですが、それに対して医薬品は1つの種類には1つの成分しか使われていないのが原則です。複数の働きが必要な場合には、複数の医薬品が使われます。

それぞれの医薬品の成分はターゲットとなる臓器や器官などが定められています。例えば肝臓の機能を高める医薬品成分の効き目を高めようとしたら、肝臓そのものが元気な状態であることが求められることから、肝臓によいとされる健康食品を同時に摂ろうとする人が少なからずいます。

医薬品は肝臓で分解されて、残ったものが体内で使われるようになっています。そのために医薬品は肝臓に負担をかけています。健康食品の成分なら安心できるように思われがちですが、肝機能を高める健康食品の中には医薬品的な成分もあり、中にはウコン(鬱金)のような東洋医学の医薬品として使われているものもあります。そのために、かえって肝臓に負担をかけるものも存在しています。

肝臓に負担をかけずに、全身の細胞の働きを高める成分としては代謝促進成分のL‐カルニチンがあげられています。L‐カルニチンは細胞内のエネルギー産生器官であるミトコンドリアに脂肪酸を通過させるために必要な成分で、脂肪酸と結びつくことによってミトコンドリアの膜を通過させています。

生命維持には欠かせない成分であることから、必須アミノ酸のリシンとメチオニンから肝臓で合成されているのですが、合成のピークは20歳代前半で、それを過ぎると合成量が減っていきます。その結果としてミトコンドリアへの脂肪酸の取り込みが減り、ミトコンドリア内のエネルギー代謝が低下していくことになります。

全身の細胞の働きを高めて、医薬品成分が効きやすくする成分としてL‐カルニチンは注目されています。

L‐カルニチンが、もともとは医薬品の成分であったということを聞くと、複数の医薬品成分が重なることによって起こる副作用が心配されることもあります。その心配に対しては、体内で合成されない成分でされることで応えています。L‐カルニチンのように体内で合成される成分については副作用が起こらない成分として認識されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

体脂肪が蓄積されると同じように太っていくというのが一般的な感覚です。初めに皮下脂肪が蓄積されて、ある程度の量が溜まっていくと次に内臓脂肪が多く蓄積されるようになります。そして、蓄積された体脂肪が減るときには、先に内臓脂肪が減り、次に皮下脂肪が減るようになります。

つまり、内臓脂肪は増えやすくて、減りやすいという特徴があるわけです。太ってきたかどうかは、内臓脂肪に着目して、ウエストサイズの増減で確認することができます。

これは原則であって、肥満遺伝子のタイプによって蓄積の度合いが違ってきます。肥満遺伝子のβ3アドレナリン受容体遺伝子タイプは一般にはリンゴ型と呼ばれる内臓脂肪が多く蓄積されやすいもので、脱共役タンパク質遺伝子タイプは皮下脂肪が蓄積されやすいことから洋ナシ型と呼ばれています。

この他に筋肉が少ないために、太り始めるとやせにくい特徴があるβ2アドレナリン受容体遺伝子タイプもあって、これはバナナ型と一般に呼ばれています。

このどれに該当するのかによって、太り方、やせ方に差が出てくるのですが、これは若いときの特徴であって、中年になると変化が起こります。その変化というのは背中に皮下脂肪が蓄積されていくことです。この背中の皮下脂肪はダイエットをしても、なかなか落とせないので、中年女性の特徴的な体験とされています。

背中に皮下脂肪がつくのは、腹部に多く脂肪が蓄積されると子宮などを圧迫して妊娠に影響を与えるからで、生理がある女性の特徴です。生理がなくなって更年期に入ると、今度は内臓脂肪の蓄積が急に増えて、男性と同じような太り方をするようになります。

これを防ぐためには、まだ背中に皮下脂肪がついていない段階で、内臓脂肪が多くなってきた、つまりウエストサイズが増えてきたときに、積極的な体脂肪を減らすダイエットを始めることがすすめられます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)